今回の予習。
今回初登場の堕天使サハリエル。
この小説に置ける外見イメージは、顔芸先輩 叡山枝津也(食戟のソーマ)で お願いします。
「お…お前…」
「よく、生きていたなぁ…」
◆◆◆
…どうも、イッセーです。
色々と有りまして、獣人タイプの はぐれ悪魔・バイサーを
転位する前、冥界のグリゴリ本部に連絡を入れてみると、あら珍しい。
週末の夜にも拘わらず、総督室に居ましたよ、アザゼル総督。
そして本部到着後、バイサーを一応、地下牢に投獄した後に総督室に行ってみると、
「「また
いよっ!ハーレム王・イッセー!!
ギャハハハハハハハハハハハハハ!!!!」」
………………………………………………。
不良中年約2名が、総督室…『仕事場』で酔っ払ってました。
「な…何やってんだアンタ等!
こんな処でーーーーーーーーーーーっ!!」
とりあえず、シェムハザ様にチクってやる!
≫≫≫
「お…お前…」
「よく、生きていたなぁ…」
「えぇ、全く…。
イッセー君は、強運の持ち主ですね。」
そして俺の
はぐれ悪魔を捕獲した時、"日本神話"の鬼灯さんと逢った事を話すと、この酔っ払い糞親父の2人組、一気に酔いが冷めたのか、急に真面目な顔になり、シェムハザ様共々、俺の事を真剣に心配してくれた。
やっぱり あの
えぇ、初めて体感しましたが、もしかして あれが"妖氣"でしたか?
黒歌の"仙氣"とも違う…兎に角 尋常でない"氣"を、肌で ひしひしと感じてましたよ!!
「…で、鬼灯…ってか、"日本神話"、何しに駒王町に?」
「さぁ、其処迄は…
俺が逢ったのも、本当に偶然みたいなもんですから。
しかし駒王町に来たって事は、管理者を自称しているグレモリーに何か、用事が有ったのでは?
それと、もう1つ…
"日本神話"は悪魔天使堕天使を一緒くたの"聖書"勢力としか見ておらず、そして良い印象は持っていない感じでした。」
「そ、それは嫌ですね…」
天使悪魔と一緒にされて、本当に凄く嫌そうな顔をしてるのはシェムハザ様。
「…って、大丈夫かよ?
今の管理人…グレモリーの小娘って言えば、あの"脳味噌に届けるべき養分を全て、乳に注いでしまった"って有名な、『我が儘無能駄肉姫』だろ?
"日本"より
師匠!もっとソフトに言いましょうよ!
いえ、間違ってはないですけど!
確かに あの
そして確かに、町の管理なんかは残念過ぎる程に杜撰ですけど!
あの人なら本当に実力差を見切れずに、鬼灯さんに上等な態度を取りそうで怖いわ!
「下手すりゃ連帯責任とかで天界も巻き込んで、"聖書3大勢力"終了の お報せですよ…」
「流石の俺も、
少しは有るんですか、師匠?!
