ぐたぐだ…
大して進んでない…
ぶっちゃけ今回、読み飛ばしても問題無い?…と思う。
◆◆◆
イッセーだぜ!
今は(未だに?)夏休み!
今の俺は
勿論、嫁さん達も皆一緒に、堕天使領入りだぜ!
…あの戦争で、【聖書】の三竦みは俺達堕天使が勝利した訳だが、実際には『堕天使が勝ちました!』…で終わらない。
この度の戦争の場合、生き残りを賭けた争いでなく、内輪の覇権を争っていた訳だから、終決後は戦勝勢力として、敗戦勢力の面倒を見なければならないのだ。
コカビエル師匠曰く、「勝ったぜ!ひゃっはー!」で終わらせるのは、戦争好きとしては3流以下だとか。
≫≫≫
「若手悪魔の会合…すか?」
「はい。
本来ならば、4大魔王様と元老院の方々が主導で行われるのですが…」
「あー…、その4大魔王も既に、 魔法熟女 レヴィアタン1人。
「ろ…ろうg…
で、ですからアイザック殿にも、その立ち位置で出席して頂きます。
これは既に決定事項。
グリゴリ本部にも、許可を得ております。」
そんな訳で、現在はグレモリー領。
毎年恒例らしい若手の集まりに、それを取り仕切っていた老害の代わり、グリゴリから派遣されたグレモリー領管理者として俺に
グレモリー邸のメイド長さんだ。
「まぁ…それも"仕事"ってなら、構いませんが。
若手って事は、リアス嬢や会長さんも、それに出るって事ですよね?」
≫≫≫
「応、イッセー! お前もか。」
「ヴァン…」
悪魔領の旧王都であるルシファード。
その中心部に建つ、一際高い、塔の様な城で、例の"若手悪魔の集会"とやらが行われるらしい。
リアス嬢とは別ルートで入城し、VIP枠の控室に入ると、まるで旧時代の暴走族御用達な
ヴァン…本名:ヴァンヴマル。
俺と同じく、コカビエル師匠指揮下の実行部隊…通称【魍魎】を率いる部隊長だ。
実年齢は俺より遥かに上だが、人間年齢に修正すると、大して歳の変わらない この男とは、仲良くしている。
主な会話の話題はバイク。
俺(アイザック)同様に、人間界で戸籍を偽造して、律儀に きちんと運転免許を所得する程な、バイク好きだ。
確かコイツ、グラシャラボラス領の管理者になっていたんだよな。
それで、此処に来ているのか。
▼▼▼
階段上に席が並ぶ、議会室。
此の場が、若手悪魔達と魔王、そして元老院が対面する会合の場だ。
「「「「「「「「…………………………。」」」」」」」」
先の戦から、そして その後の裁判で、生き残った元老院の古参悪魔達。
彼等は明らかに不満気な顔をしていた。
尤も彼等からすれば、それは当然な話である。
「やぁ皆☆ 今日は、よく集まったね♪」
最上段の、本来ならば4人の魔王が座るべき席に、現在唯一の魔王、セラフォルー・レヴィアタンが…いや、彼女は問題は無い。
その隣、同じ高さの席に、
それに続く下の段の席にも、イッセーにヴァンヴマル、カラワーナと云った、各地の管理を任された幹部クラスや部隊長クラスの堕天使達が座し、自分達は更に その下の席に着かされているのだ。
≫≫≫
「俺は…魔王になるのが、夢でした。
しかし現状では、それは不可能に等しくなった。
今の夢…いや目標は、バアルの復興です。」
「…繰り上げで次期当主になったばかりの俺に、夢とか目標とか理想とか、そんな大それた事を聞かれても、今は何も言えねぇ。
領地の再建とか復興とかってのも、在り来たりだしな。
強いて言えば、その目標って奴を探すのが、今の目標だ。
…あぁ、さしあって1つ有ったぜ!
其処の
会合スタート。
最上段の席に座る、魔王セラフォルー・レヴィアタンの やや軽めな挨拶の後、最下段の年老いた悪魔の男による長く堅苦しい言葉が、5人の若手に贈られ、次は その若手達の今後の夢を語らせる場面となっていた。
◆◆◆
「冥界に、レーティング・ゲームの学校を建てるのが夢です。」
イッセーだ!
