サブタイトルは、後々に変更するかも…
◆◆◆
どーも、イッセーです。
先日、朱乃ちゃんと任務でフランスに行っている間の話だそうですが…
レイナちゃん曰わく、アザゼル総督が、"例の設定集"をレオ(及び俺)に見られた事を知ったらしく、マジに仕事そっちのけで いじけて私設の研究所に引き籠もったとか。
…で、シェムハザ様の指示により、研究所の前、即興で催された宴会(美女の裸踊り付き)で どんちゃん騒ぎしていたら この厨二総督、マジに釣られる様にノコノコと外に出て来てきやがったそうです。
…って、本当に何処の天照大神ですか!?
何をやってるんですか総督!
何をやってるんですかシェムハザ様!
そーゆーのは、俺が居る時に引き籠もって、俺が居る時に宴会企画して下さいよ!!
嗚呼~、美女の裸踊り、俺も見たかったのに…orz
「いや、お前は そーゆーのは もう、朱乃達に頼めば、あいつ等お前になら、普通に見せてくれるんじゃね?」
確かに そうかも知れませんが…
師匠、ソレは それ、コレは これです。
≫≫≫
…そして今現在は、フランスから帰ってきた翌日の朝。
「ぅ…うん…イッセー様ぁ…好きぃ…」
………………………。
目を覚ましてみれば、金髪の美少女が産まれた儘な姿で、俺の右腕に抱き付いています。
金髪美少女…と言っても、ミッテちゃんじゃあないです。
この娘はジャンヌ。
俺達が任務で赴いたフランスで保護した、神器遣いの女の子だ。
因みに年は俺より1ヶ上、朱乃ちゃんと同い年。
「イッセー君ん~…ムニャムニャ…」
…………………………。
そう、ジャンヌとは反対側、やはり産まれた儘な姿で俺の左腕に組み付いている、朱乃ちゃんと、ね…。
はい、今は両方の腕を固められ、身動きが取れません。
そんな訳で、今回は先に
以下、俺達がフランスに向かった時の話です。
▼▼▼
「のどかな風景ですわね。
出来る事なら、任務なんかでなく、普通にデートで来たかったですわ~♪
ね?イッs…アイザックさん?」
「あの~姫島様?
敢えて突っ込まさせて頂きますが、そーゆーリア充爆死しろ!…な発言は、今は控えるのが吉かと。
ほら、見て下さい!
私は兎も角、他の連中が、るーるーと涙していますぞ!!
それから…私達皆、既に隊長の本名は知っていますから、部外者が居ない時は、わざわざ言い直さなくとも大丈夫です。」
2日前。
フランスの とある農村にて、神器の持ち主が居るという情報を得たグリゴリ。
総督アザゼルは、イッセーと朱乃に、その人物の保護の指令を出し、2人は更に部下として、数名の はぐれ悪魔祓いを引き連れ、現地に飛んでいた。
それなりな規模の葡萄園。
丁度今は収穫時期の真っ最中だったらしく、老若男女、村の者が総出で、且つ その皆が嬉しそうに葡萄を摘んでいた。
その眼前に見える平和な光景に、ついつい観光気分になってしまい、一団の先頭、ダークグレーのスーツ姿の茶髪の少年の腕に自らの腕を絡める、やはり揃いな色調のレディーススーツを着込んだ黒髪ポニーテールの少女に、黒基調の牧師服を身に纏い、分厚い聖書を脇に携えた出で立ちの、はぐれ悪魔祓いの1人が注意を呼び掛けた。
「あの~、作業中に失礼します。
少し、お尋ねしても良いで…ひぃぇっ!?」
そして その牧師服の男が、摘み取りをしている若い娘に声を掛ける。
…が、その言葉を言い終わる前、その娘は大凡 女性が前面に出しては いけない表情で、この牧師を睨み付け、
「しつこいわね あんた達!
昨日、あんなに言われたのに、凝りもせずに また来た訳?
そんなに痛い目に、遭いたいの?!」
「は…はひ!?」
ずら…
「「「「「「……!!?」」」」」」
少女の怒声に反応したかの様に、周囲の村人達も作業の手を止め、殺気を漲らせて この牧師の集団…イッセー達を取り囲んだ。
「ちょ…、茂っさぁん?あんた また、ナンパしてたのかよ?!」
「な…し、失礼な!
わ、私、この地では まだ、何も しておりませんよ!」
「「余所じゃ してたんかい!?」」
「「後で やらかす心算だったんかい?!」」
「…ってゆーか、一番最初に可愛い女の子に声を掛けたのは、狙ってましたね?
