初日から色々と騒動が起きた(巻き込まれたのはほんの数名だが)IS学園……昨日のことなどまるで関係ないといわんばかりにまぶしい日差しがカーテンのスキマから降り注ぎ、IS学園2日目の朝がやってきたことを学園にいる人々に伝える
そんな朝早い時間帯ユウ&簪の部屋の中では……
「………はっ!……なんだ夢ですか」
ユウがビクッと身体を一瞬震わせながら目を覚ました所であった
「いやー随分懐かしいモノを夢で久しぶりに見ましたねー。ところで今何時ですかね?確認したいんですが動けないんですよねー(汗)」
「ただいまの時刻は朝6時です。マスター」
首だけを動かしながら見えるはずのない時計を探しているとテーブルの上から女性の声が聞こえてきた
「なんだランいたんですか?」
「私の扱いが随分酷くないですか!?そもそも普段から身に着けてるんだからいるに決まってるじゃないですか!」
声の主はユウのデバイスのランスロットである(何気に2回目の登場である)
彼女?は昨日の夜に大浴場に行く際にはずしてテーブルの上に置いたまま現在まで放置されていた
「それでマスター?ベッドからでないんですか?」
「あーそうですね。今日から忙しくなるのでもう少しゆっくり寝ていたかったのですが・・・習慣って怖いですね。結局いつもどおりに目覚めてしまいますよ」
そう言って唯一空いている右手を使い、自身に抱きついて未だ眠っている簪を起こさないように、静かに引き離すとゆっくりとベッドから立ち上がりそのままクローゼットに向かいスポーツウェアに着替えるとテーブルの上に放置していたランを手に取り、そのまま髪を結ぶ(ポニーテール)と静かに部屋を後にする
その後、約2時間が経過し、現在ユウは目覚めた簪と一緒に食堂にやってきている
なお、2時間もの間、何をしていたかというと・・・・・・1時間ほどランニングをして部屋に戻った後シャワーを浴び簪を起こしてから今日の授業の準備をしていただけである
・・・・・・別にその間に簪と何かあったとかないよー?カンザシガネボケテオソッテキタトカナイヨー?
そして、そんな2人の目の前では・・・・・・
「なあ箒、いい加減機嫌直してくれよ」
「・・・・・・私は怒ってなどいないと何度言えば分かる」
「・・・顔がとてつもなく不機嫌そうに見えるんですが?」
「生まれつきだ」
本日の朝食を前にしながら席について同じく隣に座っている箒に対して話しかけている一夏
明らかに不機嫌さ全開にしながら朝食をとっている箒
同じく食事を取りながらも時々ため息をつきながら呆れた目つきをしている雪奈
すでに食事を取り終えたのか空になった食器を前にして、笑いをこらえているイリヤ達4人の姿があった
ちなみに本音は仲のいい友達2人(原作3人娘の2人)の所に行き朝食をとり、結に至っては用事があるからとすでに食事をとり終え部屋に戻っている
とりあえず2人は一夏と箒のやり取りを無視して笑いをこらえているイリヤの近くに座ると声をかけて話を聞こうとする
「それで?朝からこの騒ぎは一体どういうことなんですか姉さん?」
声をかけられたイリヤは何とか自分を落ち着かせて顔をユウのほうに向けると若干息遣いが荒いままだが言葉を発する
「実は一夏の部屋が――――――」
「「一夏の部屋が?」」
イリヤはそこまで言うと一旦言葉を区切り、それにつられてユウと簪も同じ言葉を続けて次のセリフを待つ
「今思いっきり脹れてる箒と一緒の部屋だったのよ」
「「ああ、それだけでなんで彼女が怒ってるのか理解できましたよ(できた)。とりあえず一夏が悪いんですね(悪いんだね)」」
「うおぉいっ!?ちょっと待てよ!なんでイリヤのそれだけの説明で俺が悪いって納得できるんだよ!?」
イリヤの告げた言葉の意味を瞬時に察したのか、2人共ほぼ同時に同じ結論に行き着き一夏が結局悪いんだと納得するが、その声が聞こえていた一夏は大声を出して2人に対して抗議をする
「「だって一夏だもん」」
「ちくしょぉぉぉぉぉ!またその一言で片付けられるのかよぉぉぉぉ!?」
2人のばっさりと切り捨てる一言によってさらにうるさく咆える一夏
その様子を眺めながらため息を吐きつつユウが言葉を続ける
「どうせ一夏が女子と相部屋だと思っていなくて油断して部屋に入った所に、箒ちゃんがちょうどシャワーから出てきてばったりと出くわして、ついでに彼女の裸体を舐め回すようないやらしい視線で眺めてる所にハリセンの一撃を喰らって部屋を追い出されたあと泣きついてなんとか部屋に入れてもらえたけれど、箒ちゃんの荷物を見つけて自覚のないセクハラ発言をして沈められて今に至るって所ですかね?」
「そうそ――――――って誰がいやらしい視線で眺めたっていうんだよ!」
