いよいよ試合当日(ここ重要)
そして、時間は流れ試合当日
「・・・・・・」
「・・・・・・」
現在第3アリーナ・Aピットに手持ち無沙汰で立っている一夏と箒
「なあ箒」
「なんだ一夏?」
「気のせいかもしれないんだが・・・」
「きっと気のせいだろう」
「俺の専用機が未だに届いてない気がするんだが・・・」
「それは私に言われても知らん」
「だよなー」
簡単に今の状況を説明すると試合開始の時刻が近づいてきているにもかかわらず未だに一夏の専用機が到着していないのである
なお、現在ピット内には一夏・箒以外にイリヤ・雪奈・結・例の馬鹿・ユウ・簪がこの場にやってきている
その理由としてはユウが整備(改修または改造とも言う)を行ったISを各々に手渡すためである
「それじゃあ、これが姉さんので、こっちのがそれぞれ雪奈と結のISです」
そういって自分のISを渡された3人はいつもISを身に着けている所定の場所に戻しながら説明を聞く
「では今回預かったISの改修点を簡単に説明しますね。とはいっても以前とはそこまで変化は無いですけれど・・・・・・まず雪奈と結のISはそれぞれ大破していた部分の修理及び機体各所の装甲の強化が主な点ですね」
「・・・・・・修理を頼んでおいてなんだけど、よくこの短時間で修理だけじゃなくて装甲の強化までできたわね、あんた・・・」
「本当どうやればここまで短い時間で複数のISを完璧に修理できるのよ・・・」
「人間必死になれば2日で本を創れますから!」
「「何なの(よ)!?その例えは!?」」
雪奈と結の呆れたような言葉によく分からない例えで返すユウとそれに思わずツッコミを入れてしまう2人であった
「それで昨日渡してもらった姉さんのISも含めて他に行ったことですが・・・・・・」
「「無視!?というかたった1日でイーちゃん(イリヤ)のISまで改修したの!?」」
2人のツッコミを無視して話の続きをするユウと無視されたこととたった1日でさらに別のISをいじっていたことに再び驚く2人
「まあ、時間が一日しかなかったのでできたのは精々それぞれの専用機の各種出力の上昇、それとは逆に燃費の向上によるエネルギーの節約位ですかね」
「位って簡単に言ってるけど、たった1日でそれなら十分だからね!?」
「前に1回作業の様子見させてもらった時から思っていたのだけれど・・・本当あんたは色々な意味で信じられないわよ・・・」
「お母様私の妹がどんどん化け物になっていき・・・・・・色々な意味で昔からあれだったわ」
「ね え さ ん?」
「ひっ!?」
「あとでOHANASHIしましょうか?」
「ごめんなさい許してください!」
ユウのたった1日(徹夜含む)で行われた3機もの専用機の改修作業の内容に各々驚愕するが、イリヤだけは余計なことを言ったためユウのどす黒いオーラを纏ったいい笑顔で脅され一瞬のうちに謝るというシュールな光景を繰り広げていた
「ではそろそろ姉さんと雪奈はISを展開してアリーナ内で動きの確認をしておいてください」
「わかったわ~」
「あれ?ユウはいかないの?」
説明を終えたユウが2人に先にアリーナに行き機体の確認をするように促すと、雪奈はあっさりと了承したがイリヤは一緒に行かないという雰囲気を出しているユウに対して疑問を投げかける
「私の方は、量産機ですから色々調整に時間が掛かるのでまだいけないんですよ」
「「そーなのかー」」
「・・・・・・またどこかで聞いたセリフを・・・」
ユウの理由を聞いて息ぴったりな返事を返すとそのまま2人はユウのツッコミを無視してアリーナの入り口まで行くとそのままISを展開して飛び立っていった
「さて・・・私のISの準備が終るまでもう少し掛かりますしどうしましょうかね?・・・・・・少し睡眠とらないときついですね。寝ましょう」
「・・・ん」(ベンチに座って膝を手でたたきながら)
「わぁーい、かんちゃんの膝枕だー」
ISの準備が終るまで暇になってしまい眠ることを決めたユウとまるでその言葉を待っていたかのように一瞬で膝枕をできる体勢を整えた簪
しかし忘れてはいけない・・・ここには一応もう1人人がいるということを(一夏は少し前に専用機が到着しすぐに装着するとさっさとアリーナに向けて飛んで行った)
