GEEDream ~Be the one~ 作:ENDLICHERI
有「あれ?奥沢さん?なんでこのコーナーに?」
美「なんか作者が『5バンドで考えると、ハロハピメンバーのトーク量少ないなぁ。いい加減出さないと』ってことになって、今ここにいます」
有「でも、羽丘の文化祭には、本作も原作もほとんど絡んでないよね?」
美「えぇ。まぁ、作者の気まぐれだし、他のメンバーだと、『崩壊しかけているこのコーナーがさらに崩壊するかも』って。それより市ヶ谷さん、台本」
有「え?・・・あっ、私が言うんだ。という事で、どうなる第37話!?」
美「『という事で』ってどういう事?」
有「・・・・・・さぁ?台本通り読んだから分かんない」
波乱の代表戦、それをとある一室で映像で見ている難波重三郎と御堂校長。映像に映っているのは、ローグが吹き飛ばされ、倒れているであろう羽丘のグラウンドのある場所。煙や砂埃でよく見えなかったが、
「失礼します」
同室にいる科学者はタブレットを操作している。そして、
「ラビットラビットフォームの攻略データをインプット、送信完了しました」
その言葉を聞いた難波はニヤリと笑う。
ローグを追い、羽丘のグラウンドに出てきたジード。その後ろからヘルブロスが飛ばされてきて、ジードは見えているかのように避けた。そして、ロッソがジードの横に並ぶ。
海「よく避けれたね」
蒼「やっぱり犯人はお前か?」
海「当ったり~」
蒼「お前なぁ・・・、!?」
海「・・・・・・まさか!?」
くだらない言い合いをしていると、ふと嫌な気配がして、2人ともそちらを向く。向いた先にはヘルブロス、その奥からローグが歩いてきたのだ。
蒼「やはり、ある程度対策はしてるか・・・・・・」
ロッソは少し手加減してヘルブロスを外へ撃ち飛ばしたが、ジードは全力でローグを蹴り飛ばした。それでも変身解除されてないとなれば、対策をしててもおかしくはなかった。
ジードたちには分からないが、ローグのマスクの中ではラビットラビットフォームの対抗手段が出てきた。ローグはそれに従い、1本のボトルを取り出す。
蒼「ダイヤモンド!?」
海「なんで!?」
羽丘に盗られたはずのボトルが星宮のライダーが持っていることに驚いたがジードはすぐに理解した。
蒼「なるほど、羽丘に盗られたボトルは星宮が抑えていたのか・・・・・・」
紫「反撃の狼煙は・・・・・・上がった」
『ディスチャージボトル!』『潰れなーい!』
ダイヤモンドをドライバーにセットし、ローグの右手にはダイヤモンドのエネルギーが宿った。それを殴る形でジードたちに向ける。その拳からダイヤモンドが飛んできた。
『ディスチャージクラッシュ!』
蒼「うわぁっ!」
海「っ!ちょっと!?」
蒼「チッ!海璃!『予定通り』に!」
海「分かってるって!任せて!」
ジードはローグと、ロッソはヘルブロスと再び戦いを始める。
ジードは腕や足を伸ばし攻撃するが、ローグはダイヤモンドを作り出し、攻撃を防ぐ。ジードは負けじとフルボトルバスターを使い、エネルギー弾を撃つが、ダイヤモンドで跳ね返されジードに直撃する。
蒼「うっ・・・、なら!」
立ち上がり、高速で移動しつつ、攻撃するが、またしもダイヤモンドで防がれ、ローグのパンチを受けてしまう。ここで、ジードはあることに気付く。
蒼「くっ・・・、完全に読まれてる・・・!」
グラウンドの傍に来て、試合の続きを見にきた龍哉たちや、和美とAfterglow、さらにRoseliaの全員が見ていた。もちろん、他の人も来ているが。
ジードとローグの戦いを見ていて龍哉たちはこの戦いに疑問を抱き始めた。
龍「なんか、おかしくねぇか!?」
