サブタイで察しな通り、"彼女"が登場します。
アザゼル率いる【
偶に、堕天使が個人的に人間の異性に好意や興味を持って その者に接触する事は有るが、それは これにはカウントしない。
神器持ち等の異能者に対して、自分達、若しくは世界その物の脅威と成り得る前に、"保護"の名目で組織に属させる、或いは その際、本当に最終手段として"始末"するか…な位だ。
「兎に角テメー等、他の神話連中から評判すこぶる悪いの、少しは自覚しやがれ!!」
北欧にギリシャ、エジプトにケルト、インドに中国、更にはメソポタミア…
約2ヶ月前から、各地の神話勢力と、友好同盟を結んできたグリゴリ。
確かに彼・彼女達とは良好な関係となり、特に個人的にも以前から親交のあった北欧主神・オーディンの他にも、ゼウス、帝釈天、ミン(※後書き参照)と云った者達とは、共に"夜の街"に繰り出し、「ひゃっはー!!」する程に迄、親睦を深めていた。
…が、同時に、"聖書"所属としてグリゴリは、悪魔や天界が やらかした件での苦情受付窓口にも、なってしまっていたのである。
故に、アザゼルは広い視点では、一応の"同朋"であるサーゼクスやミカエル達に、注意、自重を呼び掛ける。
本人の同意を得たなら兎も角、親族等を人質に取って、或いは無理矢理に拉致、場合によっては更に其処から洗脳しての、悪魔や天使への転生。
そして各神話に伝わる、神具や宝具の奪略等々、正しく傍若無人な振る舞いに、釘を刺そうと必死なのだが、この場に居るトップ達に、それは届かない。
「て…転生天使…だと?」
「何…それ?」
「な…何故、アザゼルが其の事を!?」
「バレてない心算だったんかいぃっ?!」
だがアザゼルが口にした"転生天使"の言葉に、別々の意味合いで驚く魔王2人と天使長。
特にミカエルとしては、天界トップシークレットの1つな筈の転生天使の事を、アザゼルが知っているのに動揺と共に驚きの表情を見せる。
まさかミカエルも、その転生天使の、更には其れから堕天した第1号がグリゴリに所属、しかも実は この場、すぐ側に居るとは思いもしていないだろう。
ついでにアザゼルも、イッセーの事は例外としても、未だ転生天使の事を機密扱いしていたのに驚きだ。
「チェスの駒に対抗したトランプのカードだったか?
それを人体に埋め込めば、転生天使の出来上がり…なんだろ?
惚けても無駄だぜ?
少し前、ウチで保護した神器遣いを、無理矢理に転生天使にしようとしたのは、既に このアイザックから報告を受けている。
聞けば、聖堂騎士が大人数で押し掛けて、家族だけでなく、村人全員を人質にして脅したらしいな?
お前…何 自分で信仰減らす様な真似してんだ?」
「………!!?」
『俺は何でも知ってるぜ?』…なアザゼルに、ミカエルは完全に沈黙。
「何なんだよ、それ?」
「パクリじゃない!?★
天界って〇国人?それとも◎国人?
分かったわ!最終的には自分達がオリジナルを主張して、
そーなのね?」
「今、思い付いたよ、それ!」
「喧しいぃっ!!」
そして そのアザゼルの軽い説明に、今度は魔王2人が憤慨。
それから続く遣り取りに、堕天使総督の突っ込みが炸裂する。
「…話を戻すが、ハッキリ言うぞ!!
何時、余所の神話連中が押し掛けるか、分かったモンじゃ無ぇんだよ!」
「「「…………。」」」
更に畳み掛ける様なアザゼルの"圧"のある発言に、何も言えなくなる天界と悪魔のトップ達。
実際な話、グリゴリが根回ししていなければ、既に幾らかの神話が布告と共に攻め入り、堕天使も含めた『"聖書"終了の お報せ』になる可能性も有ったのだった。
◆◆◆
「何よ!それを言うなら…」
どうも、イッセーです。
この後も言い合いは続き、ウチの総督が一通りの言いたい事を終えた後、今度は反撃とばかりに口を開いたのは魔王レヴィアタンです。
「…アザゼルちゃんが、冥界全土に私の事、"魔法
どうしてくれるのよ!?」
「本当の事じゃねぇか。
それに
"魔法熟女レヴィアタン"w」
この何処かのアニメのコスプレをしたかの様な格好の、黒髪ツインテールの女性魔王がアザゼル総督に文句を言い始めました。
ん。広めてましたねー、総督。
確かに本当に熟女云々は兎も角、女性に対して やって良い行動じゃないと思いますよ?