老害の仕切りで始まった若手悪魔の会合。
偉いさんの有り難い お話の後、今度は今回の主役の若手さん達の夢や目標を話して貰う事に。
黒髪の がっしりとした体躯の男が、そして その隣に立っていた、ヤンキーっぽい お兄ちゃんが俺の隣に座っているヴァンを睨みながら、夢や目標を語っていく。
そして駒王学園の生徒会長さん…支取蒼奈先輩こと、シトリー家令嬢のソーナ嬢が発言した時。
「レーティング・ゲームの学校?
それは既に、冥界には在りますぞ?」
ソーナ嬢…いや、もう面倒いから、会長さんで良いや。
会長さんの夢は、レーティング・ゲームの学校の設立。
その言葉に、老害の1人が、不思議そうに質問する。
「それは、上級の悪魔と貴族しか通う事が許されていません。
私が目指しているのは、下級悪魔や転生悪魔も分け隔て無く通う事が出来る学び舎です。」
へぇ…?
俺は会長さんを、本当に駒王学園の
しかし、それは…
「「「「「「「「はっはっはっはっはっはっは!!」」」」」」」」
「それは傑作!」
「正に夢見る乙女…ですかな!」
ん。思った通りに室内に沸き起こる、爆笑の渦。
そういう考えは、現状の
志は立派と思うけど、そう云う発言は、先に今の社会の意識改革を進めてから言うべきだと思うんだ。
「…いやいや、失礼。
良いか…ソーナ・シトリー殿?
ゲームに参加する様な下級や転生悪魔は、上級足る主に仕え、その才を発揮するのが常。」
老害の1人が嗤いを堪えながら、話し出した。
「そもそも下等な他種族上がりの者は、学校とやらに通わずとも、
「あ、てが すべったー」
「「「な…?!」」」
◆◆◆
「な、ななな…?」
「アイザック…殿?」
「な、何を…」
カラワーナよ。
ふん…この、元・人間の
…って、既に頭が蒸発して無くなっている死体に言っても、意味は無いか。
「あ…ぁぁ、アイザック殿!?
これは一体 何の、心算か??!」
「ん~、だから、てが すべったー…って、いってるでしょー?」
…どんな風に手が滑ったら、
「ふん…貴様等は未だ、己の
「「「「な…!?」」」」
此処で口を開いたのは、コカビエル様。
「貴様等は何時迄、
その下らん考えの下、考え無しに 彼方此方の神話に属する者を悪魔に転生させ、全方位に自ら敵を作る。
…結果、先の戦争、
イッs…アイザックは今、未だに そんな馬鹿げた考え…他勢力との火種に成りかねん思考の持ち主を、廃除したに過ぎん。」
しーん…
コカビエル様の言葉に、老害達は顔を青くして黙り込む。
此処で下手に発言すれば、それはボーヤに殺された悪魔と同様思想を持つ者と判断され、今度はコカビエル様自らに消されかねないから。
「おい、セラフォルー? 一体、どういう事だ?
馬鹿の制御は、
「ご、ごめんなさいコカビエルちゃん!
おじーちゃん達には、私が良~く、言って聞かせるから!
「ふん…」
そしてコカビエル様は、隣に座っている女魔王に問い質す。
天界に対しても そうだが、別に
只、【聖書】と云う内輪は勿論、その外側に顰蹙を買う様なバカが出ない様に、"管理"しているだけ。
直接的、具体的な政治や領地経営なんかには、一切 口を出しては いない。
老害が大量淘汰された事で、悪魔社会の内側での、様々な政的不正が次々と明らかになり、民衆の不満が爆発、地域によっては暴動も起きてるみたいだけど、その処理なんかも知った事じゃないわ。閑話休題。
そして、あーゆー
…って、どうでも良いけど、ボーヤの一撃から始まり、コカビエル様の威圧で、完全に場の空気がグダグダなんですけど?
「「「「「……………。」」」」」
ほら、この場の主役な筈の若い悪魔達も、リアクションに困っているじゃない?
…もう、帰っても良い?
次回:『アスラ神族』(仮)
感想、評価よろしくです(切実)。