「ちょっとまてぇぇぇぇぇぇ!?」
そう、未だに名前で呼ばれない馬鹿の存在である
「おかしくないか!?普通結たちのISの説明終ったら次俺の専用機の説明するよな!?なんで試合前なのに仮眠とる流れになってんの!?」
大声を出してツッコミを入れつつユウに抗議をするが・・・
「うるさいですよ馬鹿」
「・・・よくも至福の時の邪魔を・・・」
「はいはい、かんちゃんは落ち着きましょうね。試合が終ったら部屋でたっぷりと眠らせてもらいますから」
「・・・ユウ」
「かんちゃん・・・」
どういうわけか今の流れから2人で見つめ合う形になってしまい、周りを無視して完全に2人の世界に入ろうとするが・・・
「キマシタワー・・・ってだからそうじゃなくってだな!?」
再び馬鹿のツッコミにより中断させられ2人共あからさまに不機嫌な顔をしつつ彼の方を向く
「チッ」
「舌打ちされた!?」
舌打ちされたことに驚きながらもユウが口を開き専用機の解説をしない理由を説明し始めたことにより黙って話を聞くことになる
「仕方ないから説明してあげますが、私は今から試合なんです」
「ああ、それは分かってる」
「しかも私は専用機を今持っていませんから量産機を使わなければいけないんですよ」
「おう、それも理解してる」
ユウの順を追った説明に相槌を打ちながら真剣?に話を聞く馬鹿
「ですから量産機を可能な限り弄って私が扱えるように調整しないといけないんですよ」
「おい、ならなんで今から寝ようとするんだよ調整しろし」
しかし、途中で説明がおかしくなったことに気がついて疑問をぶつけるが、ユウはそれをため息を吐いて『仕方ないですね』といった風な顔をしながら説明する
「粗方のISの調整は昼休みに昼食をとった後にすでに終らせています。主に出力関係が終って、今は私に合わせたOSや武器をISにダウンロードしている所でそれの終了待ちですよ」
「なら、俺に専用機の説明してくれても問題ないんじゃないのか?」
ユウの説明に対して未だにそこまでISを理解できているわけじゃないがほとんど終了していることだけは理解できた彼はそこを踏まえたうえで何故説明してくれないのかを問いただす
「その理由は簡単です。だいたいダウンロード及び武装の登録が終るまで残り5分もないんです。あなたはたった5分で相手に自分のISのことを詳しく説明できると思いますか?」
「あー、そりゃ無理だな。悪かったな無理言って、じゃあ試合終わるまでのんびり待つことに―――」
彼女が告げたことを理解した彼は自分が無理を言っていることに気がつき素直に試合が終るまで待とうとしたがその前に・・・
「ボソッ)まあ、説明だけならできるんですけどね。相手が理解しているかは別として」
周りにほとんど聞こえないほどの声の大きさで小さく実は説明できることを告げる
「おいぃぃぃぃ!?聞こえてますからねユウさん!?」
「オットキコエテシマイマシタカ」
「清々しいほどの棒読みだな!そもそもいつから俺はツッコミキャラになったんだ!?それはユウの役目だろ!」
「馬鹿のクセにいい度胸してますね?潰しますよ?」
「だからいつになったら俺は『馬鹿』から名前で呼ばれることになるんだよ!?」
先ほどから何度も何度もツッコミを入れている馬鹿であるが、流石に自分の扱いに耐えかねたのかユウにいつまで呼び方が『馬鹿』のままなのかと問い詰めるが
「馬鹿に馬鹿と言って何が悪いんですか?いっておきますけどあなた、下手すれば一夏より色々と酷いですからね?」
「俺って一夏以下!?」
まさかの衝撃の事実に床に膝を突いてorzの体勢を思わずとってしまうほどショックを受ける
・・・・・・まあ、実際の所色々な意味でどっこいどっこいだろうが
「確かに昔の『俺は最強だ!』とか『俺はハーレムを作るぜ!』みたいにわけの分からない痛いことを言わなくなっただけマシですけど――「ぐはっ」――基本的にいっていることがナルシスト発言ばっかりなんですよあなた。なんですか?結から聞いた入学初日のあの痛い自己紹介は?あんなんだから女子に速攻で引かれて未だにほとんど誰も寄り付いてこなくなるんですよ――「う!?」――本当少しはマシになったかと思いましたが何年たっても根っこの部分は変わらないということですかね?」
