BADEND嫌いで百合好きな男が奔走します(連載版)   作:死灯

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前回投稿した短編の連載版という形で書かせていただきました。駄文ですがどうぞよろしくお願いします!!(土下座)


双翼の片方(攻め)の方と出会いました。

「ふぅ〜…いやぁやっぱシンフォギアは最高だなぁ」

約3日の休暇のうち1日をノンストップでアニメとライブDVDを見て満足気にソファでゆったりと寛ぐ。

休暇の全てをシンフォギアに費やしたのは最高だ。

フォニックゲインでみーたーさーれーるー。

「さぁ…昼ごはんでも買いに〇ブンでもいきますかっ…。」

立ち上がった瞬間に視界は暗転し急に呼吸がしづらくなる。胸に激痛が走り、体の末端から感覚が徐々になくなっていく。

おいおいマジかよ。こんな所で死ぬなんてヤダなぁ…まだXV放送されてねぇし昨日届いたかなつばの百合本見てねぇよ。

あぁ………悔しいなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気がつくと胸の痛みは消えていた。

あれ?死んだと思ったが体の感覚はあるのでどうやら死んだわけではないらしい。

しかし、体がやけに重いぞ。

視界もはっきりしないし…いや、これ見えてないんじゃなくて暗くて見えないのか。

マジかよ…夜まで寝ちまってたのか?

口の中なんかじゃりじゃりするな…はっ?ちょっと待て、まさかここって俺の家じゃない!?

冷静になり辺りを目を凝らして見回すとビル街の裏道のようなとこだった。

「なに俺夢遊病だったのか…!?」

見知らぬ場所で目が覚めたとか笑えねぇよ。

財布もないし…あれ、これ詰んでね?

朝からなんも食ってないからお腹減って動けないし。

「おいっ!君!大丈夫か?」

「とりあえず…食い物と水…くれ」

 

 

 

 

 

「はぐっ…マジで…もぐもぐ…助かったわぁ一時はどうなると思っててさ。」

アンパンと牛乳とか大したものじゃないけど上手すぎ!!

やっぱ空腹は最高のスパイスだな!!

「こちらはびっくりしたぞ。いきなり人が倒れていたからな…それにしても行き倒れか?」

「んっ?まぁ…んぐんぐっ…そんなとこ…ごきゅっ…かなっ?」

「そうか…あっ、すまない電話が鳴ってしまった。なんだ…?そうか…内閣府はどう判断を?…なるほど直ぐに向かう。」

「内閣府…お役人さんかあんた?」

「そのようなところだ…すまないが俺はこれから仕事なのでね。」

「アンパンあんがとよ…この例は「いや、君のような少年に報酬を求められるほど私は堕ちてないよ…ではな!」おい、ちょっ」

行っちゃったよ…暗がりで顔は見えなかったけどなんか聞いたことがあるんだよなぁ…。

そういえば少年って言われたけど俺21だぞ?

まぁ…暗がりだからよく見えなかったと考えて俺は路地裏から出る。

路地裏から出ると眩むような夜に輝くネオンにある文字がデカデカと書かれていた。

そうツヴァイウィングオリコンランク1位と。

「つ、ツヴァイウィングだとぉぉぉ!?」

いやいや待て待て待てツヴァイウィング!?つばかなじゃないかっ!!つーことはここはシンフォギアの世界なのか…!?ヤバいじゃんシンフォギアって下手をすれば死亡フラグ満載の世界…いや、待てよ?

未来を知っている俺なら歴史をかえられるのでは…。

しかし、天羽奏があそこで戦わなければ奏者として立花響が生まれることはない。

そうなればフィーネは月の破壊を阻止できない…。

しかも俺は全ての事件が起こる顛末は知ってるがいつ起こることや詳しい情報はほとんど握ってないし問題が多すぎる…。

「さすがに無理か…。それこそシンフォギアみたいな対抗手段があれば…。」

いや、一つだけ心当たりがある。

『完全聖遺物』。

デュランダルやネフシュタンの鎧等の現存する完全な状態の聖遺物なら或いは流れを帰られるかもしれない。

ただ、それでも分の悪い賭けだ。

「ダメか…そもそも完全聖遺物なんてどこにあるのかって話だよな。」

ポケットの中にとかあったりしてな…んっ?何か入ってるぞ?

「なんだ…DX版ガイアメモリか…使い物になるわけないだろ。せめてダブルドライバーなきゃ意味ないじゃないか…」

今俺が手に持っているこのUSBメモリのような形をした物はガイアメモリと呼ばれ仮面ライダーWという作品で登場した変身アイテムだ。

それでこれはそのアイテムをモチーフにした玩具である。

「よくある二次創作じゃ転生して特典とか貰うんだが…。さすがに無理ゲーすぎて草も生えねぇな…。」

死ぬのも嫌だし、痛いのも嫌だ…。

だけどなBADENDは妙に納得が行かねぇんだよ。

奏さんが生きてたらなぁ…かなつばは勿論のことひびかなも実現するんだよっ!

そしてキャロルちゃん!マイナーカップリングと思われがちだが…理にかなってるだろ!響が母性(物理)でキャロルを包み込む…くぅー!最高だ!!

 

 

 

 

 

いやいや、落ち着け俺。今の文無しの状態じゃホテルにも泊まれないしネカフェにもいけないな。

うーん…どうするべきか。

盗むのはさすがになぁ…犯罪だし。

それで捕まって前科持ちとかシャレにならんないしなぁ…。

こんな時にノイズなんて現れたら…。

『ビー!ビー!ビー!ノイズ警報です。発令地域の市民の方は直ちに避難してください。』

はい!フラグゥゥゥ!!

