主人公は出ないですが怒らないで見てくださいネ。
〜〜〜三人称side〜〜〜
先程まで駒王学園にいたはずの四大魔王サーゼクス・ルシファーや、その妻兼眷属であるグレイフィア・ルキフグス及び学園外を護衛していた悪魔達。
堕天使総督のアザゼル、その義息のヴァーリ・ルシファー及び学園外を護衛していた堕天使達。
四大天使の長である熾天使ミカエル、その護衛の聖剣使い紫藤イリナ及び学園外を護衛していた天使達。
そして会談に出席しコカビエルが起こした襲撃の説明をしていたリアス・グレモリーとその眷属、そしてソーナ・シトリーとその眷属。
さらにその会談を襲撃しようとし、会談を行っていた部屋に転移してきたカトレア・レヴィアタン及び禍の団の魔法使いたち。
それらの者達は前触れもなく転移によってどこか見知らぬ場所へ、ある程度固まってとはいえバラバラに転移されてしまっていた。
あるものは火山地帯のような場所へ。
あるものは氷山地帯のような場所へ。
あるものは湿地帯のような場所へ。
あるものは森林地帯らしき場所へ。
あるものは濃霧に包まれた場所へ。
あるものは暴風雷雨に溢れた場所へ。
あるものはetc……。
などなど様々な場所、環境に転移させられていた。どうやら転移されたグループは同じ種族で近くにいた者、という条件らしかった。
そして運の悪いグループは突然の転移で混乱している者達を環境が、罠が、モンスターが襲っていく。
もちろん反撃や対策を行う者もいたがそれでも連鎖するように様々な出来事が彼らを襲っていく。
例えば、
火山地帯に出たものは熱や炎に対し魔法で対策をしようとしている間に、空中を飛んでいた竜種に喰われたり潰されたり息吹で焼かれたり、そばに潜んでいたスライムに焼かれながら取り込まれたり。
氷山地帯に出たものも同じように魔法で対策をしようとすれば、立っていた場所の氷の下は水だったようでそこから氷を割って出てきたモンスターに、水中に引きずり込まれたり下半身を噛みちぎられたり、そばにいた腕が四本ある熊型のモンスターに引き裂かれたり。
湿地帯に出たものは飛んで泥に足が取られないようにしようとしていたところを、カエル型のモンスターに下で絡め取られ喰われたり、トンボ型のモンスターの剣のように鋭い羽で切り裂かれたり、音もなく飛んできた巨大なハエ型モンスターに半殺しにされたあと卵を植え付けられ連れ去られたり。
森林地帯に出たものは何かをする前に大量の猿型のモンスターに取り囲まれ数の暴力で殴り殺されたり、偵察をしようとしたものをクモ型のモンスターが糸を巻き付けて捕獲し毒を流し込んで餌にしたり、音もなく忍び寄ってきていた毒が滴る鎌を持つカマキリ型のモンスターに斬り殺されたり。
濃霧に包まれた場所に出たものはそばにいた者達で対策を考えていると、なにか音がしたあと急に頭がおかしくなったように仲間を斬り殺したり、どこからともなくその場にいない仲間の声が聞こえ迎えに行ったきり帰ってこなくなったり、地面から伸びてきた粘液を纏った触手に貫かれたり。
暴風雷雨に溢れた場所に出たものは簡易的な結界で雨や風を凌ごうとしていたところを、空から雷を纏った針が降り注ぎ感電死したり、同じく雷を纏った角を持ったトリケラトプス型のモンスターに結界ごと刺し貫かれ即死または感電死したり、何も無いように見える場所で切り殺されたり、妙な音が聞こえたと思ったら両断されたり。
その他の場所でも似たようなことが起き、これらのことを切り抜けられた者の数は転移させられて来た者達の一割にも満たなくなってしまっていた……。