ISヒロインズとオリ主のお話   作:ジャーマンポテトin納豆

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3話目

さて、

四時間目だが、

どうやらこの授業は織斑先生が担当するらしい。

 

「授業を始めようと思うが、

その前に一つ決めなければならん事がある。」

 

「クラス代表というものだが、

まぁ、学級委員長と思ってくれればいい。

自薦、他薦は問わん。

誰かやりたい奴はいるか?

いなければこちらが決めさせてもらうぞ。」

 

 

だってさ。

まぁ俺みたいなやつには関わりのない話だからね。

誰か頑張ってくれ。

......そもそも、俺の事をわざわざ推薦するような物好きなんていないだろうけど。

 

そんな事を考えてたら、

 

「はーい!織斑君を推薦しまーす!」

 

「あ、私もー!」

 

との事。

やっぱりな、イケメンは違うんだよ。

そしたら織斑が、

 

「えっ!?

ちょ、ちょっと待ってくれよ!

俺はクラス代表なんてやりたくないぞ!?」

 

分かるよ。

その気持ちよぉーく分かる。

だけど、多分無理だぜ?

だってほら、織斑先生が、

 

「推薦された人間に拒否権はない。諦めろ。」

 

「そんな、あんまりだぜ、千冬姉!」

 

スパァァァァァン!!!!!

 

「だから、織斑先生と呼べと言っているだろう。

少しは学習せんか。馬鹿者」

 

ふっ、哀れ織斑。

イケメンが仇になったな。

応援しているぞ。

 

 

 

とか考えてた時期もありました。

 

急に織斑が、

 

「そしたら、俺は輝義を推薦するぜ!

構わないだろ、千冬姉!」

 

おいこら織斑ぁぁぁぁぁ!!??

何してくれとんじゃワレェェェェ!!

そんな事言ったら、

あ、

 

スパァァァァァン!!!!

 

「だから何度言わせれば気が済むんだ?

織、斑、先、生と呼べと言っているだろうが!

ん?それともそんなに呼びたくないのか?ん?」

 

「分かった!分かったから!織斑先生!」

 

「まぁ、許してやる。

ただし、次はないぞ。」

 

「さて、織斑と大河が推薦されているが、

他にはいないか?いなければこの2人で投票なり何なり行って決めるが。」

 

「お待ちください!納得がいきませんわ!」

 

おぉぅ...

次は何ですか...?

もうやだ好きにしてください...

私は現実から逃げます。

 

「なぜこのような選出をなされるのですが!?

そこの男はまともにISの知識すらいらないのですよ!?

織斑先生は、それに加えてこのような極東の地にまでやってきて、男の後に続けと仰っるのですか!?ありえませんわ!!!

わたくしはサーカスや見世物をしに来たのではありません!」

 

「なんだと!?

よく言うぜ!イギリスだってまずい料理ランキングで、何年間優勝してるんだよ!そんなに嫌だったら国に帰ればいいだろ!」

 

「なっ、ななな、何ですって!?

よりによって祖国を侮辱なさいますの!?」

 

「先に言ったのは、お前だろ!」

 

「け、決闘ですわ!」

 

「おう、いいぜ!いくらでもやってやるよ!」

 

「おい、いい加減にしろよ餓鬼ども。」

 

「オルコット、お前は自分の発言に気をつけろよ。

お前はどんな立場だ?

それにここはどこだ?

そういう事をよく考えてから発言するんだな。」

 

「織斑、お前もだ。

売り言葉に買い言葉なんぞ阿保のする事だぞ。

少しは我慢せんか。」

 

「......はぁ、それと、そこで寝始めている大馬鹿。

起きろ。」

 

いってぇ...

織斑先生に現実に叩き戻されたよ...

 

......えっ、何これどういう状況?

 

「おい、起きたか?

よく聞けよ。これから一週間後に試合を行う。

お前と、織斑、オルコットの総当たり戦だ。

いいな?」

 

待って待って待って

おかしくない?あれ、俺だけ?

なんで現実に戻って来たらいきなり試合する事になってんの?

おかしいだろ絶対。

 

 

でも、だけど、織斑先生には逆らえなかったよ.........

つい反射的に、

 

「.........はい、分かりました」

 

って言っちゃったよ......

もうだめだぁ...

 

----side セシリア----

 

織斑先生が、クラス代表を決めると言いました

まぁ?当然このわたくしが推薦されるのでしょうね。

 

さぁ、このわたくしの名前を高らかに言いなさい!!

 

「はーい!織斑君を推薦しまーす!」

 

あら?

おかしいですわね......?

あの愚鈍で間抜け面を晒している男の名前が聞こえましたわ...

まぁ気のせいでしょう。

次こそはわたくしの名前を--

 

「あ、私もー!」

 

な、何ですって......?

 

そこからは冷静さを欠き、よく覚えてませんが、

祖国を侮辱されて、

決闘を申し込んだのですが、

 

織斑先生から

冷静になれとお叱りを受けました。

今考えてみたら、わたくしも日本や日本人の方々を侮辱したのですね...

それにこのクラスはわたくしを除いて全員が日本人。

大変な失言をしましたのねわたくしは...

 

 

----side out----

 

 

----side 千冬----

 

 

はぁ...

今年に入ってから碌なことがない。

弟の一夏はISを動かすし、

それで書類やら他国への説明やらで、教師陣が死にそうになりながら残業をして、やっとの思いで落ち着いたと思ったら二人目が出てくるし.........

挙句の果てに面倒が見やすいからと言って二人とも同じクラスにぶち込んでくる学園上層部や国にキレたり...

今も一夏とオルコットがクラス代表を巡って勝手に決闘だの何だの騒ぎ始めるし、大河は呑気に寝ているし...

今年は更に酒を飲む量が多くなりそうだ....

 

 

----side out----

 

 


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