GEEDream ~Be the one~   作:ENDLICHERI

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海「強大な力を秘めたギガファイナライザーを難波から取り返すため、仮面ライダージードの桐生蒼空は、他のライダーと共に難波コーポレーションのビルに乗り込むが、蒼空の体をエボルトが乗っ取り、姿を消してしまう」

沙「そういえばさぁ、香澄と龍哉が恋人同士になったシーンってまだないね」

海「そりゃそうよ。だって、あれは海に行った後のイベントだし」

沙「番外編で27.5話ってあったね。作者は書くのかなぁ?」

海「リアルが忙しいんだとか言ってたけど・・・・・・。要望あれば書くんじゃない?」

沙「あとは気分とか?って今結構メタ発言したけど大丈夫なの?」

海「いつものことだから大丈夫っしょ!てことで、どうなる第44話!?」


第44話 魔王VS

蒼空がエボルトに乗っ取られた次の日、街にはエボルト・・・・・・ではなく、ベリアル アトロシアスが現れた。

 

 

べ「・・・・・・?来たか?」

 

 

べリアルが見た方には蒼空がいた。

 

 

蒼「・・・・・・べリアル」

 

 

人格は蒼空だった。だが、そんな蒼空に1人駆け寄ってきた。

 

 

海「蒼空!」

 

蒼「・・・っ!海璃・・・・・・」

 

海「あっ!良かった~。ちゃんと蒼空だ。一緒に戦おう、今のべリアルは前より凄く強くなってるから」

 

蒼「・・・・・・」

 

 

そう言って海璃は、蒼空のビルドドライバーを渡そうとしたが、蒼空はドライバーを手に取らずに前に出る。

 

 

海「え?蒼空・・・・・・?」

 

 

海璃は蒼空がドライバーを手に取らないことに驚くが、蒼空はさらに驚く行動に出た。

 

 

蒼「・・・・・・」

 

『エボルドライバー!』

 

海「ちょっと・・・・・・なんで!?」

 

 

蒼空はビルドドライバーではなく、エボルドライバーを巻いたのだ。

 

 

『コブラ!』『ライダーシステム!』

『エボリューション!』『Are You Ready?』

 

蒼「・・・・・・変身」

 

『エボルコブラ!フッハッハッハッハッハッハ!』

 

蒼「・・・・・・、べリアルーーー!!」

 

べ「ハハハ!来い!」

 

 

蒼空は仮面ライダーエボルに変身してべリアルに挑む。海璃は蒼空の行動に立ち尽くしていた。

 

 

海「蒼空・・・・・・、なんで・・・・・・?」

 

 

また、別の方から10人くらいの人が来た。紫音、龍哉、和美にポピパとRoseliaのメンバーたち。

 

 

紫「見つけた!」

 

和「あれって、べリアル!?早くべリアルを」

 

紫「早く魔王を倒さないと!」

 

和「!?・・・・・・お姉ちゃん、本気で言ってるの?」

 

紫「何度も言ってるでしょ、本気だって」

 

 

紫音は走り出し、ローグに変身すると、スチームブレードでエボルを攻撃した。

 

 

蒼「ぐっ!・・・・・・紫音!?」

 

紫「覚悟!はぁ!」

 

 

べリアルはエボルとローグの戦いを無視して、周りにいるライダーに変身する者たちを見る。

 

 

べ「・・・・・・コイツらがちょうどいいか」

 

 

すると、ギガバトルナイザーから2体の怪人が現れた。1体は黒い身体に赤い模様、そして大剣を持っている。もう1体は黒い身体に緑色の模様、こちらは鎌を持っている。

 

 

べ「全てを破壊してこい」

 

「「はっ!」」

 

 

2体の怪人はべリアルに頭を下げ、命令を受けると海璃や龍哉たちの方を見る。

 

 

ブ「聞け!我が名は『獄炎のブラムザンド』!べリアル様に仕え、全てを焼き尽くす魔人なり!」

 

ヴ「そして、我が名は『獄風のヴァンディール』!全てを切り裂く、風の魔人!」

 

蒼「!?」

 

 

エボルは、魔人を見てすぐにコブラからラビットにボトルを変える。

 

