ゴリライオンライン-汝、兎を狩るのにも全力であれ-   作:インテリジェンスゴリラ

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本作品は、「小説家になろう」投稿作品「シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~」の二次創作となります。

作者である硬梨菜様にはいつも楽しませていただいています。

また魂の在り処の作者様を参考にして書かせていただきました。

【注意事項】
・シャンフロ作中の設定だけで妄想が捗りすぎたためできた小説です。

・読書感想文ぐらいしか書いたことがなく小説というものを初めて書いたため文章構成ぐちゃぐちゃです。

・その他、独自設定、捏造設定、設定見落としなどありますのでそれでも良しと思う方のみおつきあいください。




汝、兎を狩るのにも全力であれ

友人に勧められて新しくゲームをすることになった。

なんでも動物の姿でやる割と斬新な格ゲーらしく、事前に聞いた話だとライオンがめちゃくちゃ強いらしい。

 

ストーリーモードでキャラ(ライオン)を解放してから対戦したほうがいいとのことなのでさくっとストーリーを終わらせて対戦モードのロビーに入り、そこで目に飛び込んできたものに驚愕した。

 

 

 

「ゴリラとライオンしかいねぇ・・・」

 

ロビーはゴリラとライオンがひしめく魔境だった。

 

 

 

◆◇◆◇◆

 

 

 

とりあえず頭の上に名前が出てるから見た目は一緒でも誰かはわかるらしく顔見知りと談笑してるグループもある。

まずは数戦するかと思ったらすぐにマッチングできた。

 

対戦相手はライオンなのでライオンのミラーマッチかと思ったが、大半はライオンなのでほとんどミラーじゃんと、どうでもいいことを考えていたらカウントが始まった。

 

開始と同時に先手必勝とばかりに前方にダッシュ、不意打ちの頭突きでアドバンテージをとって―――

 

「ふぎゅっ」

 

ペチン

いっそそんな音が聞こえるぐらい軽い猫パンチで迎撃された。

流石に新参の考えなど簡単に読まれたかと思いつつ、迎撃された頭を上げ敵を見ようとした瞬間―――

 

「ふぎゅっ」

 

さらに追撃の猫パンチをくらった。

そしてそのまま猫パンチ連打でKOまでもっていかれた。

 

「えぇ・・・」

 

想像してた以上にライオンが強すぎて軽く引いた。

 

 

◆◇◆◇◆

 

 

「対戦ありがとうございましたー」

 

「あっこちらこそありでしたー」

 

とりあえずロビーに戻ってから挨拶したら挨拶を返してくれたので、聞きたいことを聞いてみることに。

 

「ライオンの猫パンチ強すぎないですか?」

 

「いやーまぁ強すぎるから基本これしか使わないんだよねぇ」

 

「修正されたりしないんですか?」

 

「これでも下方修正されたんだよ」

 

「えぇ・・・」

 

ただでさえ今も魔境のような環境なのに、修正されてこれって修正前だとどんな地獄なんだと戦慄しつつ質問を続ける。

 

「ゴリラだと対抗できるんです?」

 

「ですです。唯一ゴリラのローキックだとあの猫パンチに対抗できるんよ」

 

「なんでゴリラなんですか・・・?」

 

「インテリジェンスが足りてるからね」

 

「わけがわからないよ・・・」

 

本当に意味がわからなかった。

わけがわからなかったがとりあえずゴリラも使ってみることにした。

 

 

 

◆◇◆◇◆

 

 

 

マッチング完了したら相手は想定通りにライオン

ゴリラのミラーじゃなかったことに感謝しつつ猫パンチを警戒してタイミングを計る。

そして猫パンチを誘ってからローキックを放つ。

 

「ぐっ・・・!」

 

完全に決まった!

だが相手も慣れているのかすぐに距離を取ってくる。

これでカウンターのタイミングを間違わなければ勝てる!

