ISヒロインズとオリ主のお話   作:ジャーマンポテトin納豆

7 / 132
6話目

 

どうしたものか......

オルコットが一人で寂しそうに飯を食っている。

最初は辛いからなぁ

しかし、何故一人で食べているのだろうか?

聞きたいが、コミュ障にはキツイぞ......

うぬぅぅぅ......

よし、覚悟を決めろ!

 

 

「.........隣、失礼するぞ。」

 

「えっ......?あなたは......

どうしたのですか?

一人惨めに食事をしているわたくしを嘲笑いに来たのですか?」

 

「.........いいや、違う。

お前が何故一人で食べているのか知らないからだ。気になったんだ。気分を悪くしたのなら謝罪しよう。」

 

「......いいえ、構いませんわ。

それで何を聞きたいのですか?」

 

「......オルコットは何故一人で飯を食べているんだ?

何か理由があるのか?」

 

「..................それは」

「わたくしが日本という国や日本人の方々を侮辱したのはご存知ですよね?」

 

「............ん?いつそんな事があったんだ?

すまないが分からない......」

 

「そんなはずはありませんわ!

あれだけ大きな声で侮辱したのですよ!?

聞こえてないわけがありませんわ......!」

 

「.........いや、本当に分からないんだ。

教えてくれないか?」

 

「ほ、本気で言ってますの?」

 

「......あぁ」

 

「......本当のようですわね...

分かりました。お教えします。

クラス代表を決めると織斑先生がおっしゃった後の事です。」

 

あの時か!

現実逃避してて全く知らなかった...

しかし、そんな事になっていたのか......

 

「......すまない、その時は寝ていたんだ。」

 

「......は?寝ていた?冗談でしょう?」

 

「......いいや、本当なんだ。」

 

「......まぁ、いいですわ。

これでお分かりになったでしょう?

あなたを散々罵倒しておいてこの有様ですもの。

好きなだけ嘲笑ってくださいな。

甘んじて受け入れますわ。」

 

「......いいや、そんな事はしないさ。

ただ一つだけ言わせてもらうぞ。」

 

「......織斑やクラスの皆にちゃんと謝れ。

いつでもいいから、しっかりと謝るんだ。」

 

「......は?

え、いや何を仰っているのですか?」

 

「......みんなにちゃんと謝るんだ。

誠意を込めてな。

一人一人じゃなくていい。教室に集まった時とかで構わないから、

謝るんだ。そうすればみんなも許してくれるはずだ。」

 

「......あなたは何も思わないのですか?」

 

「......俺は実際に聞いたわけじゃないからな。

許すも許さないもない。

そもそも怒ってすらいないからな。」

 

「そうですか......

分かりましたわ。皆さんにしっかりと謝罪する事をオルコット家の名において誓います。」

 

そんな重々しく誓わなくても......

まぁでも少しは楽になっただろう。

顔つきが幾分かマシになったからな

 

「......そうか。

これからもよろしくなオルコット。

何かあれば相談するといい。

力の及ぶ範囲で助けよう。」

 

「はい、ありがとうございます」

 

よほど辛かったんだろう。

相談に乗ると言ったら満面の笑みで答えた。

 

「......あぁ」

 

「では、お先に失礼しますわ」

 

さて、飯を食べるとするかぁぁぁぁぁ!?

昼休み時間終了10分前だと!?

ゆっくり食えないじゃないか!

くそっ死なない程度の速さで掻き込むんだ!

ブフッ!?

くそっ喉に詰まった......!

水!

 

 

そのあと、なんとか間に合ったが、

昼休み前よりも疲れてました。

 

 

 

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。