GEEDream ~Be the one~ 作:ENDLICHERI
龍「っていうかそのパワーアップアイテムとちょろっと出たあの銃はどうやって作ったんだよ?」
蒼「それは、バーってやって、ドドーてして、ガーだよ」
龍「擬音ばっかじゃねえか!?」
蒼「一言で語れないのが天才なの!!!」
海「はいはい、第13話どうぞ!」
蒼「あっ!また言われた・・・。俺、主役なのに~」
---蒼空の家 リビング---
蒼「桐生・・・・・・錘?」
蒼空宛への手紙の送り主の名前に疑問を浮かべる。
蒼「刃さん。この人知ってる?」
刃「あぁ、知ってるよ。数年前にこの辺の町長してたんだよ。けど、俺自身、忙しくて会ったことはなかった気がするけど」
有「な、なぁ」
有咲が会話に入ってくる。
有「罠ってことはないか?」
海「確かに。罠と思っていいかも」
蒼「・・・・・・。とりあえず、疲れたからもう寝る」
海「え!?まだ8時だけど」
蒼「おやすみ~」
沙「あれ?蒼空は?」
後ろから沙綾が声をかける。
有「何かもう寝るって」
た「じゃあ、私たちも寝る?」
り「え!?帰らないの?」
香「え!?帰っちゃうの!?」
海「みんなそれぞれの家に帰るの!おたえと香澄は泊まる気だったの?」
香「えへへ」
た「泊まれば沢山ギター弾けるから」
龍「おい、よく見ろ。海璃の目が笑ってねぇぞ」
海璃の顔は笑っているが目は全然笑ってなかった。
香・た「「か、帰ります・・・・・・」」
り・沙「「あ、あはは・・・・・・」」
有「はぁ・・・・・・」
こうして海璃と龍哉は5人をそれぞれの家の前までついていった。
そして5人を家まで見送った後
海「・・・・・・。ねぇ、万丈」
龍「ん?」
海「万丈の戦う理由って何?」
龍「なんだよ、突然」
海「いいから」
龍「・・・・・・・・・・・・。分からねぇ。変身した時は香澄の気持ちを借りたようなもんだからなぁ」
海「ちなみに蒼空は『Love&Peace』だって」
龍「はぁ!?なんだそれ。・・・・・・戦う理由、か」
---住宅街---
蒼「この辺りだよな?」
蒼空は1人で手紙の送り主の家に向かっていた。もちろんこのことは誰にも話してない。
すると、1人の老人が家から出てきた。
?「お~~~い!」
蒼「ん?」
?「君だよ、君!」
蒼「俺か?」
蒼空はその老人の方へ向かう。
?「君が探しているのは、私だよ」
蒼「え?じゃ、じゃぁあなたが、桐生・・・・・・錘さん?」
錘「その通りだ。ちなみに、君が家からここまで来るのをずっと見ていたんだ」
蒼「え!?見ていた!?」
錘「いや~、よく来てくれた」
そう言って錘は蒼空に抱きしめる。
蒼「え?熱っ!」
だが、蒼空が感じたのは異常な身体の熱さだった。
錘「お、おう、すまない。さぁ、家に上がって」
錘は家に入り、蒼空も後を追う。案内された部屋には大きめなテレビと、最近流行りのゲーム機机の上に置いてあった。そして、錘はポテトチップスを差し出す。
錘「さ、これを食べなさい。・・・・・・君の中には今日は誰もいないみたいだな」
蒼「?・・・・・・あの、さっき言ってた『見ていた』って」
錘「うん、3ヶ月くらい前から妙に鋭くなって、銀河の果てまでも見えるようになった。ここに光が宿ったのが原因だろうな」
そう言って自分の胸に手を当てる。
蒼「!それってリトルスター・・・・・・」
錘「ちなみに君の家の隅々まで見えているよ。君が隠している物もね」
蒼「え?隠してるものなんて何も・・・・・・」
錘「音楽部屋の鍵付きロッカー」
蒼「!やめてください!」
ゲームをしながら、話をしていた。大病を患っていること、そして、会いたかった理由を話す。
錘「君と会うのはこれが初めてじゃあないんだよ」
蒼「え!?」
錘「君の父親・・・、悪魔ではなく本当の父親ね。彼とは知り合いで何度か幼い君と会っているんだ。『桐生蒼空』、その名前を付けたのは、私なんだ」
そのまま話を続ける。
錘「私と妻には子供がいなくてね。君の父親が私たちに名前を付けてほしいと言ってきたんだ」
錘は少し声のトーンを落として話す。
錘「遠くが見えるようになった時、真っ先に君が見えた。まさか『仮面ライダー』になっていたとは思わなかったがね」
---住宅街---
