BADEND嫌いで百合好きな男が奔走します(連載版)   作:死灯

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奏「そういえば私の出番少なくないか?」
それは序盤ですし…すいません( > < )
主人公(仮)「おぃぃぃ!!早く翼さんと奏さんの絡みよこせやァァァ!!」
俺だって早く百合百合させたいんだよっ!!でもなぁ序盤だからちゃんとしないといけないんだよっ!ひびみくもかなつばも早く俺だって見たいわチクショー!!
奏(うわー…こいつら面倒臭いオタクだ。)


無印のラスボスに拾われました

なんとか逃げ切ったが…どうやって変身解くんだろこれ。

とりあえずガイアメモリをロストドライバーから抜いてみて数秒経つと変身が解けた。

「よかったぁ…このままあの姿だったらヤバいやつじゃん。」

出落ちコスプレおじさんとして後ろ指刺されるのは勘弁してほしい。

しかし、これからどうしようか。

文無しの宿無しいい事無しだぞ。

ノイズには襲われるしOTONAには追いかけられるわ。

とりあえず金がないのはまずい。

どれくらい不味いかと言うと融合症例の響が全身結晶状態になりそうなくらい不味い。

この文明社会において金がないのはいくらなんでもシャレにもならないのだ。

「住み込みのバイトとかないかなぁ…。」

ぐぅ〜っと腹の虫がなってしまいさっき戦ったせいなのか脱力感と空腹感に襲われる。

「ヤバっ…意識が…。」

「ーーーぃーーだーー。」

なんか聞き覚えのある沢城みゆきVOICEが聞こえたような。

そのまま俺の意識はブラックアウトした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気がつくとベッドの上に寝かせられていた。

「どうやら目が覚めたようだな?」

そこにいたのは金髪のグラサンをかけた女性がいた。

待ってこれ…フィーネじゃね?

沢城みゆきVOICEでこの金髪でかなり特徴的な髪をしているのってフィーネしかいませんよね!?

アィェェエ!?フィーネ!?なんでフィーネ!?

「助けてくれてありがとう…。」

「別にお前にお節介を焼くつもりで助けたつもりではない。こちらにも事情があるのでな…。貴様の持っていたあのUSBメモリみたいなのはなんなんだ?」

「あれはですね…俺の持っていた玩具でですね〜。」

「とぼける気か…?まぁいい。」

いや、それただのDX版ガイアメモリですよ。

とぼけないよ?

おじさんの言ってることはほんとだよ。

「貴様には私の実験につきあってもらうぞ?面白い聖遺物をもっているしな…。」

モルモットなんて嫌なんですけど。

しかしここでフィーネと繋がりを持つのは悪くはない。

クリスちゃんとのコンタクトがここで取りやすくなるし、いざという時に間接的にFISのマリアさん達と関わることができる事が出来るかもしれない。

「ほぉ?…喚きも叫びもしないとはな。しかし私としてはそういうのは面白くないのだが…。」

フィーネはこちらをひと睨みして俺の頬をなでる。

「また黙りか。忌々しいアレを持つ貴様には相応の苦しみを味わって貰うぞ?」

アレ?そんなヤバそうなものガイアメモリくらいしかないけど…そんなわけないよな?

「あれってなんなんだ?アンタが言っている事は理解できないんだけど?」

「貴様っ!!ふざけるなっ!!あれだけの事を起こしておいて知らぬ存ぜぬだと!?」

めっさ怒ってるよこの人。

何かしたの俺?

やばくなーい?(ギャル風)

とりあえず謝っておきましょう。

「す、すまない…本当に覚えがないんだ…。数時間前から記憶が無くて困ってるんだ。」

「記憶が無い…だと?そんな嘘を信じると思っているのか…いや、しかしあの時の戦闘はあまりにも素人に毛が生えたくらいだったぞ。それに出力も遥かに落ちていたし…その可能性はあるのか?これは検証してみなければならないな(ブツブツ)」

なんかフィーネ独り言多いんだけど…なに思春期なの?

ぶつぶつと言いながら部屋から出ていってしまった。

「えっ?俺放置?」

周りを見渡すと部屋は簡素な作りでベッド付きの1LDKの部屋のようだ。

とりあえずおにぎりとお茶はあったので食料はもんだいなさそう。

というかフィーネって〇ーソンいくんだな。

あっ、おにぎりシャケじゃん。

意外とまともなの選ぶわけね。

「シャケおにぎりうまっ!やっぱおにぎりはシャケだよな〜…んぐっ…ごきゅごきゅごきゅ。」

一心不乱におにぎりを堪能していると突然扉が開いた。

「おいっ貴様それを食べ終われば私の実験に付き合って貰うからな?」

「実験?」

「戦力調査というやつだ。私は貴様の能力に深く興味があるのでな?」

戦力調査…ノイズとか戦わせられるのだろうか?

