しかしながら、何故試合をする流れになっていたのだろうか?
まぁ考えても仕方がないしな。
なんとかなるだろ(適当)
授業も終わって
織斑と喋って、そろそろいい時間になってきたので
家に帰ろうとしたら、
教室で呼び止められた。
「あっ、まだ居たんですね!
よかったぁぁ......え、えっとですね?
大河君と、織斑君には寮に入ってもらいます。
これが鍵で、こっちが部屋番号です。」
「.........しばらくは自宅からの通学になるのではないのですか?」
「はぇ!?そ、それが、警護や諸々の理由で無理矢理寮にねじ込んだらしいんです.........」
「えっ、そうなんですか?
別に構わないですけど、荷物とか着替えとか何も無いですよ?輝義は?」
「.........俺も何も無い。今鞄の中に入っているもので全部だ」
「あぁ、その辺は心配いらん。私が手配した。
織斑は私が用意した。大河はご家族に連絡して用意してもらったがな。
とは言え、一週間程の着替えとスマホの充電器ぐらいしか入っていないだろう。
何か他にも必要だったら次の休日にでも取りに行ってこい。」
流石、織斑先生。そこらの男よりイケメンなのではなかろうか。
「じゃ、部屋に行こうぜ」
「......あぁ」
「なぁ、その、試合の件な、つい輝義の事も推薦しちまった...
それで、その巻き込んで悪かった!」
「つい勢いで...」
「.........構わない。気にするな。」
「だけど......」
「.........はぁ...まぁこうなったら仕方ないさ。
なんとかなるように頑張ろう」
「っ、わかった。そうだな!
頑張ろうぜ!」
「.........あぁ」
「あ、そうだ、部屋番号何番だ?俺は1026なんだけど。」
「......俺は、1045だな」
「えっ、一緒じゃ無いのか?
てっきり一緒かと思ってた」
「......俺もだ。」
「しっかし、そうなるとどうなんだ?
一人で一部屋とか?そしたらスッゲェ豪華だな!
これは期待できるぞ!」
「......そうだな」
「お、俺はここだな。じゃまた明日な」
「......あぁ」
.........今までの会話で俺、
あぁ、そうだな、ぐらいしか言ってない......
ここか。
さてさて一人で一部屋使えるとは。
なんともいい身分になったもんだな
入るか。
ガチャ。
.........ん?
待て待て待ておいおいおい。
おかしいぞ?
目の前にいるのは誰だ?
男は俺と織斑だけだったはずだが......
「......えっと、.....誰?」
「............あっ、あぁすまない。
大河輝義だ。」
「......ここの部屋?」
「......あぁ。そのように聞いている。」
「......そう...どうぞ」
「......あっ、私の名前は更識簪。
よろしく...」
「......よろしくな、更識。」
「......その苗字、あまり好きじゃないから、
名前で呼んで」
「......わかった。善処する。」
「......ありがとう」
そのあとは部屋でのルールを決めたり風呂の時間を決めたりして、その日は早めに寝た。
布団に入ってすぐに寝てしまったからな。
慣れないどころか拷問みたいな場所に放り込まれたから、思いの外、疲れていたのだろう。
次の日
現実逃避から叩き戻されたら、
何故か織斑とオルコットと試合をする事が決まった翌日
織斑先生から呼び出されて整備室に向かうと、
自分専用のISが用意されてました。
なんでも、国も俺に専用機を用意しようとしたが、どうにもコアの都合がつかなかったらしい。
そこで、IS学園内にある機体を一機専用機にしてしまえばいんじゃね?って事になったらしい。
ラファールか打鉄のどちらかを貰えるらしい。
自由に改造するのもOKだそう。
正直に言ってめっちゃ嬉しいでござる!!
あれだぜ?もうあれだ、うん。あれだよあれ。
嬉しすぎて語彙力がなくなっちまったぜ......
それにしても、どっちにするか。
打鉄はなんかゴツい。
ラファールはすらっとしてる。
.........ここは自分にないもので行こう。
俺ゴツいからね。ラファールで行こう。
すらっとしててカッコいいし。
さて、色々とやらなければならない事が増えたな。
まずは試合の件だな
どうするか...
今のままじゃ間違いなくボコボコにされて
吊るし上げられちまうぞ...
......怖いけど織斑先生に頼んでみるか......
なんで山田先生じゃないのかって?
そりゃ俺を前にした山田先生がいっつも、
ブルブル震えて怯えてるんだもん。
可哀想でしょ。
......あと、俺も毎回そんな反応されてちゃ辛いし...
コンコンコン
「......失礼します。
織斑先生はいらっしゃいますか?」
「ん?大河じゃないか。
どうした?何か用か?」
「......少々お話をさせていただいてもよろしいでしょうか?」
「構わんぞ。どうする、場所を変えるか?」
「......いえ、ここで大丈夫です。」
「そうか。で?
話とはなんだ?」
「......その、自分にISでの戦い方などを教えてもらえませんか?」
「ほう、それまたどうしてだ?」
「......一週間後に試合をする事になっていますよね?
それで......今のままだと一方的にやられるだけになってしまうので、
少しでもまともに戦えるようになりたいんです」
「ほう、それはいいが何故私なんだ?
山田先生もいるだろう?」
「......私の前に立ったり、話す時に
とても怯えているんです。
それではとても申し訳なくて...」
「......そうか」
「......なので織斑先生ならば大丈夫かと思いまして」
「そうか。そういう事ならば構わんぞ。
しかし私も忙しいからな、朝の時間だけになってしまうが構わないか?」
「......はい、構いません。
あと、できれば放課後もISを動かしたいのですが...
何とかなりませんか?」
「ふむ、わかった。アリーナを使えるようにしておく。
ついでに私の代わりも付けといてやろう」
「......ありがとうございます」
「何、構わんさ」
「......では、失礼します。」
「あぁ」
さて、とりあえず実技の方は何とかなったな
あとは筆記なのだが......
誰か教えてくれる人はいないものだろうか。
......いないよなぁ
簪にでも後で聞いてみるか......
今回はここまでです。
明日に期待してください。