IS 転生を繰り返す銀の光   作:ルージュとユウ

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今回は絶賛大暴走……え?いつもだって?ナンノコトカナー?


第11話 姉妹喧嘩と夢(タイトル迷走中)

 

 

 

 

現在の状況

ユウ 簪に抱きつかれて動けない

本音 その様子を横でにやにやしながら見ている……以上!!(説明になってない)

 

「(…何故私は今現在簪ちゃんに抱きつかれているのでしょうか…どうしてこうなったんでしょう?簪ちゃんは抱きついているとはいえ声をかけても反応してくれませんし、本音にいたってはニコニコ笑いながらこちらを見ているだけですし……)それにしてもいくら私が子供とはいえ同じ子供の簪ちゃんに抱きつかれて全く抜け出せないなんておかしいですよ!一体私の体に何が起こったというのです!?」

 

「でも〜全く抜け出せないって言ってる割に〜ユウちゃん抜け出す気ないよねぇ〜 ニヤニヤ」

 

「何を言ってるんですか本音!現に私は何とか簪ちゃんを振りほどこうと顔を真っ赤にしてまで力を入れているというのに!」

 

実際は抱きつかれているといっても身体ではなく首の部分に腕を回されているので抜けるというよりも引き剥がすが正解だろう……え?どうでもいい?サーセン

 

「顔が赤いのって〜かんちゃんに抱きつかれて恥ずかしいからじゃないの〜?微妙に顔にやけてるし〜」

 

グサッ

 

ユウの心に何かが刺さった音がはっきりと聞こえたような気がした。

 

「ナ、ナニヲイッテルンデスカ!そんなことないでしょう!?顔に当たっている簪ちゃんのほっぺがやわらかいなぁーとか簪ちゃんの体からいいにおいするなぁーとか思ってませんよ!」

 

大声を上げて必死になって否定するユウであるが……最初の部分が棒読みで本音が言うように顔がにやけている時点で説得力は無い

 

「本当に語るに落ちてるよ〜」

 

「というか本音!心の声をさっきから読まないでください!そもそも何で読めるんですか!」

 

「え?さっきから普通に声に出てるよ〜?」

 

「………ちなみにどこから声に出てましたか?」

 

「『私が子供とはいえ〜』あたりからだよ〜」

 

「うーうー恥ずかしいですー」

 

本音の告げた事実に顔を真っ赤に染めたユウは、どこかのカリスマブレイクしたおぜう様のようにうーうー言いながら動かせる範囲で顔を下に向け両腕で顔が隠れるようにししゃがみこんだ。

俗に言うカリスマガードである……あ、別にユウにカリスマな(ここから先は赤いモノで汚れてよめない)

 

「はっ!ユウちゃんがフリーズしてる〜……ということで私も抱きついちゃえ〜」

 

そう言いながら恥ずかしさと嬉しさで固まって動けないユウに向かって本音も抱きつき、その反動でやっと復活したユウだが、結局動けないことに変わりはないのであった。

 

「くっ!?前門の本音、後門の簪ちゃんなんて卑怯ですよ!」

 

「でも〜嬉しいでしょ〜?」

 

「それとこれとは話しが違います!」

 

ユウと本音が口争いをしていると抱きついていた簪がようやく口を開く

 

「……お願いもう少しこのままでいさせて…」

 

「え?簪ちゃん…やっとしゃべったと思ったらこのまま現状維持しろと?」

 

「…だめ?」

 

「あーもう!わかりましたからそんな泣きそうな顔しないでください!すでに泣いているような気がしますけど!…って本音なんですかその『なんだかんだで甘いよね〜』って言いたそうな顔は!」

 

「気のせいだよ〜」

 

「この子は…」

 

そのまましばらくの間結局2人に抱きつかれながら過ごしたユウであった…

 

 

 

 

 

 

 

だが、そんな状況も突然部屋のドアが開いたことによって中断した………訂正…抱きつかれてる状況は結局変わっていないのであった。

 

ちなみに部屋に入ってきたのは簪と同じ水色の髪をした女の子だった。

 

