黒翼の赤龍帝   作:挫梛道

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今回は、やや短め。
 m(_ _)m
 
 


【魍魎】の皆さん

▼▼▼

日本神話と聖書が【鬼ヶ島】と戦闘を繰り広げていた頃、インド北東部の山脈、一般の者からは隠された神殿内でも、"神"達の争いが行われていた。

 

ドッゴォオッ!!!!

 

「カカっ…!?」

牙の様な装飾のフルフェイス兜を被った、巨躯の闘神の振り下ろした巨大戦槌が、青い肌の三面六臂の魔神の頭蓋を粉々に砕く。

 

≫≫≫

「ケケケ…一番 美味しい処、持っていきやがったな…」

「HA!やったNA!

ねぇ、今、どんな気持ち?」

「ふん…」

禍の団(カオス・ブリゲード)に陰から協力していた者達の内、最も厄介な存在とされていたインドのアスラ神族と、崑崙、天竺、アースガルズ、その他、多数の神話による連合との戦闘…

北欧の雷神トールがアスラの首領であるジャンランダラを討ち取り、それによって残りのアスラ神族は降伏したのだった。

シヴァ神や帝釈天が、労い?の言葉を掛けるが、トールは素直に応える事は無く。

 

「ふ…ぅ…」

そんな中、安堵の溜め息を吐く、鎧姿の銀髪の美女が1人。

 

「うふふ…♪

()()()()()()()()()()()()()()()、何とか無事に終わらせたわ…

これでヴァルハラに帰還したら直ぐ、あっの主神様(セクハラジジイ)に"退職届"、叩き付けてやるわ!

嗚呼、念願の『寿退社』よ!!」

 

▼▼▼

◆◆◆

「ちぃ…納得逝かねぇ…

やっぱ今から()()()で あの壁ぶっ壊して中 特攻(ぶっこみ)ゃ、もう それで良いんじゃね?」

「だ…駄目ですよ! きちんと素戔嗚尊(スサノオ)様達を、待っておかないt

「「「「「「「あ゙っあ゙ぁぁんん゙!???」」」」」」」

「ひぃいっ??!

す、すいませんすいませんすいません!!」

「チィイッ!」

…どうも。僕は高天原神兵の1人、蘇之汰営と言います。

僕達は現在、スサノオ様の指示で山頂砦の直ぐ傍で待機中。

あの出入口の無い砦をスサノオ様達が内側から破壊、それで開かれた入り口から一気に突入する予定なのですが…

 

「………………………。」

「あ゙?! をゐ 兄ちゃん、オメーさっきからチラチラと俺等の顔ぉ見てるが、何か用なのか?」

「んあぁあ゙!?」

「ひっ?!」

「何か文句、有んのか?ゴラ゙ァ?!」

「ぃぇ…ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!」

一緒に待機指示を受けた堕天使の部隊の皆さん、凄く怖いんですけど?!

何だか お揃いの暴走族御用達の特攻服みたいのを着ていて、リーダーの堕天使(ひと)なんて、染めた様な金髪リーゼント(横と後ろ髪は黒髪)ですよ!

どう見ても、ヤン〇ー180㌫ですよ!!

スサノオ様からの待機命令に対する不満オーラ、周囲一面 思いっきりバラ蒔いているんですけど?!

この殺気で、砦の中の妖怪達に、僕達が潜んでるのがバレないか、凄く不安です。

怖いです、もう帰りたいです。

他の神兵の皆さんも彼等の雰囲気に、完全に畏縮していますよ!

今も、スサノオ様の命令を無視して、ビーム鶴嘴みたいな得物で、突撃しようとしてましたし!

お願いですスサノオ様、早く この地上部迄 来て下さい!!

 

ドッカァァァアッ!!

 

「「「「「「「「「?!!」」」」」」」」」

そんな風に思っていた時、砦の内側から赤いビームみたいな光が飛び出して壁を突き破り、

 

チョイ…チョイチョイ…

 

それによって出来た穴から、赤い鎧を着た人が出てきて、僕達に手招き。

 

「ハッ! 遅ぇんだよ、イッセー!

くくく…待っていたぜぃ…この時をよォっ!!

オラ、逝くぞ!オメー等!!」

「「「「「「うぉお~~~~~ぃっ!!!!」」」」」」

それを見た金髪リーゼントさん、凄く嬉しそうな顔で、部下の堕天使さん達に号令を掛けると、

 

弩っ怒々々々々々々々々々々…!!

