Fate/Wars 泡沫のパラダイムシフト   作:氏家 慷

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Fate/Wars 泡沫のパラダイムシフト 5

ここまで、カエサルは拠点を最大級に堅め、3騎士を大軍と共に、敵拠点に向かわせたが攻勢は、失敗に終わりサーヴァントも、3騎失っている。

一方、ヒトラーは大型全線基地を敵拠点の目前に構え、サーヴァント2騎を犠牲に超弩級兵器を製造し、生前の精鋭と共に敵拠点に向かわせた。

これだけを、見ればヒトラーがかなり有利に思えるだろうが、本よりローマ軍は、自分達の拠点を絶対的有利にし、降りかかる火の粉を直ぐに払えるようにドイツは、大鑑巨砲主義に基づく兵器を製造し、高火力で敵を討ってきた。つまり、現在の状況は、どちらも、生前の得意戦法を整えた段階に過ぎない。ここからが、両軍コマンダーの腕の見せ所である。

[newpage]

 

現在時刻 午後4時

女王アンへの復讐にて

 

『いや〰️、敵サーヴァントはおろかローマ軍すら攻めて来ませんな〰️。修理も完了した故、拙者超絶暇ですぞ〰️。オラッ!出てこいやローマ軍‼️

ヘイヘイ、ピッチャービビってる!