「流石ユウね。まるでその場にいたかのようにほとんどあってるわね」
「いやあってねえからな!?」
とても長い説明文をしゃべり終えたユウに対して一夏はノリツッコミを入れ否定する
それに対して彼の左隣に座っている(箒は右隣)雪奈がほとんどあっていると肯定するが、それに対しても一夏は思いっきりツッコミを入れる
その後も一夏が色々と喚いているとしばらくして・・・・・・
「いつまでもダラダラと食事を取るな!食事は迅速かつ効率よく取れ!遅刻したものはグラウンドを10周させるからな!」
注:グラウンドは1周5キロあります(公式)
突如現れた千冬の言葉に促されて食堂にいた生徒たちは急いで自分の食べていた食事を取り終えると、急いで部屋に戻り今日の授業の準備をするために我先にと走りだす。
そんな中・・・・・・
「いや~みんな急いで大変ですね~」モグモグ
「・・・・・・そうだね」モグモグ
「あ、かんちゃんほっぺにご飯粒がついてますよ」フキフキ
「んっ。ありがとうお返しにこれあげる。はい」
「ありがとうございます・・・・・・うん、おいしいですね。かんちゃんは何か食べたいものありますか?」
「じゃあ・・・・・・それで」
「わかりました。はいっどうぞ」
ほとんどの生徒たちが食堂を出たのに対して、ユウと簪は残って食事を取っていたのだが・・・・・・・・・その食事の様子にわずかに残っていた生徒たちは揃って自動販売機に向かいブラックのコーヒーを飲んでしまうのであった(途中から互いに『あーんっ』の状態になってます)
「私たちは準備はもう終ってますしもう少しゆっくりできますね~」
「・・・そうだね」
「あ、でも一夏に参考書まとめたノート渡すの忘れてましたね。折角印刷したのに」
「・・・あとでもそれはいいんじゃない?」
「そうですね~どうせ朝の忙しい時間帯に勉強なんて一夏には無理でしょうし・・・・・・明日からは朝からやりますが」
「・・・本人がいないからって言いたい放題ね」
「まあ、一夏ですし」
「・・・一夏だもんね」
ゆっくりと食事を取りながらも、ここにはいない一夏の話題には事欠かないのであった(いい意味でも悪い意味でも)
そのまま食事を取り終えた2人は、部屋に戻り荷物を持つと揃って教室に向かって歩んでいくのであった
そして授業開始の少し前に教室の前までやってきた2人はそこで別れ、ユウは教室に入るとすぐに一夏の元に行き、昨日の夜にまとめておいたノートを渡すと今日からビシビシ行くから覚悟しなさいと告げ、一夏を朝から精神的にげっそりとさせるのであった。
もちろん、1時間目の授業が終わった後のわずかな休み時間にも勉強を詰め込んで次の時間が始まる前には、すでに一夏の頭がオーバーロードしそうになったのは言うまでもない
・・・・・・それでもユウのまとめたノートがなければ爆発していただろうから幾分かはマジだろうが
おまけ初日の夜の出来事
大浴場で簪と一緒に入った時に
「かんちゃん?背中を流してくれるのはありがたいんですけど・・・・・・何故段々指が胸の方に近づいてきてるんですか?」
「・・・・・・むぅ、やっぱり大きい。ユウや姉さんばっかりずるい」
「でも最近はかんちゃんも大きく―――じゃなくてですね!?こんな所で人の胸に触るのをやめてくださいと!?」
という出来事があったり
いざ就寝ということでベッドに入ると
「かんちゃん?今度はなんで私のベッドに入ってきてるんですか?さっきどっちのベッド使うかあなた私に聞いてきましたよね?」
「・・・・・・え?確かに聞いたけど、一緒に寝ないとは言ってないよ?」
「普通別々に寝ると思いますからね!?
「・・・・・・ダメ?」(すでにベッドで横になっているけど上目遣いで若干涙目になりつつ)
「分かりました!分かりましたから泣かないで下さい!とりあえず今日はもうこれでいいですから!」
「(計画通り)」
「(どうせ明日からは忙しくなってベッドで寝れるかも怪しいですからね)」
簪と一緒に寝ることになるという出来事があったりしたが2人は無事に眠りについて明日に備えるのであった
「・・・・・・あ、深夜アニメ予約してない」
「それはあらかじめやっておきましょうよ!?」
今回最初に出てきた『ラン』は本文でも書いたようにユウのデバイスです(厳密には違うけど分けるのが面倒だからもうこれでいい)
ただしISの世界においては恐らく戦闘面では確実に出番がこの先訪れる可能性の無い残念な子。
わざわざ出す必要があったかは永遠の謎である(え
そして相変わらず本編が中々進まない不思議。
もういっそ向こうと違って一部の話同士結合して投稿しようかと考え始めた今日この頃(本来ならこの話の前に1話あったけどあえて飛ばしたのは内緒)
次回はどこまで進むのかわかりませんが今回はここまでです。