時間飛ばします。
この調子じゃ書きたい話も書けない......
シャルロット実は女でした事件から一週間。
二日に一回ぐらいのペースでボーデヴィッヒの所に顔を出して、それ以外は織斑達と訓練という日々が続いている。
今日も朝の織斑先生との訓練を終えて、部屋に戻った。
いやぁ、トーナメント近いからか織斑先生ピリピリしてる。
仕事とかで忙しいんだろうな。
ただ、俺との訓練の時に解放されたって顔しながら斬りかかってこないで欲しい。顔がイキイキしてるし目が爛々と輝いて正直怖い。
「あ、お帰り輝義」
「......ただいま」
部屋ではシャルロットが既に準備を整えている。
トーナメントが終わるまでは男として生活して欲しいと言われた為、まだ男子用の制服を着ている。
シャルロットが朝飯を作っている間に俺はシャワーを浴びてくる。
こうしていると、丁度いい時間になる。
「じゃ、行こっか」
「......あぁ」
「忘れ物はない?」
「......大丈夫だ」
「じゃ、鍵閉めちゃうね」
「......頼んだ」
「よし、行こう。
......輝義、ちょっと待って」
「......ん」
なんだ?
なんか忘れたのか?
なら取ってきていいぞ。
待ってるから。
と思ったけど違ったらしい。
「輝義、ちょっとこっち向いて」
「......ん」
「ネクタイが雑になってる。
待ってて、今直すから」
俺のネクタイの結び方がダメだったらしい。
しょうがないだろ、キュッて上に上げると変になっちゃうんだよ。
「はい、これでいいよ」
「......ありがとうな」
「どういたしまして」
そうそう。
あの一件以来シャルロットが心から笑う事が増えた気がする。
いい事だな。
教室に着いた。
すると早速織斑が寄ってくる。
いい方あれだけど本当にそう表現するしか無いんだよ。いや、まじで。
俺かシャルロットのどちらかがいると必ず来る。
......あれ?ホモ?
「そういえばさ、輝義とシャルル最近距離が近いよな」
お前が言うか?
特大ブーメランだって分かってる?
ほら、箒達もお前それ言っちゃうの?って顔してんじゃん。
「......織斑、お前だけには言われたくない」
「えっ!?なんで!?」
「僕も一夏には言われたくないかなぁ?」
「シャルルまで!?」
「一夏、それは私達からしたら一夏もだぞ」
箒さん!もっと言ってあげて!
「まぁ輝義とシャルルもだとは思うが」
あれ!?
俺らも!?
朝のSHRの時間。
織斑先生からの一言によって教室は、大騒ぎになった。
「学年別トーナメントだが、急遽タッグマッチに変更になった。各自明日までにペアを見つけて申請しておくように。しなかった者はこちらがくじ引きで決めさせてもらう」
もう嫌だぁ......
間違いなくこの後女子が押し寄せてくるだろう。
......織斑目当てで。
心が抉られる......
SHR後、予想通り織斑の元へ女子が殺到する。
......悔しくなんかないからな。
俺には、箒達がいるし。
まぁ友人としてだろうけど。
ここ最近皆俺に対して距離が近い。
まさかねぇ?
「輝義は誰と組むんだ?」
うーむ、正直誰と組んでもいいんだけど、シャルロットの身バレの可能性を考えるとやっぱりシャルロットかね?
「......まだ分からんが、デュノアかもしれん」
「えっ」
待て待て待て。
俺をそんな目で見るんじゃない。
俺はホモちゃうぞ!?
そんな事があったが、それ以外は特に変わった事は無くいつも通りの時間が過ぎていった。
放課後、ボーデヴィッヒに今日の事を連絡する為に部屋を訪ねる。
「トーナメントがタッグマッチに変更になったか......」
「......あぁ」
「まぁ、誰と組んでも変わらん。
私はお前と戦えればいい」
ボーデヴィッヒさんはこんな調子です。
なんで俺狙われてんの?
「以前お前と戦った時は手も足も出なかった。
引き分けみたいなものだが、あれは私の負けだ。間違いなくな。
だから次こそは絶対に勝つ」
やる気満々じゃん。
そうするとくじ引き組になる訳ですか。
「まぁ、お前なら心配いらんだろうが、私と戦うまでに負けてくれるなよ?」
「......勿論だ」
「ならば早く訓練とやらに行くといい」
「......あぁ、そうさせてもらう」
そうして部屋を後にした。
その後は皆と訓練をして部屋に戻って風呂入って飯食って寝た。
あ、でもシャルロットが毎日ベッドに潜り込んでくるのはやめてほしい。
色々と不味くて寝れないから。