"魔法○女編"(笑)、締めます?
サブタイは後日、変更するかも。
「はっ…? これは…!?」
「こ、コカビエル様?」
「何だ、アレは敵…悪魔か?」
フリード達により、駒王学園を覆っていた時間停止空間が解除され、その"刻"を止められていた堕天使達(及び悪魔、天使)も、再び動ける様になった。
そんな彼等の視界に飛び込んだのは、コカビエルを基とする、時間停止の干渉を受けなかった
今迄 時を止められていた…そんな自覚すら無かった彼等からすれば、いきなり場面が切り替わった様な感覚である。
「ん? アンタ達、動ける様になったみたいね!」
「だったら早く手伝え!とりあえずコイツ等、敵だ!!」
「さぁ!何をしているのですか?」
「「「「「は…?しょ…承知した!」」」」」
そして彼等は、最初から戦闘に参加していたカラワーナやドーナシーク達に急かされ、術式で造った光の槍を構え、自らも その戦いの場に身を投じるのだった。
「な…何者なのだ?奴等は…」
「悪魔…みたいだが…? いや、しかし、我々とは、違う…?」
…同じく時間停止を解除された、天使や政府所属の悪魔が未だ、呆けている中。
▼▼▼
≪≪≪
時は、少し巻き戻る。
「彼は後から追い掛けるとして、カテレア…
キミは 今から、どうする心算なのだい?
まさか1人で、このメンバーと相対する…とでも、言うのかい?」
「ふっ…だとすれば、どうしますか?サーゼクス・グレモリー!!」
ソーナ・シトリーの兵士、匙が時間停止の術者を捜すべく、会談の場を(勝手に)飛び出した後、魔王サーゼクス・ルシファーが、今回のテロの主導者であろう、カテレア・レヴィアタンに今からの対応を窺う…暗に投降を呼び掛けるが、魔王ルシファーの事をあくまでも"グレモリー"と呼ぶ彼女は、不敵な笑み見せ、俄然 戦る気を見せつける。
「待って!カテレアちゃん!」
「五月蝿い!貴様が私に、話し掛けるな!!」
カッ…
「「「「!!?」」」」
そんなカテレアを、セラフォルーが諌めに入るが、それは火に油だったらしく、彼女が前方に翳した右の掌から無数の魔力弾が放たれ、更には
『『『『キシャーッ!!』』』』
ブワァッ!
「な?」「そのチカラは!?」
金色の髪の毛の一部が黒く変色したかと思えば、その髪は数匹の蛇の如く変化、まるでカテレアとは別の意思を持つかの様に蠢き、この部屋に居合わす者達に、無差別に襲い掛かるのだった。
◆◆◆
アザゼルだ!
先程迄の、魔法○女と魔王○女の漫才さながらな遣り取りから一変、いきなり攻撃してきたカテレア・レヴィアタン。
無数の魔力の弾と"蛇"が部屋中を飛び交うが、俺やサーゼクス達、そしてバラキエルやイッセーは それを容易く躱す。
しかし、時を止められて身動きの取れないセラフォルーの妹や その眷属達、そしてミカエルの御付き天使は、直撃を受けてしまい、
「そ、ソーナちゃんん?!」
思わずセラフォルーが悲鳴を上げるが、時間停止により、硬化している身体は、どうやら あらゆる干渉を受け付けないらしく、肉体は勿論、その身に付けている衣さえも、傷1つ付いてない。
それを見て、安堵の溜め息を、魔法○女が吐く。
しかし…成る程、これが…
「…これが、オーフィスのチカラって訳だ。」
「えっ…?」
「「お、オーフィスだって?! 」」
「ふっ!」
俺の台詞に、サーゼクス達は驚きの顔を見せ、カテレアは したり顔な笑みを浮かべた。
「アザゼル!それは一体、どういう意味だい?!」
「その
この女、オーフィスから分け与えれた力を使ってやがる!
