来年も頑張るぞー!
「さて、この者、クラミー・ツェルにもう挑むのはおらぬか?」
そう司祭が告げ、辺りをキョロキョロと見渡す。か、しかし暫くしても立候補者がいない。至極当然である。連戦連勝。ずっとそう言う形で勝ち上がってくれば権利を持っていない、もしくは権利があってもどうせ負けるだろうと言う気持ちができてしまっているので挑戦者もいなくなると言うものだ。司祭はそれを確認すると口を開いた。
「それでは今、この時をもって、次期国王、人類種の全権代理者をこの者、クラミー・ツェルに....。」
その時クラミーは扉に視線を向ける。
「戴冠させ「意義ありぃぃ!!!」」
突然扉が開けば新たな咆哮が戴冠の邪魔をする。そこにいたのは異世界人の
「意義あり!とっても意義ありありです〜!」
「なんだ貴様らは!」
「え?通りすがりの一般人その壱。」
「通りすがりの一般人…その…弐?」
「私はそのどうはn「あら、三人ともやっと来たのね?来ないのかと思って逆にヒヤヒヤしたわ。」扱いがひどいですわ…(泣)」
「それで?要件は国王になるためにここにきた、かしら?」
「まぁエルフに媚びてる娘に国王になられてもねぇ…あ、俺は一般人その参ね?」
もちろん一般人その参こと魎魏の言葉に周りの大人(子供もいるかもしれない)からざわめきが起こる。
「何っ!?エルフだとぅ!?」
「許さぬ!」
「kawaiiに罪なしっ!!!」
…………最後のは放っておいて…と、まぁこんな感じで後ろでガヤガヤと騒ぎ立て始めた観客(ガヤ達)を尻目に空は、白に合図を送る。
(いたか?)
そして白は眉間に皺を寄せて「いない」と合図を送る。しかしここで空の視界には救世主が見えていた。先日ひょんな事から仲間になった禍音だ。彼女はエルフを見極められたらしく白に手話で「い・た・よ」と合図を送っている。空は目線で「白の合図とともに目立つように頼む」と言うと大きな丸を描いた。空はこれは確実だ、と安堵しながら口を開く。
「だからさぁ、例えばそこの
と、台詞と同時に指差したその先には、姿を表し、禍音にフードを没シュートされている
「....へぇ。何処にでも居そうな
「ほー。咄嗟についた嘘にしては悪くねぇじゃん。」
「いや、案外想定済みだったりするぜ?まぁ関係ねぇんだったら追ん出してもOK?」
「構わないわ。」
禍音は老人を労わるかの様に背中をさすりながら外へ出して行く。ちなみにその途中で
「…禍音…
「あとで送ってもらおっと。」
まぁそれを見送る間白と魎魏が関係のない話をしていたのは別の話。
「んじゃ、game startといきますか?」
「えぇそうね。でも、せっかくの最終決戦よ。なんなら、国王になるにふさわしいゲームの方がいいんじゃない?」
「ふーん。十の盟約その五『ゲーム内容は、挑まれた方が決定権を有する』か....。いいぜ。受けてやる。」
「おっとここでクラミー選手の『カリチュマ』が炸裂するか!?」
二人で真面目にゲームの話をしていると後ろから馬鹿馬鹿しいナレーションが入ってきて司祭と魎魏本人以外はすっ転んだ。
「もうっ!ペース持ってかれちゃうじゃない此奴なんかに!」
「一般人その参っ!『カリチュマ』ってなんだよ!?」
…………とこんな感じでgdgdと決戦の幕が切っておとされたのであった
用語解説のコーナー
かりちゅま
・・・本来カリスマ性のある人物が、何かしらの理由により精神的に幼くなった状態のことを言う。カリスマブレイクとほぼ同意義。
詳しくはPixiv百科事典にて。
良いお年を!