「兎に角、その辺りの認識は、改めて貰わないと…」
「一度、正式に会談する必要が有るな。」
何だか はぐれ悪魔捕獲の報告の ついでに話した鬼灯さんの件の方が、メインになってきました。
▼▼▼
「成る程。コイツ…か。」
「き、貴様ぁ!堕天使かあっ??!」
「おぉっ、怖い怖い♪」
日本神話…鬼灯の話が一段落付いた後、イッセーはアザゼルをシェムハザを、捕らえた はぐれ悪魔と会わせるべく、組織の地下牢へと足を運んでいた。
目の前に立ったアザゼルを一目見て、敵意を剥き出しで怒鳴りつけるバイサーだが、アザゼルは それを涼しい顔で受け流す。
「今夜は もう遅い。
コイツは明日の朝一で、研究所の方に連れて行こう。」
「研究所?」
「あぁ…ふっふっふっふっふっふ…
くぅっ~くっくっくっくっくっくっく…
あぁーーーーっはっはっはっはっは!!!!」
「「
◆◆◆
どうも、イッセーです。
翌日の朝一番で、バイサーをアザゼル総督の私設研究所に連れて行く事が決まり、俺は地上の教会には戻らず、組織本部の仮眠室で夜を明かす事にしたんだ。
そして朝、目を覚ましてみたら…
「ふみゃ…御主人様ぁ…」
「ムニャ…イッセー様…好ゅきぃい…」
「ぁぅぅ~、い…いっしぇえ…もう、らめぇ~!! ムニャムニャ…」
「スースー…」
「スヤスヤ…」
…………………………………………。
ん。こうなってる予感は、していたんだ。
多分、フリードから、昨夜は帰らないと聞いたのだろう、皆さん全員集合していましたよ。
今回はナニ事かが有った訳でなく、単なる添い寝。
流石に皆、この場では裸でなく、きちんと寝間着を着て、狭い仮眠室に固まって、毛布を被っています。
そして数人、何やら寝言で俺の名前を呟いています。
…何だか とんでもない夢を見ている娘も、居るみたいですが。
それでも…ん。可愛い可愛い♪
こうやって目覚めに、可愛い
「あぁぅん…ぃぃぃイッセーさん、駄目です違いますぅ…そ、そこ、あそこじゃなくて、おしr
「あ、アッーーーァアシアァーーーーッ!!?
き、キミは一体 今、どんな夢を見ているんだーーーーぃ??!」
「「はにゃ?」」
「「ふみ?」」
「「ほぇ?」」
そしてアーシアさんの とんでもなさ過ぎる寝言に、俺の渾身の突っ込み。
この大声で、皆 目を覚ましたよ。
全く…俺は
≫≫≫
「…いや、あれから暫くしてな、朱乃達が俺の部屋に飛び込んで来て、物凄い剣幕で『イッセー君は何処?』…だからなぁ。
余りの迫力に、ついつい喋っちまったい。
はっはっはっはっは!!」
「いや、別に良いですけどね…。」
あの後、全員で総督室に出向くと、総督が笑いながら成り行きを説明。
そして既に控えていたシェムハザ様も一緒に地下牢へと向かってみたら、
「うがぁあああっ!!
堕天使ぃ!此処から出せぇ!!」
「…一晩明けただけで、更に理性が吹っ飛んでやがるな。」
総督の呟き通りなバイサーが、俺達の姿を確認した途端、叫んできた。
そして その総督が魔法陣を展開、光の枷で拘束された儘のバイサーも共に、総督の私設研究所へと転位した。
≫≫≫
「待っておりましたよ、総督。」
「おう、サハリエル。」
俺達が転位で辿り着いたのは、正に研究所と言うべきか、マンガに出てきそうな怪しげな器具が壁際に ずらりと揃っている、薄暗い広い部屋。
部屋の中央には、巨大な魔法陣を描く青い光が点滅している。
そして この部屋で俺達を出迎えてくれたのは、眼鏡を掛け、医師の様な白衣を纏った男の人。
この
総督に負けず劣らずな(MADな)研究者気質で、グリゴリ幹部と同時に、この研究所の副長でもある…らしい。
「じゃ、早速おっ始めるか。」
≫≫≫
「うがぁっ!私を、どうする気だ!?」
「心配しなくても、俺は お前さんに、『ぴー!』な真似をする心算は無ぇよ。
…俺は、な…。」
…どうして其処で、俺を見るんですか?
部屋の魔法陣中央にバイサーを立たせた総督が、ニヤリと笑いながら、彼女と対話を始める。
「いや、少しばかり、実験に付き合って貰うだけだ。
大丈夫、痛くは無い…筈だ。
下手すりゃ死ぬかも知れんが。」
最悪だ、この人!