コイツ等
「「「な、何だってーーーーーーっ!!!?」」」
俺の発言に、更に驚くサーゼクス達。
…ってお前等、本当に他所の事、ちょっと知らな過ぎだぞ!
「クス…流石は堕天使の総督殿…ですか?」
「まぁ…な。」
逆にカテレアは、俺が その事を知っているのにも、大して動ずる事は無く…いや、逆に然も想定内の如くな、余裕めいた笑みを浮かべる。
そうだ。
そして そのトップに立っているのは、この世の"最強"の一角と謳われる無限の龍神・オーフィス!
俺達【
ザッ…
「総督…!」「アザゼル!」
此処で前に出てきたのはイッセーとバラキエル。
「おぉっと? 退がってろよバラキエル。
それとも何か? この女も
「違います。」
チィッ、違うのかよ。
もしマジに そうだったなら、またコカビーと一緒に思いっ切り、大笑いしながら弄り倒してやろうと思ったのに。
俺の茶化しにテンパる事無く冷めた口調、冷静に否定し、テロリスト相手に光の剣を構え、臨戦態勢を取るイッセーに退く様に促すと、
「相手は悪魔だ。だから この場は、
「アザゼルちゃん?!」
「そ、そうくるのかい?」
カテレアの相手は、魔王2人に丸投げだ。
≫≫≫
「カテレア、投降する心算は無いのだな?」
「カテレアちゃん?!」
「黙れぇっ!!」
どっごぉーーーーーーーーーーーっん!!
互いに派手に、魔力弾を撒き散らしながらも、サーゼクス達が投降を呼び掛けるが、カテレアは聞く耳を持たない。
「
「ぬわっ?!」
「うぉっ!?」
この時間停止空間は、先程のセラフォルーの妹達も そうだったが、その影響が及んでいる物(者)は、外部からの あらゆる干渉を受け付けない様で、壁や窓は魔力が直撃しても、全く破壊される事は無く。
それにしても、この学園の敷地全体が こんな感じなのか?
俺達には通じなかったとしても、本当に大した術者だよ…
「でぇいやっ!」
ボゥヮッ!!
サーゼクスも それを確認、理解したのか、ヤツの代名詞とも言える、"滅びの魔力"を遠慮無しに
ガンガン放っている。
カテレアに到っては、
「サーゼクスちゃん!もう少し、考えて撃ってよ!
ソーたんに外れた弾が当たっちゃう!!
カテレアちゃんも、止めて!」
それに対してセラフォルーが「流れ弾が妹に云々」と言ってるが、其処は もう、大丈夫だし、そんな事を言ってる場合じゃないだろ?
…だが、俺達は大丈夫じゃないぞ!
さっきから俺達ゃ、テメー等の外れ弾を、必死で避けているんだけどな!!
少しは遠慮しやがれ!この大馬鹿野r…って、また危なっ!!?
せっ、セラフォルーっ! テッメー、わざとじゃねーだろうな?
もしかしてドサマギで、ついでに俺も始末しようとか考えてねーか?!
俺、お前に何かしたか?
( ↑ ※冥界全土に【魔法
ちぃ、あの女は全部、サーゼクス達に押し付ける予定だったが、前言撤回だ!
バラキエル、イッセー!俺達も交ざるぞ!
≫≫≫
「アザゼル、彼女を殺すな!
カオス・ブリゲード…だったか?
それについて、色々と問い質したい!」
「ちぃ、しゃーねーな!!」
俺達グリゴリ組も、このバトルに介入したと同時に、サーゼクスが一言。
まぁ、それは俺も考えていた事だから、別に反対する心算は無い。
「兎に角、拘束すれば良いんだよな?
おい、アイザック! ヤツの動きを止めろ!
いいか、これは総督命令だ!
