ジョジョの奇妙な冒険〜空条承太郎と9人の女神〜   作:ガリュウ432

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スタンドが一気に2体出てきます。
μ's側のスタンドは色物系を多くしようとしてますが、・・・被りそうで怖い。タダでさえ想像力の乏しい作者ですので、『これとこれ被ってない?』ってのがあったらご指摘お願いします。


3話 不可思議なる境と未来の花

「海未ちゃん・・・?穂乃果ちゃんは・・・、どこに・・・行ったの?」

 

「・・・話を聞いていなかったのですか、ことり。呑み込んだ・・・。そう言ったんです。」

 

「・・・なんでそんなことをするの・・・!」

 

「・・・敵だから・・・としかいいようがありません。」

 

(・・・やはり絢瀬の時もそうだったが、こういうふうに立ちはだかってきた時、奴らには謎の殺気がある。気を抜いたら・・・『殺られる』だろうな。)

 

「ことり、さっきも言ったが奴には迂闊に近づくな。相手のスタンドがわからない以上、あまり近寄るのは正しい判断じゃない。」

 

「ええ、ですから私達も、近づけないようにしましょう!!不可思議なる境(ワンダーゾーン)ッ!!」

 

「先程も見たが、それが君のスタンドか?」

 

「えぇ。そしてこのワンダーゾーンは・・・。ワンダーゾーン!範囲を指定して!!」

 

そういうと、ワンダーゾーンは指先から光線のようなものを放ち、廊下の壁から反対側の壁まで仕切るように線を引いた!!

 

「・・・なるほど、コレが所謂、君の言う『指定する範囲』か?」

 

「その通りです承太郎さん。だから・・・、海未ちゃん、『その線の内側に・・・、入らないように』ね。その線の内側に入れば、ことりのおやつにちゃうからね。」

 

「・・・ふふ・・・、牽制のし合い・・・ですね。しかしこれでは平行線ですよ?」

 

「もちろん。平行線になるね。・・・でもそれは・・・、『私と海未ちゃんが1vs1の時だけだよ。』」

 

「・・・なっ!!」

 

「自我がはっきりしない状態でのスタンドを出現させるのは非常に危険だからな。・・・園田。お前をすこし沈静化させてもらう。」

 

「・・・ふふ、どうするのですか?先程も言ったように牽制のし合い。それはあなたも同じことです。」

 

「・・・ならば、『こういう手もあるな』。」

 

そういうと、承太郎はスタープラチナの拳についている銀色の球を発射したっ!だが、海未は顔色一つ変えずに

 

「・・・飛び道具・・・ですか。でしたら、『私のスタンドの方が強い。』未来の花(フューチャー・フラワー)ッ!」

 

フューチャー・フラワー。そう自分のスタンド名を叫んだ海未は自分の目の前に謎のホールを作る。

そして、スタープラチナのライフル弾を飲み込む。

 

「・・・なるほど。君のスタンドはホールに飲み込むタイプか。」

 

「ええ。そんな感じです。まあ、飲み込んだもののエネルギーが大きければ大きいほど、長くは保持できません。・・・それに・・」

 

海未がその続きを言おうとすると

 

「飲み込んだもののエネルギーが小さくとも、ずっとホールの中に飲み込むことはできないって感じか?」

 

「・・・そこまでもう見破ってるんですね。・・・まだ私のスタンドは未完成みたいです。」

 

ドサァッ

 

そう海未が呟くと後ろで何かが落ちる音がした。

 

「ッ!穂乃果ちゃんっ!?」

 

「・・・なるほど。呑み込んでも、暫くすれば『呑み込んだ場所』から戻されるというわけか。」

 

「ええ。・・・あなたがたと戦って勝利することで、フューチャー・フラワーを・・・、私のスタンドを成長させる必要があります。」

 

「・・・やれやれ。成長のさせ方ってのも・・・、重要なものだぜ。そもそもスタンドってのは『自分自身』だ。親友に手を出して、果たして『自分が成長できると思うか?』」

 

「・・・煩いです。・・・『あの方』からの暗示に・・・!間違いがある訳ありませんっ!!」

 

虚ろな目で園田が叫ぶ。

だが・・・、

・・・あの方・・・だと?誰の事だ?ただ、操られていることはわかったな。・・・絢瀬も同じと見ていいだろう。

 

「ことり、今の言動でわかったな。完全に操られていると見て間違いないだろう。」

 

「・・・はっ、はい・・・。」

 

「・・・しかし、あのホールは厄介だ。私が先に出よう。・・・『スタープラチナ・ザ・ワールド』ッ!」

 

ドゥゥゥゥンッ・・・

カチッ、カッチ・・・

 

「・・・あまり多用しすぎると俺の体に来るが・・・。『前ほど負担はない』みたいだな。・・・俺も成長しているといえばしているのかもな。・・・『そして時は動き出す。』」

 

スウウウウッ!

