黒翼の赤龍帝   作:挫梛道

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原作キャラ登場!
 



そして舞台は学園へ!

「潜入…」

「…っスか?」

 

それは、11月の ある日曜日。

イッセーと その嫁(笑)4人は、グリゴリ総督・アザゼルに召集されていた。

 

「ああ、そうだ。

上手い具合に、あの地に天界が管理放棄している廃教会が有ってだな。

きちんとJapanの正規の不動産ルートを介して買い取り、これまた真っ当な民間業者に依頼して、リフォームも既に完了だ。

…不服か?イッセー?」

「いえ…任務なら、私情は持ち込みませんよ。」

 

◆◆◆

やぁ…イッセーだ。

この度、俺の生まれ育った駒王町に、潜入する事が決まった。

何でも あの町は、悪魔勢力が日本神話に断りも無く勝手に、縄張りを主張している町なのだそうだ。

そうか…あの町に、戻るのか…

 

「その教会に お前達と、はぐれ悪魔祓いを数人、送り込む。

まぁ普段は連中には、普通に布教活動を装って貰うがな。

…で、イッセー、レイナーレ、ミッテルト。」

「「「はい?」」」

「お前達は その自称・管理者(笑)が通う学校に入って貰う。

心配すんな。既に人間界の戸籍は、偽造している。」

「ぎ、偽造って…」

「管理者…が、学校に通っているのですか?」

「ああ。あっちの貴族の時期当主がな。

ついでに言えば、魔王の妹だ。」

「魔王…」

「あの…アザゼル様?」

「私と…朱乃さんは…」

総督の説明の途中、質問してきたのは、朱乃ちゃんとジャンヌ。

 

「朱乃とジャンヌは、地上(あっち)に きちんとした戸籍が在り、更に朱乃は悪魔共からしても、"姫島"として有名過ぎる。」

因みに俺の戸籍も現存しているが、現在俺は、地上では行方不明扱いらしい。

まあ、当然な話だ。

住んでいた家は破壊され、父さん母さんの遺体は見つかった中、俺は死体が見つからなかってないのだから。

 

「ジャンヌも天界や悪魔に、マークされていた身だからな。

目立ち過ぎるので、学園潜入からは外させて貰った。

何よりジャンヌは元々、密偵やら戦闘やらは専門外だしな。

…で、一緒に地上に行って貰うのは…お前等、イッセー達をあっちに行かせて自分達は留守番とか言ったら、ゴネるだろ?」

「「当然です!」」

…らしい。

参考迄にジャンヌは今、グリゴリ本部食堂の調理師見習いとして働いている。

 

「3人共に、海外から引っ越して来たっていう"設定"で、イッセーとレイナーレは年末に編入試験を受けて、年明けの新学期から、1年生として学園内に入って貰う。

ミッテルトは普通に2月に入試を受け、4月から入学だ。

既に願書も提出している。」

「試験は、普通に受けるんスね…」

「流石に其処迄、細工は出来んさ。」

テストを受けるとなり、やや凹むミッテちゃん。

 

「…で、総督?」

ここで俺が、総督に質問。

 

「それって、何処の学校なのですか?」

「あぁ、言ってなかったか。

私立、駒王学園だ。」

「な…何ですとぉーっ?!

く、駒王学園でゆうと、確か去年迄は女子高で、美少女率が天限突破している、あの、駒王学園ですk…痛い痛い!」

アザゼル総督の言葉に、ついついテンションが上がってしまう。

その際、皆に頭やら背中やら、ポカポカ殴られた。

 

「お…応、美少女率天突かどーかは知らんが、その、駒王学園だ。」

駒王学園…

俺の地元では有名な、初等部(小学校)から大学部迄完備している、美少女率が かなり高いマンモス学園だ。

去年迄は完全な女子高だったのだが、今年の4月から、高等部が共学となった。

当時 中学3年だった俺は、その情報を聞いた時は「よし!俺は駒王を受けるぜ!!」…とか、友人達と冗談混じりに話していたのだが…

 

「あの~…総督?」

「あ?」

「駒王学園って、かなりレベル、高いですよね?」

そうなのである。

この駒王学園、地元でも評判な名門学園。

ちょっとやそっとの学力で入れる様なレベルでは、決して無いのだ。

因みに俺の最終学歴は、中学中退だぜ!