悪魔とか堕天使とか関係無く。
実際に この魔王様、10代後半を名乗っても十分に通用する容姿ですから尚更です。
…が、それって3大勢力とか関係無く、私情100㌫な発言ですよね?
そして その文句を、涼しい顔で受け流すアザゼル総督。
「私、熟女じゃないもん!
人間年齢に修正して四捨五入すれば、まだハタチだもん!! うわぁーーーーーーーーーーーーん!!!!」
そしたら この魔王様、最後には泣き出しちゃいました。
…って、人間年齢修正、しかも四捨五入って何なのですか?
具体的な
絶対に
大体ミカエルも、俺の仮面には いちゃもん憑けてきながら、この魔法〇女さんの衣装には、何の文句も無かったよな?
俺達が到着の前に何か言ってたのか?
それともコッチは"アリ"なのか?
はたまた彼女に関しては もう、諦めているのか?
「あ、アザゼルが女性泣かせた。」
「女性を泣かせるとは駄目ですね。
女性を泣かせるとは。」
「知るか!」
そして それを見て総督を弄るサーゼクス・ルシファーとミカエル。
いいぞ!もっとやれ!!
…でなくて、弄るのは別に構わないけど、アンタ等も其処は、女性でなくて"女の子"って言ってやれよ!!
≫≫≫
「喧しいっ!俺だってお前のせいでな、未だ一部の連中に【
大戦時だって『今だアザゼル!【
あの後、総督がレヴィアタンの"魔法熟女"を広めた件の話から、先の大戦時、ミカエルが…総督の翼が まだ白かった頃、人間年齢修正すれば恐らくは14歳の頃に書いていたと思われ、天界に残していた儘の…設定資料集、【ぼくのかんがえた、ぐれーと・みらくる・はいぱぁ★せいくりっど・ぎあ / byあざぜる】(笑)を全勢力にバラ撒いた話に繋がり、総督が思い出したかの様にキレてのシャウト。
因みに未だ、その愉快なw 二つ名で呼ぶ一部の連中とは、主にコカビエル師匠とマユリエル様。
それと、ドライグだ。
≫≫≫
「アザゼル?さっきからキミは、何かと余所の神話とかを気にしてるけど、そんなに彼等が脅威なのかい?」
「私には、そんな感じには見られないけどなぁ~?☆」
色々と脱線した話が元のレールに戻り、再び真面目な話し合いが始まった。
最初から他の神話勢力を刺激する行動を止める様に呼び掛けていた総督に、漸く違和でも感じたのか、魔王ルシファーが尋ねてきた。
…って、ダメだコイツ等!
本当に速い内に何とかしないと!!
脅威なんだよ!
だからこそ お前等に悟られぬ様に、水面下で彼方此方と同盟を結んでいるんだよ!
特に まだ同盟を結べていない日本神話はマジにやっべー!!
具体的な戦力は、この前の紅末藏と、鬼灯さん位しか知らないけど、あの2人で充分だよね!!
「あぁ。脅威だね。
そもそも お前等、好き勝手やってる上で何も言ってこないからって、余所を舐め過ぎなんだよ。
アイツ等の事を、どれだけ知っている?
何も分かってないだろ?
それに、最も脅威なのは
大体
「はぃ?」「へ?」「ほぇ?」
ルシファーの問いに対して、総督が力説で応える。
そして、各地の神話と同盟を結んできた、"本命の目的"について少し話を触れようとした時、
「「「「「「????!」」」」」」
この室内…いや、恐らくは学園敷地内の空間に違和感が走り、
「え…?」
「何だい? この感覚…は…?」
「そ、ソーたん?皆?」
「会長…?
な…何なんだよ?これは!?」
「ちぃ、まさか、このタイミングで登場ってか?
いや、このタイミングだからこそ…か。」
気付けば この会議室内、ソーナ・シトリーを基とする、匙元士郎を除く生徒会の面々、そしてミカエルの御付きの天使が、まるで自身の『刻』を停められたかの様に、固まっている。
ヴォン…
同時に、室内に転移の魔法陣が出現し、
「あ、あの紋様って…」
「ま、まさかっ!?」
2人の魔王が驚きな顔を見せる中、
「御機嫌よう、魔王サーゼクス・ルシファー殿?」
其処から現れたのは、金髪褐色肌の、巨乳で眼鏡の美人さん!!
