そして粛清回と行きたかったんですが今回はそこまでいけませんでしたすいません。
一夏の新機体はガチで迷いました。主にライダーネタぶち込むのを機体にするか技や武装にするかで。結果はこちらです、どうぞ。
1年専用機持ち達が学校生活から姿を消した。その情報はかなりの驚きと共に学園中に拡散していった。生徒の中には一夏の失踪、簪の入院、5人の専用機持ちの拘束を繋げて考える者が多く、様々な憶測が飛び交っていた。
織斑千冬は自室で頭を抱えてた。1人2組の人間がいるとはいえ、自分のクラスの専用機持ちが(本人達は偶然と言い張っているが)自国の代表候補生を緊急入院レベルにまで傷つけたのである。しかもそれに続いて弟である一夏の失踪。2週間前、簪が緊急搬送さた直後に姿を消したことから学園内では一夏がテロ組織に連れ去られた何ていう噂もある。
そんな中、千冬は学園長から呼び出しを受けた。緊急ということで、足早に千冬は学園長室に向かう。そして扉を開けた千冬の目の前にいたのは彼女が2週間もの間探していた人物だった。千冬はその人物を抱きしめようとしたが、その人物は流れるような動きでそれを躱した。その事実に千冬はショックを受ける。そんな千冬を横目に学園長はもう1度一夏に聞く。
「それで…もう一度言っていただけますか?」
「俺自身の手であいつらにお仕置きをしてやろうと思いまして」
一夏による粛清試合の申し出、千冬や真耶は反対したが学園長はそれを許可した。千冬や真耶は与り知らぬところだが日本からイギリス、中国、フランス、ドイツは大バッシングを受けており、近々事の発端となった5人のうち箒を除く4人は本国へ強制送還された後に全資産を凍結の元、それぞれの国で懲役刑に処される手筈だったのだ。それを一夏という世界唯一の男性操縦者が彼女らに別れを告げる前に居なくなるのは辛かろうという事で何とか彼女らの処罰を待ってもらっていた。
だが一夏から出された申し出は粛清試合の他にもう2つあった。1つはこの本国に送還の後処罰されることとなった4人の処罰をの裁定権を自分に移すこと。もう1つは彼女達への一切の不干渉だった。これには各国が抗議したが自分のデータを盾に一夏は押し切った。
そして多くの生徒が見守る中で粛清試合は行われようとしていた。
「謝るつもりはないんだな」
静かな口調でアリーナの中央に
「謝るも何もやましい事は何1つしていない!」
「そうですわ!あれはあくまで偶然、偶然そうなったのですよ」
「あたし達のことが信じられないっての」
「一夏ぁ、酷いよ。僕達は何も悪いことなんてしてないのに…」
「誰から話を聞いたか知らんが私達を疑うとは見損なったぞ嫁!」
一夏の言葉を皮切りに5人は自分の行いがさも当然であるかの様に主張し始める。
「もういい、囀るな。」
口々に喚く5人を一言で一夏は黙らせた。
「あくまで自分達に責任はないと。そういうことだな。そうか、ならお前ら…
」
静かに、浸透させる様に吐き出した言葉は彼女達に死神の鎌を首筋に当てられる様な恐怖を与える。
一夏はポケットから待機状態である変わった形のナックルを取り出し、ナックルの上部を親指の腹で軽く擦って、自身の新たなる機体である『
黒が粒子となって剥がれてゆき、金と白の素体が露わになっていく。だが変化はそこで終わらず、剥がれた黒の粒子が鎧になる様に頭と胴体、肩を覆っていき、零炎のアーマーとして生まれ変わる。
箒、セシリア、鈴、シャルロット、ラウラの5人、更にはモニターしている千冬や真耶、観戦に来ていた生徒達も驚きで声が出ない様で場は沈黙に包まれた。
だが、もしここに
"仮面ライダー"と…
「何だそれは…」
初めに言葉を発せたのは箒だった。その言葉は一夏の新機体に対してか、それとも一夏が白式を纏っていない事か。他の面々も同じ気持ちでいたが箒の場合は後者だった。
「白式はどうした!あれはお前にとって大切なものだっただろう!」
「あの欠陥品がか?」
束に対して言ったのと全く同じ、凍える様に冷たい口調で箒の憤りに対して一夏は返答する。
「雪片弐型は貴方にとって織斑先生の誇りだったのではないですの!」
「あぁ、姉の誇りだ。俺のじゃない。それにあんなのは侮辱だとは思わないか?」
続く様にセシリアが口を開くがそんなこと一夏は気にしていなかった。
「そもそも他人の努力を掠め取って成立させた力に何の意味がある?
その後も5人は口々に一夏に対して文句を並べたがまるで大人と子供。一夏は取りあうどころか意に介してすらいなかった。
「最後にもう一度だけ聞いておいてやる。
一夏はそこでマスクに隠された目をそっと閉じた。
一夏の頭に巡るのは彼女達との楽しかった思い出、剣道に打ち込み汗を流した記憶、親友達とバカをやって笑いあった記憶、料理下手な彼女の為にと料理を教えて一緒に作った記憶、臨海学校前にデパートで一緒に買い物に行った記憶、海で一緒にはしゃいだ記憶、夏祭りでみんなで楽しんだ記憶、文化祭で喫茶店をやった記憶。
「俺はもう…」
これから先、彼女達とこうして笑い合うことはない。過去は変わらない。悪いこともいいことも起こって仕舞えばもう変えることのできない事実になる。いい記憶があるからこそ人は繋がりを断つ時に未練を感じる。だからこそそれを終わらせるのは覚悟がいる。"Are you ready?"それは一夏が自分自身にも向けた言葉だった。
「…出来てるよ」
「無世代IS
その言葉は
「心の火、心火だ。心火を燃やして…」
一夏はマスクパーツの下に隠れた自分の目をそっと開く。
「ぶっ潰す!」
こういうタイプの作品ではなるべく引用ネタはセリフや技だけに止めようというのが私のポリシーなのですが一夏の新機体である零炎だけは自分のポリシーに反する形でこうさせていただきました。
ええそうです。ここまでやって機体の方は何も思い浮かばなかったんですよ…
そして自分が以下にグリスが好きかを自覚しました。やっぱかっこいいよねグリス。
正直低評価が付くのが怖かったのでこういったガチガチのアンチ系を書く勇気がなかったんですがビルドの方で色々低評価とかそれに付随するコメントとかあったんで吹っ切れてこの作品を書きました。
やっぱどんな作品書いてもアンチコメとか低評価は付くんだね。というか低評価でも評価だからバーに色がつく様になるので気にする必要がなくなりましたね。それに評価がどんなのでもお気に入りにしてくれているみなさんはいるわけですし。
という訳で低評価とかもう気にせずに頑張ろうと思います。