みんな、一緒にッ!』

『『『『ヘイヘイ、ピッチャービビってる!』』』』

『やかましいッ!』

『ですが、テスラ氏ここに、誰も攻めてこないのは、戦略的にも不味いですぞ』

『案ずるな、自動車道の方は此方の大型兵器が攻勢を仕掛けてきている。』

『マジでッッ!?超見てぇぇ!』

『それに、そろそろ此方の主力が到着する。

少し、遅い気はするがな。』

そうテスラがいい終えると同時に、突如、黒ひげの腹部から刃の先端が顔を出した。

『ハハハッ他愛なし‼️』

『痛ってぇぇぇ!何事だ!』

『いや、普通腹を刃が貫通したらもっと慌てるだろう。』

『拙者、この程度日常茶飯事でござる故

ああっヤンデレ美少女にだったらいいのに!』

『私を無視して、談笑するなッ』

『やかましいッ』

バゴッ黒ひげのメリケンサックがアサシンの仮面に直撃し、アサシンがよろけると顎にもう一発決め、気絶したところを、拳銃で撃ち殺した。

『容赦ないな。流石、海賊』

『いやいや、それほどでも〰️。

しかし、いくらなんでも弱すぎるぞ。

野郎共、周囲を警戒しろ!ドイツ軍も展開させろ!』

『『『『アイアイ、キャプテン‼️』』』』

『また、ザイードが調子に乗ってやられたぞ。』

『そのうち、即死のザイードって呼ばれるぞ。』

『犬死のザイードかもな。』

『まだいるか、ハアッッ!』

テスラが周囲に放電するが回避される。

『不味いな、こんな大所帯で複数のアサシンに入られると、流石にしんどい。野郎共、漫画で読んだろ!伍を作れ!』

『『『『アイアイ、キャプテン‼️』』』』

『漫画で、戦術を学んでいるのか?』

『最近の漫画は良くできてるから大丈夫でござる。それに、海賊の戦いかたじゃ被害が大きい。』

『くっ!こざかしい。さあ、こっちだ。こっちにこい。』

『アサシンごときが、いい度胸だな。うわっ!』

突如、黒ひげの手下の足元が崩れ数名船内に落下する。

『おい、なにやってんだ。このば・・』

海賊の頭に弓矢が突き刺さりバタッと倒れる。

『お頭ッ!ドイツ軍がいる部屋で謎の香が充満しています!ドイツ軍動けません‼️』

『落ち着け、今ここにいる奴らは、ここに固まれ!』

『『『アイアイ、キャプテン‼️』』』

『バカめ!いい的だ。』

『当たり前だろ。誘き寄せる為の餌なんだから。』

『なに!?』

突如、現れたアサシン2名を海賊が3人係で抑え、残り2人が切りつける。

『バカが、お前らなぞ我らの相手では、無いわ。』

『当然よ、俺が一人づつ殴って行くまでの時間稼ぎだからな。おらよっ!』

黒ひげの一撃でアサシンは顎を砕かれ、気絶したところを海賊が5人係でボコボコにする。

『蛇香と汚泥がやられたぞ。奸計どうする?うわっ!』アサシンの額を拳銃の銃弾が貫く。

『おい、何人もいるからといって簡単に死にすぎだ。全員、一撃当てたら逃げろ。撹乱させれば、適当に攻撃しても敵は死ぬ!』

『『『『了解!』』』』

『くそっ!風弓と一緒に遠見もやられた。

油針、薬師、虫飼出番だッ!』

『『『承知した。』』』

『うぁああ、何かの薬品をかけられた。熱いッッ』

『おい、ヤバイぞ水をかけても消えない。服を脱げ‼️うわっ!』

『なんだ、針が刺さったら死んだぞ!』

『おいっ気をつけろ蜂の大群がいきなり現れた。』

『海賊達、落ち着け!これならどうだ!』

ボンッッという音を立て船内の一室が爆破した。

『ラッキーだったな。可燃性だった。海賊達、毒香はこれで、吹き飛んだ。武器庫に言ってドイツ軍の武器をもってこい。』

『『『了解しました‼️』』』

『そうは、させるか!』

『やはり、出てくるんだな・・くらえッ!』

テスラの放電でアサシンが、3名死亡。

『しかし、厄介だな。こいつらを指揮してる奴は、攻撃してこないから、気配遮断が解除されない。どうする?』

『どうせ、船は又壊れたし近くのアサシンを一掃するか。野郎共、船の周りに、油と酒樽ありったけ放り投げろ!』

『『アイアイ、キャプテン‼️』』

船の周りを囲むように、油と酒が撒かれる。

『テスラ殿!』

『任せろ!』

テスラの放電で辺りが火の海になり数名のアサシンが燃えながら、姿を現す。

『これで、全員か?』

『思ったより、人数が少ないな。』

火の海の中、アサシンの一人が叫ぶ。

『ふはははははッッ!

貴様らの邪魔をすることのみが、我ら、別動隊の役目よ。お前らの所にいる。ドイツ兵は全滅し、船も大破した。我らの役割は達成したぞッッッッ!』

そう言うとアサシンは燃え尽きた。

『やれやれ、してやられたでござるな。

主力の方々の健闘を祈るでござる。』

 

中央線テスラ性装甲列車内

 

『いいぞ、黒ひげは最高の場所に前線基地をおいてくれた。各員戦闘準備を整えておけ。』

『『『『了解ッッ!』』』』

 

ヒトラーが拠点を高尾山にしたのは、

駅から近く尚且つ東京都内のみのこの戦場では、

新宿駅から、直通で最も遠いからだ。

ヒトラーは最初から、列車を拠点としようと計画し、高尾山山頂には、テスラ製品を無限に稼働させ続けるための、送電施設のみを置いている。

カエサル軍は、ここまで進行されてしまっては、もはやヒトラー軍を殲滅しきらなければ高尾山には行けず、ヒトラーの攻勢を止める事は事実上不可能となった。

と思われたが・・・

突如、線路上に大きな扉が現れた。

 

新宿駅迷宮にて

『列車ごと、ラビリンスに閉じ込めるのか?』

カエサルが、きょとんとした顔で聞いた。

『いいや、違う。私はラビリンスからの出入りは、ミノタウロス以外は一方通行しか出来ぬ様に設定した。列車が、扉に衝突しても列車は動きを止められない。衝突したエネルギーが扉に伝われば、ミノタウロスが出ようとした扉から何かが入ることになる。それは、私が立証した理論ではありえない。

詰まり、列車から扉に伝わるはずの運動エネルギーは、回折し扉を避けるように両側から前方へ流れ出す。すると、列車は前から後ろまで全て潰れるまで止まらない。乗員は全滅だ。』

『最も効率的で残酷な手段だな・・』

『君がそう命じたのだろう?』

『君を選んでおいてよかった・・・』

 

中央線テスラ製装甲列車内

 

『おい、何か出てきたぞ。どうするコマンダー。』

『こうする。』

ヒトラーは持っている端末で列車を思いっきり右に反らし、扉を避けた。だが、脱線した。列車はガタガタと音を立てながら転がっていく。

『そしてこう。』

ヒトラーがボタンを押すと列車が宙に浮いた。

『なんでも、ありだな・・』

『無限にエネルギーを供給出来るからどんなに、エネルギー効率が悪かろうと、実現できる。』

列車の下にある線路上の扉が開きミノタウロスが、現れる。

『出たぞ、サーヴァントだ。どっちがいく?』

『呵呵ッッここは、公平にじゃんけんで決めるか』

『よし、では始めるか。』

『『じゃんけん、ポンッ!』』

紫髪の騎士は拳で赤髪の中国人に殴りかかるが、それを、赤髪の中国人は払い、掌底を紫髪の騎士の胸に当て、紫髪の騎士を吹き飛ばす。

『お見事、ガハッ』

『では、いくとするかのう。』

赤髪の中国人は列車から飛び降りて、そのままミノタウロスの角を槍で突き片方の角を砕く。

『アァァアッッッアアアアッッ!』

ミノタウロスは激昂して赤髪の中国人に斧を降り回しながら、突進する。

赤髪の中国人は、斧を槍で払い、横に避けてミノタウロスの脇腹を槍で突き、ミノタウロスを吹き飛ばした。吹き飛びながら、ミノタウロスは、片方の斧を赤髪の中国人に向けて投げるが、難無く回避される。

