GEEDream ~Be the one~ 作:ENDLICHERI
夕方、花咲川の近くに代表戦用に作られた特設ステージがある。そこには蒼空と和美、周りには、海璃とポピパの5人、赤羽と黄羽、そして審判がいた。
「それでは、花咲川対羽丘の代表戦を開始する。勝敗は変身解除、戦闘不能のどちらか。両者、構えて!」
審判の言葉で、2人はドライバーを装着して、変身する。
『ジード!』『スペシウム!』
『ベストマッチ!』
『Are You Ready?』
蒼「変身!」
『プリミティブ! Yeah!』
和「修也さん・・・・・・」
和美は青羽のドッグタグを一度見て変身した。
『ロボットゼリー!』
和「変身」
『ロボットイングリス!ブラァ!』
「・・・・・・始め!!」
蒼「うおぉぉぉ!」
和「はぁぁぁ!」
両者の拳が相手の身体に当たり、試合が始まった。
この戦いは、花咲川と羽丘の学校のウェブサイトから見ることができる。龍哉は蒼空の家の研究室からパソコンを開いて見ていた。
そして、Roseliaは練習をするのを止め、代表戦を見ていた。変身のところから映像を流していたため、友希那とリサ、紗夜がジードの正体に驚いていた。
紗(まさか、あの人が・・・・・・!)
友(何で、蒼空が・・・!?)
リ(何で戦ってるの、蒼空・・・・・・)
そしてあこは純粋に真剣に見ていたが、燐子は蒼空のことを心配していた。
羽丘の校長室では、多治見校長とスタークが試合を見ていた。
多「頼むわよ、グリス」
ス「・・・・・・」
多治見は笑っていたが、スタークは黙って見ていた。
会場にいる海璃はふとポケットに入れていた物を取り出した。昨夜、蒼空が渡したものだ。
龍「何でお前が出るんだ!?代表戦は俺が出るって話だろ!?」
海「万丈、落ち着いて!」
龍「落ち着いてられるか!」
昨夜までは代表戦には龍哉が出ることになっていたが、急遽蒼空が出ることになった。
蒼「・・・・・・お前じゃ勝てない」
龍「・・・!?何だと?」
蒼「スクラッシュドライバーが怖いんだろう?恐怖を克服克服しない限り、お前にはスクラッシュドライバーは使いこなせない」
龍「それはお前だって同じだろ!ハザードトリガーを使えば」
蒼「だから使わない。別の方法で勝利の法則を見つける」
龍「そんな上手くいくかよ!?」
蒼「うるさいなぁ。コーヒーでも飲むか?」
龍「ごまかすなよ!・・・・・・人の気も知らねぇで」
龍哉はボソッと一言言うと、外へ出ていった。
龍「勝手にしろ!!」
海璃は蒼空に話す。
海「万丈は、蒼空のことを思って」
蒼「分かってる」
海璃が蒼空の目を見ると、涙が見えた。
蒼「痛いくらいに・・・・・・」
海「蒼空・・・」
そして蒼空はポケットからある物を取り出した。
蒼「お前に、頼みたいことがある」
ジードはジードクローで、グリスはツインブレイカーのアタックモードで戦っていたが、ジードは距離を取って、あるボトルを2本取り出し、
『ローズ!』『ヘリコプター!』
『ベストマッチ!』
『Are You Ready?』
蒼「ビルドアップ!」
『情熱の扇風機!ローズコプター!Yeah!』
黄「え!?」
赤「あれって!?」
和「何!?」
羽丘のボトルで変身したのだった。ジードはそのフォームを上手く使いこなしていた。
和「何でアンタが羽丘のボトルを!?」
『トラ!』『UFO!』
『ベストマッチ!』
『Are You Ready?』
蒼「ビルドアップ!」
『未確認ジャングルハンター!トラUFO!Yeah!』
和「今度は星宮のボトルか!?」
グリスは花咲川のボトルはほとんど奪ったが、こちらのボトルは盗られていない。だから、1つの答えが見つかる。
和「なるほど。スタークか・・・」
ス「ビンゴー!」
映像で見ているため、スタークの声はグリスに届いてない。
多「なんでうちのボトルを?」
ス「まぁいいじゃないか、グリスが勝てば、全てアンタの物だ」
多「・・・・・・」
『クジラ!』『ジェット!』
