昨日はいつも通りの寝落ち(実は今回もやりかけた)
今月の寝落ち率の多さに泣きたくなってきた(汗
とりあえず原作の始まり始まりー
美しい桜の花が咲き乱れそして散っていく4月
人にとっては新しい生活の始まることの多い月だ。
それは当然学生達にも当てはまり、3月に中学を卒業した多くの学生は高校生活という新生活に浮かれ生徒達がそれぞれの学校で新たな生活を繰り広げていく季節。
ほとんどの学生の心が踊る中、とある学園では…………
「……(きつい!予想以上にきつすぎるぞこれは!!)」
とある男子生徒……名前を『織斑一夏』
彼は現在教室の一番前の席、しかも教壇の目の前というおそらく一番目立つであろう席で顔を青くしながら1人ブツブツと小声で何か文句を言っている。
彼が何故ブツブツと文句を言っているかを説明する前に現在彼がいる場所について説明をしよう。
この場所の名前は『IS学園』
約10年ほど前に突如世界に発表された『インフィニット・ストラトス』通称『IS』という本来宇宙で活動することを想定して造られたマルチフォームスーツ……しかし発表直後に起きたとある事件によって、宇宙開発よりも兵器としてその過剰すぎるスペックを利用され、今現在は建前上スポーツ用とされている飛行型のパワードスーツに関して勉強を行う学園である。
ただしこのISは重大な欠点を抱えており、その欠点がゆえに現在一夏は顔を青くして座っているのである。
その欠点とは、ISという兵器が『女性』にしか本来動かすことができないためである。
女性にしか動かすことのできないISに関することを学ぶ学園に何故彼が堂々と教室の一番目立つ席に座っているのか?
その理由は簡単だ。
彼、織斑一夏が男性で最初にISを起動させてしまったからである。
何の因果か、
偶然にも迷い込んでしまった場所に!
偶然ISが置かれており!
偶然それに触れてしまったところ!
偶然にも起動してしまったのである!………ふぅ、こんなもんか(何がだ
その後はそれを発見した教師により拘束され急遽行われた精密検査によりISの適正があったため保護の名目でIS学園に入学させられた………そもそも試験会場までの道に迷って置いてあったISに触れた時点で作為的なことを感じるが突っ込むものはいなかった………そもそも最初に会った教師は何故突っ込まなかったんだ!等と言ってはいけない。ついでに『藍越学園』と『IS学園』言葉にすれば似ているが文字にすると間違えようないだろ!とも言ってはいけない。
と、このように『結局自業自得じゃね?』という言葉を知り合い全員から浴びせられた一夏は心が折れそうになりながらもIS学園に入学したが、待っていたのは一種の地獄なのであった。
このような出来事があり一夏が1人でブツブツと文句を言っている場面に戻るわけだが
そんな彼の前には少し前に教室に入ってきた1人の女性が教壇に立ち生徒達に向けて声をかける
「皆さん揃ってますね~。それではこれからSHRをはじめたいと思います~」
生徒に声をかけながらにっこりと微笑んでいる緑色の髪の『見た目子供が無理して大人の服を着たような(ただし胸を除く)』女性はこのクラスの副担任である『
「それでは、皆さん、一年間一緒にがんばりましょうね」
「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」
「ハーイ×2/はい」
山田先生はSHRの開始を宣言するとそのまま生徒達に向けて言葉を投げかけるが……彼女の声に反応したのはこのクラスにいる約30名の生徒のうちわずか3人しかいない。
それもそのはず、他のクラスメイト達は全員妙な緊張感を出しているため彼女の声に反応する余裕すらないのだ。
