弾君と蘭ちゃん、厳さんの名前は分かっていたんですが、お母さんの名前も性格も口調も何もかもが分からなくて……
なので勝手に考えて設定しちゃいました。
それと、原作の流れを忘れるという大失態を犯した独イモ納豆野郎こと私。
覚えているのが修学旅行と体育祭、文化祭ぐらいと言う……
マヌケ以外に何者でもないですね。反省します。
もし覚えている、知っているという読者の方がいらっしゃればこのアホに教えて頂きたいです。
お願いします。
夏休みに入った。
暑くてしょうがないが、まぁ去年とは違って友人も出来て皆と遊べると考えると余裕だ。
そして今俺は織斑の家に向かっている。
以前約束していた織斑の家に遊びに行くという件で向かっている。
一泊二日で泊りで遊ぶのだ。
楽しみでしょうがない。
誰かの家に泊まって遊ぶなんて初めてだからな。
そしてグー◯ルの案内に従って歩いて行く。
しかし、このあたりだとすると学園に続いているモノレールの駅まで結構近いな……
多分十分かそこいらで到着するだろう。
あ、ここか。
到着。そして家を見てみると、この辺りの土地にしてみればかなりデカい家だった。
確かISが開発されてIS学園が出来てからこの辺りの土地は滅茶苦茶高くなってるってどっかで聞いたことあるな。
まぁいいや。取り敢えず呼び鈴を鳴らして呼ぼう。
「はーい」
「……大河だ。来たぞ」
「おぉ!輝義か!ちょっと待っててくれ。今開けに行くから」
そう言って十秒程すると玄関が開いた。
「おはよう!」
「……あぁ。おはよう」
「取り敢えず入ってくれ。暑いだろ?」
「……そうさせてもらう」
そうして織斑宅に入った。
おぉぁぁ……めっちゃ涼しいやんけ……
クーラー効いてていい感じー……
「ほら、部屋に案内するから付いて来いよ」
「……あぁ」
そう言われて付いていく。
階段を上がり、階段から二つ目の部屋が今回俺がお世話になる部屋らしい。
「此処だ。荷物置いて下に行こうぜ」
「……おう」
荷物、と言っても着替えにスマホ、充電器ぐらいなものなのだが。
それらを置いて下に行く。
「ほら、麦茶」
「……頂きます」
冷たくてうめぇ……
生き返る。身体に麦茶が流れ込んでくるのがよく分かる。
「……それで、何をするんだ?」
「そうだなぁ……昼飯にはあと一時間ぐらいあるからそれまでトランプでもしようぜ」
「……いいぞ」
そう言ってトランプを始めた。
なのだが、俺は全敗した。
「輝義、お前顔に出すぎだろ……フブッ……ジョーカーを俺が引こうとしたとき直ぐに顔に出て……丸わかりだぞ?」
こいつ笑いをこらえていやがる……
畜生、そんなにか?ポーカーフェイスは結構得意だと思ったんだがな……
「……ふん。放っておけ」
「まぁそう拗ねるなよ。ほら、丁度昼飯時だしさ、飯食いに行こうぜ。旨い所知ってるんだ」
「……あぁ」
そう誘われてそう織斑についていく。
あ、そう言えば。
「……家にはテレビゲームなんかもあっただろう。何故態々トランプだったんだ?」
「だって輝義、その手のサイズじゃ合わないだろ。どう考えたって小さくてやりずらいだろうし」
「……そんな事気にしないでやればいいだろう」
「何言ってんだよ。友達と遊んでんだからそいつを放っておいてゲームなんかするかよ」
「……そうか」
「おう。そうなんだよ」
織斑……お前良いやつやな……
泣きそうになったぜ……
そうこうしている間に織斑の言った旨い飯屋に到着。
見た目は、ザ定食屋と言った感じだ。
「ほら、ここだよ。五反田食堂。俺の友達の爺ちゃんが料理を作ってるんだ。旨いんだぜ!」
「……それは楽しみだな」
「おう。期待しててくれていいぞ。滅茶苦茶旨いからな!」
そう言って店に入る。
「こんにちわ!」
「……お邪魔します」
入るとそこには昔ながらの、と言ったような店内だった。
そして中から威勢のいい声が響いてくる。
「おう!らっしゃい!……なんだ一夏じゃねぇか。それに隣のでっかいそいつは誰だ?」
声を掛けてきたのは厳つい顔に肌が浅黒く焼けた人だった。
しかも中華鍋を振りながら。
……パワフルだな。
「久しぶりです。夏休みで帰って来ていたので来ました。このでっかい奴は俺の友人の……」
「……大河輝義です」
「そうか。ならどこでも好きな所に座って待ってろ。今注文を取りに行くから」
そう言ってそのまま調理を続ける。
「……あの人は?」
「此処の食堂の店主の五反田厳さん。御年八十三歳」
「……まじか」
「おう。マジだぞ」
すげぇな……俺、爺ちゃんレベルの筋肉をつけた年寄りなんて初めて見たぞ……
「お待たせしましたー。あら、一夏君じゃない。それに大河輝義君ね?こんな暑いのによく来てくれたわー」
おう、誰だこのおっとり美人。
しかも俺の事を知っている?
