「…つまり、グレイフィアは きょぬーは きょぬーでも、実は"虚"乳だったんだよ!」
「「「な、何だってーーーーっ!!!?」」」
◆◆◆
「おい、赤龍帝。気付いてるか?」
「あぁ。2人…だな?」
イッセーだぜ!
あの高天原の時みたいに、また強制的に異空間に転位させられた俺達。
あの時は、あの場に居た関係者全員が転位したのだけど、今回は法廷内に居た一部のみ。
アザゼル総督、コカビエル師匠、俺。
帝釈天様。
スカアハ様。
オーディン様と、護衛役のヴァルキリーさん。
ゼウス様、アテナ様。
トト様。
マドゥルーク様。
ブラフマー様と、護衛の人。
3人の魔王と、
そして、パピヨン。
どんな基準で、或いはランダムかは判らないが、兎に角こんな顔ぶれだ。
「くっくっくっく…」
それに対する
多分だけど、先日に師匠が討伐した、旧魔王派の残党と、現行悪魔政府内で密かにテロリストと通じていた連中だろう。
リーダー格の様な、如何にも偉っそうな貴族服を着た
…が、その雑魚の中に2人程、パピヨンも気付いているが、かなり強い奴が紛れている。
いや、あくまでも俺やパピヨン基準で、格勢力のトップな皆さんからすれば、十分に雑魚だろうけど。
「…一応、聞いとくぜ?
お前等、
「儂等をこんな場所に呼び込んで、何の心算かのう?」
「HA! 接待にしては、食い気も色気も無いZE!」
「全くだ…儂等をO・MO・TE・NA・SHI…したいなら、もう少し、綺麗処な
そんな総督達が、余裕な表情で、テロリスト達に問い質す。
尚、ゼウス様がアテナ様から かーなーり、本気な
「ふっ…
我々の理想とする社会の構築には、貴様達は邪魔だからな。
こうして、隔離させて貰った。
折角、各神話勢力のトップが一ヶ所に集まったのだ。
それを好機と見ない筈が無かろう?」
「ほう?
1つ聞くが、この空間は、"ゼッキリ"による物だな?
つまり あの、この前の
…ってーと何か?
あの自称・曹操の子孫(笑)とやらも、一緒に居るのか?」
「"ゼッキリ"言うなーっ?!」
総督の言った"ゼッキリ"という単語に、過剰に反応して突っ込んできたのは、身体中に包帯を巻いた、この前の眼鏡男だ。
"自称・子孫(笑)"には、誰も喰い付かない処を見ると、どうやら此処には、あの聖槍遣いは居ないみたいだ。
…って、安静にしてろよ。
いくら、今回の計画に、この男の
尤もテロリストに、ブラックもクリーンも無いだろうけど!
「は、放せぇ!?…モガモガ…!!」
「ふふふ…本来なら貴様等をこの空間に喚び込み、そして入り口を封じて終わり…と言いたいのだが、貴様等なら何れ、何らかの方法で元の世界に帰りかねんからな…
それでは困るから、この場で確実に仕留める為、これだけの人数を集めさせて貰った。」
「「「「「……………。」」」」」
そして【
いやいや、このメンバーを相手に、その数じゃ全然足りないぜ?
ほら、他の皆さんも目が点、或いは笑いを堪えるのに必死な顔をしているよ?
「ふふん…驚いて声も出ぬか?
だが、貴様達だけじゃないぞ!
元の世界、あの裁判所内にも当然、我等が同胞が既に攻撃を仕掛けている!
先の奇襲を試みた、無能とは違う精鋭達がな!
実力有る主要の者を此の場に集めた今、残された雑魚共では、一溜まりも有るまい!」
「は?」「へ?」「む?」「ほぅ…?」
『本当に よく喋る奴だなぁ…。さっさと全員で突撃させれば良いのに…』…と思いつつ、ついでに この儘、他にも色々と話して貰おう…
総督を基、誰も直ぐに撃って出ないって事は、 俺と同じ風に考えていたのだろうな…そう感じていた時に発せられた台詞に、皆さん微妙な反応だ。
「…つまり、この場の者達は、ソナタが意図的に選んで喚んだ…と?」
「ふっ…如何にも!」
スカアハ様の問い掛けに、悪魔は誇らし気に話し出した。
「魔王と
堕天使総督に武闘派と名高い幹部!