まぁ、錬金術師とかオートスコアラーとかと戦わせられないだけまだマシか。

「一宿一飯の恩義ってやつだ…まぁ付き合いますよ。」

「移動の時は目隠しをさせてもらう。脱走されては困るからな。」

ちっ、土地勘がなきゃ脱走するのは危険だな。

暫くは言うことを聞くしかないな。

 

 

 

 

「目隠しを取るぞ。」

目隠しを取るとそこはまるでプラネタリウムのような部屋だった。

「ここは?」

「仮想現実化装置と言ってな…まぁシミュレーターのようなものだと理解すれば問題ない。シミュレーターと

いっても出てくるノイズはほぼ本物に近いからな。油断すれば命を落とすぞ?」

うわー。この人、他人事だと思ってニヤついてるよ。

「それではこいつは返しておこう。」

フィーネはDX版ガイアメモリをこちらに投げる。

「では状況を開始しよう。」

ぞろぞろとノイズ達が突如出現しこちらにゆっくりと向かってきた。

普通のノイズとは違い色が灰色なのでさしずめ『ダミーノイズ』といったところか。

そういえば…あの時にどうやって変身したんだっけ?

そんなことを考えていると手にはロストドライバーがあった。

「どっから出てくるんだよこれ…まぁ、いっか。」

ロストドライバーを腰につけるとベルトが展開され腰に巻き付く。

もう一方の手に握られているガイアメモリのボタンを押すと音が鳴る。

『JOKER!!』

ドライバーにガイアメモリを挿しこみポーズをとる。

「変身っ!!」

『JOKER!!』

軽快な音楽とともに黒いアーマーが展開され俺は仮面ライダーJOKERへと変身した。

前回の変身とは違い心無しか体軽いような気がする。

「ふんっ!!」

目の前にいるノイズを殴ると一瞬で数体が消滅した。

「戦えるっ!これなら渡り合えるぞっ!」

「調子に乗っているようだが今のは雑魚だぞ?」

マジかよ。

まだ戦い慣れてないから難易度上げるのやめて欲しいんだけどなぁ…。

すると今度は俺の身長の何倍も大きいノイズが3体ほど出てきた。

「三体ならなんとか…げっ!?」

なんとそのノイズからは先程倒したノイズと同型のノイズが数十体と出てきた。

「頭を倒すのが先決なんだけど…そもそも辿り着けやしない。」

MAXIMUMDRIVEを使えば行けるか?

いや、ライダー的に開幕必殺技ぶっぱってどうなんだよ。

地道に近づくしかないですかね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これで終わりだァァァァ!!!!」

ガイアメモリをドライバーから引き抜きマキシマムスロットに差し込む。

『JOKER!!MAXIMUMDRIVE!!』

「ライダぁぁぁ…パンチぃぃぃ!!!」

MAXIMUMDRIVEで最後のノイズ数体をなんとか倒し地面に倒れる。

「はぁ…はぁ…はぁ…きっつい。」

フィーネあの野郎途中からノイズを増やしやがってガチに殺しにきてたじゃないか。

マジでスタミナ切れで途中で何度か倒れそうになっていた。

「今日の実験はとりあえず終わりだ。部屋に戻るので目隠しをつけるぞ。」

えっ?

今なんて言ったの?

『今日の』って聞こえたんだけど気のせいかな?

もしかして毎日これをやるのか。

ちょっとそれはブラック過ぎじゃね?

「何か文句あるのか?」

いえ、ないです。すいませんでした。




主人公(仮)「おい作者。俺言ったよな?名前考えとけって。」
はい。イイマシタネ…(目逸らし)
主人公(仮)「でっ、今回名前は?」
出てきてません…(正座)
奏「まぁまぁ、そんくらいで許してやりな?」
主人公(仮)「……まぁ、奏さんがそう言うなら。」
よかったぁ…。
奏「そのかわり翼のそろそろ出してやれよ?」
翼「常在戦場常在戦場常在戦場常在戦場常在戦場常在戦場(ブツブツ)」
翼さんが血走った目で天羽々斬を構えてるぅぅ!!?

奏「あーあ、しょうがねぇなぁ…次回もお楽しみに!!」

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