会ったことないんだけどな……?どっかであったことある?
「お久しぶりです。輝義、この人は俺の友達のお母さん。京子おばさん、こいつは大河輝義でIS学園での俺のクラスメイトで新しくできた友人」
「知ってるわよー。一夏君は勿論、大河君の事も知っているわー。だって色々と有名だものねー」
ホントにおっとりしてんな……
「京子おばさん、弾と蘭は元気ですか?」
「弾も蘭も今出かけてるからもう少ししたら帰ってくるはずよー」
「そうなんですか。なら注文してもいいですか?」
「えぇ。どうぞー」
「それじゃ俺は南瓜の煮つけ定食で。輝義はどうする?」
「……なにかお勧めでお願いします」
「はーい。少し待っててねー」
そう言うと厨房に引っ込んでいった。
しっかしホントに美人だったな……
「……織斑」
「ん?」
「……お前の友人はどんな奴なんだ?」
「そうだなぁ……中学の時は俺と鈴とそいつともう一人いるんだけどこの四人でいつもバカやってたなぁ。いい奴なんだけど、女子の事ばっか考えてるな」
「……そうなのか」
「あぁ。この前電話した時も彼女が欲しいとか俺と輝義は女子に囲まれて羨ましいとか言ってたぞ。ついでに誰か美人か、可愛い子でも紹介してくれって言ってたな。面白いし、鈴によく殴られてたっけな」
「……なんだ、鈴に殴られて喜んでいたのか?」
「あいつ、鈴にちびだの貧乳だの言ってたからな。だからだろ」
「……そうなのか。でもいい奴そうだな」
「お待たせしましたー。南瓜の煮つけ定食と当店おすすめの業火野菜炒めでーす」
会話をしていると頼んだものが来た。
……旨そうですね。
でも……やっぱり量が足りない……!
「ほら、食おうぜ」
「……あぁ」
そうして食い始めたのだが、それ以降織斑が一言もしゃべらない。
どうかしたのか聞こうとした瞬間、
「……おい、おーーー」
スコーーーーーン!!!!!!
「いってぇ!!??」
お、お玉が飛んできた!?
しかも滅茶苦茶痛いんですけど!?
え!?何!?俺何かした!?
驚いてキョロキョロしていると、織斑が小さな声で説明してきた。
「ごめん、説明しとくの忘れたんだけどさ、この食堂は食っている時は一切声を出しちゃダメなんだ」
「……それを早く説明してほしかった」
「ごめん……」
そして俺たち二人はこの後しっかりお玉を食らいました。
なんで聞こえてんの……耳良すぎでしょ……
そうして食い終わってのんびりしていると件の友人が帰って来た。
「お?一夏じゃねぇか!久しぶりだな!」
「おう!つってもこの前電話したばっかだけどな」
そう言って肩を叩き合う。
「ほら、弾。あいつがそうだよ」
「おぉ、滅茶苦茶ガタイいいな」
そう言ってこちらに顔を向ける。
「初めまして、つっても俺はあんたの事を知っているんだけどな。五反田弾。よろしくな」
「……大河輝義だ。よろしく頼む」
お互いに自己紹介をして席に着く。
「じーちゃん!なんか適当に作ってくれ!」
「お客が先だ馬鹿野郎!少し待ってろ!」
「へいへい……俺は後回しですよ……」
悲しい場面を見た気がする……
「……強く生きろよ」
「あんた……ありがとう……」
励ますと涙ぐみながら頷いていた。
「そういや大河さんはどんぐらい身長とかあんの?」
うぅん……
その大河さんってなんか違和感しか感じないなぁ……
「……大河さんは辞めてくれ。輝義でいい」
「お?そっか。分かったぜ。なら俺も弾でいいぞ。で、身長とかどんぐらいなの?」
そうだなぁ……