香「うん。蒼空の攻撃が・・・」
?「今、ローグのドライバーにラビットラビットフォームの攻略データがインプットされている。今のジードに勝ち目はない」
香「え?・・・さーや?」
その声をする方を見ると、遅れてくると言っていた沙綾がいた。沙綾の言った言葉の意味が知りたくて香澄たちが沙綾の近くに行く。
香「どういうこと?『勝ち目はない』って、なんで分かるの!?」
沙「・・・・・・私が、敵にデータを渡したから」
その言葉に全員が唖然とする。リサが沙綾の肩を掴み、問い詰める。
リ「なんで・・・・・・、なんでデータを渡したの!?」
沙「それは・・・、難波コーポレーションに私の家族が捕まっているの。解放する条件として、ジードの強化アイテムのデータを渡して、代表戦を星宮が勝つことなの」
蘭「何それ・・・・・・?」
龍「マジかよ・・・・・・。じゃあ、もう打つ手ないのか・・・?」
和「蒼空兄・・・」
一方、ヘルブロスと対峙するロッソは、前に蒼空と話した事を思い出していた。
海(蒼空の『予定通り』に事は進んでいる・・・。なら、今私がやるべきことは・・・・・・)
海「え!?沙綾の家族が捕まった!?」
代表戦に出場するメンバーを決めた後の出来事(第35話序盤の後のことです)、蒼空は代表戦のもう一つの目的を話していた。
海「だったら、すぐに助けに行かないと!」
蒼「ダメだ!」
海「っ!なんで!?」
蒼「今助けに行けば、難波は沙綾の家族に何をするか・・・」
海「あっ!ごめん・・・」
蒼「・・・そこで!」
蒼空はある物を海璃に渡す。それは、スパークリングのような形の物と、ロッソとブルが使うクリスタルだった。
海「これは?」
蒼「キワミルーブジャイロと、極クリスタルだ。これは、合図が出たら使うこと。それまで、誰にも見せてはいけないし、話すのもダメだ」
海「・・・分かった。でも、合図って?」
蒼「それは——————」
海「今やるべき事は、コイツを足止めすること!」
『グランド!』『ベストマッチ!』
海「セレクト!」
『Are You Ready?』『ロッソグランド!』
ロッソはフレイムからグランドにフォームチェンジする。そして、胸の前に泥の塊を形成し、野球のピッチャーの要領でヘルブロスに投げる。
海「グランド・・・コーティング!」
風「くっ・・・、何!?」
ヘルブロスにはあまりダメージはないと思われたが投げられた泥は、ヘルブロスの右足で固まっていた。
海「まだまだ!」
さらにロッソは泥の塊を形成しては投げを繰り返し、ヘルブロスを泥で覆った。
海「続きましては・・・」
『フレイム』『Ready Go!』
ルーブシューターにフレイムボトルのみセットして、グリップを持ち、銃の形を変えると、
海「フレイムバーン!」
『ボルテックシュート!』
銃口から火を吹き出し、ヘルブロスを燃やす。すると、ヘルブロスは土器のような色になって固まった。
海「ふぅ、『縄文土器作戦』成功!どうせだし、このまま・・・」
レバーを回し、頭上に巨大な岩の塊を作る。
『Ready Go!』
海「グランドエクスプロージョン!」
『グランドフィニッシュ!』
技は直撃した。だが、
風「・・・・・・この程度ですか?」
『ギアリモコン!』『ファンキードライブ!ギアリモコン!』
ヘルブロスはほぼ無傷だった。そして、ネビュラスチームガンにギアリモコンをセットして姿を消した。
海「っ、消えた・・・・・・、うわっ!・・・っ!」
ヘルブロスは姿を消したまま、ロッソを攻撃する。ロッソはルーブスラッガーを手に持ち、剣先を地面に刺す。
海「なら、これでどう?グラインドロックス!」
