GEEDream ~Be the one~   作:ENDLICHERI

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蒼「パンドラボックスの一部であるフルボトルを集めるため、花咲川と羽丘の争いが起きた。仮面ライダージードの桐生蒼空は、この争いを終わらせるため、仮面ライダーグリスとの代表戦で勝利をおさめ、争いを終わらせた」

沙「あっ!そうだ、蒼空~」

蒼「なんだよ?ってか悪いこと考えてそうな顔だな~」

沙「大丈夫!ここでは顔は他の人達には見られないから」

蒼「でも、読者の妄想で、どこまでお前の顔が変わるかだが・・・」

沙「え!?それはちょっと・・・。ってそんなことより、万丈連れてきたお礼、まだしてもらってないけど。はい、5万円」

蒼「え!?お金取るの!?」

沙「しょうがないじゃん、私もお店があったりお財布もそこそこ厳しいんだから、ってちょっと!逃げないでよ!・・・あっ、第25話どうぞ!」


第4章 グリスとルーブ
第25話 海の炎


~蒼空視点~

 

代表戦から2日後、な・ぜ・か!俺たちは海へ向かっている。原因は1つ!

 

 

香「海、楽しみだね~」

 

 

そう!あそこの猫耳が原因なんだよ!代表戦終わってすぐに俺たちを遊びに、しかも海に誘うなんて、どうかしてるぜ!・・・・・・こういうネタ言う芸人さんいたよね?まぁそれはいいとして・・・・・・。

 

 

和「・・・・・・」

 

赤「・・・・・・」

 

黄「・・・・・・」

 

 

なんで無言なんだよ。でも、なんでアイツr

 

 

龍「なぁ蒼空、なんでアイツらまで誘ったんだろうな、香澄は」

 

 

・・・ねぇ、筋肉バカ。今俺が心の中で、というかナレーションとして言おうと思っていたセリフを言わないでくれる!?台本見たよね!?そのセリフ本当ならもう少し後に言うはずだよ!!・・・・・・もういいや、バカに何言っても無駄だからな。

 

そう、和美たちも海に向かっているのだ、香澄が誘ったんだがな!あの猫耳、何を考えてるんだか・・・・・・。おっと、台本進めないと。

 

 

蒼「さぁな。でも、俺はアイツらと少し話がしたかったから俺としてはありがたい」

 

龍「ん?」

 

 

俺が和美たちと話したい理由はまた後ほど。

 

~蒼空視点 END~

 

 

 

一方、花咲川と羽丘の校長は、

 

 

多「この度は多大なご迷惑をおかけして、申し訳ありませんでした」

 

 

多治見校長が深く頭を下げたのだった。優里校長は、少し戸惑いながらも、

 

 

優「顔を上げてください。もう終わった事ですから」

 

多「・・・!ありがとうございます」

 

 

こうして、花咲川と羽丘の話し合いは終了した。多治見校長が部屋を後にしたが、そのあとにスタークが突如姿を現した。

 

 

優「あれが『赤き鋼』の影響なのかしら?」

 

ス「あぁ。『ある感情』を持っていない者が触れると、好戦的な気質になる。お前のとこにいた教頭や、星宮の校長もそうだが」

 

優「・・・・・・スタークは知っているよね?『赤き鋼』の在りかを」

 

ス「知っている、と言ったら・・・・・・」

 

優「・・・・・・」

 

 

 

 

 

~蒼空視点~

 

香「海だーーー!」

 

 

うるさいうるさい、近所迷惑だから!という事で、海に来ちゃいました!さすが夏休み、人が沢山いらっしゃる。さて、とりあえず場所の確保をしますか。

そう思った瞬間、突如悲鳴が聞こえた。

 

~蒼空視点 END~

 

 

 

悲鳴が聞こえたのは、蒼空たちが来ていた海からだ。原因は海の方から飛んでくる銃弾だった。蒼空と龍哉はドライバーを装着する。

 

 

海「蒼空、ガトリングボトル貸して。あと、ローズとヘリコプターで銃弾防ぎながら、海から出てきた怪物を捕まえて砂浜へ引っ張り出す用意。万丈は扇風機ボトルをツインブレイカーに挿して、銃弾を防ぐ。いい?」

