人類&魔族を終焉に導く元救世主   作:Kurokodai

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蘇りし旧世主

救世主がこの世界から去り、あれから2年の月日が流れた。

この世界に突如として現れた魔王は、この世界を支配すると宣言し、人類に宣戦布告した。

帝国は全ての王国に「魔王討伐連合」として結束し、魔王軍に戦いを挑んだが、相手はこの世界にいる魔法使いの持つ魔力とは違った強大な魔力で、戦いに挑んだ人類は蹴散らされてしまった。

人類はこのままでは不利と確信したのち、あらゆる手段を考えた。

 

そして、帝国の王子アズリルが一つの答えを見つけた。

 

アズエル「魔王軍(バケモノ)には異世界人(バケモノ)をぶつければいい」

 

その結果、皇帝は異世界から救世主(人外)を転生させることとなり、人間の中で高い魔力を持つ老人の魔術師……ジーゼルが高度魔法「転生召喚」を行い、無事救世主(人外)を呼び出すことに成功した。

 

しかし、そこにいたのは救世主(人外)であるが、まだ子供であった。

とりあえず皇帝は、救世主(人外)に説明し、そのまま追い出すかの様に旅に出させた。

 

 

 

その後、皇帝は貴族を集めてこう言った。

 

皇帝「今日我々は、魔王に対抗できる救世主(人外)の召喚に成功した」

 

その言葉を聞いた貴族は心から喜んだ。

しかし、次の言葉で再び不安を呼び寄せた。

 

皇帝「しかし、その救世主(人外)はまだ幼い子供であった。我々は魔王に対抗する兵器として救世主(人外)を召喚したが、異世界人でありながらまだ未来のある子供を易々と魔王討伐に出させて良いのだろうか?」

 

その言葉を聞くと、確かにという声が多く上がった。

いくら人外でも、まだ子供。そんな救世主を後に始末するような野蛮な行為ができるだろうか。

 

 

 

しかし

 

アズエル「何を仰っているのですか父上。たとえ子供でも相手は異世界人(バケモノ)。全てが終わって始末しても、私はなんとも思えませんよ」

皇帝「しっしかし、アズエル。全てが終わったら『救世主(人外)の元の世界に還す』っという案も悪くはないと思うが」

アズエル「はぁ〜、別にそんなことしなくてもいいではありませんか父上。そうすればいずれこの世界は救世主(人外)のいる世界から侵略してくる者が現れるかもしれません。そうならない為にも奴は殺しておくべきです。まぁ、適当に罪を着せておけばいいのです」

 

 

 

王子の説明により、救世主(人外)は役目を終えた後に始末することになった。

 

そして、魔王を倒し逃げ出した救世主(人外)を追い詰めて、ついに仕留めた。

まだ未来のある子供を……

 

まだ生きておられた時は皆笑顔であったが、いざ終わった後になると、世界を救った救世主に対してのこの仕打ち……そしてたった一人の子供を多くの人間で殺したという光景に罪悪感が芽生えた。

もちろん救世主の仲間であった者達も。

しかし、そんな中アズエル王子は。

 

アズエル「皆の者!我々はついに世界を滅ぼそうとした救世主(魔王)の息の根を止めた!これで世界は安泰となったのだ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから2年が経ち、今の所平和な日々が過ぎていく。

 

 

 

しかし、噂によると救世主が倒した魔王が再び復活したとのこと。

その影響か、散らばっていた魔物が魔王城に集結しているとの報告があった。

 

その事態に皇帝は。

 

皇帝「再び異世界から救世主を召喚するのだ!」

 

その命令を受け、私ジーゼルは高度魔法「転生召喚」を行い、再び救世主の召喚を行なった。

もしまた、あの救世主のような子供が現れたなら、必ず元の世界に戻してやろう。

もう二度とあの忌まわしい光景を見ない為に。

 

 

そして再び、救世主(人外)を召喚に成功した。

 

 

そして、周りは血の海と化した。

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