イッセーの翼の件ですが、3対6枚羽は、既に上級堕天使だそうで…
以前、何度か中級扱いにしていた記述は、全て書き直しました…筈?
◆◆◆
やっほー…黒歌だにゃ。
あれから夜が明けた。
「Zzzz…」
「……………………………。」
目を覚まし、頭を横に向けると、其処にはまだ、静かに寝息を起てている御主人様の顔が。
…御主人様は結局、私に対して本当に何も しなかった。
一緒に寝ていた、御主人様の正妻のレイナーレが言うには、
「いや、違うっスからね!」
「全く油断も隙も…
黒歌さんも、彼女の言う事を、真に受けては駄目ですわ。」
…ん?何だか何処かから、突っ込みヴォイスが聞こえた気がしたにゃ?
と、兎に角レイナーレが言うには、御主人様は変態レベルにスケベだけど、変な処で真面目な部分が有るから…らしいにゃ。
それでも、こーんな美少女と一緒に一夜を過ごして、何も無いなんて、それは それで御無礼な話だにゃ!!
シーツの上からでも、♪げとわぃるどぇんどたふ!!♪…になってるのが判るくらい、凄く元気になのに!
…だ・か・ら、寝ている御主人様に、お口と おっぱいで、御奉仕してあげるにゃ~♪
だって、こんなになってるのに何もしないなんて、凄く失礼だにゃ!
とりあえず、ぱんつを降ろs…
……………………………………………。
ゴクン…
男のアレ、初めて見るけど、グロい!
御主人様の御主人様は、グレートレッドだにゃ!!
…それじゃ御主人様、するにゃ。
私、こーゆーのは初めてだから…一生懸命頑張るから、下手くそでも許して欲s
「な、何してんのよ、アナタわ!?」
ちぃ!このタイミングでレイナーレが目を覚まして、止められたにゃ!!
「良~い? そういうのは…特に初めてだったら尚更、寝込みを襲ったりしちゃ駄目。
本当にイッセー君と初めてする時、有り難みが薄れるわよ。」
と、止める理由、それ?
で、でも その言葉は、重く受け止めておくにゃ。
流石は先輩、正妻だにゃ。
「「だから、それは違う!」っス!」
…ん?また突っ込み的な幻聴?
≫≫≫
あれから少し経ち、御主人様も起床。
朝食は…私は部屋から出る訳には往かない&御主人様は建前上、私から目を離す訳には往かにゃいので、レイナーレに買ってきて貰ったパンを食べてる最中、御主人様のスマホに着信が。
「総督室に来い」との事らしい。
御主人様と2人で行ってみると(レイナーレは待機だにゃ)、其処には熊みたいな厳つい髭のオッサン、プリンみたいな色をした髪の毛のオヤジ、そして凶悪犯罪者みたいな顔のオッサンが待っていた。
「ほぅ、この小娘が…」
「ひ、ひぇっ!!?」
部屋に入った早々、凶悪殺人犯が、私の顔を見て、ギロリと睨む。
反射的に御主人様の腕に、しがみついてしまった。
こ、これは本当に、えっちぃ考えなんて無く、本当に怖かったからだにゃ!!
「師匠!いきなり初対面の女の子を怖がらせる真似は、控えるべきですよ!!」
「ぉ…応…ぃゃ…そんな心算は…」
「く~っくっくっく…」
御主人様が、この凶悪犯罪者を窘める。
どうやら この男、御主人様の お師匠さんみたいだにゃ。
その遣り取りを見て、笑いを堪えようとしてるのはプリン頭(…だけど全然、堪えきれてない)。
「大丈夫だよ、黒歌。
師匠は確かに見た目は極悪人で、鬼畜特訓無茶振りしたり、敵には容赦無くジェノサイドしたり、部下達に如何に自分が"戦争love"なのかを某・少佐の様に力説したりするけど、根は面倒見の良い師匠だから。」
「お前それ、フォローじゃ無ぇだろ!?
