とりあえず今回やっと鈴ちゃんがちゃんと合流。
では本編をどうぞ~
………感想がほしい
2014年7月17日 修正
「ユウさーん、おっはよー!」
朝、ユウが教室に入り席に着くや否やクラスメイトが近くまでやってきて話しかけてきた。
なお、教室にはすでにいつものメンバー(簪・結除く)がやってきており、今話しかけてきた彼女とユウが来るまで話していたようで、全員が一緒になってユウの席の近くまでやってきた。
「おはようございます。でも走ってまでこちらに来るということは何かあったんですか?」
「そうそう聞いてよ!ユウさんは転校生の噂は聞いた?」
「転校生ですか?」
「そうよ、なんでも2組に転校生が来るらしいのよ。それであんたならその辺の噂くらい知ってるかとおもってね」
「いやいや、私別に噂とかに敏感というわけじゃありませんからね姉さん?でも転校生ですか―――」
イリヤたちが自分のことをどう思っているか改めて知りながらユウは口を閉じて思案する
「(確実に昨日あった鈴ちゃんのことですね。んー、別に口止めはされませんので素直に答えてもいいんですが……鈴ちゃんのことですから、姉さんや一夏たちを驚かしたいって思っていると思うのでここは)残念ですが
数秒考えた結果ユウは、ここであえて鈴の名前を出さすことはせずにイリヤ達を驚かすのに1つ協力しようとする。
実際の所、転校生のことは知っているが噂については何も聞いてはいないのであながち間違ってはいない
「そっかー、なんでも中国の代表候補生なんだってー」
『代表候補生』その言葉に一夏たちはたいした興味を示すこともなく聞き流していたが、1人の人物がその言葉に過剰に反応する
「あらあら、わたくしの存在を危ぶんで中国もやっと危機感を抱いたんですわね」
その人物はある意味当然というべきかイギリスの代表候補生であるセシリアだった。
しかし周りのメンバーはそんな彼女の声を聞きながら全員が『流石に自意識過剰すぎる』と同じツッコミを何とか声に出さずに心の中で突っ込んでいた。
「でもこの時期に2組に代表候補生の転校生がきたのは本当運がいいよねー」
「何でそういう結論に至るんだよ雪奈?」
「いや一夏、雪奈の言う通りよ。今のところ2組以外には専用機持ちがいるのに2組だけ専用機持ちがいなかったのよ?でも今回の転校生がもしかしたら専用機を持っているかも知らないわ」
「イリヤまでなんだよ?確かにそうらしいけどもうクラス代表は他のクラスも決まってるんだろ?なら関係ないじゃねえか」
セシリアのことは無視して話を続ける雪奈に一夏は疑問を浮かべながら尋ねるとそれに答えたのはイリヤの方だった。
彼女の言葉に一夏はさらに疑問を深めるが実際の所この時期なら、互いに了承し、担任が許可すればクラス代表を変えることくらい特に問題は無いだろう。
それどころか、面倒ごとをやらなくて済むと考え意気揚々と代表の座をわけ渡す可能性もあるが・・・
「でも~どんな人が来ても1つだけいえるのは~」
「うんうん、はっきり分かってることがあるよね」
「そうねはっきりと分かってることが1つだけあるわ」
転校してきた代表候補生について考えていると本音・雪奈・イリヤの3人が口をそろえて1つの事実を一夏にぶつける
『それは一夏(オリムー)よりは確実に強いってことね(だよ~)』
「3人揃って酷くないか!?これでも一応セシリアには勝ったんだぞ!」
確かに一夏はセシリアに勝ったがあれは結局の所、奇襲と白鳳の補助があったからであり今戦うと確実に一夏では相性がいいとはいえセシリアにすら敗北するであろう
そうこう話していると突然教室の入り口から一夏たちにとっては久しぶりの、ユウにとっては前日ぶりの聞きなれた声が響き渡る
「あんたたち相変わらず仲が良いわね。それと一夏、2組の代表には中国の代表候補生で専用機持ちの私がなったわ。残念だったわね!」
教室にいたほぼ全員が声のしたほうに顔を向けるとそこには腕を組み片膝を立ててドアにもたれかかっている『凰 鈴音』の姿があった
「まさか、お前鈴な―――――「鈴ちゃん久しぶりぃぃぃぃ!」っていつの間に!?」
久しぶりに見る見知った顔に声をかけようとする一夏であったがそれよりも早く雪奈が一瞬で鈴の所まで移動をし彼女に抱きついていた
「こ、こら雪奈!あんた相変わらず人に抱きつくのやめなさい!というかこのままじゃ話せないでしょうがぁぁぁぁ!!」
突然の雪奈の行動に文句を言うが体格差の問題により鈴はあっさりと教室の中に連れ込まれ一夏たちの下まで移動させられてしまう。
その光景にユウだけは、特に気にした様子もせずすでに昨日の時点で色々話してるので一夏たちの感動(?)の再開に水を差すことなどはせずその様子をしばらく眺めていたが教室にとある人物が入ってきたのを見て鈴に声をかける
「鈴ちゃん鈴ちゃん」
「ん?何よユウ?」
「・・・後ろ危ないですよ?」
「はぁ?何言って……」
そう言って彼女が後ろを向いた瞬間
ガンッ!
