黒翼の赤龍帝   作:挫梛道

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明けまして おめでとう御座います!
そして、お久し振りで御座います!
 


悪魔祓いの鬼退治!

「な、何なんだよ?その左腕わ?!」

「この左腕は大昔、渡辺綱のクソヤローに斬り落とされた。

他に質問は?」

「いや、そーじゃなくて!?」

 

◆◆◆

イッセーだ!

桃太郎さんが因縁の相手と決着を着けた頃、俺はミルたんと一緒に、別の鬼と交戦中。

…なのだけど、この鬼が滅茶苦茶に強い!

左腕をロケットパン〇みたいに撃ってきたかと思えば その機械の腕が縦横無尽に飛び回り、俺達に襲い掛かる!

どうやら この鬼、俺は そこまで詳しくは無いけど、昔々に京都を荒らしていた鬼…しかし、1人の武将が腕を斬り落とす事で追い払うも、その後、色々と有って腕を取り戻し、その後は行方を眩ませていたと云われる…あの『羅生門の鬼』と呼ばれる当人でした!

 

「ミルたん・リフレクト!にょー!」

 

ブヮキッ!

 

正面から突進してくるロケットパン〇に、ミルたんも真正面から応戦。

カウンターの右ストレートっぽい()()()()で、あの鋼の拳を跳ね返した!

良ーの!あれは拳打(ぶつり)でなくて、魔法なの!

もう それで、納得しなさい!

俺は した!

 

◆◆◆

どうも、私、はぐれ悪魔祓いの茂部園市です。

現在我々、同じく はぐれ悪魔祓いのフリード君、堕天使のコロセル氏、そして その他の はぐれ悪魔祓いや堕天使の皆さん、そして やはり高天原の神兵の皆さん達と共に、鬼達と戦っていますが、その内の1匹と云うか1人が、とてつもなく強過ぎです!

先程まで、桃太郎さんが戦っていた温羅(ウラ)、そして今、アイザック隊長と幻影鬼師団さんが戦っている『羅生門の鬼』と同じく、()()()()に詳しい人なら有名(メジャー)な鬼、茨木童子でした!

 

「ちぃ! ファ〇ネルかよ?!」

「厄介過ぎるにょ。」

…隊長達も、彼方で苦戦している様ですが、此方も現在進行形で大苦戦中。

既にコロセル氏が、茨木童子のド派手な体当たりを喰らい、車田落ちでのリタイア状態。

他のモブの皆さん(茂部(わたし)じゃないですよ)も、この茨木童子に、かなりのダメージを喰らってのリタイアorそれを見て、ビビりが入っています。

まともに動いてるのは この私と、

「ひゃっはろぉ~い!」

 

斬!

 

今も光剣を振るい、果敢に攻めてるフリード君位です。

コロセル氏…貴方、堕天使だから普通の人間より回復早いでしょ?

早く復帰して下さいよ。

 

◆◆◆

よ! フリード様だぜい!

…って、だから一体、何なんですか~?

この強面パンチパーマ海パンmuscleな糞鬼わ?!

俺ちんは あくまでも悪魔祓いであり、鬼って ぶっちゃけ、専門外なんですよ~?

まあ、鬼も所謂Japanese悪魔なんでしょうけど、やっぱりカテゴリーは違うっしょ?

事実、悪魔必殺の光剣の攻撃も、弱点に なってないし、純粋な『剣』としての攻撃も、あの分厚い筋肉(マッソー)により、大したダメージ受けてる様子無いし!

 

「フリード君! 続いて下さい!」

…!!

此処で茂っさんが飛び込み、俺ちんの前に出てきて、

 

斬!…斬!

 

斬り込みを…それに合わせ、俺ちんも懐に入って斬り付けるが、

「小賢しいわ!」

 

バキィッ!

 

「ぎょえーっ!」「ouchi~!」

やはり掠り傷程度しか与えられず、お返しとばかり、強烈な張り手を貰ってしまいました!

ん。やっぱ無理。

基本、エクソシストが糞悪魔相手に無双出来てたのは、そりゃ ある程度の剣術レベルや射撃スキルも必須でしょうが、最終的には光剣や光弾銃なんかの装備で弱点突けたからですからね~?

 

「茂っさん! コイツって昔々に1度、一応は討伐されたんっしょ?

それって、どんな感じだったんよ?

強烈な術とか使ったとか、強力な武器でシバいたとか?」

「誰かに倒された等の記録は、無いですよ!

元々は酒天童子の配下で、その酒天童子が源頼光に倒された際に何処かへ逃げて、その後は不明ですか?

暴れていた時期や場所、その他諸々が、今 隊長が戦っている『羅生門の鬼』と被っていますから、同一視されている事も有りますが…

どちらにしても、日本の鬼退治の伝承で、特別な武器が使用された等な記録は、私は知りませんよ!」

いや…シュテンドージって誰?