そう思った次の瞬間に眼前にライオンが口を大きく開けて突っ込んできた。

そしてそのまま―――

 

「ぐへぇ」

 

噛みつきで三割持ってかれた。

なんだあの怖さ、百獣の王は伊達ではないと思い、体勢を立て直して―――

 

「ふぎゅ」

 

ま た 猫 パ ン チ か

だがゴリラの耐久なら食らってもほとんどひるまないしHPも余裕あるしまだいける。

勝負はこれからだ。

 

そして―――

 

 

 

 

 

最初の一発以外入れられずにそのままボコられた。

 

 

 

◆◇◆◇◆

 

 

 

「対戦ありがとうございました・・・」

 

「あざしたー」

 

挨拶は大事だってばっちゃも言ってた。古事記にもそう書いてあるらしい。

 

「ゴリラでライオンにボコられて凹んでる感じかい?」

 

「はい・・・」

 

「その凹み具合だと君って新規でしょ?」

 

「わかります・・・?」

 

「ゴリラならライオンに勝てるって聞いて意気揚々とゴリラ使ってライオンに負けて凹むってのは新規のお約束だからね」

 

「テンプレなんですね・・・」

 

「まぁゴリラがライオンに強いのは確かだけど確実に勝てるってなったらライオンが絶滅しちゃうからね」

 

よく考えればあくまで相性がいいってだけで確実に勝てるわけではなかった。

ゴリラだけで溢れてるロビーになっててもおかしくないのに半々ぐらいでゴリラとライオンがいるところを見るとライオンのほうでも対策がとれているのだろう。

 

「じゃああなたもゴリラ対策は万全なんですか」

 

「割と長くやってるからねぇ、ゴリラのほうがスピード遅いから反復横跳び猫パンチなら新規の子なら勝てるね」

 

「もしやランカーかなんかですか?」

 

「いやいや僕はエンジョイ勢だからそんな上位なんていけないよ、ランカーゴリラなんて反復横跳びライオンをゴリラリアットで捕まえてそのままジャイアントスイングしてくるインテリジェンスゴリラだし」

 

「わけがわからないよ・・・」

 

本当に意味がわからなかった。

その後も色々質問をしてから数戦して割とハマったのでこれからも続けていくことにした。

 

 

 

 

◆◇◆◇◆

 

 

 

 

アニマルファイト・オンライン……通称「ゴリライオンライン」を始めて一か月ぐらいしてこの環境にも慣れてきた。

全盛期より人が少ないのもあって顔見知り(といっても同じ顔なのだが)もけっこうできて割と楽しくやっている。

意外と適性があったのかこの操作性に適応してレートもそこそこ上がった。

 

そこでロビーに珍しい物を見た。

このゴリラとライオンの魔境に兎がいるのだ。

たまにチーターやガゼルなど別の動物を見かけるが兎はこの一か月で初めてだ。

 

兎はストーリーをやらないでも初期に解放されているので新規なのだろう。

新規の子がなにも知らずにただの格ゲーだと思って始めてしまいゴリライオンの魔境に踏み込んできてしまったのだと思う。

 

まぁ一戦したらこのゲームのおかしさはわかるだろうと思っていたらマッチング完了の合図。

 

 

相手は兎だった。

 

 

 

◆◇◆◇◆

 

 

 

初戦で当たるとは思っていなかったが終わったらこのゲームのこと教えてあげよう。

ストーリー進めたほうがいいとか自分ももらったアドバイスをしてあげるのも先輩の務めだと思いつつカウントダウンを待つ。

 

 

開始と同時に突っ込んできたので猫パンチで迎撃をしてこのゲームの理不尽さを教えてあげようと思い―――

 

「えっ・・・?」

 

猫パンチをすかされた

 

そしてすぐに兎の後ろ回し蹴りが炸裂した。

 

なにが起こったか理解できずに混乱した頭のまま脳死猫パン

だがまたしても完全に躱されて横に移動してきた兎の突進をモロにくらった。

 

この兎・・・新規じゃない・・・!

 

誰かのサブキャラかもしれないと頭に思い浮かんだがそんなことより眼前の兎

巧みなフットワークに距離感が完璧すぎてなにで攻撃すればわからない

兎対策なんて考えたこともないというか兎なら猫パンチ連打で勝てるはずなのに。

このゲームは九割九分九厘のキャラがライオンの下位互換だからこそロビーがゴリラとライオンで溢れていたのだ。

 

脳みそをフル稼働させて使ったのはフットワークを含んだ反復横跳び猫パンチ

これならいけると思い―――

 

「えぇ・・・?」

 

脱兎のごとくというかそのまんまの意味で逃げる兎がいた。

 

 

追いかけて数秒、スピードもライオンのほうが速いのですぐに追いついたが相手は迎撃する気のようだ。

それならばと最初のお返しに後ろ足蹴りを選択

猫パンチよりは遅いが相手の不意を突けるということでよく練習した技だ。

 