 

「あぁ、それが一番の問題だ。

ぶっちゃけレイナーレは大丈夫だろうが、お前とミッテルトがなー…」

「「ぅう!」」

…でっすよねー!

 

「まぁ、今から猛勉強だな。

とりあえず、"お前等、何が何でも絶対に受かれ"…これは、総督命令だ。」

無茶振りブラック企業・グリゴリ!!

 

「だ、大丈夫よ、イッセー君!

私が勉強、教えてあげるから!

…ついでにミッテルトも。」

「レイナちゃん…」

「つ、ついでって何っスか、レイナ姉!?

…でも、よろしくお願いしまっス…。」

受験勉強を強いられ、戦々兢々とする俺とミッテちゃんに、レイナちゃんが救いの手を差し伸べてくれた。

あぁ、レイナちゃんが、天使に見える!(実際、堕天使だけど!!)

 

≪≪≪

★★★★

 

 

「もぉ~、イッセー君?この場合は、先に こっちを計算して…」

「あ…はぃ…って、レイナちゃん?

背中!当たる!当たってるから!?」

「…当・て・て…いるんだけど♪?」

「へ??」

 

 

★★★★

 

 

「うふ…イッセー君、よく頑張ったわね♪

これは、ご・褒・美♪あげなきゃならないかな?♪」

「ちょ…レイナちゃん?」

 

 

★★★★★

≫≫≫≫

でへ…でっへっへっへっへへへへへ…

 

「…………………………………………。

あ~、イッセー?

レイナーレとの"家庭教師プレイ"を妄想している処ぉ悪いが、既に2人には、教師役を依頼しているぞ。」

「ええ゙ぇっ?!!…って、何で分かったんですか??!」

「そのスケベ面見てりゃ、誰でも分かるっス。」

早い!仕事が早い!!

この総督は、既に要らぬ仕事をしていやがった!

 

「ミッテルトには、イッセーの処のエクソシスト、茂部園市に頼んだ。」

「え?茂っちんに?」

「ああ。アイツは高校教員の資格を持っているそうだからな。」

へ~、あの茂っさんが、ねぇ…

ん、意外だ。

 

「…で、イッセーだが…」

レイナちゃんじゃない…となると、ん~、誰かなぁ?

 

カチャ…

 

「失礼いたします。」

…とか考えている このタイミングで、総督室に入ってきたのは、

「お母様?」

「朱璃さん?」

そう、朱乃ちゃんの お母さんである、朱璃さんだ。

偶然なのか、俺が さっき、"家庭教師プレイ"を妄想していた時の、レイナちゃんが着ていた"それらしい服装"そのまんまで入ってきた!

しかも ご丁寧にも、眼鏡迄掛けて!

もう完璧だよ!!…って、完全に、あーゆープレイの可能性は消えたよ!!

もしも何か有った その時は、朱乃ちゃんの お父さん兼、朱璃さんの旦那様であるバラキエル様に殺されるよ!!

尤も、何かやらかしてしまって、"GOHOUBI"を貰える可能性は高くなりましたけど?!

いやいや、俺はバラ〇〇ル様とは違い、そっち系の弩Mな趣味は、持っていませんから!(本人の名誉の為、一部文字を伏せています)

 

「応、そんな訳で、イッセーには朱璃に面倒見て貰う事にした。」

「よろしくね、イッセー君?♪

試験合格した時は、ご・褒・美♪あげるから、頑張ってね♪」

は…はぃ…期待…しています。

 

 

 

 

▼▼▼

時は飛び、翌年の1月。

イッセーとレイナーレ、年末に受けた編入試験は、2人共に無事に合格。

学園の新学期始業式の後、レイナーレは1年A組、イッセーはB組に編入され、それぞれが教室にて、担任教師に紹介されていた。

 