「お願い簪ちゃん私の話を聞いて!」

 

入ってきた少女は簪のお姉ちゃんであった。

突然の来訪者であったがユウはその人物を見て大体の事情を察した上でつぶやいた…

 

「ボソッ)たっちゃんまた何かやらかしましたね?」

 

若干呆れた視線で様子を眺めていると抱きついている簪が再び声を発する

 

「……いや…今は話したくない…」

 

「そんな!簪ちゃん」

 

「……帰って…」

 

「簪……ちゃん…」

 

簪に拒絶されてショックを受けたのか顔を俯かせて部屋から出て行く、

ただし、出て行く直前にユウの方を泣きそうな目でチラッと見つめながら…

 

「なんで最後に私の方を見て『どうにかして』的な目でみるんですかねぇ…はぁ…仕方ないですね」

 

ユウが抱きついている2人に聞こえないようにボソッとつぶやくと、そのまま簪の方に顔を向けて声をかける

 

「今の2人の態度で簪ちゃんがなんで私に抱き付いてきてるかは大体予想つきましたが、なんで喧嘩なんてしてるんですか……あと本音は早く離れなさい」

 

「……」

 

「え〜」

 

ユウの言葉に簪は黙ったままで、本音は残念そうな声を上げる

 

「え〜じゃないですよ。そもそもこのままじゃ話しが聞けないじゃないですか」

 

そこまで告げると2人共渋々といった感じに離れていくのであった。

2人が離れたのを確認してからユウは2人(正確には簪だけだが)の方を向く。

 

「それで?どんな理由で今回は喧嘩したんですか?」

 

「…………ゃんが」

 

「?」

 

「…お姉ちゃんが前にユウがくれた髪飾りを壊したの!」

 

そう大きな声を上げながら喧嘩した原因を訴えてくる簪。

それに対してユウは首をかしげるような仕草をするがすぐに何の事か思い出して手をポンッと叩く

 

「(……髪飾り?………ああ!去年の誕生日に上げたあれですか!まさか壊されて泣いてしまうほど大切にしてくれたんですか…それは嬉しいんですけど、そのことで簪ちゃんに喧嘩はして欲しくないんですよね……だから)簪ちゃん」

 

そしてしっかりと簪の目を見ながら話す

 

「ふぇ?」

 

「今すぐお姉さんと仲直りしてきてください」

 

「でも!お姉ちゃんは!…」

 

簪が声を荒げて続きをしゃべろうとするがその前にユウが言葉を切って話を続ける。

 

「簪ちゃんは私からもらったものだから大切なんですか?」

 

「そ、それは…」

 

予想外のユウの言葉に喉を詰まらせてしまう簪。

 

「確かに私が上げた物を大切にしてくれたことは嬉しいです。でも私は、物よりも心に残る思い出の方が大切だと思っています。物はどんなに大切にしていいてもいつか壊れてしまうかもしれません。しかし、思い出はその人の想いしだいでいつまでも心の中にとっておくことができます。だからすでに壊れてしまった物にこだわって今2人が喧嘩するよりも仲直りしてみんなでもっといい思い出を作れるように努力して行った方が良いと私は思うんです」

 

「……」

 

ユウがそういうと簪は俯いて黙ってしまう。

 

「(んー流石に理解してもらえなかったんですかね?そもそも5歳の私たちが理解できるセリフでもないんですよねー。それに、えらそうなこと言ってますが結局捉え方は人それぞれですからねー)」

 

そのまましばらくの間簪は黙っていたが3分ほどしてようやく口を開いた。

 

「ユウ…」

 

「はい?」

 

しかしユウの名前を呼んだその声は先ほどまでとは違った雰囲気を纏っていた。

 

「…実は私…ユウが目を覚まさないで寝ていた時に夢を見たの」

 

「夢…ですか?」

 

簪の告げた『夢』という単語に何かいやな予感を感じてしまう。

 

「うん、その夢の中でユウは……」

 

そこで一旦言葉を切り一瞬ユウから視線を逸らしたがすぐに視線を戻して話を続ける簪。

 