「もうやめてください!心が折れてしまいます」
「・・・・・・折れちゃえばいいのに」
「更識さんあなた俺のこと嫌いなんですか?扱いが特に酷いんですけど」
「うん、嫌い」
「随分はっきりと言ってくれますね!?」
ユウの怒涛の言葉攻めから始まり最後は簪の一言によって見事に心をおられた馬鹿は最終的に床に座り込んで地面に『の』の字を書くのであった
そして、そんなことをしているうちに時間は過ぎ、ちょうどユウの使用するISのダウンロードは完了したようだ
「あ、終りましたね。そろそろ行くとしましょうか」
そういうとユウは自分が使う普通のISより腕や足の装甲が若干薄い黒のIS『不知火』の元までいき、取り付けられていたケーブル等をコンソールを操作して排除すると、そのまま不知火に背中を任せて装着する
するとそれとほぼ同時に先ほど一夏を見送った千冬・山田先生・箒の3人が近くまでやってきて声をかける(結は自分のISのデータ確認中)
「なんだアインツベルン妹、今回は不知火に乗るのか」
「不知火ですか~いい機体ですけどアインツベルンさんの実力なら物足りないのでは?」
「む、不知火とはまた以外だなユウ、てっきり
「皆さんおそろいで、そうですよ今回は不知火に乗ります・・・というよりも
そういってくる3人に対して意味ありげに答え準備を着々と終らせるユウ
「確かに私の反応速度に一番着いてこれるのは
追加でそう告げるとユウをよく知っている2人は納得したような顔をして頷くが、そこまでユウの事を知らない山田先生だけ頭の上に『?』マークを浮かべて首をかしげている
そして、その間に全ての準備が終ったのかユウが不知火をまとってアリーナの入り口まで向かい発進の体勢をとると簪がすぐ近くまでやってきて最後に声をかける
「・・・ちゃんと勝ってきてね?」
「あはは、かんちゃんも随分無茶なこと言いますね?相手はバトルロワイヤルとはいえ専用機4機が相手ですよ?」
「・・・ん でもユウなら勝って戻ってくるって信じてるから。もしそれでも不安だって言うなら」
「言うなら?」
「初日にユウが約束してくれたなんでも言うことを聞いてくれるっていうのを使ってなかったから今使う」
「それはちょっとずるいんじゃないですか~?」
「うんん ずるくない・・・だから言う『ちゃんと勝って戻ってきて』ね?」
「かんちゃんにそこまで言われたらがんばるしかないじゃないですか! まあ、最初から勝つ気がないまま試合に望む人なんかいませんからね」
「・・・ユウなら面倒とか言ってまじめにやらないときがあるから」
「では行ってきますね かんちゃん!」
簪からのある種の命令権を使われ、苦笑いしながらも先ほどよりも若干テンションを上げ、ピットからアリーナに向けてクラス代表決定戦の最後の1人が飛び立って行った
「・・・むぅ 最後ユウ逃げた。あとでOHANASHIしないと」
残された簪はユウの最後逃げたことに対して頬を膨らませながら、試合が終った後ユウに行うことに対して考えを膨らませているのであった
一方飛び立ったユウはというと・・・
「さて・・・かんちゃんに意気込んだのはいいですが、そろそろまじめに眠気がマッハでやばいんですがどうしましょうかね?」
なんとも不安になる独り言をつぶやいているのであった
クラス代表決定戦開幕という割に試合自体始まってない罠
そしてユウの眠気は超マッハ!
果たして戦うことはできるのか?
とりあえず今回出てきたユウの乗ったIS『不知火』は簡単に説明すると、
第2世代の量産機で打鉄・ラファールに並び量産機の中では世界中で使われてる機体で、打鉄を防御・ラファールを多様性と考えると不知火は速度に優れています。
他に関しては防御は3機で最弱、武装の搭載数はラファール(搭載数10)・打鉄(搭載数3~4)の中間くらい(武装によるが大体7種類)と考えていただければおkです。
詳しくはきっとそのうち投稿する機体紹介あたりで。
ではまた次回お会いいたしましょう!