久々に小説でも書くかって思って書いた作品です。
更新じゃなくてすいませんm(*_ _)m
楽しんでいただけたら嬉しいです
では本編どうぞ
時は夕暮れ。教室にはオレンジ色の光が差し込んでいる。教室内には2人の男女以外はおらず、机をくっつけて向かい合うように座っている。外から聞こえる運動部の活気溢れる声とは対照的に教室内はシャープペンシルから発せられるカリカリという音以外は聞こえてこなかった。ふっと少女は向かいに座る青年へと視線を向け、小さくふぅっと小さいため息をつき、言葉を発する。
「ねぇ、これ何時までやるの?疲れたんだけど……」
それを聞いた青年は顔はノートに向けたままチラリと女子を一瞥し、またノートに視線を戻すと口を開いた。
「何時までって終わるまでに決まってるだろ?大体お前が課題やってこないのが悪いんだろ?」
「だって知らなかったんだもん」
「お前昨日夜中に電話してきてこの課題の事聞いてきたよな?」
「そうだっけ?」
「そうだよ」
「もう固いなぁ委員長は〜」
「俺が頭のお堅い委員長に見えるんなら眼科に行った方がいいぞ」
確かに青年の容姿はとてもお堅い委員長と言う雰囲気では全くなく、何処にでも居そうな特に特徴もない容姿をしていた。
「少なくとも幼馴染みの課題の手伝いを監視するくらいにはお堅いじゃない」
「そりゃ誰かさんが毎度毎度課題すっぽかした上に放課後残るように言われても勝手に帰るからだろ?」
「だって面倒くさいんだもん」
そう言って少女は両手を斜め後ろ上に持っていき、伸びのような動きをして椅子の背もたれの部分に体重を預ける。
「そうやって面倒くさがるから毎回テスト赤点ギリギリなんだよ。今度からテスト前勉強教えねぇぞ?」
「ん〜それは困るかな」
「じゃあ課題ちゃんとやれ」
「あ゙〜い」
少女は面倒くさそうな返事をして、またノートに視線を戻す。そこから数十分、少女が分からない所を青年に聞き、それを青年が女子に説明をすることが数回あった。課題の残りがあと2割程になった頃、また視線を青年に向けると少女はこう言い放った。
「……ねぇ委員長、えっちぃことしようぜ」
「……はぁ?」
「だから、えっちぃことしようぜ!」
「しねぇよ。それにそのセリフを言っていいのはロリィ体型の青髪サヴァン少女だけだ」
少女の突飛な提案に対してこう返した青年はそういうことに対して少なからず知識がある事が分かる。しかし少女にはなかったらしく、首を横に傾げる。
「分からねぇならいいよ。説明も面倒だし」
「そう……てかなんでしないのよ!自分で言うのもなんだけどそれなりに私可愛いと思うんだけど!」
「ほんとに自分可愛いって言う奴いるんだ……俺今まで生きてきて2人目くらいだわ」
「……初めてじゃないんだ」
「おう、初めて遭遇した時はなんか自慢してたから『ウンソウダネ~』って死んだ目で返したら急に泣き目になりながら走り去って行ったんだけど……何があったんだろうな?」
腕を組みムムムと言う効果音が出てそうな表情をしている青年見て少女は呆れたような、そして有り得ないものを見るような目で男子を見た。
「……それ本気で言ってる?」
「な訳ないだろ?」
「自覚ありなのも無しなのもどっちみち有罪だよ!てか話すり替えないで!」
「チッ、バレたか」
「で?どうなの?」
青年はこの手の話題が苦手らしく、話をすり替えようとしたが呆気なく失敗した。頬を膨らませ明らかに不機嫌ですと言わんばかりの表情を向ける少女に対し、幼馴染みとはいえ恥ずかしのだろう。顔を斜め下にずらし頭をガシガシとかくと、少し頬を紅潮させ口を開く。
「……か、可愛い…と思う…ぞ?」
「……そっか、ありがとう」
そうお礼を言った少女の笑顔を見て青年はまた頬の赤さを濃くする。少女の容姿は普通に美少女と言っても構わないほどでクラスで三番目とは言わずとも、五本の指には入るのではないかと思われる容姿ではあった。言わされたことが恥ずかしかったのか不覚にもただの幼馴染みだと思っていた少女の笑顔にドキリとしてしまったからかは分からないが青年は心を落ち着かせる為に少女へと言葉を返す。
「てか、さっき言ったこと二人きりになったら誰にでも言ってる訳じゃねぇだろうな?お前…その……それなりに可愛いんだからすぐ襲われるぞ?」
「それなりにってひどくない?今さっき可愛いって言ってくれたのに!それに別に誰にでもあんなこと言うわけないでしょ!…………あんたにしか言わないわよこんな事」
「えっ?」
心を落ち着かせる時間を稼ぐ為に言ったセリフがナイフのように危険度を増して青年に飛んできて突き刺さった瞬間だった。そしてその言葉のナイフが少女が顔を赤らめながら下を向き、モジモジしている事でズブズブと深く刺さっていった。
「……い、言ってねぇんならいいよ。ほらもう少しで終わりだろ?パッパッと終わらせろよ」
「…う、うん」
それからというもの二人は課題が終わるまでマトモに会話を交わさずにいた。課題を提出する際に先生に二人とも顔が赤いと指摘されるなどのトラブルがありながらも二人は帰路についた。家が同じ方向で徒歩1分以内ということもあり、一緒に帰ることになったのだが二人とも全く会話を交わすことも無くただ頬を赤らめ下を向きながら歩いていく。そして時間はあっという間に流れ青年の家の前に着く。共働きなこともあり、家からは明かりは見えない。青年が顔を背けながら別れの挨拶をする。
「じ、じゃあまた明日……」
「……うん」
互いにぶっきらぼうな挨拶を交わし、青年が家の方に歩を歩めた瞬間右腕が小さな両手に引っ張られた。驚き振り向くと目の前には少女の顔があり、唇に柔らかいものが当たる。それが唇だと気付くのにそれほど時間はかからなかった。そして離された唇から言葉が発せられる。
「あの…さ、今日家の鍵忘れちゃたから親帰ってくるまで家に入れてもらっていい?」
「…………お前この状況でこの後どうなるか分かってるのか?」
そう青年が尋ねると少女は今日一番顔を赤らめコクリと頷いた。はぁ…と一息青年はため息をつくと少女の左手を取り、家へと招き入れた。
この後二人に何があったかは皆さんの想像におまかせしようと思う。因みに次の日クラス内では二人の様子がおかしいと話題になったとか……。
どうでしたでしょうか?
ほんとに久々に書いたので元々酷かったのが更に酷くなってるかも知れませんが許してヒヤシンス
感想・批判どちらも待ってます。誤字脱字などもあったら知らせて頂けると嬉しいデス!
ではまたノシ