更には色々と有名な
そして各神話のトップ達!
それと…」
「む?…俺か?」
男はパピヨンを指差し、
「貴様、何者は知らぬがオベロンの眷属だな?
奴の下の者ならば油断ならぬからな!
一緒に喚ばせて貰ったぞ!」
「そりゃ…どーも♪」
その言葉に、
成る程…
…って、"オベロン"て、誰?
いやいや、そうじゃなくて…
「オメー、実力者な奴等を選んで集めた…と、言ったが…」
そうだ。アザゼル総督が、
「その割には、奴等を喚んで無いな…
ほれ、居ただろ?
目付きの悪い、ムカつく顔をしていた黒い着物の
そしてコカビエル師匠が尋ねる。
そうなのだ。
イザナミ様、閻魔様、鬼灯さんに八坂さん。
この場には、パピヨンを除いた日本神話所属の人達が居ないのだ。
「あ? あの日本の鬼の事を言っているのか?
ふん! あんなマイナー弱小神話の者等、用心して この場に喚ぶ価値が有るか?!」
あ…コイツ、
…てゆうか、悪魔や天使って、本当に日本神話を舐めてるよね?
とりあえず言えるのは、アッチは鬼灯さんが居るから大丈夫だろう。
ついでに言えば あの場には、あの滅っ茶苦茶強かった裁判官さんや、朱乃ちゃんバイサー黒歌白音ちゃん、そしてバインドさんも居る筈。
「ギャハハハハハハ!
言うじゃねぇか! そうだ、雑魚だ雑魚!
あんな
ギャハハハハハハハハハ!」
ちりーん…
「………………………………………。」
▼▼▼
「ぎゃーっはっはっはぁーっい!!」
「全く…素直じゃないなぁ…」
「カカカカ…この、照・れ・屋…SAN♪」
コカビエルの台詞の後に鳴ったベルの音。
アザゼルの懐の中の【嘘発見機】の反応に、コカビエルと鬼灯の因縁をそれなりに知っている、アザゼル、帝釈天、そしてイッセーが大笑い。
「う、煩ぇーっ!…って、アザゼル!
お前、何で
「ぃゃ…敵との問答が始まった時に、役に立つかな~ってな…
でも まさか、お前さんの言葉が一番最初に引っ掛かるとは、流石に俺も想定外だったぜ。
…ぷーくすくす!」
「喧しいわっ!!
…って、おぃイッセー!
何、お前も一緒に笑ってやがる?!」
ごんっ!
「痛い!? 理不尽!」
顔を真っ赤にして怒鳴るコカビエルに、アザゼルが簡単な説明。
その後、八つ当たり気味な拳骨が、イッセーの頭の上に落ちたのは、ご愛嬌?
「…この私達を無視するとは、良い度胸だ。」
スゥ…
そして この師弟の遣り取りを快く思わなかった貴族悪魔が、右手を上に向けたと同時、
「「「「「「「「ひゃぁっはぁあ~っぃ!!」」」」」」」」
それを合図に漸く、数百の悪魔を中心としたテロリストの大群が、アザゼル達に襲い掛かってきた。
≫≫≫
ザッ…!
攻めてくるテロリストに対して、余りにも人数
「ちぃ! 各々、潰していくぞ!!」
「「ふむ。」」
「HA!」
「うむ!」
「ほほぅ。」
「応!」
「「「はい!」」」
「…了解した。」
普通ならイッセー等の護衛役を前に立たせ、討たせるのが常だが、今回は その人数差に、それぞれが自身に攻撃を仕掛けてきた敵を、各個撃破の戦法を執る事に。
≫≫≫
「あ、アザゼルちゃん、とりあえずコイツ等やっつけるの手伝うから、この鎖、解いてよ~!!」
「お、同じく~!」
「い、以下同文です!」
テロリストの攻撃を避けながら、囚人服代わりな無地地味なローブの上に、魔力式の枷で身体を縛られている魔王、セラフォルー・レヴィアタンとファルビウム・アスモデウス、そして
「ちぃ…。ま、しゃーねーわな。
確かに今は、少しでm
「僕からも頼む、アザゼル!