「っ~~~~!!」
「朝から騒がしいぞ」
1年1組担任の世界最強候補の1人である織斑千冬が出席簿を抱えて立っていた
「ち、千冬さん!?」
「ここでは織斑先生と呼べ。もう一発殴られたいか?」
「いいえ結構です織斑先生!!」
予想外の人物の登場に鈴は思わず驚きの声を上げるが、次の瞬間千冬が脅すように声を低くして呼び方について訂正するように告げると、その恐ろしさからとても立派な敬礼をする。
それと同時に彼女は千冬の後ろにもう1人人影があることに気がつき(山田先生ではない)その人物の方に顔を向けるとそこには
「やぁぁぁぁぁぁっと見つけたぞぉぉぉぉ!問題児ぃぃぃぃぃ!!」
「ヒィッ!?ゆ、悠里さん!?」
「ここでは衛宮先生だ。さて、昨日のうちに今日の朝は職員室の方まで来るように伝えていたはずなのにどこをほっつき歩いてやがるのかねぇ?」
明らかに怒りを孕んだ声で2人を睨みつけるスーツ姿の女性がいた(ただしスーツの下はズボン)
彼女は1年2組の担任で先のクラス代表決定戦で管制室で試合を進行していた人と同一人物である。
名前は『衛宮 悠里(えみや ゆうり)』といい、その見た目はある部分を除いてある人物によく似ている。
「え、えーっと、それは・・・」
「言い訳無用」
鈴が、彼女の放つ不機嫌なオーラに、若干恐怖しつつなんとか言い訳を考えるが、そんな暇等与えないといわんばかりに一蹴すると、あっという間に彼女の制服の首の後ろの部分を掴み無理やり連れて行こうとする。
「どうもすみません織斑先生。うちのクラスの問題児が迷惑をかけたようで」
「いえ、久しぶりの再会です。少しは騒ぎたいと思う気持ちも分かりますので」
「だったらなんで私たちは頭を叩かれたんですか!?」
「再会を懐かしむのは勝手だが時間がないのと、本来しなければいけないことをすっぽかしたからだろうが、馬鹿者めが」
「うう・・・反論できない」
今回の件について話す悠里と千冬
その会話を聞きながら襟首を掴まれている鈴は抗議の声を上げるが、それはあっさりと正論で返されて再び黙り込むしかないのであった。
そしてそのまま教室のドアまで近づいた悠里であったが突然その足を止めて再び教室の中を見渡し、目当ての人物を見つけると声をかけた
「あ、そうだセシリア・オルコット」
「は、はい」
声をかけてきた彼女の口調は至って普通であったが、流石に鈴が小柄とはいえ引き摺るような形で運んでいる人に急に声をかけられては流石に驚いたのか若干声を震わせながら返事を返す
「そんなに緊張すんな・・・・・・と言ってもこの状況じゃ無理もないか。とりあえずお前に伝言がある」
「な、なんでしょうか?」
「なんでも『今回のクラス代表を決める場で代表候補生らしからぬ発言をしたそうですね?少しお話しないといけませんね。昼に食堂で待っていますから逃げずに来ること。いいですね?』だそうだ」
「ヒッ!?」
遊里の告げた伝言を聞いた瞬間セシリアは先ほどまでの強気な表情から一転、小さな悲鳴を上げて、その顔を真っ青にし身体を震わせ始める。
「ち、ちなみにど、どなたからの伝言ですの?」
「ヒント:元イギリス代表」
「それはヒントではなく答えというのですわ先生ぃぃぃぃぃ!?」
「まあ、がんばれ」
伝言を頼んだ人物が誰なのかすぐに分かってしまったセシリアは絶叫しつつ悠里に対して、救いを求めるような視線を向けるが、それはあっさりと無視され彼女は教室から出て行ってしまった。
後に残ったのは昼休みまでの間、授業中も含めひたすら顔を青ざめながら震え続けるセシリアの姿だけであった。
その光景に流石の千冬も気の毒になったのか今日だけは彼女に授業に関する質問をすることはなかったという。
今回出てきたオリキャラ2人におそらく次回出るであろう2人を追加して多分学園側のオリキャラは終了する……はず?
簡単な説明
衛宮悠里(えみや ゆうり)
苗字の通り衛宮家の関係者で、一応切嗣の義妹。ただし年齢的にはユウたちに近いためユウたちからの扱いは一応姉。
髪の色は黒で一人称は『俺』だけど立派な女性です。
他の詳しい情報はそのうち書くキャラ紹介で。
ではまた次回お会いいたしましょう。