Fate/Wars 泡沫のパラダイムシフト   作:氏家 慷

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Fate/Wars 泡沫のパラダイムシフト 7

激しい戦乱の中、突如としてアインシュタインが現れる。同時に、先程まであった扉が消滅した。

 

『まさか、拠点が破壊されるとはッ!

総員に告ぐ。我が軍は、現在、岐路に立たされている。ここで死ぬか。ローマが勝つかだ。諸君、どちらが、良い?』

『『『『ローマに、勝利を!!』』』』

『よろしい、ならば即座に目の前にいる有象無象を殲滅せよッ!』

 

『諸君、我が軍は、数の上では圧倒的に不利と言える。だが、それがどうした?生前もそして、今も我らは、変わらない。己の全力を持って祖国の敵を排除することのみを、考えろ!回りの敵を見ろ!古代ローマ軍だ。時代遅れの武器で戦う蛮族だ!我々はそういう敵に対していつも、技術を持って圧倒するだろう?今回もそうだ!やることは、変わらない。ならば、[[rb:LOS!LOS!LOS! > 前進し続けろ]]ッッ!』

『『『ハイル・ヒットラーッッ!』』』

 

二人の指導者は、ここで勝敗が決すると踏み同時に、スキルを発動する。

『『これぞ、自らが勝ち取った権威の証

        国是のカリスマ発動ッッ!』』

 

両軍の士気が最高潮となる。

ドイツ軍は、李書文に次々と襲いかかるローマ兵を、機関銃で撃ち抜いていく。ローマ兵は、負けじとテラを投げつけるが、ドイツ軍は、機関銃を、捨てて列車内に退避すると、内側から手榴弾を投げつける。だが、李書文はそんな攻防には、目もくれず何十回と空を突いている。

『ランサー何をしているッ!』

ヒトラーの憤慨に李書文は

『先程、令呪を使われてから回りの者全てに線と点が貼り付いて見えるようになった。そうしたら、透明な人型が辺りに何十と見えたから退治している。恐らくアサシンだ!』

『なに?線と点?』

ヒトラーは、何の事かわからないといった顔で言う。

『とにかく、アサシンを倒しているんだな?

ならば、その調子で倒してくれ。』

『了解した。』

『ランスロット、そちらの様子はどうだ?』

『もういないぞ

敵セイバー ランスロットはこの怪腕のゴズールが討ち取った!』

『『『うおおおおおおおおお!』』』

敵兵は、高揚しドイツ軍に襲いかかる。

 

セイバー ランスロット 消滅

『不味い、李書文そっちのサーヴァントは片付いたか?』

大量のローマ兵の骸をあっという間に築き上げたランサーは笑いながら

『呵呵ッこちらは、あらかた片付いたかそれに見ろ!』

李書文が石をゴズールに投げつける。ゴズールは、令呪で強化されていると慢心し避けもしない。

石が、ゴズールに命中するとゴズールは内側から弾けた。それを見たマクールは唖然として固まる。

そこに、李書文は拾った剣を投げつける。マクールに剣が突き刺さると、マクールは即死した。

 

『『なんだ、今のはッッ!?』』

ヒトラーだけでなく、それを見ていたカエサルも酷く驚いた。

『この空間では、私の宝具が常時発動している。

つまりは、全てが論理的に解決される。

ヒトラーの命令で李書文は、一撃必殺であることを世界が認証した。その結果、李書文にこの世界の絶対的な生殺与奪件を与えた。直死の魔眼をだ。

早く何とかしないと伝説の拳法家が味方を皆殺しにするぞ。』

 

『なんだか、わからないがもうすぐ援軍も到着する。全力を持って敵兵を殲滅しカエサルを倒せ!』

『承知したッッ』

李書文が残りのアサシンを潰しきった。

 

百貌のハサン 消滅

 

そこへ、ポンペイウスが兵を引き連れて襲いかかった。

『そこまでだ!』

ポンペイウスが李書文に切りつける。

李書文はそれを裁き槍でポンペイウスを突く。

ポンペイウスは槍の柄を蹴り上げてそれを防ぎ、

体勢を立て直すと槍が突けぬように突進した。

李書文が、距離を取ろうとするがポンペイウスは李書文の腕を掴んで引き寄せ思い切り頭突きした。

そして、さらにそこに後ろからローマ兵5人が槍を李書文に突き立てる。

『ぐあッッ』

李書文は、嗚咽を漏らすが槍が刺さって自らの体が後ろに刺さらない事を良いことにポンペイウスの点に思い切り手刀を突き刺した。

そして、刺さった槍を掴んでへし折り後ろのローマ兵を一蹴して線をなぞり両断した。

『うっぁあ、くっ、はぁっ、かっっ

カエ・・サル・すまない借りを返したかったが、

力不足だった・・ぐはッッ』

ポンペイウスはそのまま息を引き取った。

 

