授業に参加することになりましたアシスタント教師として
何故か指名が入ったんですよね
確か・・・織、織、織・・・
「織斑 千冬だ、あなたが晴渡 神無か?」
「そう、それだ!!!」
「っ!?」
「あ、失礼・・・はい、私が晴渡 神無です」
「ああ、あなたが・・・では教室に行きましょうか」
「はい、織斑先生」
私の名前は晴渡 神無
晴渡“はれわたり”神無“かんな”
よく、読みで女性の名前と勘違いされます
が、れっきとした男性の私の名前です
そして私の横を歩いている女性は織斑 千冬
今回私にアシスタント教師を依頼してきた女性だ
・・・何故私にアシスタントなぞ頼んだのだろうか
確か副担任の山田先生もいるはず・・・
う~ん、わからないや
わからないことはいずれわかるだろうから放置しよう
「着いたぞ」
一年一組・・・へぇ
「む、先生は少し待っていてください」
「あ、はい」
そのまま織斑先生は教室に入っていった
ふむ、アシスタント教師か
何をするのだろうか・・・
「チフユネギャッッッ」バシ-ン
「オリムラセンセイダ」
おや、楽しそうな会話が・・・
元気の良いことは良きことですよ
いやぁ、和みますな・・・
「先生、入ってきてください」
あ、呼ばれたみたいです
「はいはい・・・おや、元気の良さそうな顔ぶれで・・・」
「先生、挨拶を」
「ああ、そうでしたね」
元気の良さそうな生徒に挨拶を
「晴渡 神無です、織斑先生から依頼され、アシスタント教師として時々皆さんと授業させていただきますのでよろしく願います」
おや・・・?
皆さん如何なさいましたか・・・?
「「「「き」」」」
き?
木・・・昔ガーデニングに凝ってました
植物には癒やされますよ本当に
「キャ-オトナッテカンジ!!!」
「ヤサシソウナエガオ-!!!」
「ツツマレタイ!!!」
「「「キャ-キャ-!!!」」」
そして花を咲いた時の喜びは表現できないものがあります本当に・・・
おや、皆さんお元気ですね
「静かに!!!」
よく通る声の主は織斑先生
あなたも元気ですねぇ
「まったくうちのクラスは・・・、すいません先生」
「ああ、いえ、元気なのは良いことですから・・・笑顔が皆さん素敵です」
「「「「キャ-」」」」
本当に輝いていらっしゃる
いやぁ、これだから人間は素敵なんだ
人間は本当に守りたくなる生き物だ・・・
※
彼がそうなのか?
ドイツで私が来たことによって契約を解消された傭兵とは・・・
確かに特徴は全て合致している
常に浮かんでいる微笑(ポイントは優しい雰囲気を漂わせているところらしい)
そして背が高く痩せ型(不思議なことに貧弱そうに見えないらしい)
少々長い髪(灰色らしい)
優しそうな瞳(彼の生徒が一部を除き彼を父と呼ぶ位優しい瞳らしい※一部は恋愛感情を抱いたらしいが)
らしい
と、いうのも
彼に関する書類は彼が軍を抜けた際に全て彼が持って行ってしまったらしいのだ
彼の写っている写真は何故か彼の顔だけ何らかの理由で隠れているし・・・
もう一度確認しよう
「はい、何でしょう?」ニコッ
常に微笑は合致している
確かにあの笑顔に人を小馬鹿にしたような雰囲気はない
逆に優しさが溢れている
背は高いし痩せている、うん合致している
・・・成程、隙がない
貧弱そうに見えないのは確かなようだ
「え、え~と、授業を開始します!!!」
「山田先生、落ち着いて」
「は、はい!!!」
優しい瞳・・・確かにそうだな
そして少々長い灰色の髪
条件は全て合致している・・・
成程、彼なのか
※なにか、あるようです※
↓↑→←↑
「たか~さ~ご~や、わたしふねにほ~あ~げて」
そんなこと知らない晴渡は相変わらず超早朝に清掃をしているのであった
若い若い言われている神無
だって保父さんだった時から(それよりもずっっっと前から)老けてませんからね