伏井出ケイが歩いていた。手にはジードから奪った6本のボトル。
ケ「これが、最後のチャンス・・・・・・」
そう呟くと、手に持っていたボトルを自分の身体に挿す。そうして、ペダニウムゼットンに姿を変え、暴れだした。
蒼「!?この気配・・・・・・」
錘「ここがバレたかな?この3ヶ月間、バリアを貼っていたんだが、そろそろ限界かもしれない」
龍「!?この感じ・・・・・・」
海「もしかして、スマッシュ?」
龍「いや、それとは違う」
海「・・・・・・とにかく行こう」
龍「何で行くんだよ。スタークだっていねーし」
海「・・・分かった。じゃあ私1人でも行く」
海璃は蒼空の研究室にあった銃を持ち出し、家を飛び出す。
蒼「ペダニウムゼットン・・・・・・!」
蒼空たちの前にペダニウムゼットンが歩いてきた。
だが、敵を見た瞬間、蒼空の手が震え出した。
蒼「・・・くっ!ジーっとしててもドーにもならねぇ!」
ドライバーを巻き、ラビットタンクスパークリングを取り出す。
『ラビットタンクスパークリング!』
『Are You Ready?』
蒼「変身!」
『シュワっと弾ける!ラビットタンクスパークリング! イエイ!イエーイ!』
ジード ラビットタンクスパークリングフォームに変身し挑むが、ダメージが小さかった。何度か攻撃を受けてしまい、さらには火炎弾も受け、倒れてしまう。勝利の法則を考えていると、ふと自分の手が目に入った。震えている手が。
蒼「震えが・・・止まらねぇ・・・!?」
この時、蒼空は恐怖を感じていた。今のままでは勝てない、ペダニウムゼットンに対して。
錘「あっ!危ない!」
蒼「え・・・!?」
気付いた時には遅く、光線を受け、吹き飛ばされる。倒れた時に変身が解除された。蒼空の下に錘が駆け寄る。
錘「蒼空!早く逃げなさい!」
蒼「え!?」
その言葉に驚いた。
錘「私はもう長くはない。だから今のうちに」
蒼「やだ!」
錘「・・・生き延びろ!こんなところで命を捨てるな!」
錘が初めて蒼空に怒鳴った。
錘「蒼空。この名前は私と妻で考えた名前なんだ。男の子が生まれたらつけようって。『この青空のようにどこまでも広く、どこまでも高く、可能性を広げ、育ってほしい』って。」
ペダニウムゼットンがゆっくりと歩いてくる。
錘「君はこんなところで死んではいけない。だから、早く・・・!」
蒼「嫌だ!だったら錘さんも一緒に逃げよう!また一緒にゲームしよう!」
錘「ゲームじゃないんだ!死んだらお終いなんだよ!」
蒼「分かってる!だからほっとけないんだ!ジードになれなくても、こんなところで錘さんを死なせたりしない!」
ペダニウムゼットンがすぐ近くに来ていた。
錘「頼む、蒼空!生きて・・・・・・生きてくれー!」
すると、錘の胸の辺りが光りだした。その光は錘のところから蒼空の手に移り、ボトルに変わった。
蒼「これは・・・」
錘「おおぉ・・・・・・」
蒼空は錘を見て、錘が頷くと蒼空も頷き返す。そして、ペダニウムゼットンの方を向き、恐怖を捨て、覚悟を決める。
蒼「絶対に・・・・・・守ってみせる!」
『バスター!』『エメリウム!』
『ベストマッチ!』
『Are You Ready?』
蒼「・・・・・・変身!」
直後、蒼空はペダニウムゼットンに向かって走り出した。敵を殴りかかり、当たる瞬間、人の拳は銀色の鎧を付けた拳に変わり、敵を吹き飛ばす。
蒼空は1度錘の方を向き、すぐに敵に顔を向ける。
『希望のエメリウムバスター! マグニフィセント! Yeah!』
顔には左右に角があり、胸部と両手両足に鎧を纏った姿、ジード マグニフィセントフォームに変身した。ペダニウムゼットンは起き上がり、光線を撃つも、バリアを張られ、防がれる。さらに、火炎弾を撃っても撃ち落され、緑色の光輪をぶつけられた。
すると、誰かの差し金か、警備ロボットがジードを取り囲む。ジードもそれを迎え撃つ。
その光景を少し離れたところで龍哉が見ていた。龍哉の中には疑問が浮かんだ。
龍「なんでだよ・・・。誰に頼まれたわけでもねぇのに・・・!誰に感謝されるわけでもねぇのに・・・!!なんでボロボロになるまで戦えるんだよ!!!お前だってバカじゃねーか!!!!!・・・・・・・・・・・・。」
自分の疑問を吐き出した後、少し沈黙した。