その理由は簡単で、クラスにただ1人存在する世界初の男性IS操縦者である一夏が気になり興味がそちらに向かってしまっているからだ(返事をしなかった生徒のうち2人だけは別な理由だが)。
そのようにしてクラスメイトのほとんどから注目を受けながら1人ごとを言い続けていた一夏は突然1人ごとをやめたかと思うと突然周りをキョロキョロと見始める。
「(クッ…この状況……どうにかできないのか!?)」
彼はこの状況を打開しようと周囲を確認し、自分の隣に座っている双子の妹『織斑雪奈』の方を確認するが……
「プッ、クッ、アハハ、な、ないわー」
彼女は机に顔をつけながら小さい声でお腹を抱えながら笑い続けているのであった。
「(ゆ、雪奈のやつ笑いすぎだろ!?兄が困ってるんだからせめてもう少し心配そうにしてくれてもいいじゃねえか!こ、こうなったら)」
実の妹が役に立たないと感じた一夏は再び辺りを見渡すと、今度は窓際に座っている久しぶりに再開した自身の幼馴染の1人である『篠ノ之箒』を発見し視線を移すが……
「…………」サッ
目が合った瞬間に彼女は顔を逸らして窓の外を見始め
「(な、なら、あいつらは!?)」
頼みの綱の彼女にあっさりと見捨てられた一夏は、若干いやそうな顔をしながらも、最後の希望として教室の後ろに座っている残りの幼馴染に目線を向けるが……
「ニヤニヤ(ねえ?どんな気持ち?今どんな気持ち?)」
後ろに座っている幼馴染のうち最初に目のあった『イリヤスフィール・フォン・アインツベルン』こと『イリヤ』は先ほどの雪奈程笑っているわけではないがその顔は思いっきりにやけており、完全に一夏の様子を楽しんでいるのが分かるほどである。
「(このやろおおおお随分と楽しそうだなああああ!?つ、次だ!)」
「(ガンバレーオリムー)」
2番目に目のあった『布仏本音』こと『のほほんさん(一夏のみこの呼称)』は、袖が眺めのだぼだぼな制服を振り回し、こちらに向けてエール?を送っているように見えた
「(流石のほほんさん癒されるぜ………ってちっがぁぁぁぁぁう!結局この状況を打破できてねぇぇぇぇ!頼む!最後の1人位なんとかしてくれ!)」
心の中で叶うことのない無駄な祈をささげながら彼は最後の1人の方に目線を向けるが……
「(こら本音!周りの人に迷惑ですよ!)」
『ユウナスフィール・フォン・アインツベルン』こと『ユウ』は一夏の方をまるで見向きもせずに小声で腕を振り回す本音を止めていたのであった
結論:色々な意味で一夏終了のお知らせ(嘘)
「(チクショウ!この世に神はいないのか!)」(別な意味で存在します)
「それではそろそろ自己紹介を簡単にしてもらいますね。では『あ』行の生徒からお願いしますね」
一夏が心の中で全身全霊をこめて叫んでいる間にもSHRは進み
挙動不審になって山田先生の話を聞いていない一夏を置いて自己紹介が始まった。
そのまま順番は進み数人の自己紹介が終った後、自分の番が回ってきたためとうとう彼女が自分の席を立ち自己紹介を始める
「では次の人お願いしますね」
「はーい。どうもイリヤスフィール・フォン・アインツベルンでーす。趣味は機械(とユウ)いじりだよー。後は…うーんなんだかみんな集中できてないみたいだからこれだけで良いですか?先生ー」
「そうですねー。この状況じゃ仕方ないですね。では次の人どうぞ」
なお現在の教室の状況としては未だにほとんどの生徒たちが謎の緊張感を纏い続けているため、自己紹介が始まってもほとんど聞いておらず、また自分の番が回ってきてもどこか適当に流している生徒ばかりである。
そしてイリヤの番が終わり山田先生に言われ、次に席をたったのはイリヤと似たような銀髪をした黒い目をした少女であった。
「(…さっきの姉さんの自己紹介の時何故かとてつもない寒気を感じたんですが…)えー、ユウナスフィール・フォン・アインツベルンといいます。名前でも分かるように一個前に自己紹介したのは私の双子の姉に当たります。どうかよろしくお願いいたします」