『ベストマッチ!』
和「・・・!?」
『Are You Ready?』
蒼「ビルドアップ!」
『天駆けるビッグウェーブ!クジラジェット!Yeah!』
グリスが少しよそ見している隙にジードはさらにフォームチェンジしていた。
『ビームモード!』
和「このっ!」
蒼「ふっ!」
グリスがビームモードに切り替え攻撃するが、ジードは右手を床に置き水柱を起こして攻撃を防ぎながら、グリスを宙に浮かせ、水の塊を作って、ジェットの力でグリスをさらに上に上げた。
和「ぐっ!」
『キリン!』『扇風機!』
『ベストマッチ!』
『Are You Ready?』
『嵐を呼ぶ巨塔!キリンサイクロン!Yeah!』
蒼「はぁぁ!」
ジードが扇風機の力でグリスの少し上まで上がり、
『Ready Go!ボルテックフィニッシュ!Yeah!』
蒼「はぁぁぁぁ!」
和「がはっ!」
キリンを模した槍でグリスをステージへ叩きつけた。
和「これが、ジードか・・・。でも、こっちも半端な覚悟で戦って無いんだよ・・・」
三羽烏のため、そして、目の前の蒼空のために和美は戦っている。
和「そのためあなたに勝つ!『俺』の前にひれ伏せー!!」
『スクラップフィニッシュ!』
蒼「ぐわっ!」
左腕にロボットの腕をジェルで作り、ジードを殴った。
和「反撃の狼煙だー!!」
赤「いいぞ、お嬢!」
黄「よし!」
多「やっとエンジンがかかったのね。ひやひやさせる・・・」
その割には笑っていた。和美の一人称が変わっていてさらに男口調になっていた。スクラッシュドライバーの影響で戦闘気質になり、それが極限状態になるとこうなる。
ス「そういえば、羽丘のガーディアンの軍勢はどうした?」
多「あなたの指示通り、花咲川女子学園や会場近くに潜ませたわ。グリスが負けても力でねじ伏せるためにね」
だが、多治見は知らなかった。ガーディアンたちに何が起きているかを・・・。
『Ready Go!』
『Ready Go!』
ジードはスパークリングに変身していて、ドリルクラッシャーにカブトムシボトルを挿し、ドライバーのレバーを回していた。
『ボルテックブレイク!』
『スパークリングフィニッシュ!』
蒼「はぁぁぁぁ!」
ドリルクラッシャーを床に向けて刺すと、グリスの近くからカブトムシの角の形をしたオーラがスパークリングのエネルギーを載せて襲い掛かる。グリスがそれをツインブレイカーで何とか壊すと、
和「コレだよコレ!俺が望んでいたのはこういうバトルなんだよ!!」
グリスがジャンプすると、ジードもドリルクラッシャーを投げ捨て、ジャンプした。互いにライダーキックを放つと、相打ちで互いに吹き飛ばされる。
和「まだまだ行くぞー!」
グリスはすぐに立ち上がり戦闘態勢を取った。ジードはスパークリングでも厳しいと感じ、ハザードトリガーを取り出す。
蒼「・・・なら!・・・・・・っ!」
思い出すあの悲劇、襲い掛かる恐怖、蒼空の心には不安が募った。
蒼(俺に使いこなせるのか・・・・・・)
海璃は手に持っていた物を強く握った。ジードがハザードトリガーを持ったからだ。横にいた有咲がそれを見つけて聞きだした。
有「な、なぁ、それ何?」
海「・・・これは・・・・・・」
昨夜の出来事の続きだが、蒼空は机の上に銀色のアイテムを置いて海璃に渡す。
海「何なの、これ?」
蒼「・・・もし、明日の代表戦でハザードトリガーを使うことになったらそのスイッチを押してくれ。俺の動きが止まるから」
海「・・・・・・動きを止めるだけ?」
蒼空がカフェスペースから部屋に行こうとしたが、海璃がそれを止めた。
蒼「・・・・・・あぁ」
海「嘘だね。そんなことで私を騙せると思ってるの?これは何?」
蒼空は海璃を見ずに返事をしたが、嘘だと思われさらに問い詰めた。
海「・・・・・・こっちを見てよ!!」
蒼空はゆっくりと海璃の方を見る。
蒼「・・・・・・そのスイッチを押せば、ハザードトリガーの出力を限界まで引き上げられる。そして、トリガーが破壊され、ジードが消滅する」