ここ最近計ってないから分からないけど……
「……身長の方は百九十五cmだな。体重は多分百十キロぐらいだと思う」
「思う?どういう事だよ?」
「……学園に通い始めてから筋肉が更に付いてな。だから正確には分からないんだ」
「ほえぇ……そんだけ筋肉あんのにまだ付くのかよ……すげぇな」
だって鍛えたら鍛えた分だけ付くんだもん。
しょうがないじゃない。
「……少し触ってみてもいいか?」
「あ、俺も触りたい」
二人して筋肉に触りたいって……
まぁいいけどさ。
「……構わないぞ」
「それじゃ失礼して……おぉ、めっちゃかてぇ……なんだこの腕、見た事ねぇぞ……しかもこの傷が、不謹慎なんだろうけどかっこいいぜ……」
「うぉぉ……輝義すげぇ……風呂で見た時も思ったけどやっぱすげぇな……」
感想を漏らしながら、ぺしぺしさわさわなでなで。
くすぐったい……
「……ほら、もういいだろう」
「えー……」
えーじゃない。
「……飯が来たぞ。また今度な」
「飯が来たんなら仕方ねぇか。そんじゃ頂きます」
そう言って食い始めるとやはり無言になった。
あれは一度食らったら二度と食らいたくないからな……
織斑先生の魔剣シュッセキボと同じようなもんだ。
それから弾が飯を食い終わるのを待って三人で織斑の家に。
すると呼び鈴が鳴る。
「……誰だ?」
「さぁ?取り敢えず出て来る」
そう言って織斑は玄関に向かった。
しかし弾は何故か狼狽えている。
「……どうかしたのか?」
「訪問人に心当たりがある……」
「……誰だ?」
「もしかしたら……」
と、言おうとしたところに織斑ではない誰かが部屋に入って来る。
「おにぃ!」
「やっぱりか!」
そう言って顔を覆って天井を仰ぐ。
てかマジでどちら様?
あ、張り倒されて踏んずけられた。
「いでででででででで!!??おい蘭!なんでここにいるんだよ!?」
「そもそもなんで私に一夏さんが来る事を教えてくれなかったのよ!?」
そう言い争っている。
いやもう急展開過ぎて分からないんだけど。
誰か説明プリーズ。
「あ、やっぱりこうなったか」
「……あれは誰だ?」
説明を求める。
だって分かんないんだもん。
「あれは五反田蘭。弾の妹だよ。いつもああやって尻に敷かれてるんだ」
「……そうなのか」
弾よ……
強く生きろよ……
「二人共、輝義もいるんだから続きは自己紹介してからにしてくれ」
「おい一夏!止めてくれよ!」
「そんなこと言われてもどうせ家に帰ったらやられるんだから諦めろよ」
「クソォォォォ!!」
「おにぃ五月蠅い!」
「……なんだこれ」
思わずそう漏らしてしまうほど訳が分からなかった。
それから数分してようやく解放された弾と解放した蘭。
「その、お見苦しい所をお見せしました……」
「……構わない」
「改めまして、五反田蘭です。蘭って呼んでくれて大丈夫ですよ」
「……大河輝義だ。輝義で構わない。よろしく頼む」
「よろしくお願いします。それにしても……」
ん?なんだ?
「改めてご本人とお会いすると全然違いますね」
「……何がだ」
「こう、迫力と言いますか」
そりゃこんだけデカくて顔面に傷がある男を前にしたらな。
普通だったらビビるどころか泣き出してもおかしくは無いだろう。
というか何故弾もだが蘭も俺の事を知っているのだろうか?
「……なんで皆は俺の事を知っているんだ?ISを操縦できる男ってだけだぞ」
なんなら俺よりも織斑の方がイケメンだし。ファンも多そうだし。
……ちっとも悲しくないんだからな……!
