ハリー・ポッターと機械好きの少女   作:のっぺらぼう

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ハリポタアモアスがとても面白くて再燃しましたハリポタ熱


8話

〜ダンブルドアの部屋〜

 

「おっと、もうこんな時間か、そろそろ終わりにするかの」

 

ハアハアと肩で息を切らすミーシャに息を切らすどころか冷汗ひとつかかずにダンブルドアはそう言った。

 

「はい、ダンブルドア先生ありがとうございました。」

息も絶え絶えにミーシャは礼を言いながら今日のおよそ2時間にも及ぶ特訓について振り返った。

 

{回想}

 

「特別訓練施設ですか?」

 

目を丸く開き施設とやらをぐるっと見渡す。右を見れば1面の雪景色と猛吹雪が左を見れば、1面の緑と豊かな森が、ダンブルドアの後方、ミーシャの前方には大きなコロッセオがあり、天井には1面の星空が映し出されていた。

恐らくこれは魔法でそう見せているだけであって本物では無いのだろうが全てが迫力に満ちた本物とそうかわりのない魔法の産物であることがよくわかった。

 

「そうじゃ、ここでこれから…そうじゃの毎週土曜のこの時間に2時間わしに個人レッスンを受けてもらう。ほっほっほっ、校長になってからというもの人に教える機会がなくなっとったからの血が滾るわい」

 

滾らせなくとも充分すごい魔法使いだよ。とミーシャは思い少し呆れるががこんなものを時間はかかるとはいえ作り出せてしまうダンブルドアという男の恐ろしさを再確認し、身震いが起きる。

 

「まあまあそんなに緊張せんでも良い、今年中に今見えている施設を使うことはないからの、そんなことより今日のレッスンを始めようミーシャ、時間はないからの、ほれこっちに来なさい」

 

そういうとダンブルドアは自分の周囲に丸く半径50cmほどの小さな円を描いた。

そんな施設よりあんたが1番怖いよ、と思いながらミーシャはダンブルドアに近づく。

 

「今からわしはこの円の中から出ないし、杖も振らず、呪文も無言でしか唱えない。もちろん君への妨害もしない、条件でわしに呪文を当てなさい。簡単じゃろ?」

 

「手加減のつもりですか?さすがにそれくらいは多分余裕ですよ?10分で終わっちゃいます」

 

ミーシャは少しむっとしながらも好々爺といった笑みを浮かべ続けるダンブルドアを睨んだ。

 

「やってみないことには分からんよ。ミーシャとりあえず1発打ってきなさい」

 

その余裕綽々といった態度はミーシャのプライドを大きく損ねミーシャの意地っ張りな部分を大きく刺激した。

 

「後悔しても知りませんよ!」

 

そういうが早いかミーシャは杖を抜きダンブルドアにフリぺンドを撃ちはなった。

 

{回想終了}

 

 

結果として、ミーシャの持ちうる全ての呪文は、ダンブルドアに当たるどころか、その場から1歩たりとダンブルドアを動かすことすら出来なかった。

 

強化されたフリぺンドも、上半身を軽く捻るだけで躱され、避けれないように風を操り、広い範囲に突風を起こしても、ダンブルドアに届くまでに無言呪文でかき消され、がむしゃらに魔法を使って強化した肉体での物理攻撃もダンブルドアに触れる前に見えない壁に全て受け止められた。

 

しかしミーシャは諦めなかった持ちうる呪文も魔法も全て30分で出し切っても今まで試してこなかった組み合わせや魔法薬なんかも使い文字通り2時間全てをだしきったそのうえでダンブルドアには届かなかったのだ。

 

今までも学校の競技や順位で負けた事はあった悔しかったこともあった、しかし今までにないほど頑張りそして、結果が着いてきていた魔法という分野で大人と子供とはいえ、ものすごいハンデを貰った上でここまで何も通じないと言うのはミーシャの心に大きなダメージを与え、気づくとミーシャの目からは大粒の涙がポトリポトリとまた落ちてきていた、ダンブルドアはゆっくりミーシャに近づくと訓練前の好々爺としていながら少し胡散臭い笑顔ではなく本当に優しいおじいちゃんとしての笑顔を見せながら近づき

 

「悔しいかね。なら君にはやはり素質がある。わしの見込んだ通りじゃ、悔しさをバネに君は成長できる。悔しさをその悔しさを忘れるでないぞ。いつか必ず君の力になってくれる。じゃから今は泣くといい、思いっきり泣いて泣き腫らして前を向けば明日の君は今日より強くなれる」

 

その言葉を聞いたのがスイッチになったのかミーシャはこれまで生きてきた中で2番目に泣いた。悔しさから這い上がるためにこの悔しさを忘れぬために…

 

 

 

 

目を腫らして赤く染まった顔をあげたミーシャは悔しさを湛えながらも前を向いた

 

「ダンブルドア先生ありがとうございました。次の土曜はもっと策をねってあなたをあっと言わせてみせます」

 

そう宣言するミーシャにダンブルドアは驚いた表情をした後、優しく微笑み

 

「そうか、楽しみにしておるぞ、さあ今日はもう遅い早く帰るといいフォルチ先生に見つかると大変じゃからな、しかしその顔とその汗とホコリに塗れた身体を休めなければならんの。確か、ほれ」

 

そういうとダンブルドアは杖をひょいと軽く振ったするとまたしても本棚や戸棚が移動し始めひとつのドアが現れた。

 

「そこをくぐっていくといいきっといいことが待ってる」

 

ダンブルドアはそう言って、ウインクをすると手を振り部屋の奥へと消えていった。

「本当にありがとう、ダンブルドア校長、これからもよろしくお願いします」

 

ミーシャは小さくそうつぶやくと徐にドアをくぐった。

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