IS 転生を繰り返す銀の光   作:ルージュとユウ

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珍しく連続投稿。
これがどこまで続くかは誰にもわからない。

2014年7月19日ちょこっと修正


第27話 予期せぬ事故と新たな(?)出会い

 

 

 

「ではこれよりISの基本的な飛行操縦を実践してもらう!織斑兄妹・アインツベルン姉・オルコットの専用機持ちはすぐに展開できるため今から飛んでもらう」

 

そう言って4人にISを展開するように促す千冬と他の生徒達の前に出てそれぞれ自分のISを展開する一夏たち

 

「遅いぞ!これからはもっと素早く展開できるようにしておけ。何があるか分からんからな。・・・準備はできたな、では全員飛んで見せろ」

 

注意を受けながらも各々展開の終えた4人はある程度の高度まで上昇していく

その間にも千冬からのありがたいお言葉や箒からの叱咤激励等もあるがそんなことなど特に気にせず、ユウはセシリア以外の3人の様子を見ながら口を開く

 

「一夏のほうはまだ慣れていないため上昇速度は遅いですが、どのISもしっかり調整した通りのスペックは出ているみたいですね。これなら今のところは一安心です」

 

彼女は専用機を持っていない他の一般性とたちと同じように列となって並びながら、飛んでいる一夏たちを眺めるだけでそれぞれの状況を把握する

 

「いや~流石だね~見ただけで~ISの状態が大体わかるなんて~~」

 

そんなユウの横から間延びした声で話しかけてくるのはご存知のほほんさんこと本音だ

 

「まあ、私が普通じゃないのは理解してますからいいですし、それにこれはこういうときに一番役に立ちますから」

 

「でも~専用機用意できたらあの中に入れたのに残念だね~」

 

「そもそも私って本来なら目立ちたくないんですよ?なのにクラス代表になったり何故か知りませんがファンクラブのような物ができてるってどういうことなんですかね?あれ以降時々かんちゃんがすごく機嫌悪くしてなだめるのに苦労するんですが…」

 

「苦労してるって割には~頬は緩んでるけどね~――――ちなみにファンクラブを作ったのは私なのだ~」

 

「犯人ここにいましたよ!」

 

ユウと本音が他愛もない話をしていると専用機持ちたちはどうやら次の段階に移行したようで上空から急降下しては地面すれすれで停止するということを行っていた

 

「どうやら一夏以外は無事に終ったようですね。問題は残っている一夏ですが・・・」

 

「ねえねえ~なんかオリムーすごいスピードで落ちてきてるんだけど~?」

 

「はい?」

 

本音に言われて改めて一夏の方に視線を戻すと明らかに他の3人とは比べ物にならないほどの速度で地面に向かって――――というよりも落ちている姿が視界に入り

そして――――

 

ズドォォォン!!

 

確かに地面には着いた――――ただし、グラウンドに大きな穴を開け盛大な砂埃をあたり一帯に撒き散らすという『墜落』という形で

 

「いかん、生徒たちは急いでその場から避難しろ!」

 

千冬にそう叫ばれ、クラスメイトたちは皆彼が墜落した爆心地から飛んでくる石やら何やらを必死に避けるが

 

「本当にあの馬鹿は――――って本音危ないです!」

 

「ほえ?」

 

その途中で本音に向かって大きな石が飛んできたため本音を守るために左腕でなんとか本音を引っ張るユウだったが

 

「っ!」

 

予想以上に石の速度が速かったこと、左腕が本音を引っ張ることによって使用できなかったこと、無理をすれば右腕は使えたが簪に使うなと釘を刺されていたこと等様々な要因が絡まり、飛んできた石は見事にユウの頭の側頭部に直撃しそのまま彼女の意識を断ち切る

 

「――――(油、断しました・・・・・・後で覚えてなさい一夏)」

 

ユウが意識をなくす直前見た光景は倒れる自分を心配して駆け寄ってくるイリヤや本音の姿であった。

気絶したユウはそのまま頭を動かさないように医療設備の整ったIS学園の医務室に連れて行かれる

 

