GEEDream ~Be the one~   作:ENDLICHERI

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蒼「記憶喪失の少年 桐生蒼空は家の喫茶店で働いている最中、とある姉妹が気になり後を追ってみると、怪物が現れ、姉妹を襲おうとする。蒼空は2人を助け、怪物は標的を蒼空に変え、蒼空は絶体絶命の危機に。するとどこからともなくベルトとボトルが投げられてきて蒼空はそれを使い、なんと『仮面ライダー』になってしまった。」

刃「っていうか、お前襲われた姉妹の名前分かるのか?」

蒼「あっ。そういえば名前知らねえ」

刃「それじゃあ怪物が襲った理由とか最近身の回りで起きてる不思議なこととか聞けないだろ!」

蒼「しょーがないでしょ!必死だったんだから!さ、第2話、どうぞ!」



第2話 力と運命

 怪物騒動の後、蒼空は自宅に帰り、何事もなかったように生活し、家に1人だけになった。刃野はまだ警察署、石動は帰った。蒼空は自室の机の上に置いたビルドドライバーとフルボトルに目を向けた。

 

 

蒼「ビルドドライバー・・・でもあれはビルドじゃなかった。」

 

 

思い出すのは夢で見た赤と青の『ラビットタンク』ではなく、青く怖い目をした自分の変身した姿だった。

 

 

蒼「流石にあれは『ビルド』じゃないよな~」

 

 

そして、少し考えて

 

 

蒼「よし、じゃああれは『ジード』にしよう。区別しとかないと、ビルドの評判がね・・・」

 

 

自分より架空の存在のビルドの心配をしている自分に少し呆れながらこの後のことを考える。

 

 

蒼「まずは『あの姉妹』と話さないとな・・・名前聞いてないや。ま、いっか。その辺は明日考えよう」

 

 

そして、蒼空はベッドに入り、眠りについた。

 

 

 

 ---とある場所---

 暗い通路を1人の人間が歩いていた。いや、人間より怪物と呼ぶほうが相応しいだろう。全身赤で胸のところに『コブラ』の形がある怪物の前にまた1人、別の怪物、今度は黒をメインとした『蝙蝠』が現れた。

 

 

?「何をしていた、『スターク』?」

 

ス「なぁに、ちょっとした散歩だよ。そんなこともお前に報告しないといけないのか?『ナイトローグ』さん?」

 

ロ「・・・」

 

 

 ナイトローグとブラッドスタークは通路の真ん中で互いに睨むように見ていた。

 

 

ロ「先程謎の高エネルギー反応があった。その近くに、お前の反応もあった。」

 

ス「・・・。何が、言いたい?」

 

ロ「お前は知ってるはずだ。そのエネルギーの正体を」

 

ス「・・・。はぁ、悪い。そのことは俺にも分からん。」

 

ロ「何?」

 

ス「その時はちょうど別のことに夢中でな見れなかったんだよ。用は以上か?悪いが俺は忙しいんだ。じゃあな。」

 

 

そう言ってスタークはその場を後にした。

 

 

 

 

 

 ---蒼空の家 nascita---

 日曜日。昨日のことが噓のようにカフェは普通に営業していた。と言っても基本、昼間と夕方にちらほら来る位だが。売り上げ?その辺は気にするな。

 とにかく、今日は蒼空一人だけで店をしているため、今日は3時に閉めることにしていた。そして3時前に、蒼空が気にしていたあの姉妹がやってきた。蒼空は店を閉めつつ、2人にドリンクを用意した。

 

 

蒼「えーと、姉のほうが戸山香澄、で妹の明日香、であってるよね?」

 

香「はい!」

 

蒼「まぁ、聞きたいことはそれぞれあると思うから、取りあえず俺から話していい?」

 

香「はい!お願いします!」

 

明「出来る限り答えます。」

 

蒼「まずはあの怪物、あれは君たちを狙っていた。理由は君たちのどちらかにある。最近身の回りで何か変わった出来事とかある?」

 

