暴走、或いは迷走します…
「…それでは、」
「応、今後とも、宜しくな。」
◆◆◆
どうも、シェムハザです。
はぁ~~~~~~~~~~~~…
何とか無事に、平和的に、終わりました~。
アザゼルと天照殿が、がっしりと握手。
妖怪勢力だけでなく、正式に日本神話全体との同盟が結ばれた瞬間です。
八坂殿が仲介に立ってくれたり、或いは"
ただ、このトップ2人の間は問題は無かったのですが、ウチのコカビエルと日本地獄の鬼灯殿が終始、睨み合っていましたから…
よりによって、この2人、真向かいに座ってるんですよ?
何時、殴り合いが始まっても可笑しくない空気、バラ撒いてましたよ!
わざとじゃないかと疑ってしまいますよ!
その辺り、閻魔殿も おろおろしてましたし。
因みに帝釈天殿は、その様子に必死に笑うのを我慢して…は、いませんでした。
▼▼▼
「それではアザゼル殿、早速な話で申し訳無いが、この場に居る崑崙や天竺以外…
グリゴリが既に同盟を結んでいるギリシャや北欧等の神話勢力とも、
そして、もう1つ。
後日、悪魔と天使を相手とする戦争裁判…ですか?
それに
「あ~、
良いぜ。
グリゴリとして、他の神話勢には伝えておく。
連中も、特に反対は したりしないだろう。
…だろ? ブラフマー? 帝釈天?」
「うむ。」
「HA!寧ろ俺は、WelcomeだZe!」
「…だ、そうだ。
但し、1つだけ…これだけは言っておくぜ、アマテラス。」
「む? 何か…?」
「ゼウスとオーディン…この2人にだけは、気を付けろよ。」
「????」
◆◆◆
イッセーです。
会談は無事に終了。
グリゴリと日本神話…とゆうか、今迄 完全鎖国気質と云っても良かった、天照大神率いる日本神話が、この場に出席しているアジア圏の神話勢力並びに『
これって俺達、もしかしなくても、歴史的瞬間に立ち会っているよね?
因みに その話し合いの途中、総督達の
特に俺は『赤龍帝』としてだけでなく、如何に"弱体化結界"の効果が有ったとは云え、"
兎も角 会談は、平和的に無事に終了です。
≫≫≫
どん!
「「「「「「「「「??!」」」」」」」」」
それは、突然の出来事だった。
話し合いが終わり、この広間は その儘、会食の席に。
其々の代表の後ろに立ち控えていた、俺達や呂布さん、そしてブラフマー様の後ろに立っていた男達もテーブル席に着き、出された御馳走(当然だが?和食だ!)を口に運ぼうとした瞬間、大きな爆発音と共に、室内に軽い振動が走った。
「「「敵襲だ!」」」「「敵だ!」」
部屋の外から、何人もの声が聞こてくる。
間違い無く、この部屋に向かう途中も浮遊島に攻撃を仕掛けていた
事実、窓から外、爆音がした方角を見ると、遠方が一瞬煌めいたと思えば、其処から無数の魔力弾が飛んできた!
どどん!
しかし それ等は予めに外側に張り巡らされていたのだろう、魔法による
神殿には それによって起きる振動しか届かない。
バタン…!
「ししし、失礼します!あ…天照様!!」
「落ち着きなさい! 説明を!」
現状を報告に来たと思われる文官みたいな人が、慌てた様子で部屋に入っきて、それを天照様が諌める。
その上で話を聴いてみれば、最初に襲撃してきた奴等は、高天原の神兵だけで対処出来た。
…が、その後に攻めてきた新手が予想外に手強く、結果的に神殿への攻撃を許す事になったらしい。
そうしている内にも、約200人程度かな?…の集団が、神殿の直ぐ近くに押し寄せてきた!
見た感じ、魔力特化した人間…この前、学園に攻めてきた魔法使い達と同じな一団みたいだ?
いや、その中に悪魔や妖怪とも少し違う、"妖魔"と分類している存在が何人か紛れている。
更には鋼鉄の装備で身を固めた巨人も居る!
そして そいつ等は、挑発の心算なのか
「…良いでしょう。
この天照の
その様子を見て、天照様が口を開く。
一見 穏やかな表情や口調からも、怒りは ひしひしと伝わってきた。
「幻影鬼師団!」
『「「「「「「「「「はっ!』」」」」」」」」」
「直ちに あの痴れ者共を、排除してきなさい!
これは、勅命です!!」
『「「「「「「「「
そして直後、顔付きと口調が鋭くなった天照様の指示に、幻影鬼師団が応える。
「それでは頼みますよ、すえ。
それから蘭。貴女は此処に、残りなさい。」
『は~い。それじゃ皆、行っくよ~?』
「…で、あるか。」
「応!」
「はい。」
「ふん…」
「はい!」
「うむ!」
「………………………。」
「にょ!」
「やれやれだな。」
天照様の指示、そして紅の号令に団員達が応え、蘭と呼ばれた三角帽子に眼帯の女の子1人を残し、全員が窓から飛び出した!