一方、原因となった一夏は千冬に盛大に叱られ何度目かも分からない出席簿アタックを喰らい、イリヤたちに怒られ、放課後に簪に特訓と称してフルボッコにされたりとまさに自業自得であった

 

 

 

 

「・・・・・・・・・あーここは?」

 

先ほどの墜落事件から時間が経ち、現在の時刻は夜7時を過ぎていた

 

「どうやら医務室のようですね。とりあえず目覚めたと織斑先生に伝えないといけませ・・・ん・・・ね?」

 

そういって身体を起こそうとしたユウであったが左腕に重みを感じ動くことができず、原因を確認するために顔をそちらの方に向けてみると

 

「スースー」

 

というかわいらしい寝息をたてながらユウの左腕を抱き枕のように使い眠っている簪の姿があった

 

「あら可愛――――じゃなくてですね。かんちゃん、かんちゃん、起きてください、かんちゃーん?」

 

「スースー」

 

「はぁ」

 

完全に両腕が使えないため何とか声だけで簪を起こそうと試みるが声をかけられた簪は一向に起きる気配がない

仕方ないのですぐに彼女を起こすことをあきらめ放置することに決めるのであった。

 

 

 

その後10分ほど時間が過ぎるといい加減腕の感覚もなくなってきたため、もう一度彼女を起こすためにもう一度声をかける

 

「かんちゃん?起きてくれないと(小さすぎて聞き取れない)ますよ?」

 

「はっ!」

 

ユウが何かを彼女につぶやくと先ほどとは違い即座に目を覚まし身体を飛び上がらせる

 

「おはようございます」

 

「おふぁようございまふ?」

 

目覚めた簪に挨拶をするとまだちゃんと目覚めていないのか呂律がきちんと回っていない返事が返ってくる

そんな彼女の様子を眺めながらユウは両腕に負担があまりかからないようにベッドから起き上がり、立ち上がる

それを見て簪も反対方向から立ち上がり、心配そうな

顔をしながら声をかけてきた

 

「ユウもう大丈夫なの?」

 

「ええ、もう痛みもありませんし恐らく大丈夫だと思いますよ」

 

「そう、よかった」

 

「では早速行きましょうか」

 

「??? どこに行くの?」

 

心配をしてきた彼女に問題は無いと答え安心させると、そのまま医務室の入り口に向けて2人一緒に歩き始める

 

「それはもちろん医務室の先生と千冬さんに報告に ですよ」

 

そう答えながら目的の人物たちがいるであろう場所に向けて出発する

 

 

 

 

 

「あの馬鹿にはこっちからしっかりと注意はしておいた。恐らく他の連中も同じようなことをしているだろうからあまりいじめてやるなよ?それと今日はもう無茶するな」

 

その後目的の人物に出会い報告をしたら、やけに心配されたりもしたが特に何事もなく話は進み、とりあえず今日は大人しくしておくようにと最後に注意だけされ部屋を出る2人

そのまま寮に向かおうとIS学園の正面ゲートの近くまでやってくると――――

 

「あーもう!一体どこに受付があるってのよ!!」

 

長い髪を左右それぞれ高い位置で結んだツインテールにして金色の留め金をきらきらさせている1人の少女の姿があった

 

「普通案内役くらい入り口に用意しておく物じゃないの!?仮にも私代表候補生なのよ!?」

 

そう言って騒いでいる少女の姿にユウたちはとても見覚えがあるのであった

 

「ねえ、かんちゃん?」

 

「大丈夫私も同じ事思ってるから」

 

「「こんな所でなにやってるの?あの子は?」」

 

ユウと簪は一緒に同じことを口にし、若干呆れた表情を浮かべながら入り口のところで騒いでいる知り合いの元へと歩を進めるのであった

 

 




ユウの怪我は増えていくもの(ゲス顔

とりあえず今回から1巻後半の内容に入りいよいよ彼女も登場。

あとISの最新刊を発売日に読んで最近気が付いたことが1つ。
7巻の内容のために専用機持ち増やしたら9巻最後のあれで色々と面倒なことになりそう(汗
ま、まあ、その時になったらどうにかしよう……いつになるかわからないけど

感想などはいつでもお待ちしております。
ではまた次回お会いいたしましょう。
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