香「うーん、特に何も・・・」

 

明「・・・あります」

 

香「え!?あっちゃん、あるの!?」

 

蒼(やっぱり姉の方は馬鹿だな)

 

 

蒼空の中で香澄は馬鹿、妹の方がしっかりしていると記憶した。

そして、明日香の身の回りで起きていることとは、自分の身体がいつもより熱いこと、胸の辺りがたまに光ること、そして、手から火が出ることだった。

 

 

蒼「なるほどねぇ」

 

香「それよりも、蒼空さん!昨日のアレは何ですか?」

蒼「アレ?」

 

香「あの怖い目をした人から蒼空さんに変わるところを見たんです。」

 

蒼「あぁ、あれは、」

 

刃「それは俺が話そう。」

 

蒼「刃さん」

 

蒼空が説明しようとしたとき、突然刃野が入ってきた。

 

 

刃「怪物の名前は『スマッシュ』。俺たちはそう呼んでる。そして・・・」

 

 

刃野の手には蒼空が部屋に置いていたはずのビルドドライバーとフルボトルがあった。

 

 

蒼「え!?いつの間に?」

 

刃「こいつを使えば超人的力を得る。ただし、今は蒼空にしか使えない」

 

蒼「『ジード』になれるのは、俺だけ・・・」

 

刃「?ジード?」

 

蒼「うん、ジード。それで変身したときの名前」

 

刃「ふーん。ま、とにかく君たちは俺が送るよ。いい?」

 

香「あ、はい。」

 

明「ありがとうございます」

 

 

そう言って刃野は2人を家まで送ることにした。蒼空も一緒についていくことにした。その道中、

 

 

スマッシュ「ウォオオォゥ!」

 

蒼「!スマッシュ!」

 

刃「まずいなぁ」

 

 

刃野は自分の後ろにいる2人に目を向けた。特に明日香。スマッシュは明日香を狙っているのだから。

 

 

蒼「戦えるのは、俺だけ・・・」

 

 

そうつぶやくと、蒼空はビルドドライバーを腰に巻いた。

 

 

刃「待て!君を危険な目に合わせたくない!」

 

蒼「でも、戦えるのは俺だけだろ」

 

 

そう言って蒼空はスマッシュの前に立ち、

 

 

蒼「さぁ、実験を始めようか?」

 

 

ボトルを振り、ドライバーにセットする。

 

 

『ジード!』『スペシウム!』

 

『ベストマッチ!』

 

 

そして、レバーを回し、

 

 

『Are You Ready?』

 

蒼「変身!」

 

『覚悟のスペシウムジード!』

 

『プリミティブ!Yeah!!』

 

 

蒼空は『ジード プリミティブフォーム』に変身した。

 

 

蒼「行くぞ!」

 

 

ジードは構えを取り、スマッシュめがけて走り出し、飛び膝蹴りをかました。

 

 

刃「蒼空・・・。俺たちは少し離れよう。」

 

香「はい!」

 

明「分かりました。」

 

 

スマッシュが地面を殴り、出てきた岩をジードに放つも、ジードはバリアを張り、防いだ。バリアを解除した瞬間スマッシュの一撃がジードの腹部に直撃して、吹き飛ばされた。

 

 

蒼「っ!昨日と同じタイプなのに、昨日より強い・・・」

 

 

すると、スマッシュは明日香の方へ歩き始めた。

 

 

刃「やめろ、来るな!」

 

 

刃野は銃を構える。だがスマッシュは関係なく歩いてくる。

 

 

蒼「アイツ、やっぱりあの光が狙いか。なら止めないと!」

 

 

ジードはスマッシュの前に立ちはだかり、スマッシュを止め始めた。

 

 

明「蒼空さん・・・」

 

 

明日香は顔の前で祈るように手を組んだ。

 

 

明「頑張って・・・」

 

 

スマッシュはジードの背中を殴る。

 