拒否ればボーナス査定に響くぞ!」
「げ…? 出たよ! ブラック組織のブラック総督!!」
「ぶ、ブラック言うなー!」
多分、仮面の裏で、ジト目をしているだろうイッセーが、素早く部屋の中央に移動。
そして片膝を着き、床に左の掌を当てて、魔力を集中すると、部屋の床一面に、巨大な魔方陣が展開された。
「2人とも、先に言っとくけどね、今回は本当に こんなの、やりたくなかったんだからね!
でも、ウチのブラック総督が脅すから、仕方無く…なんだからね!」
「「????」」
いきなり出現した魔方陣に警戒するカテレア、そしてセラフォルーに対するイッセーの弁解じみた話し掛けに、2人は頭上に巨大な
そんな2人に、イッセーは あくまでも『俺は悪くない』を強調。
…って、だ・か・ら・ブラック言うなって言ってんだろうが!
「とりあえず、先に『ゴメンナサイ』って言っとくよ!
爆ぜろ、俺の魔力!
逝くぜ!…【
ズバババババァッ!!
「「「き…きゃあぁああぁぁあ゙あっ??!」」」
◆◆◆
どうも、イッセーです…。
そして、今。
「「裸見られた裸見られた裸見られた裸見られた裸見ら(…中略…)れた裸見られた裸見られた裸見られた見られた裸見られた…」」
既に"換装"で服は着直しているが、
…って、アナタの衣装、また
参考迄に、生徒会長さん達や、ミカエルの御付き天使は、時間停止による硬化の影響か、
「あ…アザゼルーっ!
それと、アイザック君…だったかぁあっ?!!」
「いや、悪かった!落ち着け、サーゼクス?」
「ごめんなさいゴメンナサイごめんなさいゴメンナサイごめんなさいゴメンナサイごめんなさい~!!
…って、何、人を盾みたいに前に押し出しているんですかっ? このブラック総督!?」
「サーゼクス様! 落ち着いて下さい!」
「放してくれグレイフィア!僕は、僕わぁ!!」
そして
いや、これは仕方無いと謂えば、仕方無い。
だって現在、この怒れるルシファーを、必死に抑えている魔王御付きだった銀髪きょぬーな美人メイドさん…魔王の
この、グレイフィアさんの衣装も、2人のレヴィアタン諸共、
そりゃ
本っ当~にゴメンナサイ!
全て、ウチのブラック総督が悪いんです!!
「いえ…確かに少し、恥ずかしかったのも事実ですが、今更 裸を見られた位で、其処迄に落ち込む年齢でもないですから。」
わぁお!大人の余裕だ!
はい、そう言って貰えると、有り難いです!
そっちのレヴィアタン2人も、見習って欲しいよ。
同年代…なんでしょ?
「あ…危なかった…
大丈夫、私は大丈夫…ん。大丈夫…だ…」
そしてそして、顔色を悪くして、何やらブツブツと呟いてるのはミカエル。
恐らくは生まれて初めて、女の人の おっぱいや お尻を見た反動で、脳内で何かが目覚めたのだろう、危うく堕天しかけているた様だ。
12枚の翼が、白黒に点滅している。
…先に言っとくが、もし貴様が堕天したとしても、俺は貴様を赦さないからな…!
本当は今直ぐにでも、この手で殺したいのだが…
≫≫≫
「さて…色々と話して貰うが…
とりあえず、一番解せない事だ。
あ・の・オーフィスがテロリスト集団を興すなんて、"世界征服"を企てるなんて、考えられないんだがな?」
「ふん…喋ると思うか?」
「そうか…なら、次の質問だ。」
現在、カテレア・レヴィアタンは、堕天使総督や天使長、そして今代の魔王達に囲まれた状態で、床に正座している。
着ていた衣装を破られ、俺達に裸を晒したショックからは立ち直ったみたいだ?