海「・・・・・・っ!!・・・私に人殺しになれって言うの?」
蒼「俺は人間じゃない。怪物だから人殺しには」
海「ふざけないで!!」
海璃は蒼空に近づき服を掴む。
海「そんなわけないでしょ!!」
蒼空の瞳が潤んでいた。
海「あなたは自分の事より他人を優先するナルシストで自意識過剰でバカでどうしようもないただの人間なの!!」
蒼「・・・・・・」
海「私は押さない!」
海璃はスイッチを蒼空に返すが、
蒼「・・・・・・頼む」
海「絶対に押さないから!」
蒼「お前が一番近くでジードをずっと見てきたんだ!誰よりもずっと・・・。だからこそお前に頼みたいんだ・・・」
海「・・・・・・ホント、ふざけないでよ・・・・・・」
蒼「ごめん。でも、俺はお前にしか頼めないんだ・・・・・・」
その話を聞いた有咲たちは驚愕していた。
有「ジードが・・・・・・」
り「消滅って・・・・・・」
香「なんで・・・・・・なんで引き受けたの!?」
海「・・・・・・・・・・・・」
突如、沙綾がどこかに行こうとして、
た「どこに行くの?沙綾・・・・・・」
沙「ジードを・・・、蒼空を救える人を連れてくる。1人で色々背負う辛さは、知ってるから」
過去に家族のことで大好きな音楽から離れ、1人でいろいろ抱え込んでいた沙綾だから分かるのだろう。
『ハザード オン!』
ジードはハザードトリガーのスイッチを押し、ビルドドライバーに装着して、
『ラビット!』『タンク!』
『スーパーベストマッチ!』
『ガタガタゴットン!ズッタンズタン!』
『Are You Ready?』
蒼「ビルドアップ・・・」
『アンコントロールスイッチ!ブラックハザード!ヤベーイ!』
ジードはハザードフォームに変身した。
それを見ていたスタークは、
ス「やっぱり出すしかないよなぁ」
と言っていた。
ジードはグリスにパンチを連続で浴びせたりと、自我を失う前に変身解除に追い込もうと、攻撃をする。グリスも負けじと応戦する。
家の研究室で試合を見ていた龍哉の下に沙綾が息を切らしてやってきた。
沙「蒼空が・・・ハザードトリガーを使った・・・」
龍「俺には関係ない」
龍哉はそう言うが沙綾の言葉に驚く。
沙「蒼空が死んでもいいの!?」
龍「・・・え!?」
時間は夜、日も沈んだ特設ステージでは、ジードとグリスの戦いは続いていた。だが、
蒼「・・・くっ・・・・・・」
ハザードトリガーのデメリットが蒼空を襲う。
蒼「・・・止めろ・・・・・・、止めろ・・・!」
ジードは、蒼空は意識を保とうとしたが、意識が途切れた。その瞬間、ジードはグリスを攻撃し始めた。
和「やっと本性出したか!?」
グリスはステージの柱に足を付け、ジードに突っ込もうとするが、
『タカ!』『ガトリング!』
『スーパーベストマッチ!』
ジードはグリスが突っ込んでくる前に、別のボトルに変えた。
『ブラックハザード!ヤベーイ!』
突っ込んできたグリスはホークガトリングハザードで迎え撃った。
和「ぐはっ!」
『MAX ハザード オン!』
『ガタガタゴットン!ズッタンズタン!』
『Ready Go!オーバーフロー!ヤベーイ!』
ジードは背中にタカの羽を出し、上空からホークガトリンガーで攻撃し、目にもとまらぬ速さでグリスの横に立ち、グリスを蹴り上げた。
和「がはぁぁぁ!!」
『ガタガタゴットン!ズッタンズタン!』
『Ready Go!』
ジードはホークガトリンガーでグリスを撃った。
『ハザードフィニッシュ!』
和「ぐわぁぁ!」
赤・黄「「お嬢!」」
グリスはステージに落ち、変身が解けた。
「そこまで!勝者、ジード!花咲川の勝利!」
その瞬間、花咲川の生徒、先生たちは喜ぶ。羽丘の一部の生徒も喜んでいた。多治見は心底悔しそうだった。
こうして、花咲川と羽丘の争いは終わった。
分割します!長くなっちゃって・・・・・・。
今回のガルパの新カバー曲、ワタクシ好みなんですけど!?最っ高だな!
では、次回!