前半は所謂、説明回です。
「おはよー。」
「おーす。」
「久し振りー。」
◆◆◆
やあ、イッセーだぜ!
夏休みも終わり、今日から2学期のスタートだ。
しかし、この駒王学園は、単に新学期の始まりじゃあない。
1学期の終わりの戦い…他神話勢力の協力も得て、堕天使・悪魔・天使の『聖書三竦み』は堕天使側の勝利で終わった。
それにより、多くの悪魔や天使が、グリゴリや その他の神話勢力の収容施設に投獄された訳だけど、その中には、駒王学園に関わりの有る者も、何人か含まれていたのだ。
その筆頭が、学園理事長である、魔王サーゼクス・ルシファー。
他にも、悪魔関係の教員職員の殆どが、夏休み中に色々な理由を付けられて…主に不祥事を起こした、事件事故に巻き込まれた等として…学園から強制的に排除された。
因みに魔王ルシファーは、あの裁判の後 早々に小学生相手の"未成年者淫行罪"の罪を被せられ、全国ニュースで晒し者にされている。
…が、これは流石に、少しだけ酷いと思う。
『…これって寧ろ、お前が捕まるべきな罪だよな?』
う、煩い、ドライグ!
兎に角、学園内の不祥事無双(全て捏造)で、未曾有の大人事が行われ、今日の始業式で俺達生徒にも、それが報告される訳だけど…
「…で、ウチのクラス担任って、どうなるのかしらね?」
桐生が俺に話し掛けてきたが、そうなのだ。
実は俺達の担任教諭も実は、グレモリー家に仕える悪魔だったのだ。
「まさか、
「運が悪いと言うか…」
松田元浜も話しているが、因みに この担任、『8月にインドに旅行中、実際に現地で起きた暴動事件に巻き込まれ、死亡』という"設定"で処理にされている。
魔王に比べたら、何とも有情だ。
ガラ…
そんな風に話していると、教室に担任…でなく、生徒指導部の先生が入ってきた。
「あー、席に座れ。
始業式の時、正式に発表となるが その前に、このクラスの新しい担任となる先生を紹介しておく。」
…らしい。
「"織田"先生、入ってきて下さい。」
「…で、あるか。」
先生指導の先生に呼ばれ、入ってきた新しい担任の先生を見て、
ガッターーーーーンッ!!
「「「あ、アイザッきゅん?」」」
「「アイザック?!」」
俺は思わず、席に着いた状態での大コケを披露してしまう。
「む? 其処の南蛮人生徒よ、人の顔を見て いきなりコケるとは、無礼であるぞ?」
「す、すいません…」
…入ってきたのは、ジャージ姿で
いや、
◆◆◆
「………………………。」
ミッテルトっスよ。
ウチのクラスの担任って、実は悪魔だったんスけど、前の戦争により、不祥事(全て冤罪)を被せてクビってか、学園を追い出される形になってたんスよね。
それで てっきり、新しい担任は副担任の先生が繰り上げすると思っていたら、
「ヌルフフ…
只今 学年主任の鈴田先生から紹介を受けました、今日から皆さんの担任をさせて頂く、吉良
気軽に、"ころせんせー"…とでも、呼んで下さい。」
多分、組織からの命令が下されたんだろうけど…まさかコロセル、アンタが来るっスか?
…ってコレ、絶対に上司のイッセーは知ってて黙ってたっスよね?
サプライズの心算スか?
「「「「「「「きゃーー(///▽///)ーーっ!!」」」」」」」
「「「「キターー\(゚∀゚)/ーー!!」」」」
…尚、一応、人間基準で見た目が若く(20代前半~半ば)、容姿も そこそこ整ってるコロセルの登場に、クラスの女子は狂喜乱舞。
「「「「「「ケッ!…ぺっ!」」」」」」
そして男子は当然、この反応っス。
「ねねね、ミッちゃん?
ころせんせーって、ちょっとカッコ良くない?」
「そっスか? 普通っしょ?
倉橋~、アンタ、あんなのが好みっスか?」
イッセーの方が、数倍カッコ良いっスよ!
