やや短め m(_ _)m
※独自設定、独自解釈、入れ込みました。
世の中、死亡フラグなる物が在る。
例えば、戦地に赴く前に、その後のリア充な未来を同僚に語るとか。
例えば、広島の街中で、橙色の"Y"と"G"の文字が合わさった様なマークの黒い帽子を被って歩くとか。
例えば、夜空の北斗七星の脇に、小さな星が光るのが見えるとか。
例えば、蝶ネクタイの眼鏡のチビっ子と知り合うとか。
「ま、仕方無いちゃ仕方無いけっど~?」
「反省も後悔も、する心算は無い。」
例えば…
"この男"の前で、自分の行った人道無視な人体実験を、恰も武勇伝の如く誇らし気に語る等な行為は、正しく其れに他ならなかった。
聖剣計画。
天界配下に所属していた1人の司教が、人工的に聖剣…"神"の祝福を受けた、破邪・破魔の力を宿す刃…その本来ならば『選ばれし者しか扱えない聖なる剣』の遣い手を、造り出そうとした計画。
しかし この実験は、その被験者の全てを"不適合"として処理するという、最悪な結果に終わっていた。
…そう、表向きは。
しかし、その計画の真実は、集められた被験者達から、彼等の身体の内に在る、聖剣を扱える要因…"因子"なるエネルギーを結晶化して抜き取り、それを複製。
そして その結晶を教会所属の戦士に"祝福"と称して体内に埋め込み、聖剣の遣い手としていたのだった。
因みに この聖剣の"因子"は生命に直結しており、これを抜き取られた者は、命を落としてしまう。
つまり、数少ない、
そして、その当時の研究責任者は、その非道な行為故に、所属していた教会…即ち天界から、"異端"の烙印を押され、追放されていた。
◆◆◆
ども~!俺ちん、フリードだぜぇ~い!!
そ・し・て!
今 教会地下室の床に転がってる この首無し死体が、その聖剣計画を発案、実行していたジジィっでぇーーーーーーっす!!
そしてそして、コイツを殺っちまったのは、勿論この人ぉ!
「…………………。」
はい!何だか使徒に侵食された綾〇の様に、顔中ど怒りな血管浮かべて、無言な仏頂面になっていらっしゃる、我らが隊長、嗤う黒仮面・アイザックことイッセーきゅん、でぇーーーーーっす!!
いや、このジジィね、ボスであるコカビーの旦那を訪ねてきたんだけど、ボスって今、広島ー巨人の観戦に行ってるの。広島に。
それで とりあえず、俺ちんとイッセーきゅんで取り次いだんだけど、このジジィの用件てのが、件の研究や新たな研究の結果を手土産に、自分をグリゴリに売り込みに来たって訳。
しっかし このジジィ、その計画の結果を誇らし気に、『研究に犠牲は付き物だ』とか、『
瞬間湯沸かし機さながらにキレて、神器を発動させた…そーゆーのが大嫌いなイッセーきゅんの光の龍爪がジジィの首を斬り落とす…で無くて、爪をド頭に突き刺し、その光の膨大な熱エナジーで、一瞬にして頭部を焼き消してしまったって訳。
ん~、俺ちんなら兎も角、性格が私生活同様にスっトロベリー、且つ【外道★絶対殺すマン】なイッセーきゅんの前で そんな事を然も普通みたいに言った日にゃ、こうなるのも当然ですよね~www
まぁジジィにとって幸運だったのは、余りにも一瞬の出来事。
痛みは勿論、恐怖を感じる暇も無く、あっという間すら無い儘に、逝けた事ですか?
≫≫≫
「…で、イッセーきゅん?
どうする心算なん?
「冥界の荒野にでも、棄てとくさ…」
ヴォン…
そう言いながら、転移魔法陣を展開させるイッセーきゅん。
行ってら~♪
▼▼▼
「…以上、報告終了!」
「ぉ…応…」
数時間後。
御機嫌顔で広島から帰ってきたコカビエルに、冥界から戻ってきたイッセーが不機嫌顔で、今日の来訪者の説明。
件の聖剣計画の発案者とやらが、どや顔でイッセーに自身の功績を自慢からの、その後の展開が容易に…目に映る様に想像出来てしまった極悪人顔の男は、未だ怒りが収まっていない、自分の弟子の迫力に やや圧されながらも、了承の返事をしていた。
「しかし、この"新しい研究レポート"…
コイツは使える…か?」
そして、訪ねてきた老人が持ってきたという、
「そうなんですか?」
「何だ お前、見てないのか?
見たからコイツは、破り捨てなかったかと思っていたが…」
「…興味が無かっただけです。」
「まぁ、どっちでも良いさ。
コイツは、アザゼルに見せてみよう。」
▼▼▼
それから少しだけ日が流れ、学園にて中間試験が終わった翌週の、火曜日の放課後。
「…………………………………………。」
「ちょっ…元…ちゃん?」
「…大丈夫。こっちから仕掛けたりは、しないよ。」
生徒会役員室にて、生徒会長のソーナ・シトリーと その眷属の面々は、応接ソファーに座っている、訪ねてきた2人の"客"と対面していた。
2人共に白いローブを纏い、首にはロザリオを下げている出で立ちの少女。
それは教会所属の正統なエクソシストの服装。
天界からの使者に、生徒会唯一の男子である、匙元士郎は何時かの"はぐれ悪魔祓いの黒仮面の男"を思い出したのか、如何にも不機嫌、苦虫を噛み潰した顔をしている中、
「…で、お話と云うのは?」
その客人との対話が始まった。
「先週末、プロテスタント、カトリック、そして本教会が保管・管理していたエクスカリバーが全て奪われました。」
「「「「「「「!!?」」」」」」」
客人の1人である、茶髪をツインテールに結った少女の一言で、生徒会メンバーの顔に戦慄が走る。
「…奪った者は、分かっているのですか?」
「ああ。堕天使だ。」
「堕天使…だと!!?」
ソーナの質問に、もう1人の、蒼い髪の前髪部分に緑色のメッシュを入れた少女が応える。
そして彼女の口から出た、"堕天使"という単語に、匙が過剰に反応。
「具体的に誰かは判ってないが、翼の数からして、幹部クラスの者だ。
それと、はぐれ悪魔祓いが数名。
そして その内の1人が…」
「貴方達も、名前くらいは聞いた事があるでしょ?
はぐれ悪魔祓い…"嗤う黒仮面・アイザック"の名を。」
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