「なんだかピエロのようなのに胸に剣を突き刺されて死に掛けてたの」

 

「………」

 

完全に予想していなかった夢の内容にユウは一瞬呆けた顔をしてしまう。

 

「(あっれー?それって……私の別世界での記憶ですよね?なんで簪ちゃんにそんな記憶が流れ込んでるんですか?……無いとは思いますが……他の人にも流れ込んでるなんてことは無いですよね?)」

 

「…いきなりこんな事言ってごめんね。でも、私にはただの夢には思えないの…なんだかそのうち今回の誘拐事件見たくあなたの命を脅かすことがおきそうな気がして……だからお姉ちゃんにあんなことされてつい喧嘩しちゃったんだと思うの…」

 

そう言って雰囲気をさらに暗くしてしまう簪。

そんな簪の様子を見ていられなかったユウは簪に近づいて声をかける。

 

「大丈夫ですよ」

 

「え?」

 

「私はそんなことじゃ死にません」

 

「でもあれはとてもただの夢には…」

 

「そんな夢がなんだって言うんですか!仮にそんなことが本当に起きるとしても私は負けませんし死にません!」

 

簪の言葉を遮り夢の内容を否定するユウ

 

「………」

 

そのまま呆然としている簪に向けて今度は笑顔を向けながらさらに言葉を続ける。

 

「それでもまだ不安だというのなら私は今ここに誓いましょう。私はあなたを残して死ぬことようなことをしません!あなたのそばにずっと付き添いましょう」

 

その言葉を聞いた簪は驚いたような顔をしたがすぐにユウの方を見て、先ほどまで暗くなっていた顔に笑顔を見せた。

 

「……そこまで言って『悲しませもしない』ってはいってくれないの?」

 

そういわれるとユウは困った顔をしてしまう。

 

「残念ですがそこまでは約束できません……が約束を破ったり悲しませたりしたら何か言うことを聞きましょう。……でも寿命で先に死んで、とかはなしですよ?」

 

2人は先ほどの雰囲気など知らないという風に笑いあいながら冗談ぽいことを言い合う。

 

「…(なんだか1人で悩んでたのが馬鹿みたい…それにお姉ちゃんにもあやまらないと……夢の所為で神経質になってたとはいえ、髪飾り壊された時に色々酷いこともいっちゃったしもん。……あれ?そういえばさっきユウは『あなたのそばにずっと付き添いましょう』って言ったよね?それって……遠回しな告白?……で、でもユウのことだからそこまで考えてないと思うけど……そ、そんな風に言われたら意識しちゃうよ!?)そ、それじゃあ私お姉ちゃんと仲直りしてくるから!」

 

そのことに気がついた簪は急に顔を赤くして仲直りすることをユウ達に告げると急いで部屋を出て行くのであった。

 

「?仲直りするのはいいですがそんなに急いでいく必要もないような?」

 

「……(やっぱりさっきのは大して意識しないで言ったんだねー…どんまいかんちゃん)罪な子だねぇ〜ユウちゃんも〜」

 

飛び出して行った簪の様子を不思議に思うユウと先ほどの言葉の内容について茶化す本音であったが、

 

「何か言いましたか本音?というかまだいたんですね」

 

「酷いよユウちゃん!?」

 

見事にユウに存在を忘れられていて(もちろんわざと)いじるつもりが逆にいじられた本音であった。

 

その後はユウと本音は色々話をしていたが、1時間ほどして姉と仲直りして戻ってきた簪に2人して何故かOHANASHIされたがそれはまた別のお話

 

 

 

 

 





この作品のかんちゃんは別に楯無に劣等感等は抱いていません。
今回はありふれた普通の姉妹の姉妹喧嘩(普通…だよね?

あととあるフラグがちらほらと……たぶんいずれ回収されるはず?
夢に関しては…まあ、あれです。

次回は時間が飛んでいよいよIS学園での生活が始まる!
それ以前の間のお話はいずれやる予定…あくまで予定

ではまた次回!
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