教会では祭祀が戴冠の手筈を整えていた。あとは異議を唱える者はいないかの確認だけである。勿論その場は静まり返っている。
「それではゲームの勝者、空殿を国王とするが異議を唱える者はいるか?」
「異議…あり。」
「俺らは二人で一人のゲーマーだ。国王は二人にさせてもらう。」
禍音の義母、ティアラ・ニルヴァレンは魔法で老人に変装して
「不可能だ。」
「え、なんで?」
「十の盟約で『
そう言う祭祀の顔を殴ってやろうかとも考えたがここはそのまま異議を唱える事にして手をあげるティアラ(老人に変装中)。
「一つ…聞いてええかの?」
「ん?どうした爺さん。」
(せめて婆さんと言って欲しかったわ…)
「十の盟約に『
「あ…………」
「うん、明記されてないよね。だって十の盟約では“【七つ】集団における争いは、全件代理者をたてるものとする。”とは言っていても“二人じゃいけない”なんて書いてないよ?」
そのあと祭祀は魎魏に殴られかけたが十の盟約で思い切り防がれた。
⦅エルキア城⦆
「クッソ…マジであのジジイのおかげで空達兄妹で国王に出来たよ…」
「ジジイとは何じゃジジイとは…」
「あ、爺さん。お疲れさん。」
ティアラ(老人)が近寄り魎魏と空が爺呼ばわりすると禍音は不愉快そうに眉を潜めた。
「どうかしたのか?禍音。」
「人の親に“ジジイ”とか“爺さん”とか言わないで貰っても?」
「え!?このジジイお前の親!?盛ってんなジジイ!!」
「……さっきから人が魔法で変装してれば貴方は…女性にジジイは酷いんじゃない?」
ティアラはそういうと変装を解いて魎魏の頭をグーで殴った。ついでに空のスマホのメアドを自分のスマホに登録する。
「え…
「これはこれは…」
「にぃ…写真の
「あの人はフィールって言うらしいよ?」
予想外のティアラの登場にみんなそれぞれの反応を示したが特に魎魏は頭を抱えながら驚いていた。ちなみにティアラから空のスマホに送られてきたプロフィールには絵文字で小躍りすると言う器用な芸当をしていた。
「絵文字可愛い…」
【内容(最終文):よろしくね〜ヽ(*^^*)( *^^)( *^)( *)( )(* )(^* )(^^* )(*^^*)ノ】
「女子力高いな禍音の義母さん。」
「私のお義母さんだからね。<(^-^)>」
ティアラの女子力に胸を張る禍音であった
ティアラの絵文字
ヽ(*^^*)( *^^)( *^)( *)( )(* )(^* )(^^* )(*^^*)ノ
可愛い(笑)
それでは皆さんまた今度。