「あ、アザゼル、貴方は何を…」
如何に敵対関係な悪魔相手とは云え、無責任な発言に、シェムハザ様も困惑気味な顔で、無責任総督に尋ねるが、
「くっくっくっく…」
この狂科学者は、不気味に笑うだけ。
「サハリエル。」
「はい。」
そして総督の呼び声に、サハリエル様が30㌢角位の箱を持ち出す。
それはRPGに出てきそうな、宝箱の様な装飾の箱だ。
スゥ…
そして その中から取り出されたのは薄手の絹製?の白い手袋。
よく見れば、銀と そして透明な糸で、きめ細かい刺繍が施されている。
「これは俺とサハリエルで作った人工神器、名付けて【
「「「「「「「「ぐれーとどくたー?」」」」」」」」
その台詞に、俺や朱乃ちゃん達だけでなく、シェムハザ様迄もがオウム返しで聞き返す。
「説明しよう!」
此処で口を開いたのは、眼鏡のズレを整え直し、キラン!と光らせるサハリエル様。
「【
何それ凄い。
そして あの御三方の名前を知っている、サハリエル様も凄い。
「…そして、体内に埋め込まれた、"悪魔の駒"も、摘出可能だ。」
「ハァ~…、あんな合体巨大ロボットみたいな巫山戯た発明だけでなく、まともな開発にも取り組んでいたのですね。」
更にフォローの解説をする総督に、呆れ顔と感心した顔が混同した様な、複雑な表情で話すのはシェムハザ様。
…って、合体巨大ロボ?
何それ、凄い!凄く見てみたい乗ってみたい!!
………って、悪魔の駒も取り出せる?
≫≫≫
「それじゃ改めて、この神器の実験に付き合って貰うぜ?
理屈の上では上手く行く筈だが、何分、コイツを使うのは今回が初めてだ。
下手すりゃマジに、死んじまうがな。」
「ふん…もう、勝手にしろ…
既に私は、生きる意味も無い。
俺達の一連の会話を聞いていたのか、少し大人しくなったバイサー。
しかし、『悪魔の駒を体内から取り出せる』…に期待している様にも見えない。
いや あの顔は寧ろ その失敗による死を覚悟…いや、望んでいる顔だ。
「それじゃ、行くぜ…」
そう言って、総督が人工神器の手袋を、右手に嵌めた。
「ふふふ…いよいよ…いよいよ、私達の研究の成果が!
私と総督が、只単に予算着服して遊んでる訳では無かった事を、証明出来る!」
ニタァ…!
…ってサハリエル様、顔!
何だか顔が、狂科学者ってよりも、『何やら善からぬ事を思い付いた時の、ゲスい小者』な嗤い顔になっていますけど!?
「…ていうか、今サラッと、とんでもない発言しませんでしたか?総督?」
「いや…それは、だな…」
「貴方達、後で O★HA★NA★SHI…です。」
「「は…はひ…orz」」
≫≫≫
「そ、それじゃ、気を取り直して…」
シェムハザ様からのOHANASHIが確定、orzっていたアザゼル総督が、
「
そして禁手の言霊を唱えると、眩い光と共に、手首迄しか覆っていなかった手袋が、肩口迄 右腕を完全に包み込む、黄金の、眩しく光を放つ籠手に変化した!
「てぃやっ!!」
ズブ…
「ぅ…?!」
そして次の瞬間、その籠手…総督の手が金色に輝く炎に包まれ、それから繰り出される手刀がバイサーの胸元中心、あの見事な谷間の奥底に深く突き刺さる!
「ふっ…コイツ…か…!!」
ずずず…
そして数秒後、不敵な笑みを浮かべ、彼女の胸から手を引き抜いた総督。
あれだけ派手に手刀が突き刺さったにも拘わらず、出血は していない。
そして、
「ほれ、見てみ?」
「「「「「「「「!!」」」」」」」」
「これは…チェスの駒?」
「戦車だにゃ…」
差し出された掌の上には、深紫色のチェスの駒が在った。
【
Next:『異変!オカルト研究部?』(仮)
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