歴史を遡る事数百年
ある村で起きた悲劇が世界を変える
「おっ、ゼルの兄貴じゃねぇかー」
この村唯一の鍛冶職人のマグルス・ハーマナーである
「おっす。マグルスのおっちゃん」
「相変わらずゼルの兄貴は元気ですなぁ」
「マグルスのおっちゃんには負けるぜ」
「おいおい兄貴、俺なんか今年で五十七歳になるんだぜぇ」
「っにしては、元気だもんな。俺は今年で十七だな」
「ハッハハハー、まだ兄貴は十七だったか」
ゼルはアイナに呼ばれていた事を思い出した
「あっヤベッ、ゴメン俺ちょっとアイナに呼ばれてるからそろそろ行くわ」
因みにアイナとは、ゼルの彼女のアイナ・クラリス・シミターである
それにゼルの正式ネームは、ゼル・ブリュダ・スパーダーなのだ
「兄貴ー、元気でなー」
「おっちゃんも元気でな」
「アイナの奴急に呼び出してなんだろう。急いでたように聞こえたがな」
ゼルはしばらく歩きアイナの家に着いた
「アイナー、来たぞぉー」
家の奥からドタバタ聞こえてくる
「ゼルー、おーそーいー。」
「ゴメン」
「まぁ、いいから早く来て」
ゼルはアイナに言われるままに付いて行った
「ゼルよ、来たんじゃな」
「小母さんどうしたんですか」
この小母さんはアイナの叔母さまなのである。因みに占い師でもある
「三日後に爆炎龍イフリートがこの村を滅ぼしに来る」
「ゼル、そういう事なのよ」
「なぜ急にそんな事が」
「わしが暇だったからお主等の未来を占ったら」
「占ってどうなってたんだよ、小母さん」
「落ち着きなさいよゼル」
「あ~わかったよ」
「三日後にお主等がこの村の英雄になっておってな」
「ゼル、ここまでは話は付いて来てる?」
「一応付いて来てはいるが、なぜ俺とアイナが」
「そうなんじゃ。だから三日後のこの村に付いて占ったら」
「要するにそれがイフリートって事か」
「そうじゃ。話が速いのぉー」
「私もここまでは聞いているのよ。この先からは、ゼルと一緒にって叔母様が言ってて」
「それで、俺は呼ばれたのか」
「そうよ」
「でも嘘だろ、そんな急にどうにも成らないのか」
「それをこれから言うのじゃ。これを聞いたら後戻りは出来ぬぞ」
ゼルは率直に言った
「俺は、この村を救うために呼ばれたんだろ。だったら引き下がる訳には遣らない訳には行かないだろ」
「お主は分かった。アイナはどうするのじゃ」
「私は…私はゼルが行くのに私だけここに残るって訳にもいかないから付いていくわ」
「本当にいいんじゃな、アイナ」
「もう引き返したりなんてしないわ」
この部屋は一旦静まり返っていた
しばらくして小母さんは言った
「それでは、お主等がこれから遣ることを言うからしっかり聞いてるんじゃぞ」
二人は深く息を吐いて吸った
「わしが、まず村の人に行って説明してくるからその間にまず二人で水神龍リヴァイアサンの元に行って力を借りるのじゃ、アイナ」
「俺はどうするんだ?」
「ゼルはまずアイナの力を借りた後そのまま直で雷神ゼウスの元に一人で行くんじゃ」
「なんで俺の時は一人?」
「ゼウスは女が苦手だそうじゃ」
「分かった。けど神にも嫌いなものが存在するんだね」
「よし、なら準備してくるんじゃ」
「ちょっと待って、危なくないの?」
「大丈夫じゃ。場所は昔に二人も行ったことあるから分かるよね」
「分かります。それでは準備してきます」
「二時に家に来てね」
「おけ。小母さんもまた後で」
しばらくして準備が終わって、家を出てしばらくして鍛冶屋の前を通ってマグルスが話しかけてきた
「兄貴ー、そんなに荷物を持って何処に行くんだ?」
「この村を救いにだな」
「なんかあったんか?」
「三日後にイフリートがこの村を滅ぼしに来るらしいからゼウスとリヴァイアサンのところに力を借りにアイナと行ってくる」
「嘘だろ兄貴」
「真だ」
「兄貴、俺も付いて行って良いか?」
「別に良いけど。今すぐ準備できる」
「5分あれば」
「先に、アイナの家で待ってるから出来るだけ早く来てよ」
「分かった兄貴」
「アイナ、来たぞー」
「おーお主か」
「あのー小母さん」
「なんじゃ」
「あと一人連れて行って良いか。助手見たいな感じで」
「別にそこん所お主等の勝手じゃ」
「ありがとう小母さん。アイナは?」
「アイナならもうじき来ると思うんじゃが」
階段からものすごい音がした
『ドタンッ、ドゴゴゴッ」
「ほら、来たぞ」
「アイナ今の音は?ものすごい音したけど」
「階段でこけただけ」
「じゃあ行くぞ」
「そうね」
『気を付けて行くんじゃぞ」
「はーい」
「行ってきます」
二人が外に出たらマグルスが待っていた
「よっ、兄貴」
「おーマグルス早かったな」
「だれ?」
「あっ、ゴメン。小母さまには言ったんだけどアイナに言い忘れてた」
「別に良いけど、一言位欲しかったよ」
「俺は、兄貴の親友のマグルス・ハーマナーだ。よろしくな」
「それじゃあ、いざ出発」
これからこの3人は旅に出るので合った
これを見てどうでしたか
これからも戦乙女戦記を出して行くので
よろしくお願いします
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