「カテレアちゃん!」
「カテレア・レヴィアタン…
何故、キミが…?」
…の悪魔?…って、レヴィアタン?
「テッメー、何者だ!?
会長達に何をした?
ぃゃ…んな事は どーでも良い!
早く皆を元に戻せぇっ!!!!」
「止めろ、匙元士郎。
今の お前で勝てる相手では無いぞ。」
「ぅるっせぇんだよ!
そーゆー問題じゃ無ぇっ!!!!」
自分の彼女サンを停められたからか、頭に血の上った匙が このカテレア・レヴィアタンとやらに咬み付こうとしたので とりあえずストップを掛けたけど、この女、もしかして?
「ふ~ぅ…まさか、"旧"魔王の血族が、"奴等"に加わっていたとはな…」
…!!
やはり そうか!この女は悪魔!
しかも、数100年前に起きた悪魔社会の内紛で敗れ、冥界の辺境に追いやられたと云う、先代魔王の血筋の者!
「な…どういう事だい?
アザゼル!カテレア!?」
「あら、堕天使総督殿?我々の事は、彼等に教えたのでは無くて?」
「…教えようとした時に、お前が やって来たんだろうが。」
「成る程。ならば その先は、この私が話してさしあげましょう。」
ルシファーが総督や目の前の女に詰め寄り、それに対して このカテレア・レヴィアタンが どや顔で話し出した。
「我々、"魔王"の血筋の者は全て、【
今日は その報告に参ったのですよ?」
「かおす…ぶりげーど…?」
「何なの…それ?」
【
「簡単に言えば、今の世界が気に入らねーからって世界転覆、その後の征服を目論む、悪のテロリスト組織さ。」
アザゼル総督が、それについての解り易い説明。
「黙れ!今の腐敗した世の中を変革させるのだ!!
それの、何が悪い?!」
この解説…総督のテロ組織って表現が お気に召さなかったのか、顳に図太い血管を浮かべ、クレームを言い放つ。
「カテレアちゃん…どうして?」
「五月蠅いぞ、セラフォルー・シトリー!
貴様が軽々と、私の名前を口にするな!!
私に易々と、話し掛けるな!!」
「カテレア…ちゃん?」
そして魔王セラフォルー・レヴィアタンの話し掛けに、更なる過剰なヒステリックな顔を向けて怒鳴り散らした。
その迫力、必要以上な嫌いっ振りに、思わず たじろいでしまう女性魔王。
「そんな、カテレアちゃん…
た、確かに私は貴女からレヴィアタンの名を受け継いだけど…」
「受け継いだ…だと?
奪ったの間違いだろうが!」
ん。このカテレアからすれば、"現"魔王・レヴィアタンは、自身から魔王の銘を奪った本人。
特別な…負の感情を持っていても、不思議は無い。
「只単に、貴様達が我々から魔王の名と座を奪っただけなら、敗戦者として受け入れもしただろう。
しかし!貴様は その後、その まるで年齢を考えていない奇妙奇天烈な衣装で、自らを【魔法熟女☆レヴィアタン】等と名乗ったりするから、私も周囲の者達から【魔王熟女(笑)レヴィアタン】だのと言われているのですよ!!
どうしてくれるのですか?!」
「そ、それは私じゃなーーーーぁい!
私が名乗っているのは、【魔法少女☆レヴィアたん】だもん!!
熟女じゃないもん!」
そ…そっち?
…って、すいませんでしたぁーーーーーーっ!!
それ、ウチの総督が全部悪いんです!!
「…いや、お前は"熟女"と呼ばれても、仕方無いと思うぞ?」
「な…何ですってぇっ!!!!?」
あ゙ーーーーーーーーーっ?!
このオッサン、一体何を言ってんの?
確かに この
でも今、このタイミングで言う台詞じゃないですよね?!
①ミン…エジプト神話に於ける、常時下半身が♪Get Wild & Tough!!♪している、豊穣の男神。
② m(_ _)m
カテレアちゃんファンの皆さん、ごめんなさい。
あぁっ?石をなげないでっ!?
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