ISヒロインズとオリ主のお話   作:ジャーマンポテトin納豆

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5話目

 

----side 千冬----

 

 

朝、仕事をしていると、大河が訪ねてきた。

どうやら試合の件で相談があるらしい。

時間がある時で構わないから鍛えて欲しいとの事。

 

私は構わないのだが、何故私なんだと聞いてみたところ

山田先生に頼む事も考えたらしいが、

どうにも山田先生はこいつの前に立つと怯えてしまうらしい。

確かに昨日も寮について説明している時も

かなり怯えていたからな......

確かに大河は強面だし山田先生は男性恐怖症だから

仕方ないとは言え、生徒に怯えるのは教師としてどうなのか......

あとで言っておくか。

 

しかし、見た目に反して優しい奴じゃないか。

 

 

そこから話を詰めて

毎朝、私が稽古をつける事に。

しかし、放課後もISを動かしたいらしいが、

私は仕事で行けないと伝えると、構わないらしい。

しかし見てやる奴がいた方が色々と見てもらうなり聞くなり出来るからその方がいいのだが......

どうしたものか.........

アリーナ自体は借りる事は出来るし問題は無いが......

.........あいつでいいか。

どうせ仕事サボろうとするだろうしな。

実力も申し分ないからな。

 

その事を伝えると、

もう一つ聞きたいことがあると。

寮の部屋を何とか出来ないかとの事。

女子と同じ部屋なのはどうなのかと言ってきた。

 

しかしなぁ、現状も部屋割りに無理矢理

男子二人をねじ込んでいるわけだから

すぐには無理だと伝え、1カ月もすれば何とかなるだろうと言えば、

分かったと頷いた。

そこで解散となった。

 

さて、あいつに連絡を入れておくか。

どうせ今も、暇しているだろうしな。

 

 

----side out----

 

 

食堂に行って飯を食おうとしたらみんなが俺を避けていく。

食券機の前に並んで居た人達もどんどん逃げていく。

......そんなに顔怖いか?

 

 

一人で寂しく食べようと席を探していたら 、織斑に誘われました。

もう一人いるが一緒に食わないかと、言ってきた。

構わないのだが、もう一人の方はいいのかと聞くと

大丈夫だとの事。

 

家族以外で飯を一緒に食べたの始めてだよ......

 

席に着くともう一人が居た。

 

「その、篠ノ之箒だ。よ、よろしく頼む。」

 

何故かおどおどしている。

 

「箒、どうしたんだ?

......ん?輝義がどうかしたか?」

 

「い、いやその、怒っているのではないのか?」

 

「え?輝義怒ってなんかないぞ?いつも通りだけど?」

 

「そ、そうなのか?」

 

俺の顔が原因でした。

 

「......すまない。いつもこんな顔なんだ。

許して欲しい。なんならどこか別のところで食べるが......」

 

「い、いや構わない。一緒に食べよう。」

 

「......本当にいいのか?」

 

「うむ、怒ってないと分かれば別になんともないからな」

 

「......そうか」

 

「しっかし試合どうすっかなぁ」

 

「一夏は後先考えずに発言するからこうなるのだ。

少しは冷静にならないか。」

 

「だってよぅ...」

 

「だっても何もない。

それにお前は教科書をあと一週間で覚えなければならないのだぞ?

そちらの心配もしたらどうだ」

 

「うっ...だけどさぁあれを一週間でとか無茶だろ!?

輝義もそう思わないか?」

 

「......すまない。

話が見えないんだが...なんの事だ?」

 

織斑に同意を求められたが、残念ながら昨日は授業中居眠りしていたのです。すみません。

どうやら入学前に配られたあの分厚い冊子を間違えて捨てたらしい。

あれ、デカデカと必読って書いてあったのに?

全く授業が分からないから、それを読んだのかと聞かれて捨てたと答えたら織斑先生に一週間で覚えて来いと言われたらしい。

流石織斑先生。平然と無茶を言いなさる。

確認テストもあるらしい。

詰んだな織斑

 

 

 


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