 

蒼「え?」

 

龍「なんでお前が指揮るんだよ?」

 

海「い・い・ね?」

 

蒼・龍「「・・・はい」」

 

海「それじゃ・・・」

 

 

すると、海璃はカバンからビルドドライバーを取り出した。

 

 

蒼「え!?なんで!?」

 

龍「なんでドライバー持ってんだよ!?」

 

 

海璃は赤いボトルを2本取り出し、ドライバーにセットする。

 

 

『ロッソ!』『フレイム!』

 

『ベストマッチ!』

 

 

レバーを回すと、ジードやクローズのようなエフェクトではなく、足元に炎が海璃の周りを囲むように現れた。

 

 

『Are You Ready?』

 

海「変身!」

 

『紅蓮の炎!ロッソ フレイム!』

 

 

炎は海璃の全身を包む。そして炎が消えると、前にジードやグリスたちの前に現れた赤いライダーの姿へと変わった。

 

 

和「あれは、あの時の!?」

 

蒼「うそーん!?」

 

龍「マジかよ!?」

 

 

赤いライダー、『ロッソ』は、ドライバーから以前、蒼空が創った白色の銃を取り出す。すると銃はロッソに反応したのか、色合いを変えた。

 

 

『ルーブシューター!』

 

海「じゃあ、始めるよ」

 

 

ロッソは、ガトリングボトルを蒼空たちに見せつけ、砂浜へと向かった。

 

 

龍「・・・・・・、は!お、俺たちも」

 

蒼「うん?・・・あ、あぁ」

 

和「僕も!」

 

蒼「ダメだ!お前は赤羽と黄羽を守れ!」

 

赤・黄「「!?」」

 

和「なんで!?」

 

蒼「いいから!行くぞ、万丈!」

 

 

そして、蒼空と龍哉も変身して、砂浜へと向かった。

 

 

『ドラゴンインクローズチャージ!ブラァ!』

 

『シングル!シングルフィニッシュ!』

 

龍「おりゃぁぁぁ!」

 

 

クローズはジードから借りたボトルを使って、銃弾を撃っていた。

 

 

『ローズコプター!Yeah!』

 

 

ジードはヘリコプターのプロペラで銃弾を弾いていた。

 

 

海「・・・・・・お!見つけた」

 

 

ロッソは海から銃撃している場所をなんとなく見つけ、ルーブシューターにボトルを2本セットする。

 

 

『フレイム!』『ガトリング!』

 

 

グリップ側から見て左側にフレイムボトルを、右側にガトリングボトルをセットして、グリップを握り、フレイムボトルの方を上にするように、銃の形を変えた。

 

 

『Ready Go! ボルテックバースト!』

 

 

エネルギーを溜め、海に向け、連射した。すると、海から怪物が現れた。

 

 

龍「おぉ!なんか出た!」

 

蒼「ん?あれか・・・。よっと!」

 

 

ジードはバラのムチを怪物に向けて投げ、身体を縛り、砂浜へ引っ張り出す。

 

 

龍「あれ・・・スマッシュか?」

 

「お前、ロッソ!?なんでここにいる!?」

 

海「さあね。ただ、アノマロカリスの中身が誰だか知らないけど・・・、別に興味もないでいいか」

 

 

そう言うと、頭の角の部分から、何かを取り出した。その形はまるでソリッドバーニングのジードスラッガーのようだった。

 

 

海「ルーブスラッガーロッソ!」

 

 

両手には短剣が現れ、アノマロカリスを切りつけていった。その無駄のない動きにジードとクローズは釘付けだった。

 

 

海「これでフィニッシュよ!」

 

 

そう言ってルーブスラッガーを頭の角に持っていくと光となって消える。そしてドライバーのレバーを回す。

 

 

『Ready Go!』

 

 

ロッソの前に炎の球が現れ、腕を十字にして、敵に放つ。

 

 

『フレイム フィニッシュ!』

 

海「フレイムスフィアシュート!」

 