◆◆◆

ガタタッ…

 

「ひょ…兵藤ぉ?!」

「「い、イッセー!?」」

……………………………………………。

どうも。

何とか無事に、駒王学園に合格出来たイッセーです。

担任の先生に黒板で、アルファベットで大きく『Isaac Kazuna』、その下に片仮名で『アイザック・カズナ』と書かれての紹介に、クラスの男子2人と女子1人が、俺の顔を見ると同時に、驚きの声と共に立ち上がった。

 

「ん?桐生?それと元浜松田、どうかしたのか?」

「あ…いぇ、すいません。」

「中学の時の、クラスのヤツと、余りにも そっくりだったので、つぃ…」

「同じく…です…」

元浜松田、そして桐生。

この3人は、中学時代のクラスメートだ。

全く…驚いたのは、こっちだよ。

成績優秀だった桐生は兎も角、元浜や松田も、駒王に入っていたなんてね。

先生の問い掛けに、動揺しながら話す3人だが、動揺しているのは俺も同じ。

やっぱり髪を金髪、眼を青にしただけで、顔の作りは全く変えなかったのは駄目だったかな?

 

 

ワーワー…キャーキャー

 

 

……………………………。

それと、隣のクラスの歓声が煩い。

もしかしなくても、レイナちゃんの紹介でクラスの連中(ヤロー)共が騒いでるんだろうけど、レイナちゃんは俺の嫁だからね!

もしも手を出したら、確実に死なすから!!

 

≫≫≫

転入生の宿命って言えば其れ迄だけど、この日の俺は、クラスの皆さんからの質問責めで大変だった。

イングランド出身と云う"設定"を基に、「予め彼方の地方の生活風景や好きなタレントにスポーツ選手とか、その辺りの年相応の"設定"も細かく考えておきなさい」という、シェムハザ様の助言が役に立ったよ。

シェムハザ様、凄く感謝です!

因みに、

「好きなジャパニメーションは、"ドラグ・ソボール"です!」

…って言ったら、大いに盛り上がった。

 

◆◆◆

…こうして話すのは、初めてね。

私はレイナーレ…この人間界、この学園では、"天野玲奈"と名乗っているわ。

スペインからの帰国子女の"設定"で この学園に入ったけど、とりあえずクラスの男共がウザい!

そりゃあ自分で言うのもアレだけど、私って結構、美少女な自覚は有るわよ?

でも、私にはイッセー君が居るの!

その他大勢なんて、眼中無し!!解る?

それから外国帰りって事で、男女関係無く、色々と質問責めに遭ったけど、このクラス、2人…いや、3人…か。

後で これは、イッセー君達に報告ね。

…って、あんた達、少しは気配とか隠しなさいよ!!

魔力とかダダ漏れで、判る者から見たら、一瞬でバレバレよ!

私やイッセー君が真剣に、且つ必死に魔力とか堕天使の気配とか隠してるのが、バカみたいじゃないの!?

悪魔(てき)に言うのも何だけど!!

 

▼▼▼

「どう思いますか?」

「ん~、考え過ぎじゃないかしら?」

それは放課後、学園高等部敷地内の端に在る、旧校舎の一室での会話。

 

「そもそも"アイザック"なんて名前、其れ其の物は普通にありふれた名前だし、気にしていたらキリが無いわよ?

経歴なんかも、問題無かったのでしょ?」

「それは、そうなのですが…」

「確かに私も最初は、あの名前で少し気になったから、祐斗に様子を見て貰ったけど、特に怪しい感じは無かったそうよ。」

「そうですよね…

彼と同学年の、私の眷属の娘達も同様に言ってましたから…」

「…でしょ?

だから、考え過ぎだってば。

さ、この話題は お終い!

もう、本校舎(アッチ)に戻らないといけないのかしら?

まだ時間が有るなら、お茶くらい入れるわよ?」

「クス…では遠慮無く、頂くわ。」

…それは、学園実質的2トップの会話だった。

 

▼▼▼

そして時は、一気に4月迄流れる…

 

 




 
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