ISヒロインズとオリ主のお話   作:ジャーマンポテトin納豆

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投稿が遅れた理由について

今まで色々とありましてパソコン使えなくてですね、遂に新しいパソコンを導入しまして設定やらなんやらで手間取って遅れました。

申し訳ございません。
今日明日で連続投稿できたらと思います。


パソコン使ってるのでもしかしたらいつもと違う入力になっているかもしれません。
その時は報告してください。


43話目

VTシステムとの戦いが終わった。

ただ俺にはまだ戦いが残っていた。

 

 

 

 

 

「さて輝義、姉さんとの関係を説明してもらおうか?」

 

絶賛尋問中です。

いやもう箒さんが怖い…… 

取り敢えず説明をしなければ。

 

「……何もないです。無実です」

 

下手な答えを返すとやばい。

具体的に言うと、首が飛ぶ。

そんな気がする。

 

「いつ知り合った?」

 

「……クラス代表戦の後、気を失ってから意識を取り戻した時です」

 

「何故その時に言わなかった?」

 

「……いやまぁ、その言わなくても大丈夫だと思いまして」

 

織斑から姉妹仲があまりよくないと聞いていたもんだから……

 

「そんなわけないだろう!?」

 

怒鳴られた……

 

「……申し訳ありませんでした」

 

「はぁ……もういい。

これからは何かあったら言うように。

わかったな?」

 

「……はい」

 

こうしてお説教は終わった。

……俺、もう箒絶対に怒らせないようにしとこ。

密かにそう思った。

 

 

 

 

次の日

 

 

さて、再び医務室で寝泊まりになったわけだが。

取り敢えず暇です。

テレビはあるんだけどね?

今の時間帯何にもやってないわけで、見るものも無いから暇してるってわけ。

唯一の楽しみの飯はまだまだ時間がある。

 

 

 

マジでやることがない。

ボケっとしながら外を見る。

……何にもない。

 

 

 

 

 

昼休みになった。

と言ってもやることなんて飯を食うぐらいしかないし。

だから思いっきり不意を突かれた。

 

「輝義!一緒に飯食おうぜ!」

 

「ごふっ!?」

 

飲んでいたお茶を吹き出してしまった。

……鼻に入った。

痛い……

 

「お、おい!?大丈夫か!?」

 

「あ、あぁ……少し驚いただけだ。心配するな」

 

「そ、そっか。悪い……」

 

「……で、何をしに来たんだ?」

 

「一緒に飯食おうぜ!」

 

「……わざわざそのために来たのか?」

 

「おう」

 

おうって……

ここまでそれなりに距離があるのに……

 

「……すまないな、わざわざ」

 

「いいってことよ。それにこういう時はありがとう、だろ?」

 

織斑にまで言われてしまうとは……

まぁ、そうだな。

 

「……ありがとう、織斑」

 

「おう!」

 

ありがとう、と言うと織斑は笑いながら答えた。

 

 

 

ふと思ったが箒達の姿が見当たらない。

 

「……そういえば他の皆は?」

 

「あぁ、なんか弁当用意してたの俺だけだったからさ、皆は食堂で食べるって言ってたぜ」

 

そうか……

箒達は来ないか……

 

「そんな悲しそうな顔するなって。皆放課後に早めに訓練切り上げて来るって言ってたからさ」

 

そんな顔していたのか?

……入学するまではあり得なかった事だな。

入学するまでは、一人でいることが当たり前だったから。

そう考えると俺は変わったもんだ。

 

あ、言っておくが織斑が嫌いな訳じゃないぞ。

織斑はいいやつだ。

 

 

 

その後は、織斑が授業に遅れない程度にのんびりと飯を食いながら世間話をした。

 

 

 

やっぱり誰かと飯を食うのはいいもんだなぁ。

そうしみじみと思った昼であった。

 

 

 

 

 

 

放課後、織斑が言っていた通りに皆がやって来た。

 

「輝義さん、具合はどうですか?」

 

「輝義、大丈夫か?」

 

「……大丈夫だ」

 

セシリアと箒は俺を心配し、

 

「輝義!あんたご飯足りないって言ってたわよね?

麻婆豆腐と回鍋肉作ってきたわ。

あ、辛くないからそこんとこは我慢しなさい。

元気だって言っても病人なんだから」

 

「僕も作って来たよ。

ポトフだけどお肉も入ってるから食べごたえはあると思うよ」

 

「……おぉ!ありがとう!」

 

「なんなら明日も作って来てあげるわ」

 

「……本当か!?」

 

「嘘言ってどうすんのよ。どうする?」

 

「……ぜひ頼む!」

 

「あ、じゃぁ僕も作って来るよ」

 

鈴とシャルロット予想外の差し入れに喜び、

二人のオカン具合に驚きながら、

 

「てるてる~、私にもちょーだーい」

 

「……分かったから、あげるからくっつかないでくれ……」

 

「え~、てるてるは私のことがきらい?」

 

「……そうじゃなくてだな……」

 

「じゃぁいいよね~」

 

布仏に分けてくれとせがまれ、くっつかれたことにドギマギしながら、

 

「輝義君ってばモテモテねぇ」

 

「……そんなことはないですよ」

 

「そんなことあるのよ」

 

「…………だってここにいる皆は貴方の事が大好きなんですもの」

 

楯無さんには茶化され、

最後にボソッと何を言ったんだろう?

 

「輝義君、無茶はしないでと言ったのにまたですか?」

 

「……いやその、本当に申し訳ありません……」

 

「まぁ、怪我をしたとはいえ、ちゃんと帰ってきてくれたのですから今回は特別に許します。が、つぎは心配を掛けないでくださいね?」

 

「……はい」

 

 

虚さんには心配掛けたことを怒られながら放課後を過ごした。

 

 

 

 

「……織斑は?」

 

セシリアに聞くと、予想外の返答が返ってきた。

 

「まだアリーナにいると思いますわ」

 

なんでこんな時間まで?

首をかしげるとセシリアは言った。

 

「一夏さんは、輝義さんの隣に立ちたいんだそうです。

今まで助けてもらってしかいない。

だから、今は無理でもいつか必ず隣で支えてやれる存在になるんだって。

そう言ってましたわ」

 

「……そうか」

 

俺、泣いていいかな?

まじで嬉し泣きしそう……

 

 

皆が帰った後、

 

俺は幸せ者だな。

こんなにも皆に心配してもらえて。

 

 

 

そう思った一日だった。

 

 

 





追伸

点々のところ、なんかいつもと違うな。

まぁ、いっか。

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