 

「・・・っ!?なっ!?いつの間に後ろにっ!?」

 

「少しだけ『押させて』もらうぜ。」

 

トンッ

 

「・・・ぐっ・・・!!(まずい!・・・このままでは『ことりの空間』に入ってしまうっ!)」

 

ザッ・・・

 

「・・・私の境に入ったね・・・!『ことりのおやつにするよッ・・・!』」

 

その刹那、ことりのワンダーゾーンが、波動砲を発射した!

 

「・・・甘いですよ!フューチャー・フラワーッ!!」

 

だが、園田のフューチャー・フラワーが作り出したホールに、その波動砲ごと飲み込まれてしまう。

 

「なっ・・・!!」

 

「・・・言ったでしょう。飛び道具でしたら私の方が強い、と。」

 

「・・・そんな・・・!」

 

(・・・ですが、ことりの不可思議なる境の波動砲は・・・、『エネルギーが強大・・・。』あまり保持は出来ませんね・・・。)

 

ことりが、どう反撃しようか考えていたその時。

 

「・・・大丈夫だ。」

 

「・・・え?」

 

海未の背後にいた人物、そう、空条承太郎だ。

空条承太郎が呟いた。

 

「・・・だ、大丈夫って、飛び道具も効かない、スタンドで攻撃した所で本体ごと飲み込まれるのは目に見えているじゃ・・・!」

 

「ことり。スタンドでのバトルは自分のスタンド能力を把握することも大事だが、・・・本当に大事なのは『そこだけじゃあねえんだぜ。』」

 

「そこだけじゃ・・・、ない・・・?」

 

「ふ・・・、なにを・・・。あなたがたもホールに飲み込んだ後、気絶させてゆっくり始末してあげま・・・」

 

「園田。さっき、君も言っていたとおり、君のスタンドは『まだ未完成だ。』・・・能力も完全じゃあねえ。・・・君のその異空間に呑み込む能力も、呑み込むだけで始末は出来ねぇし、『呑み込めてせいぜい1,2分』・・・と言ったところか?」

 

「っ!!?(・・・この男・・・、『あの一瞬で私のスタンドの弱点を見抜いた!?』)」

 

承太郎は続ける。

 

「しかも君のその様子を見る限り、『呑み込んだ状態を保持するのにも相当な集中力を要する』ようだな。・・・あまり無理はしない方がいい。このあとの反動も大きくなるぞ。」

 

「・・・何を抜かすかと思えば、情けですか!?今、窮地に立たされてるのはあなたがたの方です!!私が圧倒的有利!先程ことりが言った通り、飛び道具も、直接攻撃も、全てこのホールで飲み込める!ここになんの欠点が」

 

「・・・君がさっき言ったんだ。『長くは異空間に飲み込むことはできない』・・・と。そして、さっき私が予測でせいぜい1、2分だと言った・・・。今、何分経ったか、わかるか?」

 

海未は承太郎とことりの行動を時間に当て嵌め、振り返る。もちろん、いつでも攻撃されても反応できる間合いでだ。・・・だが、その対応が無意味だとわかる結論にたどり着く。

 

(・・・まさか・・・!!『アレ』を狙って・・・!!いや・・・!『アレ』だけならば、撃たれたあとでも反応できる・・・!)

 

「・・・ふふ、あなたが何を考えているかは把握済みです。・・・ですが・・・。」

 

そう呟いた瞬間、承太郎のライフル弾を呑み込んだホールが再び出現し、海未に向かっていく!

 

「この程度ならホールを使わずとも躱すことは可能!!」

 

海未はこれを避け、そして、そのまま反撃に移ろうと考える。完璧だ。・・・そんな海未に、空条承太郎は帽子の影から不敵な笑みを浮かべた。

 

「・・・ああ、避けられるだろうな。・・・だが、『君のいる場所はことりの境の内側』だぜ?」

 

「!!まさかっ!!」

 

「そう・・・!そのライフル弾ごと、囮・・・!本命は避けたところを撃つ!!」

 

ズドオッ!!