猫パンチのモーションに偽装して一気に反転

そして右後ろ足で蹴り上げて―――

 

「ぐはっ」

 

腹の下に潜り込んだ兎のムーンサルトキックを食らった。

 

そしてそのまま張り付かれててKOされた。

 

 

◆◇◆◇◆

 

 

「対戦ありがとうございm」

 

「ヒース久しぶりじゃねぇか!」「てめぇ最近インしてねぇのはどういうつもりだ!」「ヒース次は俺とやれや!」

 

対戦が終わり挨拶をしようとしたら人が集まってきてすぐに兎がゴリラとライオンが囲まれていた。

挨拶は大事なのに・・・!

 

「いやー仕事が忙しくて全然これんかったわ、今シーズンのレートは諦めてエンジョイ勢するからよろよろ」

「あっ対戦ありがとうございましたー」

 

挨拶を返してくれた・・・!

どうやらこのヒースさん?はゴリライオンラインの有名人らしく人がドンドン集まってくる。

 

「まだ時間あるんだからガチれや!」「エンジョイするなら兎対策のサンドバックよろ」「あっ次は僕とやりましょー」

 

などなどもみくちゃにされているのを見ながら知り合いに聞いてみることに。

 

「あの人って最近いなかったみたいだけど有名人なんですか?」

 

「あーヒースさんは修正前ライオン相手に兎でレート一位もぎ取ったガチ勢のランカーだよ」

「最近きてなかったから君は知らなかったよねぇ」

 

驚いた。

修正されたいまですら頭のおかしいライオンなのに修正前に兎で勝つとかどうなってるんだ

そもそもレート一位ってことはまぐれ勝ちとかではなく完璧に対応してるってことなわけでライオンとゴリラどっちも対応できる兎とかもはや兎の皮を被ったナニカだろう・・・

 

「兎が好きなのと弱キャラで強キャラ倒すのが楽しいとかいってる発売初期からいる最古参の一人だね」

 

「新規かと思って舐めてました・・・」

 

「まぁ普通は油断するよねぇ・・・ちなみに中堅ぐらいの人間なら兎相手だと慎重になるよ」

「かくいう僕も兎相手だと慎重にボコすけどね。ヒースさん以外」

 

好きなキャラで勝っていくってのはとても難しいだろう。

それも所謂弱キャラでやっていくのは並大抵のことではない。

それを初期から貫いてるところがとてもかっこよくて胸がドキドキした。

 

他の人を押しのけて兎の前にでる。

 

「私も好きな動物でこれからやっていこうと思います!」

「それでいつか必ずチーターであなたに勝ちます!」

 

そう堂々と宣言した。

 

「お互いがんばろうねー!」

 

返事をしてくれたが兎の顔でもわかるぐらい引きつった顔してたけどどうしたんだろう?

 

まぁでもがんばろうって言ってくれたしこれからもゴリライオンラインを楽しんでいこう!

 

 

 




お時間をいただきありがとうございました。
多少なりとも楽しんでいただけたなら幸いです。

原作であるシャングリラ・フロンティアは本当におもしろくて読んでいるだけでテンション上がります。
設定だけでも楽しめるお勧めの作品なのでぜひ読んでいただければと思います。

原作者様である硬梨菜様には多大なる感謝を

そして二次小説先駆者である「魂の在り処」作者の金魚鉢の金魚様にも多大なる感謝を


ありがとうございました。
下に設定など諸々投げときますので暇ならどうぞ




設定など諸々
実はヒース主人公にしようと思ってたが断念したため新規のモブの女の子目線に変更
なので女の子の名前が出てこずヒースだけ出てる感じ
最後の宣言でヒースが引きつった顔したのは原作主人公であるサンラク氏のサブチーターにボコられ動物顔でもわかるぐらいドヤられて発狂した過去があるため
そのあと兎対策最速チーターが流行ったけど最速チーター対策二連バクステ後ろ回し蹴りを開発したため廃れたチーター人気

ヒースさんは職業カメラマンでたまに永遠様を撮影して飲みに行く設定で小説書こうと思ったけど色々キャラ崩壊しそうなので辞めました。
蟒蛇なのに酔った振りして甘えてくる魔王様かわいくないですか?(小声)

シャンフロの二次小説もっと増えてほしいと思ってる今日このごろ
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