ルーブスラッガーを一気に引き抜くと砂埃が起こる。そして、ブルウィンドにフォームチェンジして、
『ブルウィンド!』
海「そして・・・、サンドストーム!」
ルーブスラッガーをバットのように振る。剣先には風が纏っていて、砂埃を広範囲に広げた。すると、ヘルブロスの位置が見えて、ブルはすぐにクリスタルをスラッガーにセットする。
海「見つけた!」
『セブン!』
海「ワイドショットスラッガー!」
風「!?くぅぅ・・・!はぁ・・・、はぁ・・・、やりますね」
海「どんどん行くよ!セレクト!」
『ブルアクア!』
ブルアクアになり、ルーブシューターにウィンドボトルをセットして、竜巻をヘルブロスに向け、放つ。
『ウィンド!』『Ready Go!ボルテックシュート!』
海「ついでに、アクアジェットブラスト!」
シューターを右手に持ち、左手から水を噴出する。2つの力が合わさって吹雪となり、ヘルブロスを襲うが、
風「この、程度・・・!」
『ライフルモード!』『ギアエンジン!』『ファンキーショット!ギアエンジン!』
風「はぁ!」
海「!?」
吹雪を突き破り、ブルに直撃し、煙が上がるが、
『ロッソフレイム!』
海「はぁぁぁ!」
『Ready Go!』
煙の中からロッソフレイムが飛び出し、至近距離で必殺技を撃とうとする。ヘルブロスも再びライフルを構え、迎え撃つ。
海「フレイムスフィアシュート!」『フレイムフィニッシュ!』
風「ちっ!」
両者の攻撃がぶつかり、爆発。ヘルブロスは立っているが、ロッソは倒れていた。
海「くっ!・・・ちょっと、ヤバいかな・・・!」
また、ジードもローグに手も足も出ずにいた。ローグは攻撃しながら、ある事を話す。
紫「アタシにはやるべき事がある。復讐という大事なことが!!」
蒼「!?」
紫「そのために、この手を、体を、心までも汚した。そのおかげで、このライダーの力を手に入れた!そしてギガファイナライザーを手に入れ、『半年前』に『父親』を殺した『あの怪物』を、この手で殺すために!もっと強くなる!!」
蒼「ぐわっ!」
力の入った一撃がジードを吹き飛ばした。
紫「アナタの言う『愛と平和』は、理想に過ぎない」
蒼「・・・・・・」
紫「この世界では、『愛と平和』は幻。だから!」
『クラックアップフィニッシュ!』
蒼「!?」
ジードは少し考えるように俯いていたが、気付いた時には、ローグの足がすぐそこにあった。ギリギリ防御の体制は取れたが、大ダメージを受け、倒れてしまう。
蒼「・・・っ!はぁ・・・はぁ・・・」
紫「アタシの強さで、アナタが信じる『愛と平和』がこの世界でどれだけ脆いものか、教えてあげる・・・!」
遠くからジードとロッソの戦いを見ている龍哉たちは、状況を見て勝利を諦めかけたその時、突如誰かの携帯が鳴りだす。
沙「!?夜華さん!」
龍「は?夜華から!?」
沙綾の携帯に、なんと夜華から連絡が来た。沙綾は電話に出る。
沙「夜華さん!そっちの状況は!?」
夜『敵は全て片づけましたよ。いくら主様の依頼とはいえ、この数は予想外でしたが』
沙「お母さんたちは!?」
夜『全員・・・、無事ですよ』
純『お姉ちゃん、母さんも無事だよ!』
紗『お姉ちゃん、安心してね!』
沙「夜華さん・・・・・・、ありがとうございます・・・!」
夜『・・・戻りましたら、やまぶきベーカリーのパンをいくつかおごってもらいますから』
沙「・・・はい!」
沙綾は電話を切った。目には涙が見えていた。
香「お母さんたち、大丈夫?」
沙「うん!夜華さんが助けてくれた!」
有「良かった~!」
巴「やったな!」
蘭「でも、まだ安心できない」
友「えぇ。後は、蒼空達だけど・・・」