逃げるっていってもどこに逃げればいいんだよっ!

なんでも回収すればいいってもんじゃないからね!ほんと!!

そうこう悩んでいるうちにノイズが目で見える距離に来てしまった。

「しまっ!?」

「Croitzal ronzell Gungnir zizzl(人と死しても、戦士と生きる)」

この聖詠は!!

上空を見ると赤毛の少女が鎧を纏ってノイズを槍のような武器で叩き斬る。

「なにボーッとしてやがる!はやくにげろっ!」

「す、すまない!!」

慌てて俺は逃げた。

女の子が戦ってるのに…。

死んで欲しくない娘が戦ってるのに…。

力がないからと理由つけて逃げた。

「あぁぁっ!!ちくしょうぅ!!」

どこから現れたのか目の前には3体ほどノイズが出現してこちらに向かってくる。

「クソっ」

ノイズは容赦なく俺の左腕を握ろうとした。

俺は避けようとしたが指先が当たってしまい炭化していく。

その瞬間俺は死を直感した。

少し前に味わった感覚を奪われていく感覚。

「おいっ!!ーーーーかっ!!ーーきーーのをーーなっー!!」

せっかく奏さんが俺に声をかけてくれてるのに耳がイカれて何も聞こえやしない。

あーあ…こんな美人に看取られるなら…それも…ありか…な。

 

 

 

 

 

 

 

 

本当にそれでいいのか?

否だ。

まだ救うべきものを救ってない。

覆す運命を変えてない。

だから……死ぬことはまだできないっ!!!

 

 

『JOKER!!』

 

聞き覚えのある音と共に体が軽くなる。

黒いアーマーに赤い目。

そして特徴的なV字のブレードアンテナ。

俺は仮面ライダーWに登場する仮面ライダーJOKERへと変身していた。

「おいおい。マジかよ…でもこれならあの子を助けられる!!」

ノイズとは位相差を利用して通常の攻撃を防ぐもの。

この仮面ライダーの力はこの世界の理とは違う。

だからこそこの力ならノイズに対抗できる………たぶん。

「あんた…その姿はなんだ!?」

「俺は『仮面ライダーJOKER』…。」

変身できている理由は分からないし今はそんなことを気にしてる暇はない。

すぐに近くにあるノイズに殴りかかるとノイズだけが炭化してあっけなく消えた。

「これなら戦えるっ!嬢ちゃん手を貸してくれ!」

「なんだかよく分からないけどわかった!」

一体、二体と殴り倒していくが拳というリーチの短さ故に奏よりは明らかにノイズを倒すのに時間がかかる。

しかもどこから現れたのかノイズの量が増えているような気がしてならない。

「こうなったら!」

ベルト部分にあるガイアメモリを腰部のベルトに着いているマキシマムスロットに差し込む。

『JOKERMAXIMUMDRIVE!!』

右の拳に紫色のオーラが集まりノイズへと殴りかかる。

「ライダーパンチ…。」

紫色の衝撃波が大量のノイズを包みノイズ達は炭化して消えていく。

ノイズを倒し一息つくと奏がこちらに話しかけてきた。

「あんた…仮面ライダーって言ったっけ?まず礼を言うよ。さっきのは私でも結構やばかったからね。」

奏さんに褒められたよぉぉぉ(歓喜)

「あっ…あぁ。」

無理無理彼女いない歴=年齢の俺がこんな可愛い美人に普通に接するなんて無理だから。

「なんだよ歯切れ悪いなぁ…でもあんたほんとに何者だよ。私みたいな装者じゃないのにノイズと渡り合えるなんてその力はなんなんだ?」

答えられない。

だって分からないし。

「だんまりか…まっ、訳ありってやつかね?さっさと行きな旦那がこっちに来たらあんた逃げられなくなるよ?」

OTONAはヤバいです。

早く逃げなきゃ!!(迫真)

 

 

 

 

 

 

奴を逃がして数分に旦那から端末に通信があった。

『奏くん!あの黒い戦士はどうしたっ!』

「すまねぇ旦那、逃げられちまった。」

『仕方ないか…迎えをよこすから指定の回収ポイントで待っていてくれ。』

「へーい…そういえば翼の撮影はどうだった?」

『彼女ならちゃんと仕事を終えて今はこっちの待機室で君を待っているぞ。』

「そっか…わかったよ。」

『では切るぞ。』

「りょーかい。」

端末を切り私は先程まで共に戦った戦士の名前を思い出す。

(仮面ライダーねぇ…。)

避難させた男の子がまるで少年が観るヒーローの姿に変身した時は驚愕した。

(あの時にもあんなヒーローがいたら私も変わってたのかね。)

自嘲気味な笑みを浮かべながら私は指定されたポイントへと移動する。




〜後書きの部屋〜
奏「そういえばあんた名前なんなの?」
主人公(仮)「さぁ?…って仮ってなんだよ!?」
作者「忘れてたよ(´>ω∂`)」
奏・主人公(仮)「「ウザっ!!」」
翼「そんなことより早く私を出させてくれないか!!」
作者「翼さんの出番は次回だから…たぶん」
翼「この私の剣の錆となりたいのか?」
作者「ちゃんと書きますっ!!!」
主人公(仮)「さてさて次回はどうなるのかね」
奏「次回をお楽しみにってね!」
主人公(仮)「それ俺の台詞!」
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