▼▼▼
◆◆◆
「えー、皆さん、初めまして…
イッセーだ。
今、講堂の壇上では、魔王ルシファーに代わる、新しい理事長先生が、挨拶をしている。
まさか、
「「「「「「「「「「おぉお~~~~~~~~~~っ!!」」」」」」」」」」
髪はダークゴールド。
褐色の肌をバイオレッドの女性用スーツで包み、眼鏡で知的感を醸し出す、卑らしさの無い上品な大人の色気全開な彼女を見て、堂内の男子生徒の殆ど、そして一部の女子生徒が、歓声を上げた。
「こら!静かにしないか!!」
そして それに、生徒指導の先生が、怒鳴る様に注意。
まぁ、当然だけど、仕方無い?
この新しい理事長のカティ・志渡こと、カテレア・レヴィアタン…見た目は確かに、20代後半な美人さんですからね。
「まさか、悪魔側、魔王で唯一残った、魔王熟女の
そう言っているのは、レイナちゃんだ。
▼▼▼
◆◆◆
「皆さん、お疲れ様です。」
「「「「「「「「…………。」」」」」」」」
イッセーだ。
2学期の初日の放課後、俺達 所謂"裏"に関係する面々は、理事長室に集まっていた。
主なメンバーは、俺、レイナちゃんにミッテちゃん、生徒会の皆さんにコロセル、そして俺達の担任となった、『幻影鬼師団』の1人、織田信長さん…ノブナガ先生だ。
そして、モブのグリゴリ関係者と日本神話関係者が数名。
今後の学園や駒王町の事で、カテレアが改めて話す事が有るとか。
「既にソーナさん達が、この町の管理を外されている様に、最終的には この学園も、悪魔…『聖書』からの手を離れる予定になっています。」
そして、今後の この学園の"裏"としての方針の説明に入った。
これも、『聖書』と云うか、グリゴリと日本神話との話し合いで決まった事らしいが、
具体的には、
それは、グリゴリ所属の俺やレイナちゃんミッテちゃんも同じ事。
今は教会勤めの師匠や朱乃ちゃん達、フリードや茂っさん達も同様だ。
数年後には あの教会も、全員が"裏"とは全く接点の無い人員と入れ替わる事になるのだろう。
カティ新理事長やノブナガ先生、コロセル達も、その間の『繋ぎ』でしかない。
「…尤も承知の通り、駒王町は既に半ば『魔窟』と化しておりますから、保険の意味で、日本神話の関係者の方々が、常時 在住されるそうですが。」
『
≫≫≫
「…最初はセラフォルーが、『私が学園に行く~!☆』とか抜かしていましたが、あのシスコンを
これ以上、悪魔の…何よりレヴィアタンの品格を、落とす訳には往きませんから!」
「お~う、魔王熟女の
まぁ、飲め飲め。」
「すいません、私、下戸なんです。」
「それではレディ、此方のノンアルのカクテルを。」
「ありがとう。頂くわ。」
その日の夜。
今度は教会の方に、学園の新メンバーが挨拶に やってきた。
それに対して師匠は、戦争の一通りが終わった後は大人の対応なのか、悪魔相手にも明らかな確執等を見せずに、友好的に接している。
…って、酒盛り?
単なる挨拶だった筈が、何故か茂っさんやフリード達…教会住み込みの修道士やシスターの皆さんも参加しての、宴会が始まってしまいました。
…この、不良聖職者共め!
お酒が駄目だと言うカテレアに、茂っさんがドリンクを渡したりしてます。
「ぬゃ…先生、もう飲めません…」
因みにコロセルは、最初のカシオレの一口で、顔を赤くしてダウンしています。
≫≫≫
「う~む…実質的に、残り7年か。
長いのか短いのか…?」
ビールを飲みながら、染々と話す師匠。
なんだかんだで御近所さんのと触れ合いは、素で楽しんでいたからね、このヒト。
生徒会長さんの眷属の、現在高校1年生の女の子が大学卒業する時と同じく この町を去る事に、色々と思う事が有るのだろう。
「いや、それもだが、それ迄にカープが日本一に なってくれたら…
今年は3位は固いが、優勝は…」
そっち? この広島ファンは!?