簡単に自己紹介を終らせて席に着くユウ
その後もしばらく自己紹介が続きとうとう順番が今話題の男性操縦者まで回ってきたのだが………
「………ん!織斑一夏君!聞こえてますか」
「は、はいぃぃぃ!?」
未だに心の中で無駄な葛藤を繰り広げていた一夏は山田先生に呼ばれても気がつくことはなく、彼女が一夏の目の前で大声を出して呼んだことでようやく裏返った声を上げながら反応した。
そんな一夏の反応に、彼が怒っていると感じてしまった山田先生は、若干涙目になってしまうが何とか自己紹介の順番が回ってきたことを説明して挨拶をするように言ってくる。
「(う、うわぁ……)」
当然今自己紹介が行われていることすら気がついていなかった一夏である。
加えて先ほどまで背中で感じていたほぼ全員分のクラスメイトの視線をいっきに真正面から受けることになっているのだ。
そんな状態でましてや自己紹介の中身すら考えていなかったのにまともな事が言えるはずもなく……
「お、織斑一夏です!……よ、よろしくお願いします!」
そう告げながら儀礼的に頭を下げるが、頭を上げた一夏を待っていたものは『これで終わりじゃないよね?』というほとんどのクラスメイトの視線や『ほらっ 続きはよ!』という視線を含みながら笑っているイリヤ、『わくわく』とにこやかに笑いながらこちらを見ている本音の視線であった。
そんな視線を数多く受けながら彼が口を開いた一言は………
「…以上です」
ガタタッ
クラスにいた生徒のほとんどをずっこけさせるには十分な言葉だった。
一夏が発した言葉に山田先生は絶句し、箒はずっこけ、雪奈とイリヤは先ほどまで笑っていた状況が悪化したようでお腹を抱えているがすでに声が出せないほどで笑い、本音ですらまさかの一言ににこやかな笑顔を浮かべていた顔は苦笑いに変わり、ユウは盛大にため息をつきながら完全に呆れていた。
「あ、あの……」
「は、は…」
教室中を包んでいた静寂の中なんとか復帰した山田先生に声をかけられ、一夏が反応しようとした瞬間…
パアンッといい音が教室に響き渡った。
「いっ!?」
音の正体は一夏の頭を何者かが出席簿を使いすさまじい速度で叩いたことによって生じた物である。
だが一夏は叩かれたことにより自身を叩いた物よりもその行為を行った者にすさまじく覚えがあり、自分の考えが外れていて欲しいと淡い期待を込めながら恐る恐る後ろを振り向いた先にいた人物は…
「げぇっ!?りょ、呂布!?」
「誰が三国志最強の武将だ馬鹿者!それよりもまともに挨拶できんのか貴様は……」
このクラスの担任にして元世界最強であり織斑一夏の姉である『織斑千冬』であった。
なお、一夏が呂布などと余計なことを言ってしまったために再びたたかれたのは言うまでもない。
彼女は呆れた視線を一夏に向けた後、教室全体を見回すと…
「それと……そこの2人いつまで顔を伏せている!前を向かんか!」
「「イタッ!?」」
一瞬でどこからかチョークを取り出しイリヤに向けて投げつけるとそれとほぼ同時に一夏の隣に座っていた雪奈の頭に出席簿を叩きつけるのであった。
本来の物語から大きく逸脱した世界で彼女たちは一体どのような物語を紡いでいくのか……それはまだ誰にも分からない。
原作通りの自己紹介回でした(え
とりあえず1組の追加メンバーはユウ・イリヤ・雪奈のみで一夏含めて31名となっております。
他のクラス30人で1組だけ1人多いのは一夏の所為。
と思ったら一応3組にもある人物がいるのでそこも31人いましたね(素で忘れかけた)
あえて人数ずらしたのには一応意味はあります。
たぶん一巻の内容中にはその辺の理由が書けるかと
ではまた次回お会いいたしましょう