そっちは絶対に、わざとですわね?」
「だぁあああ!皆さん、少し落ち着きましょう!!」
日頃の行動パターンの賜物か…
この危機的状況は明らかに、このナンパをした牧s
「今回は違いますよ!ぃゃ…マジに!」
…この牧師の下心が原因と断定したイッセー達が、この牧師…茂部園市を詰め寄るが、本人は それを必死に否定。
しかし、嘗て所属していたカトリックでのセクハラ三昧が原因で教会(天界)を追放され、グリゴリに身を寄せた経緯を知っているイッセー達は、それを認めない。
「全く…今回は、フリードを連れて来なくて正解だったぜ…」
この一触即発な空気の中、やれやれ顔で溜め息1つ吐いたイッセーは、部下の はぐれ悪魔祓いの1人…戦闘狂(正確には殺人・殺天使・殺悪魔狂)の白髪の少年の顔と、その少年による血の海の惨状を思い浮かべながら、目の前で殺気立つ村人達の中で、一番年長と思われる男の前に歩み寄ると、
「済まないが少しだけ?あなた方は勘違いをしている様だ。
俺達は この村に来るのは、初めてなのだが?」
この牧師の集団を率いるリーダーとして、話を切り出した。
▼▼▼
「ちぃ…奴等、本当に
話を聞けば つい昨日、教会からの遣いを名乗る数人の神父が、この村に住む1人の少女を、"聖女"として迎えに来たとか。
しかし、その少女は「聖職者は信用出来ない」と、その迎えを頑なに拒否。
それでも退かない しつこい勧誘に、ついに村人達が この神父の集団を追い払おうが如く、少女の壁となべく立ちはだかったらしい。
この時は大きな衝突も無く、ただ、体躯の良い、聖職者らしからぬサングラスを掛けたマッスルな神父が何故か英語で、
「I Will be back.」
の言葉を残し、去って行ったと云う。
つまりイッセー達は その格好から、件の者達の関係者と勘違いされ、また しつこく"彼女"を教会へと勧誘に来たと思われたのだった。
経緯を聞き、それで教会(天界)と同一視されたと、少しだけ憤慨するイッセー。
しかし、"彼女"を自分達の組織へと迎え入れようとしている点では、同じな訳だが…
「だから、言ったじゃないですか!
私は無実潔白だって!!」
「「「「「日頃の行いだろ。」
だ!」
です。」
だな。」
でしょ?」
ですわ。」
「そんな、酷い!?」
≫≫≫
「…で、
「ん~、あの娘なら今 他の子供達と、此処から5㌔位先の町に、昨日採れた野菜を、売りに行っとるがの?」
その後どうにか、自分達は所謂"昨日の者達"とは無関係だと納得して貰えたイッセー達。
「もう直ぐ戻るだろうし、町までは一本道だから…あんた達も町から やって来たんだろ?
来た道を戻ってりゃ、会えるだろうが、あの娘は昔から、神様とか一切、信用してない人間だからのぅ…
祈りの1つも、絶対にせんわ。
作物の豊作なんかも、神様の恵みでなく、『神は何もしない。これ等は自分達の日々弛まぬ努力の成果だ』って言い張ってな…
多分あんた達の話も、聞く耳持たんじゃろうなぁ…」
しかし、村人からすれば、同じ"宗教団体"と見られるは致し方無く。
しかも件の少女は、聖職者の言葉は、一切聞き入ないとか。
◆◆◆
「アイザックさん、どうしますか?」
やぁ、イッセーだ。
さて…村人達の手前、本名でなく"通称"で朱乃ちゃんが尋ねてきた。
因みに俺は今、何時もの仮面は着けておらず素顔、髪の毛も術式で染めずの、生来の茶髪だ。
いや、戦闘なら兎も角 あの仮面、普段は不審者100㌫だから…
それで この村で、"彼女"が戻ってから、お話しても(断じてOHANASHIに非ず)良いのだけど、村の空気ってか、俺達を見る村の人達の視線が…ね…。
これも全て、茂っさんが最初に、葡萄摘みしてた女の子をナンパしたのが悪い。
「だから違うと言ってるじゃないですか!!
まだ引っ張るんですか、そのネタ!?」
…そんな訳で、
「よし、ちょっと村を出ようか。」
「「「はい。」」」「了解ですわ。」
俺達は とりあえず村を出て、帰路に経っているであろう、"彼女"に逢いに行く事に決めたんだ。
「む…無視ぃーーーーーーーーっ??!」
≫≫≫
「…走るぞ。」
「「「「「はい!」」」」」
村を出た後、町へと続く道を歩く途中、俺は…いや、俺達は少し前方で、魔力の高ぶりを感じ取った。
ダダッ…
その場に向かって走りながら…俺は荒事を予想して、術式で髪を赤く染め、懐から嗤い顔の造形の、黒い仮面を取り出して装着する。
「「「…!!」」」
「お、お前は…まさかっ?!」
「…???」
そして少し走った先に居たのは、フード付きの黒装束を纏っている数人の人物と、そいつ等を率いている雰囲気な貴族御用達な服装の若い男。
この者達に怯える様に身を寄せ合っている、数人の小さな子供。
「…あんた達、何?」
そして この子供達を守る様に前に立ち、黒装束達に白銀の刃を向けている、金髪の美少女だった!
茂部さん、レギュラー化?(笑)
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