GEEDream ~Be the one~ 作:ENDLICHERI
※今回は長いです。ご了承ください。
次元の狭間。本来存在しない場所。そこに2人、ジード ラビットラビットフォームと、べリアルがやって来た。
蒼「くっ!・・・・・・ここって?」
ジードには見覚えがあった。自身の真実を知った後、エボルトに映像付きでビルドの戦いを見ていた。ここは、ビルドとエボルトの最後の戦いと同じ場所だったのだ。
ベ「くっ!お前・・・!」
蒼「まさか、ビルドと同じ感じになるなんて・・・・・・。」
ベ「あぁ!?」
蒼「べリアル!お前は、ここで倒す!!」
ベ「やれるものならやってみろ!!」
ジードとべリアルが戦っていた場所。そこに海璃たちと紫音たちが来ていた。
あ「・・・!ねぇ、あれ!」
あこが何かに気付いて指差す先には、リトルスターから創られたボトルが落ちていた。
海「なんで、なんでなの・・・・・・?蒼空・・・。」
花「み、みんな!これ!」
花音が携帯を見せてきた。そこには、ジードとべリアルが映っていた。カメラが一台、次元の狭間に入っていったのだろう。
ジードとべリアルは激闘、いや、死闘を繰り広げている。
ベ「ふん!はぁ!」
蒼「くっ!・・・この!」『タンクタンク!』
ジードはタンクタンクフォームになり反撃に出るが、べリアルの力任せの攻撃に耐えきれず、
『ラビットタンクスパークリング!イエイ!イエーイ!』
蒼「ぐっ!・・・・・・っ!」
ラビットタンクスパークリングに姿が変わる。だが、左足のバネに力を加え、べリアルにジャンプ、そのまま蹴りを決める。
ベ「ぐっ・・・!っ!」
蒼「ふっ!はぁ!」
ジードはホークガトリンガーで攻撃しながら近付き、べリアルは自身の爪で迎え撃つ。ジードはホークガトリンガーを手放され一度倒れるが、わざと隙を見せドリルクラッシャーで攻撃する。
ベ「っ!・・・貴様ァ!!」
蒼「!? ぐわっ!」
べリアルの強力な攻撃を受け、ジードはプリミティブフォームに戻る。
蒼「くっ・・・!」
ベ「終わりだ!」
べリアルは両腕を十字にして、『デスシウム光線』を放つ。
蒼「はっ!? ぐわあぁぁ!!」
ジードは攻撃を受け倒れる。そして、変身が解除されてしまった。
ベ「勝負あったな。」
蒼「くっ・・・!」
?「何寝てんだよ!みっともねぇ。」
蒼「え?・・・この声って・・・。」
蒼空が周りを見ると、中継カメラが一台あった。だが、そこから聞き慣れた声が聞こえた。
病院の一室、龍哉が目を覚ましていた。
龍「今のお前は、負ける気がしねぇだろ!?」
蒼「万丈・・・。」
そして、他のライダーたちも・・・・・・。
和「蒼空兄!心火を燃やして、立ち上がって!!」
紫「アンタは愛と平和という大義のために戦ってきたんでしょ!だったら早く立ちなさい!!」
海「蒼空・・・・・・、頑張って・・・・・・。」
その言葉が聞こえたべリアルは、
ベ「ちっ!うるさい!!」
エネルギー弾をカメラに向けて放ち、破壊した。
ベ「ふん!これで静かになった。・・・・・・ん?」
べリアルは蒼空が立ち上がっていることに気付いた。
蒼「なんだ?・・・そんなに驚くことか?」
ベ「往生際が悪いぞ。」
蒼「ふっ、悪いが俺は諦めが悪いからな!」
そして、『ギガファイナライザー』を取り出した。
それは、べリアルとの決戦前のこと。蒼空はパソコンに向かっていて、横にジーニアスボトルとギガファイナライザーが置いてあった。
蒼「・・・・・・。」
―――何やってんだ?