 

『ラビット!』『ライダーシステム!』

『エボリューション!』『Are You Ready?』

 

蒼「ビル・・・、フェーズ3!」

 

『エボルラビット!』

 

紫「行かせない!」

 

蒼「!?」

 

紫「アンタは、ここで潰す!!」

 

 

エボルを倒そうとローグが挑み続ける。

 

べリアルは建物の上に行き高みの見物をしている。下ではローグがエボルを攻撃している。さらに、べリアルの僕2体が街を破壊している。

海璃は立ち尽くしていたけど、我に帰り変身する。

 

 

海「!?・・・・・・蒼空!」

 

『極クリスタル!』

 

海「変身!」

 

 

海璃はルーブに変身して、ローグの前に立つ。ローグのスチームブレードにルーブスラッガーブルで立ち向かう。

 

 

紫「!?なんのつもり!?」

 

海「私の大切な人を傷つけさせない!」

 

紫「くっ! 分かってるの?ソイツは」

 

海「知ってるよ!もう魔王になったって。でも、私は蒼空が好きなの!どんなに辛い過去を持っていようが、どんなに恐ろしい力を持っていようが関係ない!私は『蒼空』が好き。だから、蒼空のために戦う。例え、世界を敵に回しても」

 

蒼「海璃・・・・・・」

 

紫「はぁ・・・。そこを、どけ!」

 

 

ルーブとローグの戦いが始まった。

そして、和美も、

 

 

和「・・・・・・龍兄、ドラゴンゼリー貸して」

 

龍「え?・・・・・・あ、あぁ」

 

 

龍哉は和美にドラゴンゼリーを渡す。

 

 

和「ありがとう。それから、蒼空兄のこと、頼むね」

 

龍「?」

 

 

和美が魔人たちの方に少し歩いて、ドライバーを巻いた。ロボットゼリーをドライバーに挿そうとしたら、後ろから声をかけられた。

 

 

紗「朝倉さん」

 

和「ひゃ!?さ、紗夜さん?」

 

紗「私も、一緒に戦います」

 

和「え!?でも・・・・・・」

 

紗「大丈夫です。無理はしません」

 

 

そして、紗夜は微笑みながら、和美に言う。

 

 

紗「『無茶』は、しますけど」

 

和「!・・・・・・はい!」

 

 

紗夜はゲネシスドライバーを巻いた。

 

 

『メロンエナジー!』『ロックオン!』

 

『ロボットゼリー!』

 

和・紗「「変身!」」

 

『潰れる!流れる!溢れ出る!ロボットイングリス!ブラァ!』

『ソーダ! メロンエナジーアームズ!』

 

紗「さぁ、参ります!」

 

和「心火を燃やして、ぶっ潰す!」

 

 

グリスと斬月が魔人たちに挑む。グリスはブラムザンドと、斬月はヴァンディールと戦っている。

グリスはツインブレイカー ビームモードを使って、素早く動きながら攻撃する。

斬月はソニックアローを使っている。紗夜自身、弓道部というのもあるせいか、斬る回数より矢を放つ回数の方が多い。

 

 

和「皆も、Love&Peaceのために戦ってくれるよね?」

 

 

取り出したのは、三羽烏のボトルだった。アタックモードに切り替え、フクロウとクワガタを武器に、キャッスルをドライバーにセットして、ブラムザンドを攻撃する。

 

 

『シングル!ツイン!』『ディスチャージボトル!』

 

和「行くぞ!」

 

『ツインブレイク!』

 

ブ「ぐはっ! くっ・・・・・・!」

 

和「はぁぁぁ・・・・・・」『ディスチャージクラッシュ!』

 

 

グリスがツインブレイカーで攻撃した後、右足にエネルギーを溜めて攻撃しようとした瞬間、

 

 

ヴ「今だ!」

 

 

斬月と戦っていたヴァンディールがグリスに風のエネルギー状の斬撃を放つ。

 

 

和「!? くっ!」

 

ブ「食らえ!!」

 

和「しまっ!? キャアアア!!」

 

 