…って、お前今、『黒歌』って言ったか?」
≫≫≫
「成る程…訳有りって、そーゆー事だったんか…
ん。ま、保護の形で良んじゃね?」
「「軽っ!?」」
「うむ。確かに これは、色んな意味合いで、悪魔共に揺さぶりを仕掛けられる。
当然、悪魔情勢で知っている事柄は、色々と話して貰うがな。」
「あぁ。これは手柄と言って良いな。
とりあえず、でかしたぞ、イッセー!」
「ちょ…し、師匠?」
あれから御主人様が、事情を説明。
私が"SS級はぐれ悪魔・黒歌"と知った時、この堕天使の総督や幹部は多少の驚きを見せるが、このメンバーの中では一番偉そうなプリン頭から何の考えも無しに?あっさりと正式な保護の容認を貰えたにゃ。
尤も熊髭は、何か打算めいた事を考えてるっぽいけど。
そして師匠の おぢ様は、笑いながら御主人様の頭を掴み、わしゃわしゃと髪の毛を掻き乱している。
「いや、それにしても、流石はイッセーだな。」
「うむ。遂に はぐれ悪魔ですら、
伝説のドラゴンの
「いや、何で、そうなるんですか!?」
「「いよっ!未来のハーレム王!!」」
◆◆◆
…どうも。イッセーです。
黒歌に関しては最後の最後に、師匠&総督の、不良中年ズに俺が弄られながらも、組織としての保護が認められた。
そういう訳で、晴れて黒歌を本部の外へ…とりあえずは皆が待っている自宅へ連れて行き、経緯を報告。
「あらあらあら。また、ローテーションの組み直しですわ。」
「とりあえず今夜は、6Pですね!」
止めて!マジに干からびちゃうから!!
「御主人様、大丈夫にゃ。
いざという時は猫又秘伝の氣の循環術で、体力を回復してあげるにゃ!!」
「「「「おっおぉ~~~~!♪」」」」
パチパチパチパチパチ…
いや、それは少ししか嬉しくないからね!?
皆も、そこで拍手なんかしない!!
♪ティララティララティララティララ ティララティララティララティララ♪
その時、俺のスマホに着信が。
「あ、『ガッデム!!』の人の音楽っス。」
ん。そうだね。
正確には、『ロ〇ヤル・ハント』の"マーシャルアーツ"だよ、ミッテちゃん。
そして、この着信音は、
「はい、イッセーです。
どうかしましたか?師匠?」
そう、コカビー師匠だ。
「……了解です。直ぐ、向かいます。」
「どうかしたの?」
「任務だってさ。
朱乃ちゃん達も、連れて来いって。」
「「「はい!」」っス!」
そんな訳で、またグリゴリ本部へトンボ帰りだ。
因みにジャンヌと黒歌は、留守番だ。
「「えぇ~~~~~っ?!」」
いや、2人共、建前は組織に保護されてる身で、実動部隊所属とかじゃないじゃないの。
≫≫≫
「保護…ですか。」
「ああ。本当に ついさっき、情報が入ってな。
現地の(はぐれ)神父達と連携して"彼女"を見つけ出して保護、組織に迎え入れる。
急な話…今日は休日なのを承知で悪いが、頼めるな?イッセー?」
本部にて、アザゼル総督から伝えられたのは、新たに見つけた、神器を宿す人間の保護だった。
「…了解です。
「「「はい!」」っス!」
「ぶ…ブラック言うなぃ!」
俺達は、その"彼女"が居る地…イタリアへと飛んだ。
▼▼▼
「はあぁ…」
イタリアの とある街中、
「うぅ…これから、どうすれば…」
足下には やや大きめな鞄が1つ。
彼女の名は、アーシア・アルジェント(16)。
生まれて間も無く、両親に捨てられた彼女は、教会に属する孤児院で育てられた。
そんな彼女の人生の転機は8才の頃。
癒やしの神器【
神器による癒やしの力は、『教会』の信仰、権威を得るには恰好の象徴として、教会は彼女を手厚く保護したのだ。
それから暫くの時が流れた ある日、彼女は瀕死の重傷を負った1人の悪魔を、その素性を知りつつ癒やしてしまう。
そして運悪く、その現場を教会関係者に目撃され、聖女の扱いから一変、"悪魔さえも癒やす、異端の魔女"として、僅かな手切れ金と共に、教会を追放されてしまうのだった。
例え何人で在れど、傷付いた人は見過ごせません…
それは そんな彼女の、正しく聖女と呼ぶに相応しい優しさが、裏目に出た一件だった。
「…そして、今に至る。…っスか?」
「…らしいね。」
「思った以上に簡単に見つけられて、良かったですわ。」
「分かり易い格好の御陰ね。」
イッセー達は、そんな途方に暮れている彼女の様子を、アザゼルから聞かされた話を思い出しながら、少し離れた場所から窺っていた。
≫≫≫
教会から"聖女"が追放された…の情報を得たグリゴリ。
【
本来なら休暇だが、イッセーが保護した黒歌の処遇を決める為に、グリゴリ本部に足を運んだアザゼルは その儘、机の上に山積みとなっている書類の整理を始める。
…事は無く、それ等を押しのけ、深夜からの続き、趣味の研究レポート作成に勤しんでいた時に、世界各地に送っていた諜報部の1つから、『癒やしの聖女、教会から追放される』の報せが入ってきたのだった。
尚、その彼女の保護に、イッセー達を選んだのは、
「いや、ウチの奴等、絶対に休みの日は…特に俺からの連絡は受け取らないし…
その点、今日に限ってはイッセーなら、直ぐに捕まると思ってな?