蒼「見りゃ分かるだろ?ジーニアスボトルとギガファイナライザーが使えるのか調べてるんだよ。」
―――残念ながら、その2つは使えない。
蒼「・・・・・・理由をどうぞ。」
―――まずジーニアスは、エネルギーをチャージしないといけない。そして、ギガファイナライザーは力の一部は使えるが、正式な適合者がいない。
蒼「・・・・・・ジーニアスのチャージにはどれくらいかかる?」
〈解。ジーニアスボトルのエネルギーをチャージするのに、約1ヶ月かかります。〉
蒼「マジか・・・。」
―――・・・・・・あまりオススメしないが、ギガファイナライザーを使える方法はある。ただし、失敗すればお前は消滅する。
蒼「・・・その方法は?」
蒼「こいつを使えるようにする方法。それは、俺の中の魔王の力を極限まで引き出すこと。」
蒼空は覚悟を決め、自身の魔王の力を使う。
蒼「うおおぉぉぉ!!」
すると、蒼空の周りから魔王の力が溢れだしてきた。そして、蒼空はギガファイナライザーを前に突き出す。
蒼「ふっ・・・・・・、はぁ!」
すると、ギガファイナライザーに付いていた岩が消え、封印が解かれる。そして、ギガファイナライザーは周りの魔王の力を吸収する。さらに、近くにある『ジード』と『スペシウム』、さらに地上にあるリトルスターのボトル、蒼空の家にある『ジーニアスボトル』が蒼空の周りに飛んできた。
すると、ジーニアスボトルが他のボトルを吸収、さらにギガファイナライザーまでも吸収して、力を取り戻すだけでなく、ボトルの底の黄色い部分が赤色に変化して、蒼空の手に。
ベ「何が起きた・・・・・・!?」
蒼「これは・・・。」
蒼空は全てを理解して、ボトルの上部にあるスイッチを押す。
蒼「さぁ、実験を始めようか?」
『ウルティメイト!』『オールイエーイ!』
『『アルティメットエボリューション!』』
ドライバーにセットする。
『Yeah!』『Yeah!』『Yeah!』『Yeah!』
『Are You Ready?』
蒼「・・・・・・変身!!」
『完全無欠のボトルヤロー!』『ウルティメイトファイナルジード!』『スゲーイ!』『モノスゲーイ!』
蒼空の足元に巨大なステージが現れ、蒼空の前には黄金のビルドマークが出てきて、蒼空と重なると同時にスーツが出現。そして、ベルトコンベア上を流れる無数のフルボトルがスーツに刺さり、ビルド ジーニアスフォームになる。
さらに、マスクにジードの目と頭部に黄色いひし形が現れて、スーツに黄色いラインが入って、『仮面ライダージード ウルティメイトファイナルフォーム』に変身した。
ベ「その姿は・・・!?」
蒼「勝利の法則が、決まった!!」
べリアルがジードめがけて走ってくる。そして、パンチをするが、ジードはその手首を掴む。そして、パンチを繰り出す。べリアルが後ろに下がるとその後ろにジードがいた。
ベ「!? 何!?」
蒼「ふっ!」
べリアルは殴り飛ばされるが、途中からその勢いが強くなった。
ベ「くっ!・・・・・・どうなってる!?」
蒼「分かってないのか?俺がやったんだよ、高速で移動して、ね。」
高速なんてものではないが、ジードは高速・・・・・・いや、超速で移動して、べリアルを攻撃していた。
ベ「なんだと・・・!?」
『ワンサイド!』『Ready Go!』
ジードはドライバーのレバーを1回回し、べリアルに近付きパンチを繰り出す。
蒼「はぁぁ!!」
『ウルティメイトアタック!』
ベ「ぐわっ!・・・くっ!なんだ!?力が・・・!?」
『ワンサイド!』『逆サイド!』
ジーニアスの浄化能力で、べリアルの闇の力を少し浄化したのち、ドライバーを2回回して、キックを決める。
『Ready Go!』『ウルティメイトブレイク!』
蒼「はぁぁ・・・、はぁ!」
ベ「!? ぐわぁ!」
べリアルは怯むが、ジードはその隙を見逃さなかった。ジーニアスボトル改め、『ジードファイナルボトル』から、ギガファイナライザーを取り出す。その形はギガバトルナイザーと同じ大きさで、先端の赤い部分から2枚の刃が広がっていた。その模様は、ジードの目だった。
蒼「これが、本来の形か・・・・・・。」
ジードはギガファイナライザーの形に納得して、べリアルに挑む。突きや斬るといった攻撃でべリアルを圧倒する。
ベ「なめるな!!」
べリアルは『デスシウム光線』を放とうとする。
ジードはジードファイナルボトルから、2本のボトルを精製する。そのボトルをギガファイナライザーの黒い部分に挿す。ちょうど、2本挿せる場所があるからだ。
『ジード!』『エボリューション!』
『目覚めよ!最強の遺伝子!』
蒼「これでどうだ!」
そして、赤い方のスライドスイッチを3回操作して、ギガファイナライザー最強の必殺技を放つ。
蒼「クレセントファイナルジード!」
エネルギーの刃がべリアルの光線を切り裂きながら、べリアルに直撃する。
ベ「おのれ・・・!ジード・・・!!」
