黒翼の赤龍帝   作:挫梛道

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びっくり白音ちゃん。
 
 
※今回は短いです。
 



猫姉妹の和解です!

「あの…アイザッきゅ先輩?

これから先って…」

「ああ。堕天使領だね。」

「いや、だから何故、転生悪魔である先輩が、堕天使の…」

「ああ、これね?」

 

◆◆◆

やあ、アイザッきゅ先輩こと、イッセーだぜ!(…って、俺って1年生の女の子達に、そんな風に呼ばれてたんだね…)

悪魔領を抜けて、地上に戻ろうとした時に入ってきた、シェムハザ様からのメール。

その内容に従い、グリゴリ本部を目指して堕天使領に飛んだのだけど、その境界を意味する結界の前で、白音ちゃんが ぽかーんとした顔をしたんだ。

「転生悪魔な俺が、何故に堕天使領へ…」って感じなね。

だから、白音ちゃんにも種明かし。

先ずは悪魔の羽を展開し、その"本体"であるレオナルド特製魔獣を、背中から引き剥がす。

 

ぽんっ!

 

「え…?」

「騙した形になってゴメンね。

実は俺、悪魔じゃないんだ。」

御役目御免となった魔獣が煙の様に姿を消した後、更に俺が何者なのか分かり易く、術式で髪を赤く染め、

 

カパ…

 

現状で神器以上にトレードマークとなっている、嗤い顔の黒い仮面を装着。

 

「久し振り…と言うべきかな?

リアス・グレモリーの戦車さん?」

そして何時かのフリードが暴走した時以来の、"グリゴリの嗤う黒仮面"としての再会の挨拶。

 

「え゙…?あなた まさか、グリゴリのアイザック…?

え?アイザッきゅ先輩がアイザックって…

え?アイザッきゅ先輩が赤龍帝で、しかも、グリゴリの嗤う黒仮面?

…って、え?えぇええぇぇ~~っ??!」

すると白音ちゃん、驚きの大絶叫リターンズ。

まぁ、これは仕方無いかな?

 

≫≫≫

「つまり、姉様は『悪魔による被害者』として、グリゴリが保護している…と。」

「そういう事になるね。

今回は"偶々(笑)"、グレモリー家の御家騒動の情報を入手してね。

それで、あのライザー・フェニックスの女好きっ振りをよく知っている黒歌が、俺に『妹を助けて』って泣きついてきたって訳。

でも3竦みの関係上、"グリゴリのアイザック"は拙いからね。

だから あの場は、正体不明の赤龍帝として、姿を見せたんだ。」

「そうだったんですか…。」

「ああ。黒歌、本当にキミの事、心配していたからな。

良い お姉ちゃんだぜ?」

「…何だか やけに親しげに、姉の事を呼んでますね?」

「ん?まぁ、俺の嫁さん(…の、1人)…だからね?」

「え゙?お、おおおおお…お嫁さんて、アイザッきゅ先輩って、まだ高校生だし、…にしても、まだ18歳になってませんよね?」

「ん。だから正確には、婚約者だね。」

…そんな会話をしながら、俺達はグリゴリ本部に到着した。

 

≫≫≫

「白音ぇ~~~~~~~~~~~っ!!!!!

白音白音白音ぇ~~~~~~っ!!!!」

 

がばっ!

 

「ふにゃっ??!ね、姉様?」

「白音ぇ、ゴメンね、本当にゴメンね!

うゎにゃあぁああぁああああぁああぁぁああ~ん!!」

「姉様…私こそ、ゴメンなさい!

ずっと、姉様の事、信じていなかった!

ごめんなさい姉様…う…うあぁあぁぁあああぁあああぁあああああぁぁん!!」

グリゴリ本部、正面玄関の扉を開けた瞬間、黒歌が飛び込んできた。

来ていたんだな。

白音ちゃんにダイブから しっかりと抱き付き、泣きながら『ごめんなさい』を連呼。

それに呼応する様に、白音ちゃんも泣きながら黒歌に謝り続ける。

抱擁の中、互いに泣きながらの「ごめんなさい」だ。

 

「ぅう…感動の場面っスねぇ…」

「クスン…よ、良かった…本当に良かったですぅ。」

「「「「ん。んんん。」」」」

黒歌が来ていた…って時点で、何となく そんな気はしてたけど、全員集合してた。

ミッテちゃん以下、皆も この光景に、少し涙ぐんでいる。

アーシアとバイサーに至っては号泣だ。

俺?俺も泣いたりはしてないけど、心底良かったって、そう思ってるよ。

 

「へ?み、ミっちゃん?」

「よっ♪塔城♪」

そしてミッテちゃんの…クラスメートの登場に、驚く白音ちゃん。

 

「と、どうして、ミっちゃんが、堕天使組織の本部に?」

「…って言ってもっスねぇ…」

 

ばさぁっ!

 

「ウチも、堕天使っスから?(どやぁ!)」

「え゙?え゙ぇえええぇええ゙ぇ~~っ??!」

どや顔で、且つ何故か疑問系口調で、黒い翼を出したミッテちゃんを見て、またもや…そして この日一番の大絶叫を上げる白音ちゃん。

 

「騙してた…なんて台詞は無しっスよ?

塔城だって悪魔だったの隠してた訳だし。

尤も、バレバレだったスけどね。」

「うぅ…」

「…ってゆーか塔城!

アンタ、スィーツ店巡りする約束すっぽかして学校辞めるなんて、一体どーゆー事っすか!?

矢田や雪村も、怒りながら心配してたっスよ?」

「ご…ゴメンナサイ…?」

…ごの後、ミッテちゃんが何やら、白音ちゃんに結構 本気で説教していた。

どうやら本当に"堕天使悪魔(しゅぞく)"関係無く、クラス内では仲が良かったみたいだ。

 

「…処で主よ。シェムハザ殿の所に行かなくて良いのか?」

「あ…」

そうだった。

姉妹の和解を見て忘れてたけど、その為に本部(ココ)に来たんだった。

 

≫≫≫

 

コンコン…

 

「すいません、イッセーです。」

「どうぞ。入ってきて良いですよ。」

 

カチャ…

 

「失礼しまs…」

「「よ…よぉ、イッセー。」」

「…………………………………………。」

副総督室の扉を開けて、目に映った光景。

それはハリセンを持ったシェムハザ様と、正しくギャグ補正が効いた様な大きな たんこぶを頭に作り、床に正座しているアザゼル総督とコカビエル師匠だった。

それぞれ首に、【もう仕事、サボりません】【もう弟子を唆したりしません】と書かれたプレートをぶら下げている。

 

「……………………………………………。

し、失礼します…」

 

ギギィ…

 

「待ちなさい!」

「くびぃっ??!」

凄く嫌な予感がしたので、ドアを閉めて その場を去ろうとしたけど それは叶わず、瞬足な動きなシェムハザ様に首根っこを掴まれ、捕まってしまいました。

 

「知らないのですか?

"()()()()()()()()()()()()"のですよ?」

 




 
Next:『シェムハザ様の冷徹』(仮)
 
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