≫≫≫
「ふっ…天照に下り、それから少しした後に、この悪戯者も転生者として儂の前に現れた時は、驚きを通り越して笑えたわ。」
「はっはっは! それは お互いにですぞ!ノブナガ公!」
…………………………。
何時の間にか、『幻影』の
俺は寝ようとした処をこの酔っ払いに捕まり、お酒を勧められこそしないが、話に付き合わされていた。
「こうなると転生者で構わんから、蘭丸に
信玄、義元と語るも、今ならば一興…ぞ。」
湯呑みで日本酒を飲みながら、少しだけ寂し気な顔をして話す先生。
本能寺で自害する前に現在にタイムスリップして、嘗ての家臣やライバル達、そして家族が皆、昔々に亡くなっているのは、やっぱり悲しい想いが有るのだろう。
懐かしい面々に会いたいって気持ちは、何となく解るよ。
「…しかし!
光秀と長政だけは、目の前に現れたら
絶対に死なす!!」
シャキィーンッ!
「ひえっ!」
…って、危なっ!?
急に この人、何かを思い出したの様に、顔が師匠に負けずな犯罪者面になって、刀を抜いちゃったよ!
「心配するな。
これは魔剣でなく、普通の鋼拵えの太刀…ぞ。」
「はっはっはっは!」
いーや、普通に
慶次郎さんも笑ってないで、どうにかしてよ!
≫≫≫
…そして この宴会は、いよいよ
「はい、アイザック隊長直伝!
ドレスブレイク、いっきまーっす!」
ばさあっ!
「「「いっやあぁ~ん?♪」」」
「「「「「「「おおおぉ~っ!!」」」」」」」
パチパチパチパチッ!!
…先に言っておくが俺は、伝授なんか、した覚えは無い。
酔っ払った茂っさんが、"余興"と称して、教会勤めで"裏"の事情を知っている背徳シスターの お姉さんの服を「ドレスブレイク」の掛け声と共に、下着諸共 瞬時に剥ぎ取り、生まれた儘の お姿にしたのだ。
しかも、3人一度に!
念の為に言っとくけど、この お姉さん達も一応は恥ずかしそうに おっぱいや大事な所を隠したりしてるけど、実際はノリノリ、顔は笑っています。
それを見たギャラリーの皆さん、当然ながら、拍手喝采さ!
ついでに言えば、この場には今、朱乃ちゃん達は居ない。
つまり、こういう場面で、俺の目を塞ぎ隠す娘達が、此処には居ないのだ。
金髪の お姉さんは、
眼福です!ありがとうございました!
…って、ゆーか茂っさん。その技、俺に教えろ下さい!
「は、破廉恥な…!?」
これを見たカテレアは、こういうのに耐性が無いのか、或いは何かトラウマを思い出したのか(原因は多分 俺www)、顔を赤らめて茫然としている。
「「「「「「アンコール!アンコール!アンコール!アンコール!」」」」」」
そして当然?沸き起こる このコール。
しかし、幾ら堕ちた天使が営む教会とは云え、そんなに 恥女な 自己主張が激しい女性が、何人も居る訳じゃあ御座いません。
「よーし、イッセーきゅん、朱乃姐さんやアーシアたん達を呼びましょう!
さささ、ハリーアップ!♪」
「…………。」
『Welsh Dragon Balance Breaker!
…Ichor・Drive!!!!』
…死なすぞ?!
①サーゼクス・ルシファーの地上(学園内)での名前は、漆原才治でした。
②…この後、イッセーの朱璃さん直伝【筋肉之火花/"お兄さん式"】で、フリード君は〆られました。
③尚、この宴会で潰れた不良聖職者達は、アーシアたんの
翌日の仕事には、影響が無かったそうです。
…約1名の重傷者を除いて。(笑)
【次回予告(予定)!】
「「「「「「海だぁ~っ!!」」」」」」
感想、評価よろしくです。