一応 念の為、電話は俺がするでなく、コカビーに頼んだんだ。」
…らしい。
◆◆◆
皆様、御機嫌如何ですか?朱乃ですわ。
イタリアの組織アジトに転移した私達は、早速 今回の任務を請け負った、現地の はぐれ悪魔祓いの皆さんと数人一組のチームを組み、件の聖女さんを見つけ出して保護しようとしたのですが、レイナちゃんとミッテちゃんが、「イッセー君と一緒でなきゃ嫌だ!」って我が儘を言っt
「「それはアンタも同じでしょーが!!」」
あー、五月蝿いですよ?
人が喋っている時に、横から口を挟んでは駄目だって習いませんでしたか?
…兎に角そんな訳で、結局 私達は堕天使だけのチームで動く事に。
元々に所属していた教会の有った街から、まだ そんなに遠くに動いてはいないだろうと予測した私達は、予め渡された写真を元に、街中で彼女を捜していたら予感的中。
分かり易いシスター服を着ていたのも要因の1つですが、いとも簡単に見つけ出す事が出来ました。
「…で、どーやって接触するっスか?」
「彼女は神器持ち。
しかも、今回の追放の理由が悪魔絡みだってのも理解出来てるなら、ある程度の"裏"の事情は知っている筈。
俺達もストレートに正体を明かした上で、話を進めるのがベストだよ。」
ミッテちゃんの問い掛けに そう応えるのは、術式で髪の毛を赤くしたイッセー君…いえ、この場合、既にアイザック隊長と呼ぶのが適切でしょうか。
「それじゃ、行こうか。」
流石に人通り数多な街中で、あの黒い仮面こそ被ってはいませんが、"グリゴリの嗤う黒仮面"として この地に赴いたアイザッきゅ…コホン、アイザック隊長を先頭に、私達は彼女に近付きます。
≫≫≫
「「失礼…アーシア・アルジェントさんですね?…って、あーっ!!お前わっ!??」」
あらあらあらあら?
このアーシアさんに声を掛けようとした時、道の反対側から、数人の団体が此方に向かって歩いて来ているのは分かっていました。
…が、その儘通り過ぎて行くと思っていたら、まさか彼等もアーシアさんに用事が有ったとは…
そしてイッs…あー、もう面倒臭いです。
イッセー君で良いですよね?
イッセー君と同じタイミングで、アーシアさんに声を掛けた この男性。
何処かで見た顔だと思ったら、フランスでジャンヌさんを保護する際、やはりジャンヌさん目当てで現地に繰り出し、私達と軽く戦闘となった、目が細い貴族悪魔の男の人でした!
当然イッセー君も、そして彼方さんも、互いに覚えていたみたいですが…
「はわゎ…あ、あの…どちら様でしょうか…?」
①年末恒例、"あの番組"が大好きなミッテちゃん。
②イッセーの学園での愛称は、既に朱乃とジャンヌも知っています。
③休日には基本的、上司からの着信は絶対に受け取らないグリゴリの皆さん。
④イッセー正妻争奪戦、未だ継続中。
但し、ジャンヌと黒歌は、最初から身を引いています。
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