ジードはギガファイナライザーをジードファイナルボトルにしまい、
蒼「べリアル、これで最後だ!」
ドライバーを4回以上回し、飛び上がる。
『ワンサイド!』『逆サイド!』『『オールサイド!』』
『Ready Go!』
蒼「はぁ!」
ベ「!?・・・ふっ!」
べリアルも飛び上がり、互いに(ライダー)キックを放つ。
ベ「おりゃあああ!!」
蒼「はぁああ!!」『『ウルティメイトフィニッシュ!』』
互いのキックがぶつかる。その時、ジード・・・いや、蒼空の脳にとあるビジョンが映る。
一人の戦士が力を求めて禁断の力に手を出すが、その力は強すぎて戦士の身を蝕み、周りの者はその戦士を追放した。そして、闇の魔神が戦士の中に入り、暗黒の戦士となった。そして、封印されたり、倒されたりしたが、何度も蘇り、その度に強い恨みを育てていった。そして、この世界に復活して、その恨みもさらに大きくなっていた。
蒼(これが、べリアルの過去・・・・・・。)
蒼「アンタは、何度も蘇り、深い恨みを抱き続けてきた!でも、もう疲れたんだろ?もう、終わりにしよう?」
ベ「!?分かったようなことを言うなーーー!!」
蒼「分かったさ!アンタの過去を知ったから!だから!」
『ワンサイド!』『逆サイド!』『『オールサイド!』』
ジードはさらにドライバーのレバーを回す。
蒼「俺がアンタの思いを全部背負って生きてやる!!はぁあああーーー!!」『『ウルティメイトフィニッシュ!』』
ジードのキックにさらに力が宿り、べリアルのキックを押し返し、ダメージを与えて、ジードは大地に降りた。
ベ「ぐわっ!・・・くっ!・・・まだ、だ・・・!」
べリアルが再び光線を放つが、
『ワンサイド!』『逆サイド!』『『オールサイド!』』『Ready Go!』
蒼「レッキングノヴァーーー!!」
ジードも光線を放つ。その光線は『レッキングバースト』のように放つが、威力は桁違いだ。
ベ「くっ!・・・ジーーードーーーーー!!!」
べリアルに光線が当たり、べリアルは爆発し、消滅した。
蒼「はぁ・・・、はぁ・・・、さよなら、『父さん』・・・・・・。」
ジードが最初で最後、べリアルのことを父さんと言った瞬間であった。
そして、蒼空は変身を解き、『その場に倒れた』。
地上では、中継カメラが壊れたため、状況が理解出来なかったが、べリアルの気配が消えたことを、魔王因子を持つ者全員が理解した。
海「っ!・・・これって・・・・・・。」
紫「べリアルの気配が消えた・・・・・・。」
紫音の言葉で、周りのメンバーが喜んでいた。龍哉も、それを感じて香澄たちに伝えると、それを聞いた周りの患者や医者の耳に入り、すぐにこの事実が広がっていった。
だが、
海「裂け目が、閉じていく・・・・・・。蒼空・・・・・・。」
いまだに蒼空が戻って来ない。そんな時、海璃の携帯に着信が入る。
海「っ!・・・・・・、蒼空!?」
連絡してきたのは、蒼空だった。
海「蒼空!早く戻って来て!裂け目が!!」
蒼『だろうな。だけど、敵さんがいてさ、戻れそうにないや。』
海「だったら、こっちに戻って一緒に戦って」
蒼『いや、コイツらは相当強そうだから・・・・・・。伝えたいことがある。』
海「え・・・?」
蒼『店のことだけど、夜華が経費とかの難しいことが出来るから、夜華に任せて、普通に働いてくれればいい。あと、錘さんの家、好きに使ってくれていいよ。』
海「分かった。分かったから!早く戻って来て!!」
蒼『やり残したことはいっぱいあるけど、言い残したことは・・・・・・、あっそうだ。パンドラボックスのボトルは研究室にあるから、和美や紫音たちと分けて使ってくれ。そして、お前に伝えたいことがあるんだ。』
電波が弱くなってきた。裂け目がもうすぐ閉じるからだ。
蒼『海璃。俺、――――――――――――。』
海「!?」
その瞬間、裂け目が閉じて、電話が切れた。海璃は携帯を持つ手を耳から外し、空を見上げていた。
その場にいたメンバーは、泣いたり落ち込んだりしていた。
海「嘘つき・・・。敵なんていないくせに・・・・・・。」
海璃の目には、涙が見えていた。
12月24日、この日べリアルが消滅し、世界は愛と平和に満ち溢れたクリスマスイヴを送っていた。だが、この戦いの詳細を知る者は、複雑な心境で、聖夜を過ごした。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
想像できましたか?蒼空が(ある意味)帰らぬ人となることに。蒼空は最後、海璃になんて言ったんでしょうか?
ジード ウルティメイトファイナルフォームですが、基本はビルドジーニアス、そこにジードの目を付けて、頭に『ウルトラマンジード ウルティメイトファイナル』のトサカ(?)を追加して、ボディにはジードの黄色の線を追加した姿です。中々想像しづらいと思います。ごめんなさい。能力は、ジーニアスとウルティメイトファイナルを合わせております。
では、また次回。