紗「この状況を打開する方法はあるのですか?・・・・・・ん?山吹さん?」
そう、沙綾はグラウンドの境目近くまで行き、大声で叫ぶ。
沙「蒼空ーーー!!!海璃ーーー!!!」
蒼「・・・っ!?」
海「ん!?」
沙綾はその後の言葉は無く、代わりに腕で大きな丸を作った。
それを見たジードとロッソは、立ち上がる。
蒼「・・・!はぁ・・・、やっとゴーサインが出たか・・・。っ!危ね!はぁ!」
ジードはそう言いながら、攻めてきたローグの攻撃を避け、力強くパンチを繰り出し、ローグを少し吹き飛ばした。
海「はぁぁ・・・。やっと本気で戦えるよ・・・・・・」
風「?何を訳の分からんことを!?」
海「うん?ったく、うるさい!」
ロッソはヘルブロスの上を飛び超え、距離を取ると、ルーブスラッガーにクリスタルをセットして、緑色のクロス状の電気を纏った斬撃を放った。
『エックス!』
海「ザナディウムソニック!」
風「くっ・・・!」
ジードはハザードトリガーのスイッチを押した。
『MAX ハザード オン!』
蒼「さぁ、実験を始めようか?」
強化アイテムをベルトから抜き最初の状態に戻して振り始める。最初は軽快な跳ねる音がしたが、途中から重たい、何かにぶつける音が鳴り始めた。蓋を回転させ、アイテムの形を変えて、再びドライバーにセットする。
『タンク!』
『タンク&タンク!』
『ガタガタゴットン!ズッタンズタン!ガタガタゴットン!ズッタンズタン!』
すると、龍哉たちの後ろから青色の動く大砲が7個ほど、ローグを撃ちながら現れ、ジードの前に整列する。
『Are You Ready?』
蒼「ビルドアップ!」
ラビットラビットのアーマーが吹き飛び、ジードの上で大砲たちがアーマーになりラビットラビットと同じようにジードがアーマーを装着しに行き、マスクには青いタンクの目が左右に付く。
『オーバーフロー!』
『鋼鉄のブルーウォーリア!タンクタンク!ヤベーイ!ツエーイ!』
紫「!?・・・・・・なんだ、その姿は?」
ジードはタンクタンクフォームに変身した。
そして、ロッソも蒼空から貰った2つの強化アイテムを取り出す。クリスタルの横のボタンを押し、起動させて、キワミルーブジャイロの上部にある丸いくぼみにセットする。
『極クリスタル!』
海「セレクト!クリスタル!」
ジャイロにセットすると、スパークリングのようにドライバーにセットできる形に変わった。そのままジャイロをドライバーにセットする。
『フュージョンアップ!』
その音を聞いた後、ロッソはドライバーのレバーを回す。足元から金色の光の粒子が無数に溢れ出てきた。
『Are You Ready?』
海「纏うは・・・極!」
『金色(こんじき)の宇宙!キワミルーブ!』
光がロッソを包み込み、消える時には、中から金と銀と黒をメインとした身体に胸に赤、腕に青のクリスタルが付いていて、頭には2本でも1本でもない『3本』のツノを持つ戦士『仮面ライダールーブ』が現れた。
風「・・・何!?」
ローグとヘルブロスは新たなフォームになった2人に驚きを隠せなかった。
ジードとルーブは同じタイミングであのセリフを言う。そのセリフは、勝利を確信し、反撃する合図でもあった。
蒼・海「「勝利の法則は・・・・・・決まった!」」
『愛と平和』を掲げるライダーたちの反撃の狼煙が上がった。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
出ましたね、タンクタンクフォームと、ルーブ。次回は2フォームの戦闘(反撃)が始まりますよ。
ちなみに、ロッソ(ブル)のバトルシーンは『ウルトラマンルーブ』からいくつか取り入れています。
では、また次回。