 

「ふふ・・・!!甘いですよことり・・・ッ!!」

 

(がっ・・・ダメだ!!ここでもう一つ飲み込んでしまうと・・・!さっきの波動砲が解放されてしまうっ!!・・・いや、・・・この角度なら『当たることはないっ!』)

 

「構わない!フューチャー・フラワー!飲み込みなさいっ!」

 

シュウウウン・・・

 

フューチャー・フラワーが波動砲を飲み込む。だが、その直後最初に飲み込んだ波動砲が放たれる!!

 

「ッ!やはり・・・『波動砲は少し右にズレている!』私に当たることはないっ!」

 

勝利を確信した海未。だが、

 

ドゴォンッ!!!!!!!

 

「ゴハッァッ・・・!?な・・・、なぜ・・・!?『波動砲がカーブして・・・!?』」

 

ドドドドドドドドド・・・

 

「海未ちゃん・・・、忘れたの?その線の内側は・・・『ことりの範囲(セカイ)』だよ?範囲内であれば、私の波動砲は『自由に操れる。』」

 

「・・・2度のブラフ、勝ちが目前からの慢心、そして、未成長のスタンドを把握出来ず、敵に読まれてしまったことが・・・、『君の敗因だ。』」

 

「・・・ふふ・・・、『彼を知り己を知れば』・・・ということですか・・・。未完成のスタンドというのも・・・、不自由ですね・・・。」

 

ドサッ・・・

 

「海未ちゃん!!」

 

「安心しろ、気を失っただけだ。穂乃果と一緒に部室で手当しよう。」

 

「は、はい!・・・みんなも、無事だといいですけど・・・。」

 

to be continued…




ー次回予告ー
園田を倒した後、怪我をした穂乃果と海未の手当をすべく部室に入った承太郎とことり。しかし、中には誰もおらず、学校も怪しい雰囲気に包まれる。

「残りのメンバーが園田と同じように襲ってくると考えて問題は無いだろう。」

そう考えた承太郎。・・・この承太郎の考えは的を得た発言だった。
メンバーを探すべく、捜索にでた承太郎達が見た仲間とは・・・。

第4話 愛しき挑戦者《ダーリン・チャレンジャー》

《Chara File Vol3,4》
《MASTER NAME》南ことり
《STAND NAME》不可思議なる境《ワンダーゾーン》
《STATUS》
破壊力A
スピードC
射程距離C
持続力C
精密動作性B
成長性B
能力:境に入った者を『おやつ』にする
解説:ことりの足元から『ことりが射程距離内で指定した範囲』を《境》とし、そこに入った者に波動砲を発射する。そして、波動砲は範囲内なら自由に操れる。入った時点で無条件に発射される訳ではなくことりが発射するかを指定することも可能。波動砲に当たった者はエネルギーを吸収し、ことりにうつしたり、味方に受け渡すことも出来る。
キャラ紹介:μ'sの衣装制作役。ほんわかした性格でこころ優しい女子。戦いはあまり好きではないが、スタンドの能力が能力なので前線で戦うこともしばしば。手探りで頑張りつつも、持ち前の前向きな気持ちで敵に立ち向かう。

《MASTER NAME》園田海未
《STAND NAME》未来の花《フューチャーフラワー》
《STATUS》
破壊力D
スピードC
射程距離B
持続力A
精密動作性B
成長性A
能力:物や人を未来へ送る
解説:スタンドがホールを作り、そのホールの中に入ったものを『未来へ』送ることが出来る。例えば、スタープラチナのベアリング弾を呑み込み、一定時間後、呑み込んだ場所から弾が『送られてくる』というもの。μ'sの中でも、かなり未完成なスタンドのため、飲み込める時間も最大で1、2分であり、その時間も飲み込んだもののエネルギー量で左右される。
キャラ紹介:μ'sの作詞担当。とても真面目な性格で優しい心の持ち主。最初は何者かに操られ、承太郎たちの前に敵として立ちはだかるが、スタンドの未完成さをつかれ、敗れる。自分が成長する為にも、みんなを守る為にも、みんなと共に戦う。
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