「ぐわぁぁ!」

 

 

アノマロカリスに直撃して爆発した。アノマロカリスがいた場所には、1人の男性と壊れた謎の物体があった。

 

 

海「やっぱり、『ガイアメモリ』かぁ・・・」

 

蒼「ガイアメモリ?・・・・・・海璃」

 

 

蒼空と龍哉は変身を解き、変身解除した海璃のところに向かう。

 

 

海「何?」

 

蒼「なんで仮面ライダーになったんだ?」

 

海「本音が出てきたね。そうね・・・原因は蒼空、あなたせい」

 

蒼「・・・!」

 

龍「おい、ふざけんな!なんでコイツのせいなんだよ!」

 

海「だって、1人で苦しんでる蒼空をもう見たくなかったから。きっと今も、精神的に支えるのは難しいと思う。でも、身体的には支えることはできると思ったから。それに、ライダーになる素質もあったし」

 

龍「そう、なんだ・・・・・・」

 

蒼「・・・はぁ、最悪だ」

 

 

蒼空はため息をついて、顔を海璃から背けた。

 

 

蒼「うちの居候たちは、なんでこんな奴らばっかなんだろうな・・・・・・。1つ条件だ。絶対に死なないこと、それだけは守れ」

 

海「・・・!フフッ」

 

龍「へへッ」

 

 

蒼空の言葉に海璃と龍哉が笑った。こうして、海璃も仮面ライダーになれることを知り、海で遊び始めようとする。が、

 

 

赤「蒼空さん」

 

蒼「ん?」

 

赤「ちょっと、話が・・・」

 

蒼「・・・・・・分かった。悪いけど、皆先に遊んでて」

 

香「はーい!」

 

 

蒼空と赤羽、黄羽、そして和美を連れて人がいなさそうな岩がある場所へと向かう。海璃は近くの海の家に行き、怪物騒動は終わったと説明しに行った。

 

 

 

 

 

~蒼空視点~

 

蒼「で、話って?」

 

赤「なんであの時、俺たちを守るように言ったんだ?」

 

 

人がいなさそうな場所に連れてこられて、なんかあるのかと思えば・・・。

 

 

蒼「・・・・・・単刀直入に言う。お前たちは、もう限界なんだろ?」

 

赤「!?」

 

黄「なんでそう思うの?」

 

和「?」

 

 

なるほど、和美は知らないのか。正直に話してみるか・・・・・・。

 

 

蒼「昨日、スタークから聞いたんだ、三羽烏について。ネビュラガスの成分を身体に入れ、寿命を伸ばしてるって」

 

和「え!?そうなの!?」

 

蒼「そして、もう限界が近いって」

 

 

さぁ、こんだけ言ってどうなるかだが・・・。

 

 

赤「・・・その通りです。俺たちの命はもう1時間もないんです」

 

黄「いつ、知ったんですか?」

 

蒼「香澄が海に行こうって誘った時、お前たちの身体から光の粒子が見えた」

 

黄「な~んだ、その時からばれてたのか・・・」

 

和「ふざけないでよ!!」

 

 

和美が大声を出す。確かに、こんだけのことを言えば止めたくなるよな。

 

 

赤「・・・お嬢、申し訳ないですけど、俺たちとはお別れです」

 

黄「僕たち、本当だったら、既に死んでいたから」

 

和「ふざけないで!・・・・・・僕は、1人じゃあ、なんにも出来ないの・・・。料理も、洗濯も掃除も・・・家事なんて1人じゃなにもできないの!だから、一緒にいてよ・・・・・・。もっと頼らせてよ!!」

 

 

和美が泣きながら話していた。そんだけ三羽烏は大きな支えだったんだな・・・。

 

 

赤「お嬢。俺たちがいなくても、後ろに一番頼れる人がいるじゃないですか」

 

和「・・・っ!」

 

 

俺のこと・・・だよな。

 

 

黄「お嬢のこと、お願いします。青ちゃんもそう思ってると思うから」

 

 

そう・・・なのかな。そんな事を言えるわけがなく俺はただ頷いた。

 

 