そして、テロ集団を知っている者として、アザゼル総督主導の尋問が始まっているが、この所謂 旧魔王の…本人曰く、真なる魔王の血を引くと憚らない彼女は、あらゆる問い掛けを完全にスルーしている。
「「「「「「「!!!?」」」」」」」
そんな中、俺達の周りの空気に変化が起きた。
正確に言えば、先程迄の、周囲を取り囲んでいた違和感が消え去り、元の空気に戻った…と言うのが正しい。
「え…?」
「ソーたん!」
がばっ!!
「お、お姉様?!」
「ソーたん、良かった…良かったよぉ~!」
そして、生徒会長さん達も、何事も無かったかの様に、動き出した。
そんな彼女に、魔王・セラフォルー・レヴィアタンのダイビング・ハグが炸裂!
時間停止が解けた…
それは即ち、匙元士郎が、あの空間を創り出していた術者を斃したのだろう。
へ~、やるじゃん、匙!
「ふっ、どうやら此処迄…
窓から空を見渡せば、やはり最初は停まっていた堕天使の皆さん、更には同様だった悪魔や天使も、師匠達と共にテロリストの排除に動き出した。
師匠が居る時点で、『敗け』は無かったのだが、ついにはトータルの"数"でも勝ってしまい、完全に
地上…校庭から湧き出ていた魔法使いの集団は、既に打ち止めだ。
その様子を見て、このカテレア・レヴィアタンも、漸く今回の襲撃の敗北を認めたみたいだ。
≫≫≫
「ふん…私とて最初は、敗者として冥界の片隅で、静かに過ごす心算でいた。
しかし、セラフォルー!
貴女が【魔法熟女レヴィアタン】等と名乗ったりするから!!」
「ち、違うよカテレアちゃん!
私が名乗ったのは、【魔法少女レヴィアたん】だもん!
「お黙りなさい!
どちらしろ、貴女が その奇妙奇天烈な格好で、レヴィアタンを大々的にアピール、名乗ったりするから、【レヴィアタン=魔法熟女】の図式が成り立ってしまったのですよ!」
…その後カテレアは、最初の黙りから一変、色々と
総督が最初にした質問…無限の龍神がテロリスト集団を立ち上げた件については、彼女は比較的、新しい
「ま、大方、今の世の中が気に入らない、世の はみ出し者達が、アイツの
…とは、総督の弁だ。
「…そんな時、シャルバやクルゼレイ達が、『お前も
「唆されたんかい?!」
そして、彼女のテロ集団入りや、今回の襲撃理由についても話し出した。
「つまり、カテレアに関しては、セラフォルーが全部悪い…と。」
「な、何でそうなるのよーっ?!」
「コイツも言ってたろ?
お前が単に魔王レヴィアタンを名乗るだけなら まだ良かったが、魔王って
…じゃ、なければ俺だって、あんな言葉、広めたりしなかったさ。」
うわっ?! 最低だ この
自分がしでたした事を棚ってか、正当化してるよ!?
「とりあえずセラフォルー、お前も正座だ。」
「何でよーぉっ????!」
≫≫≫
バタン…!
「会長ぉーーーーーーーーっ!! 無事ですか?」
「総督!」
「大ボス、大丈夫ッスかぁ?」
それから少しした後、勢い良く部屋の扉が開き、この場に現れたのは匙。
…それと、茂っさんとフリード?
①今迄アップした話のルビ修正、全て終わらせました(…筈)。
ついでに一部、台詞とか比喩表現とか追加しています。
②童貞歴ん千年(推定)のミカエルからすれば、セラフォルー並びにカテレアさん、そしてグレイフィア様の おヌードは、刺激が強過ぎた様です。
③ブラック
④時間停止の影響で硬化した物(者)は、あらゆる干渉を受け付けない…
この理屈だと、扉なんかもドアノブや滑車が硬化した事により、ドアの開閉が不可…即ち部屋の出入りが不可な事になりますが、その辺りの
m(__)m
次回:『よろしい、ならば戦争だ!』(仮)
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