それを考えるとどうしても何故俺がここまで顔が割れているのか不思議でしょうがない。
「知らないんですか?」
「……知らないな」
「一夏さん、本当に輝義さんは知らないんですか?」
「知らないと思うぞ。だってこいつ自分の事に関して全く無知だし。多分周りにいる人の方がどんな性格してるとか分かってると思う」
「えぇ……そうなんですか……」
「おう」
何故二人に呆れられているのか全く持って分かりません。
「なぁ一夏」
「ん?」
「もしかして輝義って自分に関心が無いタイプ?」
「んー……多分そうだと思う。じゃなけりゃあんなになってまで俺らを助けようとはしないし。でも最近は千冬姉とかに言われて結構マシになってきてはいるな」
「そうなのか……苦労してんだな」
「そうでもないぜ?」
なんだ?俺だってそれなりに自分に関心はあるし自分の事はよく分かっていると思うんだけどなぁ……
そんなことよりもだ。
「……それよりもなんで皆は俺の事をそんなに知っているのか教えてくれ」
「おぉ、そうだったそうだった」
「蘭、動画とか出せるか?」
「うっさい。そんな事とっくにやってるわよ」
「はい……すんません……」
そう言って蘭が見せてきたスマホの画面には俺が戦っている姿を映した動画が流れていた。
「……これは?」
「日本政府が記者会見で発表した時に事実だという事を知ってもらうために公表したんです」
「……そうなのか。初めて見た……」
VTシステム暴走事件の時のものだな……
だから皆は俺の顔を知っていたのか。
「これの他にもクラス代表トーナメントの時の物もありますよ」
そう言って見せてきたのは凡そ二十分に及ぶあの時の映像だった。
そうか……他の人の目線で見るとこう見えていたのか……
戦いながら傷付き、血を流して戦っている。
箒を庇った時の映像も全てが映っていた。
「本当なら十八歳以上の閲覧を禁止した方がいいという意見が出ていてそうなるはずだったんです。ですがこれからISに関わろうとしている子供達にこれを見せてISは人の命を簡単に奪える物だっていう事を知ってもらうために十五歳からの閲覧を許可したんです」
「輝義がこうやって誰かの為に命懸けて戦っているのを世界中の人が見たんだよ。ほら、再生回数が何十億ってなってんだろ?」
確かに再生回数の欄には何十億という数字がそこに表示されていた。
まさかこんなに見られていたのか……
「輝義って自分が思ってるよりも遥かに影響力があるんだぞ?」
「……そうなのか?」
「あぁ。この前更識会長が学園にひっきりなしに色んな国から電話が架かってきてて大変だって言ってたぜ。あれだけの身体能力にあれだけISを扱えてるんだから当然だって言ってたぞ」
「……今日は色々と驚くことばかり聞かされているな……」
「はははははは。まぁでも仕方ねぇんじゃねぇの?」
「そうだぞ輝義。有名人になったからしょうがない」
「輝義さん、頑張ってくださいね!」
と、口々にそう言った。
何故か分からないが弾も泊まることになった。
蘭はお爺さんがダメだって許してくれなかったらしい。
今は四人でトランプをしている。
しているのだが……
「輝義……お前弱すぎじゃね……?」
「……そんなことは無い」
「いやあるだろ。だって確か十三連敗中だよな?」
「……気のせいだ」
「輝義さんは顔に思いっきり出ますからね……直ぐにどれがジョーカーなのか分かっちゃうんですよ」
三人にことごとく負け続けた。
そんなに顔に出てんの?
でも事実負け続けてるし……
何とかして一回は勝ちたい……どうすれば……
アレならいけるかも。
「……少し待ってろ」
そう言って席を立つ。
向かうは今日俺が寝る部屋。
あった。これだ勝てるはずだ……
そうしてリビングに戻る。
「お、戻って来たな」
「……輝義何やってんの?」
皆驚いているな……!
「輝義さん……なんで顔にTシャツを巻き付けているんですか……?」
俺の必勝法……
それは顔にTシャツを巻き付ける!
ふははははは!!!
これなら顔が見えないから勝てるはずだ!
「……これなら顔が見えないから勝てる」
「ブフッ、わははははは!!え!?なにそれ!?」
「輝義、お前そんなに勝ちたいのか」
「輝義さんって結構可愛い所あるんですね」
なんでそんな反応?
弾、笑いすぎ。
織斑、小さい子供を見るような目で俺を見るな。
蘭、俺は間違っても可愛いくはないぞ。
それからその状態でやったのだが……
「えぇ……なんで顔隠してるのに負けるの……?」
「輝義はポーカーフェイスが死ぬほど下手くそなんだな」
「だ、大丈夫ですよ!次は勝てます!」
何故か一度も勝てないのだ。
その後も続けたが結局一勝も出来ずに終わってしまった。
何故だ……解せぬ……
そう言えば友人から以前この作品で「男性対女性という構図で戦争が起きたら」感じのシュミレーションを投稿したんですが、あれはあれで一つの話に出来そうじゃね?と言う話をしたんですよね。
まぁもし暇があったら書いて投稿してみようかな、と思っています。
既に執筆している三つの作品を優先で書いて行きますが。
感想、評価等くださいな。