グリスに隙ができて、ブラムザンドが強力な一撃を放ち、グリスは吹き飛ばされ、倒れた。そして、ブラムザンドの足下に三羽烏のボトルが落ちた。魔人はそのボトルを拾う。

 

 

和「ぐっ!・・・・・・返して!!」

 

ブ「断る。そもそも、コレは悪魔のボトルだ。貴様が持つような代物ではない」

 

和「!? ・・・・・・確かに。怪物に変身して破壊兵器となるボトルなんて、悪魔のボトルだ。それに・・・・・・」

 

 

取り出したのは、ドッグタグだった。

 

 

和「僕があの3バカに頼るのはボトルの力じゃない。3人の『思い』だ」

 

 

グリスは立ち上がり、

 

 

和「今の僕は形見がないと強く生きていけない。ボトルとなれば尚更だ。だから、強くなるまでそのロストボトルは使わない・・・・・・。僕はもっと強くなる!」

 

 

龍哉から借りたドラゴンゼリーを、ドライバーにセットする。

 

 

『ドラゴンゼリー!』

 

和「ぐっ!・・・・・・もっと、強くなる・・・・・・!」

 

 

身体中に痛みが走る。だが、それを乗りきる。そして、グリスの両腕にツインブレイカーが現れた。

 

 

『『ツインブレイカー!』』

 

和「愛と平和のためにーーー!!」

 

 

グリスはドラゴンゼリーを使ってハザードレベルを急激に上げた。その結果、右腕にもツインブレイカーが出現するようになった。

グリスはブラムザンドを力で圧倒する。

 

 

和「足りねぇなー!全然足りねぇなーーー!!

 

ブ「何故だ!?何故急に強く・・・・・・!?」

 

和「誰が僕を、満たしてくれるんだよーーー!!?」

 

 

 

 

 

それを見ていた香澄たちは驚いていた。

 

 

た「二刀流だ」

 

有「アイツ、急に強くなったぞ!」

 

香「凄い・・・・・・。? 龍君?」

 

 

香澄は龍哉が少し離れたのに気付いて、声をかける。龍哉はエボルをじっと見ていた。すると、

 

 

『ボトルバーン!』

 

『クローズマグマ!』

 

『Are You Ready?』

 

龍「・・・・・・変身!!」

 

『極熱筋肉!クローズマグマ!アーチャチャチャチャチャチャチャチャアチャー!』

 

 

クローズマグマに変身した。そしてナックルをドライバーから外して、ボトルを一度抜いて再び挿した。

 

 

『ボトルバーン!』

 

龍「・・・・・・、蒼空・・・・・・」

 

 

ボタンを押してエボルに向かって走り出した。その行動に香澄たちは驚き、ルーブはクローズを止めようとする。

 

 

海「!? 万丈!止めて!!」

 

紫「アンタの相手はアタシじゃないの!?」

 

 

ルーブが止めに行くのをローグが邪魔する。

 

そして、エボルもクローズに気付いていた。

 

 

 

 

 

~蒼空視点~

 

万丈がナックルで俺に攻撃をしてくる。多分、攻撃が決まれば俺は大ダメージを受けて倒れるだろう。それで俺が死ぬとは思えないが。

ただ、紫音よりは、幼い頃に俺が運命を狂わせてしまった万丈に消される方がマシかもな。

 

 

『ボルケニックナックル!』

 

龍「おりゃあああ!!」

 

 

万丈の攻撃が当たる瞬間、俺は防ごうとせず、かわそうともせず、ただ攻撃を受けようと思い、目を閉じた。




ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

さぁて今回は、『蒼空君が自分の意思でエボルに変身』、『海璃は蒼空に告白』、『カズミンと紗夜の同時変身』、『カズミンがドラゴンゼリーでパワーアップ』、『龍哉がまさかの蒼空に攻撃!?』が大きな出来事かな?

初登場のべリアルに仕える魔人ですが、最初は原作の『ダークネスファイブ』にしようと思いましたが、後々のことを考えて変えました。作者が以前、少しハマった『バトルスピリッツ』から使いました。


では、また次回。


後、私事ですが、『ビルドNEW WORLD 仮面ライダークローズ』見ました!レンタルで。

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