 

「さぁ皆さん、私に続くのです!」

「「「「うおぉ~!!」」」」

 

どどどどどどどど…!

 

この時、先程のダウンから復活したコロセル君が、モブの堕天使、はぐれエクソシスト、神兵の その他大勢と一緒に突撃!

 

ドガァッ!!

 

「にゅやーっ?!」

しかし、先頭になっていたコロセル君、さっきと同じ、あのデカイ角をカチ上げる様な強烈なタックルを喰らい、またも旋回しなからの上昇→下降、錐揉みでド頭から墜ちる、見事な車田落ちを披露!

 

「にゅ…ゃ…ゃ…」

またしても あっとゆー間にリタイアですよ、この堕天使(ひと)

 

「何だか…ポジション確定ですかね~?」

茂っさん…それ、言っちゃダメ!

 

「でぇぃやぁっ!」

 

斬っ!!

 

「ぬぉぉ?!」

しかし この時、その隙を突いた神兵(モブ)君が まぐれ当たり、イバラギドージの太股に、会心の一撃!

 

「雑魚がぁっ!!」

 

バキッ!

 

「たらばっ!?」

しかし反撃の裏拳を貰って、吹っ飛ばされちゃいましたけどね。

…って、今の攻撃、あの強面パンチパーマ、今迄で一番痛そうな顔をした様な?

 

「フリード君…気付きましたか?」

「…やっぱり?」

茂っさんも同じ事を感じたのか、俺ちんに話し掛けてきた。

ディスる心算は無いが、あんなモブ神兵の大当たりっ云っても、俺ちんや茂っさんの通常攻撃よりかは劣る筈。

考えられるのは、あの海パンmuscle…明確な弱点て訳じゃないだろうけど、光剣(ライト・セイ〇゙ー)よりかは実剣のが、ダメージが通るって事。

 

「そこの貴方と貴方!

ちょっと その剣、貸して下さい!」

「「はい?」」

そう仮定付けた茂っさんが、近くに居た神兵2人から鋼の剣を 奪い獲る 借り受けると、

「フリード君!」

「はいな!」

その内の1本を、俺ちんにパス。

所謂、ジャパニーズ・サムライ・ブレードでなく菱形な刀身の、両刃の剣だ。

 

「さあ、行きますよ、フリード君!

私達、悪魔祓いが…!」

「応よ!…鬼退治しちゃる!」

 

◆◆◆

…はい、再びの茂部園市です。

細かい理由は知りませんが、兎に角この鬼に対しては、光よりも鋼の刃の方が組み易しと、高天原の神兵さんが持っていた剣を少し拝借して、フリード君と攻めていますが…

 

(おっも)…」

フリード君も ぼやいてますが、やはり今まで、実質、柄の部分しか重量が無い光剣慣れしていたせいか、鋼製の実剣は、少しばかり重いですね。

まぁ、これは、使っていく上で、違和感を取り払うしか有りませんよ!

 

「せぇいや!」「はいさ!」

 

斬!

 

そしてフリード君と2人、ヒット&アウェイの連繋攻撃。

はい、先程までの光剣での攻撃よりも、ダメージが伝わっている手応えは有りますよ。

 

「調子に乗るなあぁっ!!」

 

ぶぅん!

 

「ひぇっ?!」「いやん!」

これに対して茨木童子、怒り顔で太い腕を振り回す…まるでラリアットみたいな反撃ですが、これを私達、必死に回避。

あんなの直撃したら、普通に死ねます。

 

「ヌルフフフフフ…更に!」

「…!!?」

此処でコロセル氏が、再びの戦線復帰!

やはり神兵さんから借りたのでしょう、天井ギリギリ、高く飛翔してからの鋼の剣の二刀流。

しかも背後から頭部目掛けての斬撃を狙っていきます!

これに茨木童子の反応は遅れており、もしかして獲りました?

 

斬々っ!

 

「「「「「!!!!?」」」」」

しかし、この脳天狙いの攻撃は、あの2本の巨大な角に阻まれ、必殺とは成らず。

その代わりに…

 

「「「「「「………………。」」」」」」

「あ、あの~、これ、お返ししまs」

 

バゴォッ!

 

「にゅやーーーーーーーーーっ?!」

コロセル氏が、剣の先に引っ掛かっていた ()()を気不味そうに、そして恐る恐る返却しようとした その時、あの大角による ぶちかまし三度!

 

「…殺す!!」

其処には あのパンチパーマが見る影も無い、()()()()()()な茨木童子様が、身体全体をわなわなと震わせ、顔を怒りで真っ赤にして立っておられました。

 

「あ…こりゃ、俺ちん達、死んだね?」

 




 
羅生門の鬼…ユースタス・キッド(ワンピース)
茨木童子…バッファローマン(キン肉マン)
 
…のイメージで。
 
次回:『神の血(イーコール)
感想、評価よろしくです。
そして今年もヨロシク!
 
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