とりあえず10年経ちました。
特に変わったことがなかったのでなんとも言えない。家族にはきちんと理解されたし、旅行にも憑いて行ったりした。俺が憑いてることをわかってるのでそういう系統のスポットにも行ってくれたりして、俺の成長も右肩上がりだった。厄祓いのとこに行った時は、
「あっ、ここパチモンだわ。」
と、即わかったりした。
理由は簡単で、残留思念がアホみたいにあったからだ。幽霊してたら色々わかったことも多かった。神はいるとか、悪魔天使妖怪もいるとか、俺以外は悪霊か残留思念しか霊系統はいないとか。ちなみに神も悪魔も天使も妖怪も、こっち(現世と呼称)にはほとんど干渉できない、または出来てもしないことが殆どだ。
理由は現世に来ると色々削れるかららしい。知った経緯は旅行で有名な神社に行った時に俺も家族に憑いて巡ってたら、よく分からん所に拉致られたからだ。そこの神に色々と教えて貰って、なんかあげれるものないかと思い、そうだと腕をもいで渡したりした。
コレもできるようになったことの一つで、人型じゃなくなったり、触手生やしたり、実体化できる(制限時間あり)ようになったり、体(霊体)を分けて分身(経験共有・再融合可・数だけ色薄化)したりできるようになったのだ!
脱線したので話を戻すと、腕わたしたら
「これでは貰いすぎだ。余り分はこれをやろう。」
と、なんか光ってるものを貰った。なんでも権能の欠片らしい。そんなのくれていいのか、と聞くと
「良いのだ。この腕で十分の釣りが来る。それにその権能が我と同じ強度になる前にそなたはどうにかなるであろう。」
って言われて、確かに!と納得した。
そんな事を10年近く続けてたらアホみたいに強くなったね。あっち(幽世と呼称)の中でもバグみたいなやつ(例:インド神話)と真正面から小細工使いまくればなんとか引き分けに持って行けるようになった。(もちろん幽世で)
正直こんなことになるとは思ってなかった。だってあれよ、生きてた時は凡人で、死んでからは色々してたけど、そこまで強くなるなると思わないじゃん?
俺の趣味が読書だったからそれで例を出すと、10年間チョイチョイゲームしたりしながら本読み続けて、なんか知らんけど、ライオンとか鮫とほぼ対等に戦えるようになってる。分かりづらいかもしれんがそんな感じなんだよっ!(強引)
なのでもうそろそろ家族とも別れを告げて、面倒臭いからまとめて幻想種って言うけど、幽世の知り合いに挨拶したら、分身作りまくって世界中の悪霊と残留思念を喰ってから引っ張られようと思う。まあ直ぐに増えると思うけどね。
それから1年かけて別れを告げていって(ついでにできるようになった転移の楔を置いて)最後の仕事として分身大量に作って転移させまくって、せーので喰ってやった。
喰い終わった瞬間に表現出来ないほど濃ゆくなった体(霊体)を引っ張られる感覚に委ねた…。
「コイツやばいの。」