『呵呵ッどうした、その程度か。』

『ウウッアァァァ!』

ミノタウロスは巨体を全速力で動かし、突進する。赤髪の中国人は避けようとしたが、体をミノタウロスが片腕で掴み。止まると持ち上げて

『恐いか?恐いよなー?喰われるもんなーッッ!』

ミノタウロスがそう言うと、赤髪の中国人は手刀でミノタウロスの指を切断し、抜け出して、ミノタウロスの足を槍で突き、転倒させたあと、ミノタウロスの腰を思いっきり槍で貫いた。

『ァッッアアァアアアアア!』

暴れるミノタウロスから飛び降りて、立ち上がれぬミノタウロスの頭を一突きで砕いた。

 

バーサーカー ミノタウロス消滅

 

赤髪の中国人は余裕の態度で、仲間に安全を伝えようと後ろを向き歩き出す。

すると、ミノタウロスが出てきた扉より、大量のテラが赤髪の中国人に向かって投げつけられる。

『何故だ、この扉はあの怪物の能力では無いのか!?』

赤髪の中国人は、とっさに避ける。ローマ軍のテラは扉の奥から、投げられているので、扉の前方にしか飛んでこず、難無く避ける。

『ランスロット、ドイツ軍、新手だ降りてこい。』

 

新宿駅迷宮内

 

『まさか、あのサーヴァントがあんなに強いとはな。神話の怪物を単騎で圧倒したぞ。』

『座に登録されているのだから、あのくらいは、想定内だ。現代の英雄を舐めて掛かると痛い目を見るぞ。』

『確かに、君も現代だしな。だが、なぜ迷宮が消えないんだ?』

『この迷宮と新宿駅は量子ねじれで繋がっている。新宿駅と迷宮は、形は違うが完全に繋がっているんだ。新宿駅を消滅させない限り、迷宮は残る。

ミノタウロスが死んでも開門能力と閉門能力を失うだけだ。』

『そうか、想定より良くできているな。私の拠点は、では諸君頼むよ。』

『任せろ。』

『やれやれ、私は又そうそうに戦死しそうで気が進まないな。が、今回は君に従おう。』

『ああ、頼む。』

 

中央線ラビリンスゲート前

 

『行くぞぉぉぉぉ‼️』

『『『『オオオオォォォ‼️』』』』

扉から、三人の男とローマ軍、2万3千人が現れる。

 

『なんだと!?なぜ、あんなに大軍が?兵士は1万までのはずだ!キャスターの報告では、我が軍は貴様の軍を既に7千人倒しているはず!』

 

『私のスキルで生前の友人を呼び出した。

貴様の独裁と違い、私の頃のローマは政治三頭だ。私と同じ様に、このポンペイウスとクラッススもコマンダーだ。では、行くぞ。』

装甲列車に向け2万3千のテラが投げられる。

『不味い。落ちるぞ!総員対ショック体制!』

不時着した、装甲列車にローマ軍が押し寄せる。

一番槍で、ポンペイウスが装甲列車の壁を粉砕する。そこをランスロットが待ち受ける。

『簡単には、入らせないぞ!』

ゴンッッランスロットの後頭部を突如現れた仮面の巨漢が殴り付ける。

『もう、入ってるぞ。』

『なにッ!?』

『令呪によって命じる。怪腕のゴズール

その怪力を持って不貞の騎士を粉砕しろ。』

『御意』

『誰が、不貞の騎士だ!アサシン一人に負けるか!』

『一人ではない。』

高速の影がランスロットの脇腹を切りつけた。

『令呪によって命じる。迅速のマクール

その高速を持って不貞の騎士を即座に切り刻め。』

『御意』

『だから、誰が、不貞の騎士だ!くそっ!

ランサー援護頼めるか?』

『こちらも、数が多くてな少し手間取っている。

まあ、3千人程しか打てていない。おっと、いいところにいる。覚悟ッ!』

『なにッ!待てッ!』

赤髪の中国人の拳がクラッススを吹き飛ばす。

『うわああああ!くそっ又、私だけ早死にだな。

今回は、少しは君を助けよう。

令呪を持って命じる。何処かにいるセイバー勝利せよ。重ねて、令呪を持って命じる。何処かにいるキャスター勝利せよ。重ねて令呪を持って命じる。アサシン、勝利せよ。ローマに栄光を、ポンペイウス今回は裏切るなよ?ははッッ・・・』

 

コマンダー クラッスス 消滅

 

『『任せておけ、クラッスス必ず勝利する。』』

 

『くそっコマンダーを潰しても、数は減らないか!』

『当然だ、クラッスス亡き後も私は国を納めたからな。さあ、どうするヒトラー?』

『私には、まだ奥の手があるのでな、この場は持たせるだけでいい。』

『令呪を持って命じる。ランサー、二の打ち要らずの異名を森羅万象に証明せよ!』

『承知した。』

 

二人の指導者の戦いはいよいよ、本格的に始まった。この行く末は、未だ、誰も知らない。

 

 

 

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