 

蒼「くっ!この!」

 

 

ジードは攻撃に耐えながらレバーを回す。回し終えると、スマッシュの腕を内側から外へ広げるように押さえつけ、ジードの身体には赤と黒のオーラが出ていた。

 

 

『Ready Go!ボルテックフィニッシュ! Yeah!』

 

蒼「レッキングバーストォォォ!!!」

 

 

ジードが腕の押さえを離すと、スマッシュはその流れに乗り、攻撃すると、ジードは攻撃をかわし、後ろに倒れると、腕をクロスさせ、光線を放つ。スマッシュは光線を受け爆発した。

 

 

香「やったー!」

 

明「よかった~。・・・あっ」

 

突然明日香の中の胸の光が離れていき、ジードの所に来た。光はジードの手の上でボトルへと形を成した。

 

 

蒼「これは・・・、新しいボトル・・・」

 

 

蒼空は変身を解き、3人の下へ歩く。

 

 

蒼「多分君の思いで光が離れてこうしてジードのボトルになったみたいだ。ありがとう」

 

明「いえ、こちらこそ。ありがとうございます」

 

蒼「いえ。それからジードのことは内緒でお願いできる?」

 

香「はい!」

 

明「分かりました」

 

蒼「ありがとう」

 

刃「蒼空・・・」

 

蒼「刃さん、これは俺が決めたことだ。俺が覚悟を決めて・・・。だから、」

 

刃「分かった」

 

蒼「!刃さん・・・」

 

刃「止めはしない。今まで通り支えるだけだ」

 

蒼「ありがとう、刃さん」

 

刃「あ、あと石動にも言えよ。アイツも同じことを言うと思うけど」

 

蒼「あぁ」

 

 

 ---とある場所---

ス「へぇ~、ようやくボトルが1つ完成したか」

 

 

蒼空の戦いが見える所にスタークはいた。

 

 

ス「あと『5本』か」

 

 

 

 また別の場所にはまた1人、黒がメインで胸や顔に青い流星のようなデザインの仮面ライダーがいた。

 

 

?「あれがジードか」

 

 

 

 ---蒼空の家---

 石動とジードの話をした蒼空は新しいボトルを見ながら廊下を歩いていると、ふとある扉に目を向ける。その扉は記憶を失ってからまだ1度も開けてない扉だった。蒼空はその扉を開けると、地下への階段があった。

 

 

蒼「こんなとこあったんだ」

 

 

階段を下りてみると、2つの扉が左右にあった。まず左の扉を開けた。そこには、沢山の楽器があった。

 

 

蒼「ライブハウスかよ・・・」

 

 

続いてもう1つの扉を開けると、そこには、大きな機械、2つの机、1つは工具が沢山置いてあってまるで作業場だ。もう1つにはデスクトップパソコンが置いてあった。それだけでも印象的だが、もっと気になるのは、部屋の中心に1人の少女が立っていた。

 

 

?「ん?久しぶり。と言っても記憶がないのか・・・」

 

蒼「あんたは・・・誰だ?」

 

 

 その少女は蒼空に微笑んだ。

 

 




 2話を書いてる途中で1話にドライバーの音声を入れ忘れていることを思い出し、セリフの最初に呼び名の1文字目を入れながら追加しました。ごめんなさい。
 お気に入りしてくれている人がいてビックリしました。期待に応えれるか分かりませんが、頑張ります。でも、少し日にちが開くかも・・・
 ちなみに現在分かっているボトルの説明
・ジードフルボトル
 ジードの核となる、有機物扱いのボトル。ベストマッチのボトルはスペシウムボトル。でも、 他にもベストマッチがある、らしい。ウルトラマンジードでは、ベリアルカプセル。
・スペシウムフルボトル
 プリミティブフォームに必要な、無機物扱いのボトル。ベストマッチのボトルはジードボトル。ウルトラマンジードでは、ウルトラマンカプセル。
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