コマンダー ポンペイウス 消滅

 

『良いんだ、ポンペイウス良くやってくれた。』

『カエサルよ、こちらの援軍も到着したぞ。上を見ろ!ここでチェックメイトだ。』

『いや、まだだよ。アインシュタインッッ!』

『ああ、わかってる。』

アインシュタインが手を上げると上空の海賊船は、空中で内から広がる様に爆発した。

 

ライダー エドワード・ティーチ

アーチャー ニコラ・テスラ 消滅

 

『何が、起こったんだ!』

ヒトラーは叫ぶ。

『こちらの、アインシュタインはどうか知らないが、私の居た世界では私は[[rb:物質 > エネルギー]]を操る怪物扱いされていた。無辜の怪物という奴だよ。』

『お前の居た世界?』

『ここより少し未来では、[[rb:異聞帯 > ロストベルト]]と呼ばれている。英霊の座は時間を超越しているからな。どこかの誰かが繋いだ縁で他の次元と繋がったんだろう我がマスターは、運が良い。それを私の宝具で安定させミノタウロスも呼び出した。』

『なんの、話をしているんだ!?』

『わからなくてもいい、生前からそうだった。

さて、ランサーを始末すれば詰みだな。よっと。』

アインシュタインが李書文に石を投げつける。 

李書文はそれを避けたが、李書文の横でそれは、爆発した。

『通常なら、石ころ一つでこの場全員を吹き飛ばせるが、ランサーによりダメージを与えるために凝縮させたよ。どうかな?』

『くッッ』

李書文は爆発した瞬間エネルギーの点を突いて回避した。

『面白い、君は事象の地平線と言う訳だな。

エネルギーすら押し潰せると。だが、エントロピーはその場に残っている。エネルギーがそこにあった証明だ。それにより私のスキルで時空連続体を少し前で固定できる詰まり。』

李書文の横に光弾が発生しその場にとどまった。

李書文はそれをかわしアインシュタインとの距離を詰めようとする。

『李書文よ、最後の令呪を持って命ずる勝利せよ!』

『心得たッ!』

『無駄だよ。空間にある2分のe=mc2乗×無限のエネルギーすらも私は、操れるからね。』

李書文の前を光の壁が遮り、両側から光弾が放たれる。李書文は壁の点を突き固定されるまでの一瞬で通り抜け回避した。そして、落ちている剣をアインシュタインに投げつけた。

剣は投げると直ぐに爆発し、李書文を襲った。

『もう、少しだァァァ!』

李書文はそれを無視する様に直進し、アインシュタインを槍で突く。持っている槍が爆発した。

だが、李書文はそれを承知しており横に飛んで、その閃光を目眩ましとしてアインシュタインの横腹を手刀で突き刺した。

『うぁあああ!だが、詰めが甘かったな。

カエサル!』

『任せろ。冥府への道を振り返り我がもとに馳せ参じよ!アインシュタイン!』

消滅仕掛けたアインシュタインの霊基はカエサルの前で再生した。

アインシュタインを追って李書文が手刀を再び繰り出そうとするが、李書文の腕が破裂した。

『なにッッ!』

『無駄だよ、君と闘ったのは令呪を使いきらせる為だ。エーテル体であるサーヴァントはいつでも破壊出来る。』

アインシュタインがそう言うと李書文とヒトラーが、四散した。

 

コマンダー アドルフ・ヒトラー

ランサー 李書文 消滅

『これで、やっと終わったな。』

『ああ。では、去らばだ。』

『なに?』

 

コマンダー ユリウス・カエサル 消滅

 

『マスター、計画通りだ。私を、計算に入れないために、こちらの数を1騎多く設定してくれた事に感謝する。両軍とも不正に気付かなかったがな。

それほど、激しい攻防だった。』

『いえいえ、あなたと共にでなければ根源へ至れ無いので。では、呼び戻します。』

アルバート・ショーペンハウアーは端末を操作し現実へアインシュタインを呼び戻す。

 

さあ、ここから歴史が変わる人類は今、さらなるパラダイムシフトを迎える。私は成功したんだ!

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