 

「殺ってやんよぉ!」

「おぅるぁあ!!」

「【魍魎】舐めんなよ、ゴラァ!!」

何だか皆さん、凄く物騒な掛け声と共に、砦に向かって突入して行きます。

 

「「「「「…………………。」」」」」

それを僕達 神兵は、唖然として見送るしか出来なかったのですが、

「オラ、何、ぼぉ~っとしてやがる?!

この、その他大勢のモブ兵士共が!!?

働かないのなら、お前等も一緒に埋めっぞ、ゴラ゙ァ??!」

「ひぃ~っ?!すっすすす、すいませんすいませんすいませんすいません!!」

 

▼▼▼

時は、少しだけ巻き戻り…

 

 

≪≪≪

◆◆◆

ひゃぁっはるぉ~ぃっ!

俺ちん、フリード!

崖の下から、内部洞窟を通っての、途中 幾多の戦闘を経ての山登りも、漸く終り!

やっと山頂、地上階に到達ですぜぃ!

…ですが、其処には既に、大勢の糞妖怪(てき)さんが、待ち構えていました~!

『グロロ』とか『ムマムマ』とか『シャババ』とかな唸り声を上げてる糞妖怪共。

ん。見た目から(つよ)そうだし、数も多過ぎるし、何だかヤバくね?

 

≫≫≫

「だりゃぁ!」

 

斬!

 

そんなこんなで、戦闘開始。

あ~、やっぱり強いわ、コイツ等…。

 

「ふむ!今迄の有象無象とは、別格な奴等よ!」

…な~んて、無敵の爺っちゃまも言ってるし!

でも、さっきから十分、糞雑魚の中に どさまぎで強いヤツ(俺ちん基準)、結構 居ましたからね!

少なくともイッセーきゅんが、ドラゴンの鎧を着る程なレベルなヤツが!

大体 爺ちゃま、あんた、少しチート過ぎ!

ぶっちゃけ、今の鎧着てるイッセーきゅんより、強いっしょ!

最強人類だよ!

"人間"で あんたと五分に渡り合えるって、()()()()()位だよ!

あ、やっべ…凄く観てみたい、『最強ジジィ決定戦』!

 

ドッカァァァアッ!!

 

…こんな事を考えてる中、此処で今回の作戦の総大将である、素戔嗚尊(ミコ)っちゃんの指示で、壁にドラゴン波で大穴空けたイッセーきゅん。

すると、何とゆう事でしょう!

 

「「「「「「うおぉお~~~~~っ!!!!」」」」」」

「殺ってやんよぉ!」

「おぅるぁあ!!」

「【魍魎】舐めんなよ、ゴラァ!!」

この建物の直ぐ傍で待機(スタンバ)ってたヴァンヴーの旦那率いる【魍魎】の皆さんが、特攻(ぶっこ)んで来るじゃあ、あ~りませんか!(序でに神兵(モブ)の皆さんも)

何なんですかね?この安心感。

こりゃ~、もう勝ちですわ。

 

 

◆◆◆

イッセーだ。

ヴァン達の参戦で、砦1Fの戦闘も、何とか終わらせる事が出来た。

殆ど一本道だった山の中の洞窟と違い、この砦の内部は、かなり複雑な構造になっている感じだ。

スサノオ様の指示で、複数のグループに分かれ、各々が中を進む事になった。

 

「まぁ…よろしく…頼む…」

「アイザックさん!よろしく、お願いしますね!」

「ああ、此方こそ!」

俺達アイザック隊は、桃太郎さんパーティーと、高天原の神兵の1グループが。

そして…

「よろしくにょ。」

「こ…此方こそ…」

そして、幻影鬼師団のミルたんが。

このメンバーで動く事に。

参考迄に…

「チィッ…」

ヴァンの【魍魎】は、修治さんのチームに組み込まれた。

ん。あいつ等を素直に言う事 聞かせるって、あの人しか居ないよね!

既にヴァン達も、さっきの戦闘で修治さんの強さは理解出来たから、大人しくなってるの。

スサノオ様、ナイス判断です!

 

「嫌です!降ろして下さい、カオルさん!

私はイッセーさんと、イッセーさんと同じグループが良いのです!!」

………………………………………。

そして何だか向こう(あっち)から、何か聞こえる気がするけど、まぁ空耳って事にしておこう。

 

「ヌルフフフ…良いのですか?」

いや、スサノオ様の振り分けに、ケチ吐ける訳には往かないでしょ?

 

 

 




 
シヴァ神…終末のワルキューレ
トール…真・女神転生シリーズ
…のイメージで。
 
次回は派手に、バトります?
 
次回:『鬼ヶ島④』(仮)
…次回予告と次話の内容が合致しないのは、この小説では よく有る事です。
それを踏まえての『(仮)』ですから。(笑)
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