龍「・・・・・・でも、悪くねぇかも」
ビルドドライバーを装着しつつ、ある決意をする。
龍「俺は俺のために戦う。俺の信じる、俺を信じてくれる者のために戦う!」
ドラゴンボトルを振り、クローズドラゴンに挿し、それをドライバーにセットする。
『Wake Up!』『クローズドラゴン!』
『Are You Ready?』
龍「変身!」
『Wake Up Burning! Get CROSS-Z DRAGON! Yeah!』
龍「っしゃあ!」
龍哉はクローズに変身した。
龍「俺は・・・・・・、仮面ライダー・・・クローズだぁ!!!」
クローズは警備ロボットたちと戦いだした。
蒼「っ!万丈!」
龍「コイツらは俺が相手する!お前はアイツを!」
蒼「・・・。分かった!」
ジードはペダニウムゼットンに飛びかかる。
蒼「お前なのか!伏井出ケイ!!!」
腕から肩まである鎧から刃を出し、斬りつける。左右で攻撃した後、角から電気のムチでペダニウムゼットンを吹き飛ばす。ペダニウムゼットンが倒れた身体を上半身だけ起こし、周囲に電気を放電させる。ジードは防ぎきれず、攻撃を受けてしまう。
ケ「はぁぁぁ・・・・・・。ベリアル様!あのような小僧に何が出来ましょう!?」
ジードとペダニウムゼットンは激しく攻防を繰り広げる。
ケ「作られた道具が、創造主に歯向かうというのか!?跪け!そして、貴様の首をベリアル様への手土産とする!」
蒼「なんだ!?様子がおかしいぞ!?」
ケ「貴様の価値は、ベリアル様の遺伝子を持っていることだけだ!それ以上の何者でもないモルモットだぁ!」
蒼「俺は『モルモット』じゃない!」
蒼空はケイの言葉に反論し始めた。
蒼「俺は蒼空!『桐生蒼空』!それが俺の、名前だー!」
ケ「貴様の人生に価値などない!貴様など、赤ん坊のときに消すことも出来たんだ!」
蒼「っ!お前には分からないんだ!人の幸せが!」
緑色のエネルギーを宿した拳をぶつける。
蒼「俺には!仲間がいる!!帰る場所もある!!!」
互いに肩を掴み力押しに入った。
蒼「俺は俺の人生を生きてる!誰にも価値がないなんて言わせない!」
ケ「貴様が価値あるものと思っているものは全てクズだ!もっとも、薄っぺらい貴様にはお似合いだがな!」
蒼「・・・・・・可哀想な人だ」
ケ「・・・・・・なんだと!?」
蒼「お前には何もない!空っぽだ!」
ジードは両手にエネルギーを宿し、ペダニウムゼットンを吹き飛ばす。
レバーを回し、
蒼「空っぽなお前に、負けるはずないんだよ!」
『Ready Go!』
両手の拳を合わせ、広げる。その間には電気のようなエネルギーが走っていた。
『ボルテックフィニッシュ! Yeah!』
蒼「ビックバスタウェイ!」
両腕をL字に組み、光線を放つ。その光線でペダニウムゼットンは敗れ、爆発した。その煙の中から伏井出ケイとジードのボトル6本があった。クローズも戦いを終え、ジードの下に来た。
龍「やったな」
蒼「あぁ。・・・・・・。」
ジード、いや、蒼空は後ろにいる錘が気になっていた。
龍「・・・。行って来い」
蒼「え?」
龍「あの爺さんのところへ行けって。ボトルは回収しとくから」
蒼「・・・・・・。分かった」
2人とも変身を解き、蒼空は錘の下へ、龍哉はボトルを回収する。蒼空は錘と共に錘の自宅へ行く。龍哉のところには海璃が来た。
海「見つけたの?戦う理由」
龍「まぁな」
2人の見る先には蒼空と錘がいた。
錘は遠くを見る力を失った。だが、蒼空はこれから錘のところへ何度か顔を出すようになった。伏井出ケイは警察に捕まり、罰せられた。
蒼「はぁ、疲れた・・・」
海「あっ!蒼空、警備ロボットが暴れてるってネットで出てるよ」
蒼「えぇぇ!?少し休ませてよ~」
龍「何言ってんだ?ラブ&ピースじゃねーのか?ほら、行くぞ。行くぞー!」
龍哉が気合十分で向かう。
蒼「なんだよ・・・。いい顔するようになって・・・・・・」
蒼空は笑顔で、こう言う。
蒼「Love&peace」
新たな覚悟と最高のバカと一緒に愛と平和のために戦う。
まず謝罪、ここまで長くなるとは思いませんでした。でもマグニフィセントの登場と戦闘は1度にやりたかったので。
明日も投稿できる・・・・・・かも。