戦闘が終わったら、逃げたりせずに素直に お縄に着くから、k」
ちりーん…
「「「「「あ゙…」」」」」
それに続いて、同じく魔王・サーゼクス・ルシファーも言葉を繋げるが その途中、堕天使総督の懐の中の
「さ…サーゼクスちゃんの お馬鹿ーっ!!」
「な、何を余計な一言、言ってるんだよ?!」
「何をしているんですか、貴方わっ!?」
「いや…ご、ごめん~!!」
黒髪ツインテールの魔王熟○とスキンヘッドの中年魔王、そして金髪の女天使が、紅髪優男の魔王に問い詰める中、
「ハァ…お前等、後で拾ってやるから、適当に逃げ回ってろ。」
「あーっ?!」
「ちょ…ちょっと待っ…」
「あ、アザゼルちゃーん! カぁームバーーーァック!!」
堕天使総督は その様子に溜め息1つ吐くと、迫る敵を蹴散らしながら、その場から離れて行くのだった。
◆◆◆
『Boost!!』
バキッ!
「ぐゎしっ?!」
イッセーだ!
襲い掛かるテロリストをその都度迎撃しているが、コイツ等、只の雑魚と思っていたら、意外と厄介だった!
コイツ等全員、"オーフィスの蛇"とやらを飲んで、
それが どれ位 厄介かと言えば、
「覚悟!コカビエル!!」
「ふん!甘いわ!!」
ドゴッ!
「ぐ…ぐが…!?」
「ほう? これは、中々…」
本来なら それだけで死ねる筈な師匠の本気の一撃が、
まあ、師匠や総督、そして各勢力の主神クラスの皆さんからすれば、そう大した驚異じゃ無いでしょうけど!
「いやっほぉ~~~~~~~い!!」
「!!!!!?」
ガキィッ!
そして俺には新手…頭に金色の
「俺っちの攻撃を受け止めた!?
…へぇ?流石は やるねぇい! 赤龍帝!!」
棍の一撃を左腕でガードした俺に対して、笑みを浮かべる男。
コイツがモブの中に身を潜めていた、2人の強者の内の、1人であるのは明らかだ。
ぶぅん!
「あ、危ね!?」
そこに もう1人が介入。
躱されはしたが、鋭い蹴りを漢鎧に放ってきた。
「ちぃ!避けるか!!」
この
仮に【ドラク・ソボール】が実写化されるなら(因みに俺は実写化は、断固反対派だ!)、主人公の"空孫悟"は こんな感じなのだろうな~って顔立ちな猿神様だ。
「それにしても まさか貴様が、
初代殿は、知っておられるのか?」
「さぁね? ただ俺っちは
…って、何だか知り合いみたいだけど?
「うむ。此奴の名は美猴。
闘戦勝仏…分かり易く言えば、斉天大聖殿の孫だ。」
それ、孫悟空で良いじゃないですか?
いや、"斉天大聖"で十分に通じてますけど!?
「赤龍帝殿! 此奴は多少 手強い故に、此処は2人で!」
「了解です!」
良かった! この人、
「…いや、それは少し、違いませんか?」
「「??!」」
さぁ! 2vs1でのフルボッコタイムだ!
え? 卑怯?
知るか! 俺は別に、騎士でもなければサムライでも無い!
ましてや正義の味方を気取る心算なんて、全く持ち合わせていない!!
…そう思っていた時に、更に横から話し掛けてくる声が。
「応! 助かるぜぃ、アーサー!」
「全く…貴方は勝手に赤龍帝を相手にして、何をしているんですか?
今回は様子見だけな筈ですよ?」
「いや~、勢い?」
そいつは眼鏡。
いや、眼鏡と言っても あの
①ハヌマーン…カカロット(ドラゴンボール)
…のイメージで。
②オベロン…シェイクスピアの小説等に登場する、妖精族の王。
この小説の登場は未定。
③グレイフィア・ルキフグス…十六○咲○(東○project)
…のイメージで(嘘&笑)。
次回:『Ga brieる』(仮)
感想、評価よろしくです。