黄「お嬢。天国で、青ちゃんと一緒に見守ってますから」

 

 

和美はずっと下を向いて泣いてる。今の俺には、なにもできないのかな・・・。

 

 

赤「お嬢、笑ってください。かわいい顔が台無しですよ」

 

和「・・・うるさいっ!かわいいって言うな・・・!」

 

 

和美が笑顔を作った。涙は止まってないが。そうして、赤羽と黄羽は、消滅した。俺たちの前には2人のドッグタグとロストボトルだけが残った。和美はそれを拾うと俺に話しかけてきた。

 

 

和「ねぇ・・・蒼空兄、どうしよう・・・・・・!涙が止まらないんだ・・・・・・!」

 

蒼「・・・・・・いいんじゃないか?今は泣いても。アイツらなら、きっと許してくれるさ」

 

和「・・・うん・・・・・・。身体、借りていい?」

 

蒼「?・・・いいけど・・・・・・。って、うわっ!」

 

 

そう言った瞬間、和美が抱きついてきて、泣いていた。身体を借りるって、そういうことか・・・。しょうがない、しばらくこのままにするか。

 

 

 

 

そのあと、和美が1つやりたいことがあると言って、俺は手伝った。最初は分からなかったけど、三羽烏の墓を作った。赤、青、黄の布を巻き付け、3人のドッグタグを1つずつ埋めて。

 

 

蒼「ここでいいのか?」

 

和「うん、静かに寝かせてあげたいから」

 

蒼「・・・そっか」

 

 

少し沈黙が訪れる。仕方ないさ。大切な人たちの墓の前でべらべらと喋ることは俺だってしないさ。

 

 

和「あ、あのさぁ!」

 

 

あれ?まさかのそちらから喋るのね。まぁいいけど。ってか、なんか緊張してる・・・。まさかの重大発表が!?ちょままちょままま!台本書いてないけど!?

 

 

和「蒼空兄の家に泊まってもいい?」

 

 

・・・・・・え?それが言いたかったの?

 

 

和「料理は今はできないけど、ちゃんと作れるようになるし、食器洗うのだって手伝うし、あと、えーっと・・・あっ、そうだ。洗濯物だってちゃんと干すの手伝うし、あと・・・あと・・・・・・」

 

 

おいおい、Youの中の俺はどんなタチの悪い性格してるんだよ。そんな事思いながら俺は和美の頭の上に手を置いた。

 

 

和「・・・っ!」

 

蒼「いや、驚かなくても。家事のことは少しずつ覚えていけばいいよ。家事が出来ないから出ていけなんて言わないから、な!」

 

和「蒼空兄は記憶が無いんでしょ。なんでこんな僕を・・・?」

 

蒼「花咲川の、てかお前の母親に聞いたんだ。俺はお前の家族に拾われ、兄妹で育ってきたって。だから、たとえ血が繋がってないとしても、俺はお前を受け入れる」

 

和「・・・・・・1つ、お願いがあるんだけど」

 

蒼「? 言ってごらん」

 

和「昔みたいに接してもいい?」

 

蒼「・・・・・・。過去の記憶が無いから昔と同じは無理だと思う。でも、今の俺でよければ、いいよ」

 

和「・・・!うん!」

 

 

こうして、俺の家に和美も住むことが決まった。ちなみに和美の性格が変わってるのは三羽烏がいるときは強くいなきゃって思いそうしてたらしい。だから、今のこの性格が本当の和美ということだろう。ふと時刻を見ると、まだ昼前だった。

 

 

蒼「さ、皆のところに行くか?」

 

和「うん!」

 

 

夏の日射しが俺と和美、そして、三羽烏の墓を眩しく照らしていた。




ここまで読んでいただき、ありがとうございます。こんな作品でも、お気に入りが12人も。ありがたいですねぇ。
三羽烏の設定ですが、原作と全く同じです。考える気がしなかったんだよね~。(すんません)
あと、和美の性格ですが、『クロックワーク・プラネット』のアンクルというキャラクターを参考にしています。それに追加でブラコンです。
次回はバンドリOVAのストーリーを中心にしていきます。

では、また次回。
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