…って、この部屋、5階なんですけど?!
≫≫≫
「皆さん、一応は危険ですから、窓から離れていて下さい。」
天照様から この部屋の守備を任された女の子が、俺達グリゴリを基とする、他の神話勢を部屋の奥側へ移動する様に促す。
「しかし、あの人数相手に、10人足らずのメンバーで、大丈夫なのかい?…ぇ、え~っと…?」
「…私の事は、蘭と呼んで下さい。
それと、今の質問と云いますか、疑問ですか?
それなら心配無用です。
我等が天照の幻影鬼師団は、一騎当千の少数精鋭。
あんな雑魚が幾ら集まった処で、何の問題も有りませんよ。」
俺の質問に、この…蘭ちゃんが答えてくれた。
…が、やっぱし少し不安だ。
アザゼル総督も、この幻影鬼師団の事は要注意集団としていたけど、やはり この人数差だと不安になるよ。
≫≫≫
『悪いけど僕の戦闘スタイルは、手加減出来るとか、そんな次元の問題じゃないんだ。
消される前に、尻尾巻いて逃げるのを薦めるぜ?』
「な…何を?!」
「貴様! 1人で俺達を相手にする気か?」
「舐めやがって…あの世で後悔しろ!」
紅を、5人の敵が取り囲んでいる。
それでもアイツ、余裕なのか、あの時の鎧も纏わずに学生服姿の儘、薄笑いを浮かべていr…?!
「な…何だよ…? 今の!?」
それは一瞬だった。
アイツ、テロリストに掌を向けたと思えば、そいつ等は一瞬にして その場から消えてしまった!
何処かに吹き飛ばしたとか、噂に聞く滅びの魔力とやらで消し飛ばしたとかじゃない…まるで その存在其の物を否定、
「すえぞーサンは、この世の あらゆる物…それが生物だろうが物質だろうが、そして所謂"概念"だろうが、その
尤も今は、天照様の御力により、その能力も かなり制限されている様ですが。」
「いや、十分に最強じゃねーか!?」
「その通りだ、イッセー。」
「総督?」
蘭ちゃんの解説に、つい大声を上げた時、アザゼル総督も話し掛けてきた。
「覚えておけ。
アイツが世間一般的に最強と謂われる"無限"と"夢幻"…奴等に匹敵し、尚且つ対極の位置に立つ"虚無の龍神"…。
ヤツ自身、今は紅末藏と名乗っている様だが、本来は名無し。
故に、ヤツの存在を知っている者は、ヤツの事を通称【L.E.D.】と呼んでいた。」
≫≫≫
「この うつけ者めがぁっ!!」
斬!!
「ぎゃぁっ!?」
紅でなく、他のメンバーに目を向けると、あのジャージに
「ノブナガさんの魔剣・
「いや、ちょっと待って?」
「今、"信長"って言ったよな?
アイツって、織田信長の生まれ変わりか何かか?」
「いいえ、御本人ですよ?」
「「ふゎぁっつ?」」
「あの明智光秀の襲撃により、炎に包まれた本能寺の中 敗北を悟り、「最早此迄」と腹を切ろうとした時に、
その時に天照様にスカウトされたとか。」
「マジか…」
「…で、何でジャージなんだ?」
≫≫≫
「はぁーっはっはっはぁっ!」
斬!斬!斬斬斬!!
「ぁびゃし!」
「たゎゔぁ!」
「ひゅでゔ!」
それから更に、別の場に視点を移すと、もう1人の髷を結った、あの赤と虎皮の派手な着物を着ていた人が、前に呂布さんが駆っていたのと同じ位なサイズな、白い鬣の黒鹿毛の馬に跨がり、真紅の槍で次々と敵を貫き葬っていく。
「あの漢、凄まじい"武"だな…。
一度、手合わせ願いたい物だ。」
それを見て、そう言っているのは呂布さんだ。
「けいじろーサンは、あの"天下御免の傾奇者"として名を馳せた、前田慶次郎利益の生まれ変わりです。」
…ですよねー!
何となく、そんな気は してました!
「織田信長に前田慶次郎かよ…
…ってーと、そっちの眼帯の嬢ちゃんは、もしかして伊達政宗の転生者かい?」
「違わい!」
今回の幻影鬼師団…
紅末藏…球磨川禊(めだかボックス)
織田信長…織田信長(ノブナガ先生)
前田慶次郎…前田慶次(花の慶次~雲の彼方に~)
…のイメージで。
次回:『天照の幻影鬼師団!②』(予定)
感想よろしくです。